Cランク作品群
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ここは俺が時間の無駄、または役に立たなかったと思える地雷作品群です。
俺とまったく価値観が違う人にはもしかしたら良作があるかも。

あいあん・めいど〜恋のご奉仕大作戦〜【TOUCHABLE】
高校卒業後の春休み、富豪の主人公の下へ様々なメイドが集まる。父の代に恩を
受けたからとか、元々いるからとか、主人公の側にいたいからなど様々だけど
個性溢れる面々。両親は海外出張で一ヶ月いない。そんなハーレムな生活の中
様々な「ご奉仕」を受けるのだった。

メイドもスミスミ氏の絵柄も好きで購入したのだが……う〜ん、微妙。いやね
各キャラの設定はいいし、確かに可愛い。性格もまぁ無難なポイントをついて
いるし、設定もエロゲーらしく直球勝負な舞台。システムも分岐もさして複雑
ではない。メインヒロインである絵梨奈はやきもち焼きで、他の女の子とばかり
いたら一回お休みとなる。だが他の女の子とする事により、それを絵梨奈への
プレイに反映させる事ができるので、寄り道も必要なのだ。

ストーリーはあってないようなもの。最初に五人集結したら、あとはひたすら
誰と行動を共にするか昼と夜に決めて、個別イベントを楽しむ。メインの物語と
いうものはない。ただひたすら、甘い日常が続く。

エロの数は多いし、一度覚えたエッチは好きなように選べる。また何度したかに
よって、感じる様子も変わってくる。この辺は俺の好きなシステムで問題など
無いのだが……逆に言えばここが最大の問題点でもあった。

エロの数が多い分、一回一回の長さがすごく短い。

なんかねぇ、ひどく物足りないんですよ。長さも短ければ、イベント自体もそう
エロくない。スミスミと言えば触手だが、それが不足してるからか?無難だが
何もかも中途半端で物足りなかったのは否めない。

作風としてはコミカルで、重い展開も無いから気楽に楽しめる。こう言っては
結果論なのだが、種類が多いよりはワンシーンを長くして欲しかった。それが
あれば化けたんだろうけどねぇ。


ふたなりクリニックカルテ#2佐渡夏樹
第一弾として発表された続編物である。前作のラストに夏樹がクリニックにて
エッチされてから、どんどん快楽漬けにされていく。しまいには、ふたなりに
させられる。迷う夏樹に悪友が襲い掛かってきたりする中、夏樹が選んだ道は
どういうものか……。

前作と同じように、これだけである。またもボリューム不足。いや、前作より
そう感じてしまうのだ。春日と違って、夏樹の場合はバックグラウンドが割と
確立されているため、物足りなさも大きいのだろう。名家の子女でありながら
その環境に対する寂しさ、悪友との付き合い、裏切り、春日や女医との快楽に
対する思いなど、結構多い。だがそのどれもが簡単にしか書かれていないため
あれ、これで終わり?と思ってしまう。

そして相変わらずモザイクがでかい。昔のAVみたいにでかい。これはさすがに
何とかしてくれないかねぇ。無修正にしろってわけじゃないが、何も見えない
ってのはさすがに時代にそぐわないだろう。イリュージョンの六角棒じゃある
まいしねぇ。


ないしょのティンティンたいむ【BLUE GALE】
可愛いと評判の亜依だったが、頭はさほど良くなかった。なので頭がよくなる
薬をもらうためマッドサイエンティストの沙紀のとこから薬をもらったのだが
それは目的の物とは違っていた。熱にうなされ翌朝、亜依の股間から男性器が
生えていたのだった。

ふたなり物であり、レズゲーみたいなものでもある。男キャラ出てこないから
ねぇ。まぁ、痴漢されるシーンはあるけど、ありゃ厳密にやってるとは言わぬ
から、ノーカウント(笑

まぁ亜依は女の子からモテモテ。特に親友の理奈なんかは亜依のそれを喜々と
して触ったりするのだ。となると亜依だって理奈に……とはいかないんだよな。
そこがこのゲームの最大の欠点だった。

男と付き合った事が無く、どこか潔癖症の亜依は性欲というものに汚れを感じて
いるため、並大抵の事ではエロに興味を示さない。貞操が固い女の子ってのは
好感が持てるが、行き過ぎたらマイナスポイントである。エロゲーの主人公で
あるなら、なおさらだ。なので一応エロい事はしても淡白だったりするし、また
特殊なプレイも無い。尺も短い。これではいかんのだよ。

また頭が悪いキャラのはずなのに、作中ではよくうんちくを言ったりもする。
それがまた結構細かいものもあるので、どうもキャラに一貫性が見えなかった
のも、評価を下げている原因である。絵は可愛いのにねぇ。


パラノイア〜狂気の闇〜Standard Edition【ZERO】
主人公はリストラされた会社員。その腹いせに自分をクビに追い込んだ女達を
監禁して、ひったすら陵辱していくゲームである。ストーリーはこれだけだ。
と言うのも、作中こういうストーリー全く関係無いんですよね。だってずっと
陵辱してるだけだし。

調教部分ではムチや蝋燭の後が残るので、なかなか楽しい。微妙に各自感じる
ポイントも違うし、反応も細かいしね。おまけに個々人のクリアは非常に簡単
である。と言うか、そいつだけを何も考えず調教していれば終わるしね。まぁ
その点、特殊調教なんかは見つけにくくてイライラしたけど……。

このゲームが俺にとっていまいち気に入らなかった理由は主人公である。彼は
いつまでたっても自分のやりたいようにヒロインを陵辱するだけ、そこに一片の
愛情なんか無い。ヒロイン達は快楽により徐々に心を開きつつあるが、主人公は
そんなのおかまいなし。出したい時に出す、叩きたい時に叩くとやりたい放題
である。清々しいと言えばそれまでだが、これがちょっとね。

別にラブラブになれとは言わない。しかしそこに一片の愛も無いと、調教とは
言えない気がする。俺の中で調教とは相手を高める行為だと思ってる。ひたすら
陵辱するのは拷問であり、拷問は好きじゃない。エロくないしね。

そのため、調教していてもさして面白味が感じられなくて残念だった一本だ。
コンセプトは好きなんだけどねぇ。


カスタム隷奴V【Kiss】
やっぱり誰でも考える時があると思うんですよ、自分の理想の女を犯したいと。
まぁ現実でそんな人と巡り合うのは難しいし、それが叶ったとしてもやりたい
事ができるかと言われれば話は別である。だから人はエロゲなどに走ったりも
するのだが、そこでも完全に自分好みの容姿に巡り合う事は少ない。

本作はそうした願望を少しでも晴らせるものとなっている。と言うのも自分の
好きなように女の子を作れて、彼女達を調教する事ができるんですよ。いやぁ
そのため俺なんかは青髪ロングばっかり作っちゃって、似たようなキャラばかり
である。それもまたよし!

ストーリーはあって無いようなもの。組織に奪われた妻を奪還するため、組織に
調教した女を奉納しては貢献度を上げて妻を取り戻すというのだが、そもそも
妻は調教できないし、たま〜にしか見れないので何の思い入れも無い。ここが
残念だったなぁ。妻いらねぇじゃん!

また調教も使い回しのCGが多かったし、何より一回一回の尺が短い。これは
調教が淡々としたものに見えて、残念だった。おまけに処女だから特別調教が
できるって事も無かったし、何より致命的だったのが職業。職業を選択できる
くせに、調教ではどいつもこいつも全裸。一体何のための職業なのか、俺には
わからなかった。着衣ありのエッチにしろよー。

おまけに初々しさが徐々に下がっていくのだが、無くなったら調教できないと
言うのもゲームの幅を狭めている。大体快楽系やアナル系などどれか一つでも
極めたら他の事ができないなんて、つまらん。そのため、キャラに愛着が何も
わかないので、理想にもなれぬヒロイン達が量産されるばかり。

V単体だけならば、ひでぇ凡作と言えよう。ずっと調教できりゃ、かなり違う
評価もつけられたんだけどなぁ。


姫調教 歪みきった愛のカタチ【朕ソフト】
なんかフタナリものでもないかなぁとネットサーフィンしてたある日見付けた
のが、これだった。同人だし安いしいいかぁと。同人と言っても絵は綺麗だし
声もあるみたいだし、いいねぇ。

……なんてのはプレイしてみて、評価を覆された。確かに上記にあるエロさや
声はあった。しかしあんだけデカデカとオープニング画面に描かれてあるアルの
エロシーンは少ない。おまけに全然ターゲットから外れまくってる八歳の子供が
エロシーン多い……そ、そういうゲームだったのかこれ。けれども調教と言う
からには色々できるんだろうよ!

眼球に射精するのは、調教とは言わない気がする。おいおい、これってあれか
拷問メーカーたっち〜の流れを組んでるのか?おまけにストーリーがクドい。
エロとはさして関わりの無い外交関係、人間関係に大幅に時間を費やし、かつ
面白くない。調教もしてないし、エロからエロが無駄に長い。

ストライクゾーンを外れ期待も外れた……いまいち褒めるものが無かった。


雷の戦士ライディ〜破邪の雷光〜【ZYX】
俺が初めてやったエロゲーはライディ2だった。それは初体験だったからかも
わからないが、衝撃的なエロさがあった。あれから十年、ライディがリメイク
されると知った俺は狂喜乱舞した。だって1はやった事なかったんだよね。

そのために久々に2をプレイして、今もまぁエロいなと再認識。ただやっぱり
十年も前の作品なので一抹の不安はあったが、シナリオ大幅加筆だのと言った
売り出し文句、賛否両論あれど美麗な新しいライディの絵。期待は膨らみ続け
いざプレイ。さぁやるぜぇー!!

……な、殴りてぇ〜。

まず、シナリオ大幅加筆のはずだったんじゃないの?どこも増えてないみたい
だけど、これってどういう事だ。それに声は初代のを使いまわし。なので当然
エロシーンの長さも同じ。十回くらいクリックすればすっかり奴隷化、エンド。
随分諦めが早いな、おい。そして奴隷化になってからエロシーン始まりかとも
思うが、本当にあぁいやぁ〜で終わり。アンアン言う暇なんか無いぜ。

本当に絵だけ摩り替えた十年前のゲーム。戦闘のバランスも滅茶苦茶でもしも
運が悪ければ、一階のワータイガーの攻撃二回食らえばゲームオーバー。ボス
倒した直後に次の回に進めば、ザコ相手に何もできず敗北。ザコ強いな、おい。
例えば一階のボスをレベル4で倒したとしても、二階のザコと戦うにはレベル
6はないときつすぎる。おまけにやたら攻撃ミスるし……。

ベタリメイクって言葉もあるが、本当に絵だけってのにはビックリだ。これで
六千円とかって、アホかー。何でもZYXはこれを含めてライディ三部作を完成
させるとか言ってるが、できるのか?2は使いまわしでいっても、3は何にも
作られていないから、こんな真似できないぞ。

あの日の思い出を見事にブチ壊してくれたリメイク作品となってました。


姉☆孕みっくす【Lilith】
まず最初に結論を言ってしまえば、これはゲームじゃない。と言うのも、この
ゲームはアドベンチャー形式なのだが、選択肢が二つか三つしかない。つまり
最初から最後までひたすら文章が流れ、勝手にエッチして勝手に話が進む。

あまり複雑な分岐を入れるのはどうかと思うが、さすがにこれは何も無さ過ぎて
拍子抜けもいいところだ。もう少しゲームさせてくれてる気分が欲しいなぁ。
仮にもエロゲーと銘打ってあるのならば。

また、このゲームは非常に短くて、一時間かからず終わってしまう。選択肢も
上記の通り少ないので、一通り終わればほぼ全てのイベントを見終えるだろう。
設定はある日突然主人公の前に死神参上、死にたくなければ誰かとの間に子供
作れと言われ、モテない主人公は姉に頼む、姉もまんざらではなく承諾ってな
流れであり、これだけで姉とやりまくれると思うのだが……期待外れ。

テンポは軽快で、登場人物もそれに拍車をかけているのだが、主人公と死神で
ある魅奈の上司のドクロが軽すぎて、いただけない。いや、コメディタッチに
仕上げたいのだろうが、空回りしていてどうもね。この辺は趣向かもしれんが
ゲームでギャグ入れても面白くないんだよね。それが人気アニメとかをモロに
使ったネタならば、なおさら。

褒めるべき点は絵かなぁ。好みであった。エロく描こうとしてるが、やや引き
気味で描かれているから、そこまでエロくなかったとも言える。まぁこの作品で
何が一番いただけなかったかと言えば、ズバリ声。棒読みはなぁ……。


PinkStyle【CURIOUS】
このゲームに興味を持ったのは、友人にバグがひどいゲームとして教えられた
事が、多分始まりだったのかもしれない。そんなわけで興味を抱いたので早速
プレイすることにした……えぇ、修正ファイル入れないとゲームにならんわ

ゲームは主人公がセックスの奥義伝承者だと認められ、その奥義書の争奪戦に
巻き込まれていくお話。やや強引に周囲の女の子をセックス部員にしてしまい
かつ理解を得るのは、さすがバカゲーと思わせてくれました。

こうしたバカゲーのノリは嫌いではないし、明るく楽しいエロも嫌いではない
けれど、このゲームはやはりこのランクとなってしまう。バカゲーでありつつ
真面目にセックスを追及し、最後は相手部員とセックスを競技として扱うのに
何故こんなに俺の中で価値が低いのか!

まずはバグ。ほんと、一番最初に修正ファイル入れずにやったら、動かないわ
文字化けしまくるわ、ちゃんと作れと。何を確認してマスターアップしたのか
甚だ疑問だわ、これ。

次にグラフィックである。キャラの魅力はあるし、可愛らしさも見えるけれど
立ち絵が硬いのは何とかして欲しい。そのキャラの立ち絵だけを後付けしたと
言うのが不自然なくらいわかるのは、さすがにいただけん。あと一枚絵なども
キャラによってはまるで別キャラに見えたりする。おいおい、これって本当に
同じ人が書いてるのか?ってくらい疑問ではあった。

最後にこれが重要なのだが、エロ。各人によって上がりやすいパラメータって
ものは納得できた。最後は相手チームとの戦いなのだし、自分達はつい先日まで
処女童貞だったので、少しずつレベルアップを行うってのも、いい。けれども
その日のエッチが三人全員同じ事をするってのは、さすがにいただけない。

と言うのも、最初の一人がパイズリをやるとしたら後の二人もパイズリなので
ある。貧乳と巨乳のやり方の違いこそあれ、同じエロを続けて三度は飽きる。
やってることはエロいけれど、そうした惰性が生じるのと、画力は決して悪く
ないのに違和感を抱いてしまう絵が、どうにも受け付けなかった。

設定によるキャラの魅力はあったのに活かしきれてないのが残念。


水泳授業〜冬でもスクール水着〜【Waffle】
かの名作、優遇接待に続くスク水ゲーム。この開発を知った時、前作の衝撃が
あったために、否応無く期待しました。そしてその最初の期待はまたも通販の
購入特典にあった。それはスク水抱き枕!

見た目は手足と首の無いスク水を着た胴体、中身はマイクロビーズクッション
と言ったもので、これがまた抱いたら気持ちいいの何の。あぁ〜、ふにふに。
くあぁ〜、だきっ。中国製と書いてあるので、中国人もこれを作っていてさぞ
疑問に思っていたんだろうなぁ。いや、もうこの特典だけで間違い無く殿堂入り
しかねない。ちなみにこれ、結構大きく、小学校中学年か高学年の女の子程の
大きさである。言っておくが、俺はペドではない。

さて肝心のゲームなんですが、これがまた悪い意味で期待を裏切られた。いや
久々にこんなクソゲーと出会ったよ。と言うのも、まず主人公がスク水に対し
無関心。これでもかってくらい、興味を示さない。おい、何でスク水ゲームで
スク水に興味が無いのよ!お前なんて登場すんなボケが!

登場人物も基本的に前作同様、日常生活はスク水で過ごしているのだが、まず
これが何の動機付けもされておらず、酷く不自然に見えた。前作は一応夏だし
暑いし、すぐプールに行けるために楽だからなんてのがあったが、今作は冬。
いや、別に冬でもスク水でかまわんよ。でもね、屋根の雪下ろし、スケートや
ランニングをスク水で行うのは、どう見ても違和感ありあり。逆に引いた。

シナリオもシリアスなもので、主人公が泳げない理由だとか、義妹の菜穂との
関係だのとあるが、全てダメだ。とてもじゃないが褒められる出来ではない。
おまけに今回は前作に輪をかけて幼女っぷりに拍車がかかっている。菜穂など
どう見ても十歳行ってるか行っていないか。そんなのが愛だの恋だのエッチだの
言ったところで、白けてしまう。当然えっちも面白く無い。巨乳の先輩はまた
異常な程大きくて、クソも面白みが無い。おまけにエロCG一枚!?

他に天使と悪魔みたいな幼女も出てくるが、こんな幼稚園児いらねぇ。何度も
どこかで言ってるが、大きすぎる巨乳と無さ過ぎる貧乳はいらんのです。もう
やっていてひたすらつまらんテキスト、見る価値も無いエロ、おまけにクソも
感動しない終わり方。はっきり言って、買うだけ無駄。何のためのDVDだか
俺にはわからん。何に4Gも容量使ったんだろうか?

素直にスク水抱き枕だけ買っておけばよかった、とほほ。


多淫症候群【TinkerBell】
主人公の森下和美は普段は大人しく、地味だが美人。しかし本性は淫らな妄想や
行動に耽る女性でもある。露出やスカトロ、レイプなどアブノーマルな性欲を
満たそうと様々な行動に走る。

ストーリーは和美の独白によるオムニバス形式。その時したいえっちをすれば
次の章へと移る。また和美の周辺人物ともうまく行けばその道へ進ませる事も
できたりする。

趣向がアブノーマルであり、スカトロ描写なども変態っぽく描かれているけど
いかんせん絵がいまいちなので、どうも視覚では興奮しづらい。キャラ自身が
固く、動きが無いので、そう見えるのだろう。立ち絵もリアル等身に近いけど
どうも……。

また、独白なので説明がくどいと感じることが多々。たまに説明するくらいが
好ましく、全部言われればちょっと萎えます。あぁ、あとどうも可愛く見えない
からそう思うのかも。可愛くってか、魅力が……。

アイデアは良かったが、それを生かし切れていないと感じました。性倒錯物は
好きなだけに、残念。


自慰−Peeping.Boy−【キャンディソフト】
主人公はしがない学生。そんな彼も誰か彼女が欲しいと五人の女の子に狙いを
定めて、多少の会話で仲良くなって、そうして家に行ってオナニー覗き見して
あわよくばやってしまおうというゲーム。

絵はたいしたことはない。音楽は控え目。女の子達の性格にも多少難はあるが
目を瞑ろう。えっちでどこか変わってる五人だとしても、だ。それ以上に気に
なったのが主人公の性格である。

親しくなろうとしてふたなりビデオの説明なんかに熱弁を振るうやつをどこの
誰が好きになるだろうか。その上、そんな話をしていたら興奮してきたと言い
教室の中で女の子の手を股間に持っていき触らせる。へ、ヘンタイだ。

無理矢理約束を取りつけたり、気になるからと屋根に登ったり住居に侵入したり
隠し撮りをしたりと、まさに性犯罪者。危険だ。えっちすれば変態童貞丸出し。
はっきり言って、そこそこエロい作りとなっているのだが、この主人公によって
引いてしまう部分がある。しかも夢オチ。

最初の約束を取り付けるまでの選択肢で苦戦するかもしれないが、数が少ない
ためにパターンは覚えられる。教室での一コマが終われば、あとの選択肢は全て
Bだ。下手にAを選ぶと失敗してしまう。

ゲーム性はなく、選択肢はあるものの花の記憶シリーズのような紙芝居っぽい
作品であるが、主人公のストーカーっぽい性格と無駄な選択肢がプレイヤーを
一歩引かせた作品になってしまったのは残念である。


MIND【まんぼうSOFT】
購買の店員が主人公のゲーム。ある日、悪友であり医者の友人が手に入れた
特殊な媚薬を使って、学園内の女の子達を健康診断の名目でやってしまおうと
いうゲーム。

個性豊かなキャラクターが揃っていて、きっとどれかはツボにはいるだろうと
思う。キャラデザは宇宙帝王。しかし正直キャラクターによって顔や体などの
バランスが悪く、出来不出来の差があるように思える。

それを反映してかどうかしらないが、主人公の女の子に対する態度がはっきり
違っていたりする。ま、基本的には友人の診療所に呼び出して、媚薬を飲ませ
適当な診察をして薬が効いてきたらいただいてしまうというもの。そうしてその
記憶が無くなった女の子を返せば、クリア。決行日までの数日に選択肢によって
キャラクターを増やせば、それでOK。えっちする娘を選べばそれで終わる。

ただこのゲーム、とにかく暗い感じがする。音楽のせいか、背景のせいか少し
判然としないが、妙にダークな雰囲気がある。キャラによっては明るい娘も
いたり、それに応じて音楽も明るくなるが、それまでの全体的な雰囲気から
どうも違和感があるようにすら思える。エンディングも自分ではらませておき
薬によって記憶を無くした娘が別れた彼氏の子だと信じて中退子育てエンドと
言う、見るのも辛いものすらある。

余談だが、高校の購買の店員なのに金髪なのはどうかとも思った。


おまかせ☆でまかせ え〜んじぇる!!〜ショコラとミルフィー祝福しちゃうぞっ〜【Triangle】
落ちこぼれの天使ショコラと天使になりたい悪魔のミルフィーが何とか天使に
なろう(続けよう)としてモテない主人公に幸福(つまりえっち)を与えようと
主人公の想い人である前川こずえをどうにか振り向かせようとする話。

言わばエロコメディーである。えっちのほとんどがショコラやミルフィが何とか
しようとして失敗し、自我喪失状態になった前川さんにえっちなことをさせる
のが、このゲームの全て。主人公が何かをがんばるなんてことは無い。

このゲームは噴出しの中の女の子の表情がよく変わる。ただ、表情のサイズが
大きいために、結構邪魔である。また、エロも少ない。少ないってのは単純に
ボリューム不足なのである。CGのほとんどがエロであるのに、そのパターンが
少ない。そしてショコラかミルフィーが何かする→前川さんえっちに→ついでに
みんなでえっち→気を取り戻した前川さんに怒られるだけのパターンである。

コメディーとしても面白くない、エロもボリューム不足が災いして物足りない。
ラストは一応感動させようとしてるのだが、非常に突飛な感が否めない上に
ゲーム時間が短いためにキャラに感情移入できないまま終わる。前川さんなど
本来の目的であるはずなのに端役である。ショコラやミルフィーだって人間に
なろうが消え様がどうでもいいとすら思える。

システム周りに容量をとられて、肝心のゲームが全然印象に残らなかった。


放課後マニア倶楽部【リビドー】
放課後恋愛倶楽部をやらずにこれのみでやると純愛が楽しめません。が、俺は
エロゲーがしたかったので、これのみをやることに。大体マニアって
銘打たれているくらいですからすっごいハードでエロエロなプレイを展開して
くれるだろう。何たってリビドーなのですから。

なんて期待はことごとく打ち砕かれました。

まず攻略が半端じゃなく難しい。毎回毎回デートに誘ったりお出かけしたり
してもエッチに辿りつけない。選択肢が微妙過ぎて判断できないんですよ。
たくさん女が出てくるんですが、誰かに寄り道したらすぐに攻略不可状態に
陥るので、浮気はできません。ターゲット(目当ての女)が出てきたらその
日からそれ一本に絞らなければなりません。

ただ、それでもエッチにまでいくのは容易ではありません。

がんばれば下着を拝めたり、ちょっとしたお色気イベントは発生しますが、そこ
から本番に持っていくのはキツイです。初めて雑誌片手にクリアしたゲームです。

そうして到達したエッチ。これがまた何もエロくありません。マニア倶楽部と
タイトルにあるだけに鬼畜プレイがあるものの、どう見ても鬼畜には見えない
のは画力とシナリオのせいでしょう。それにエッチも広範に一回か二回程度。

労力の割には全く報われなかったソフトでした。