Aランク作品群
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ここは俺が一時期影響を受けた、またはお世話になった傑作作品群です
殿堂入りを逃したものの、割とオススメできます。

ふたりはいつもいっしょなり〜淫汁絶頂な関係〜【わるきゅ〜れ】
椎名舞美は憧れのクラスメイト、千聖の事を想っていた。舞美はふたなりであり
強烈な性衝動を持っていて、いつもその巨根をいじっては千聖を犯したいなど
考えていたのだった。

えぇ、これはいいふたなりゲーだ。ふたゲーならば殿堂入りさせたいくらい。
と言うのも、千聖もふたなりなのだ。彼女もそれが舞美に見つかると抑えてた
性衝動があふれ出し、二人で汁まみれの濃厚なエロスへと落ちていく。

難易度はあってないようなものだ。ルートによっては舞美が千聖の肉人形とも
奴隷ともつかぬ立場になり、それはちょっと暗いけど、ハッピーエンドならば
そんなのは欠片もない。舞美は最初憧れの千聖にバレて、恥ずかしいながらも
その攻めに屈する。だが千聖も同じだと知ると、互いにハードに。いや〜その
ハードになってからがエロい。連続絶頂やイかせ止めで泣いて懇願する姿など
実に見ていて楽しい。エロはどれも濃厚で、淫語も申し分ない。絵も肉欲的で
汁描写も満足。全体の長さはそうでもないが、エロの尺は長い。

ふたなりであるから万人にはオススメできんが、やっててこれぞエロゲーって
いうのを久々に感じたね。もう一度言う、これはいいふたゲーだ。


XXな彼女の作り方【kiss】
主人公は転勤を繰り返してきたので、故郷と呼べる場所がない。だけど新しい
土地で心機一転して迎えた新学期。主人公はネコみたいな姿をした氏神ミコトと
出会う。実はミコトは主人公のご先祖らしく、この土地を繁栄させたいのだが
どうにも力が足りない。力の源は主人公の幸せ。だからミコトは幸せな思い出と
故郷を与えるべく主人公に色んなイベントを与えるのだった。

カスタムシリーズでおなじみのヒロインエディット形式です。色々な意見ある
だろうが、俺はサブキャラの絵が気に食わずにずっとエディットヒロインのみ
やっていた。恋愛パートあり、シムシティみたいに街を発展させていくパートも
ある。まぁ、街作りはそんなに楽しいってほどじゃなく、あくまでデート施設
なんかを作って、ヒロインとデートしたりエッチする場所を増やす感じ。

今作はヒロインのしたいエッチとさせれば、ポイントがたまる。ある程度まで
ポイントを貯めないとフィニッシュできなかったり、特別なプレイができない。
これがなかなか制限があるけど、デートで貯めたエッチポイントは繰り越せる
ので、特殊プレイをしたいならエッチ一回か二回は我慢。

恋愛パートは個人的になかなかよかった。kissにしてはがんばったかと思う。
でもやっぱりkiss、バグが多い。半端じゃなく多い。毎度思うが、この会社は
ちゃんとデバッグしてるのかと疑いたくなる。セリフが変なのはともかく突然
キャラが裸になったりするしねぇ。

ヒロインの性格も割とごちゃごちゃしてて、最初に決めた性格がいまいち反映
されてないんじゃないかとも思う。まぁ、二週目行ったらひたすらエッチする
だけのモードにも行けるし、そっちのみを遊びたいならそれでいい。実際俺も
恋愛パートは一回やっただけでお腹いっぱい。

従来のカスタムシリーズよりは楽しかった。ちょこちょことイベントがあって
単に調教一本だけよりはね。だがまぁ、これで恋愛パートに比重を置きすぎて
凡百のメーカーになるのは勘弁願いたい。まぁ、バグ取りだけは凡百のメーカー
くらいにはなって欲しいのだが。


MayQueen〜小鳥Afterwards〜【ソフトさ〜くるクレージュ】
ふたなりのゆきは自分の体を受け止めていた。自分で絵を描き、それでほぼ毎日
一人で慰めていたのだけど、小さな体で可愛らしい小鳥に興味を抱いていく。
そして小鳥が昼休みにいつも教室を抜けてどこか行くのに気付き、後を追って
いくとそこでは数人の男女でエッチが行われていた。

てな感じだが、基本的に小鳥とゆきの二人。学校の付き合いはいたって普通で
あるのだが、一度エッチとなれば小鳥がドSっぷりを発揮する。ゆきもそんな
小鳥に隷属しており、まぁなんだかんだ言いながら仲良くやっている。陰惨な
空気はどこにもない。

エロはほぼ全てにふたなりシーンがあるので、その耐性が無い人にはやる価値
すらないかもしれない。ふたスキーな俺としては結構よかった。難易度も過去
作品のDiscodeシリーズと比べて相当簡単だった気がする。汁描写だって
さすがはクレージュ。

ただシチュエーションは多いのだが、一つ一つの尺が短かったってのと、何か
あっさりしすぎてたような気がする。難しいものだねぇ。エロゲに話など俺は
そんなにいらない、調教させろってタイプなのだが、ひたすら調教ばかりでも
飽きてくるのだ。かといってストーリーパートを増やせってわけではない。

もう一人女キャラを増やせばよかったのだろうか。だけど、二人きりってのが
このゲームの醍醐味だし……まぁ、ふたスキーならやって損はなし!


処女宮〜栗毛の潮吹少女たち〜【MINI】
聖マリエル女学院は女だらけの厳格な学校である。友原春菜はそこの学生であり
平凡だがそれなりに楽しい日々を過ごしていたのだが、卒業式も近いある日に
女の子同士の激しい恋愛を書いた本を借りる。イケナイ世界とわかっていても
春菜は徐々に引きずり込まれていくのだった。

レズゲーとして金字塔らしい本作は確かに男が一人も出てこない、純然たる作品
である。やってみるまでは何がそんなにすごいかわからなかったが、プレイを
してみてわかったのはエロが欲望一直線に描かれていないのと、雰囲気のよさ
だろうと思ったのだ。

春菜は本当に平凡な女の子で、言ってしまえば非常に地味なキャラ。友人から
好かれている点を除けば、エロに対しても思春期特有の興味があるけどこれは
イケナイ事といった葛藤がよく表されており、そうした揺れ動く心に周囲の人が
背中を後押しして、徐々にそうした女の子同士の性の世界へ落ちていく様子は
よかった。行為そのものより、ずっとエロく感じたものだ。

エロもそこまでハードなものはなく、道具を使ったり縛ったりしても、凡百の
ゲームより見た目はエロくないが、いわゆる葛藤が上手く表現されているので
何だか禁断の世界を垣間見ている気分になる。

だが絵柄がロリ風味でみんながみんな同じスタイルに見えたのが残念。だって
シスターアンジェラすら、ロリ風味ってどんなんだよ。かなり年上っぽい設定の
はずなのに。一人二人幼い体型がいてもそれはいいが、全員がそうだと……。
ロリ趣味ないだけに、結構きつかった。

また張りっ放しの伏線もそこそこある。秋穂なんて結局謎の人物で終わったのが
残念というか、釈然としない。学園のかなり有力な人物がバックについている
だろうと予測できるけど、一切不明。重要キャラだけに痛い。千夏とも別荘に
行くはずだったのに、後日談がほぼ皆無なのもなぁ。などなど、釈然としない
事も多い。

それでもやはりこのゲームはいい。全体に漂う雰囲気が素晴らしいのだ。本当
もうちょい体型に各自メリハリあればなぁ……。


その花びらにくちづけを【ふぐり屋】
聖ミカエル女子学園に入学した七海はひょんな事から優菜にかなり強い憧れを
抱くのだが、優菜はお嬢様で知的で温厚でスポーツ万能でと完璧超人みたいな
女の子。学園の高嶺の花なのだが、そんな彼女は自分にないものを七海に見て
いたため、お互い惹かれあうのだった。

うん、これはレズゲーとしてはかなりレベル高い作品である。

七海と優菜が恋愛に至るまでや、またその日常風景、キャラ設定などどれもが
絶妙なバランスであり、本当に甘く明るいエロゲーである。エロ自体そこまで
ハードな内容でもないし、全体のボリュームも多くないけど、この作品全体に
蔓延している恋人同士の甘い生活ってのが非常にプラスとなっている。それが
さしてすごくないプレイでもエロく見える。ムードって大切だねぇ。

七海が優菜の誘いを受けて快楽の世界に入り、戸惑いながらもそれを受け入れ
また自分からもしてあげたいと思う様子はとてもよい。こういうとこを丁寧に
書いてあるから、プレイヤーもぐっとその世界に入り込めるのだ。また日常も
嬉しくて仕方ない二人だが、周囲の目があるからと学園ではどこか事務的になる
けれど、二人きりになったら年下の七海が困惑するくらい甘えん坊な優菜との
ラブラブっぷりは爽快だった。そうした雰囲気がズバ抜けて良かったねぇ。

特殊プレイに走りすぎると世界観壊れるし、かと言ってボリューム増やそうにも
この二人だけだとこのくらいが限界なのかも。ちょっと物足りないが、腹八分
ってのが健康にもいいように、エロにもいいのかなぁ?いや、やっぱり満腹に
なるまで食べたかった。でも……う〜ん、難しいとこだ。


カスタム隷奴F Plus【kiss】
調教物が大好き、かつふたなりいたら万歳な俺にとって、カスタムFはやはり
良いゲームであった。ヴァンパイアのナノはレズを愛のある世界と位置付けるが
世界がそれをよしとしなかったがため、復讐しようと同性愛を認めさせる世界
へと作り変えようとする……なんてストーリーはどうでもいい!

やはりカスタムシリーズといえば、ヒロインエディット。これだね。自分好みの
キャラを造り、それを陵辱したり尋問したりするのは楽しい。尋問に成功して
アイテムを入手し、調教を成功させやすくしたり、新しい髪型や胸サイズなど
入手してキャラメイクの幅を広げられるため、尋問は一番気合を入れてやった
ものだ。まぁ、逆に尋問は計画的にやらないとほぼ確実に失敗するので、頬を
ペチペチ叩いて、浴尿かディルドで目標達成へ一直線しないとならない。この
自由度の低さはちょっとウンザリ。

キャラメイクも好きなキャラが作れるとはいえ、やはりやや物足りなさがある。
なにぶん、性格が二種類と王女王妃タイプの二パターンしかないので、何度も
やっているとどうしても同じキャラばかり調教してるマンネリ感がある。まぁ
この辺は完全に好みでして、数値が上がるのを楽しめなければ楽しくない。

色々不満があるものの、カスタム3に比べればかなり楽しかったし、交配する
事によって、次世代に調教しやすいキャラを残せるのもよかった。ストーリーも
最初にどうでもいいと言ったけど、一本筋が通っていて所々感情移入しながら
調教できたのでOK。

不満があるとすれば、ナノのエッチがラストにしかはっきりなかったとこかな。
あぁ、吸血の時もあったか。とにかく、折角最初にキャラメイクできるのにも
かかわらず、ナノ全体が見えるエッチが少なかったのが不満だなぁ。


峰深き瀬にたゆたう唄【エウシュリー】
エテの街で生まれ育ったフィーノ。エテの街では歪の主根と呼ばれる洞窟にて
異界守と呼ばれる人達が魔物を倒したり、アイテムを得たりして生計を立てて
いる。フィーノも異界守に憧れる少年であり、また周囲から認められるために
異界守としての力を示そうとする。

ダンジョンRPGである。ダンジョンにもぐってイベントをこなし、アイテム
拾って武器を合成したり、強化したりするのが主な流れである。単純な流れで
あるのだが、これが楽しくてねぇ。くまなくダンジョン歩きすぎると時間経過が
あるので、下手すればアイテム全部失う可能性もある。しかしアイテム探して
強くならないと、徐々に進むのがきつくなる。

簡単にレベル上がるし、合成も結果が出てくれるので割と優しい。中盤以降の
長い階層を一気に踏破しなきゃならなかったり、適正レベルでのザコも連戦と
なると厳しいが、そんなに難易度高くは無い。レベル簡単に上がるしねぇ。

ストーリーはこれまでのエウシュリー作品に比べて易しい。一つの街での話で
あるので、そこまで固有名詞も多くないからか、すんなりと話に入っていく事が
できた。単にエウシュリー作品に慣れてきたのかもしれないが。

エロはちょこちょこあるが、これまでに比べてパワーダウンした感じがする。
登場キャラが少ないのと、ミュリかセリフィアと結婚するまで二人のエッチが
皆無なのに加え、結婚してからもエッチが少ない。あと、フィーノの顔とかが
出まくりなのも萎える。お前はそんなに主張するんじゃねー!

全体的にまとまりがあったゲームだが、非常に残念な点がある。それは主人公
フィーノの性格である。序盤は子供故のはねっかえりなんだと暖かく見ていた
けれど、これがずーっと周囲に反発しまくりなだけのキャラで、非常にうざく
見えてくる。全然人の忠告聞かないしな。そのくせ、最後の辺りで急に悟った
ようになり、感情移入できなかったんですよ。ギャーギャー騒ぐだけのキャラは
痛々しく、周囲も半ば飽きれ気味でついてってるような……。

あと、途中まで散々争っていたナタールって結局どうなったんだ?そういった
中途半端な複線が何箇所か解消されてないのが気になった。


冥色の隷姫〜緩やかに廃滅する青珊瑚の森〜【エウシュリー】
緑豊かな大地グレイスメイルに現れた魔人イグナート。長きに渡る戦いの終局は
エルフ国の敗北であった。停戦条件として王女シルフィエッタがイグナートの
下へ行くこととなる。イグナートとシルフィエッタ、そしてイグナートの僕で
あるティリ。彼らはこのザルフ=グレイスを拡大していく。

ジャンルで言えば戦略シミュレーションだが、ファイアーエムブレムではなく
三国志とか信長の野望みたいな感じである。軍隊を作り、育てて、他国に宣戦
布告して領土を拡大していく。友好度が低くなれば、勝手に他国から攻められる
ため、ある程度は友好度を保っていないとあっちからもこっちからも攻められ
酷い状況になってしまう。猪突猛進だけじゃ生きていけない。

敵は強い。何が強いって、ボスもさることながら英雄って存在がいて、これが
一人で無茶苦茶な攻撃力を誇るんですよ。ザコ幾ら集めても蹴散らされるため
極力英雄を保持してる国とは序盤争ってはいけない。てか、むしろほとんどの
国が英雄持ちであり、我が国は……作るんですよ、英雄。

シルフィエッタに中出ししまくれば、セオビットという娘を産んでくれるけど
こいつら何匹でも産めるし、またすんごく強い。魔法でザコ一蹴はもちろんの
事、ボスだろうが英雄だろうが成長したセオビット一人で蹴散らせる。序盤は
とにかくセオビットを育てる事が最優先。

話の内容を掴むのはすごい苦労する。何故なら、この世界固有の名詞がやたら
多い上に、書き方自体が回りくどいと言うか、装飾だらけなのでハッキリ言って
全部読む気になれない。半分以上理解できない文章が続くからね。これがもう
このゲーム最大の欠点だろうか。よっぽど設定が好きな人にはたまらないかも
しれないが、非常に好みの分かれる書き方である。

エロは結構多い。シルフィエッタとのエッチはもちろん、他国の王女達を捕らえ
ては犯しまくれる。でもねぇ、エロゲーでこういうの突っ込んじゃいけないん
だろうけど、イグナートのがデカすぎるのと、シルフィエッタのアソコの位置
ややおかしいのが気になった。あと、女のもでかいしな。多少ならばゲームと
割り切れるが、あぁも違和感があると気になってしまう。

やり応えはあるが、エロシーンに入るとちょっと微妙感の漂うゲームである。
でも、エロい事はエロいし、面白いのでオススメである。


幻燐の姫将軍2〜導かれし魂の系譜〜【エウシュリー】
魔族と人間のハーフである半魔人のリウイ、彼は一国の王である。和平へ向け
交渉を重ねていたのだが、宮廷魔術師テネイラ殺害の濡れ衣を着せられてしまい
彼はその誤解を解くため、また魔族と人間の平等な世界を築くため、戦争へと
邁進していくのであった……。

簡単に言いますと、ファイアーエムブレムみたいな戦略型シミュレーションで
ある。イベントによって進む地域を決めて、戦闘。時折、敵陣にいる人を仲間に
したり犯したりしては、味方を増やしていく。戦闘が終わると次のイベントに
移るまでに武器防具を揃えたり、闘技場で鍛えたり、各キャラの個別イベント
見たりできるので、窮屈な思いはしない。ゲームとしては結構面白い。個人的
にはアリスソフトに追いつきそうなくらい、楽しいメーカーである。

エロも充実している。登場キャラが多いし、一人に複数回ある。また個性的な
絵柄ながら、肉感的であり、充分合格点である。男の裸や顔が出てくる所だけ
いただけないんだけど……それが無くなればなぁ。

ストーリー展開は結構好きなのだが、どうもこのメーカーてかこの一連の話は
とある世界の別々の場所での出来事らしく、固有の専門用語が出まくりなので
これ一本だけやっても意味不明である。別のエウシュリー作品を何本かやって
初めて神様達の繋がりとかを理解できる。そのため、初心者がポッとやっても
非常に世界観を掴みにくく、あー何だか戦争してるなーくらいしか認識できぬ。
これが結構引っかかるので、Sランクにはできなかった。細かく設定が作って
いるのは評価できるが、ややそこに陶酔してしまってる感がある。

転職システムはなかなかよかった、使えないキャラが弱いキャラくらいにまで
成長するので、愛着あるキャラでも最後まで使える。まぁ、後半はどうしても
リウイやカーリアン、リネアやティファーナが強いし移動力あるので魔法役の
使い勝手が悪くなるのはご愛嬌。


カスタム隷奴UDVD【Kiss】
理想のヒロインが作れると喜び勇んでやった割には非常にガッカリさせられた
カスタム隷奴V。そんな事を後輩に愚痴っていたら、名作と呼ばれてるUをして
みたらどうかと言われ、プレイする事を決意。でもなぁ、古いんだろう?

ところがどっこい、古さは絵くらいのものでして、システムはしっかりしてて
かなり面白い出来となっていた。まず何と言っても素晴らしいのが、少しずつ
でも、ずっと調教できるって事。これによりひたすら色んな事ができるために
キャラへの愛情も深まるってものよ。

また魔族と契約すればフタナリ化になったり、勝手に体を操れたりして幅広い
エッチが楽しめるし、教師を助手にクラスチェンジさせれば三人でもできる。
自分の奴隷同士が絡み合うのは、とてもよい。

オークションによってレア奴隷が手に入ったり、日曜日の宴で普段とは別調教
できたりなど、やれる事がかなり多くなっている。あぁ、どうしてVはあんなに
退化してしまったのだろうか、本気で謎に思える。

ベタ褒めであるけれどSランクに行かなかった理由としては、やはりイベントに
よる印象の薄さなんだろうな。確かに俺はエロ目的でエロゲーをしているので
このシリーズは好きだ。しかしひたすら調教ばかりでは飽きるのも事実である。
自己主張しまくるストーリーやイベントなどはエロゲーとしては嫌いだけども
アクセントとして欲しいのは事実。そのためこのような評価となった。

しかしこれは良い作品である。理想のキャラとひたすらエッチしたい人なんか
オススメできる一品である。こういうの増えないかなぁ。


牝奴隷〜犯された放課後〜【アトリエかぐや】
かぐやのエロに大きな失敗無し!当然本作もエロスに満ち溢れていましたよ。
主人公の高宮遼は姉の紗月と肉体関係を持つ仲である。その姉に頼まれて遼は
自治会長の明日香、幼馴染のみなと、新任教師の留美を犯すように頼まれる。
姉の真意を測りかねつつも、遼は彼女達を調教していく。

原画M&M氏の可愛らしくも肉欲的な絵がお気に入りであるが、その調教にも
一目置いてある。みなとの獣姦もそうだったが、個人的には明日香のスカトロ
だろうか。ただ出させるのではなくて、翌日それを生徒達が見つけて騒ぐのを
含めた羞恥プレイにするのは他じゃなかなかない。こうした細かい演出などが
かぐやのエロを鉄壁にしているのだろう。

エロゲーならエロければそれでいい。今もこの考えは変わらないが、牝奴隷は
ちょっと事情が違った。と言うのも、各自調教が始まるまで長いのだ。確かに
じっくり個々の背景や調教までの下準備を書いた方がプレイヤーもすんなりと
世界に入り込めるだろうけど、やや冗長になりすぎたきらいはある。

おまけに最初の数日、誰に会いに行くか固定してしまえば後はずっとそいつの
ルートしか楽しめないってのも残念だったな。確かに細かすぎるフラグ立ては
やっててイライラするが、こうも単調だと飽きる。そのため、最初のエッチが
始まるまでに飽きそうになってしまった。もう少しゲーム性の幅を広げて欲しい
ものである。紗月ルートは素晴らしいだけに、こういうのが残念。

でも、エロい。エロには文句無し。お気に入りは明日香。彼女のルートをやって
いて、やはりアトリエかぐやのエロは素晴らしいと実感しました。


自慰倒錯【TinkerBell】
地味で無趣味で友人もあまりいないがメガネを外せばすごい美人、そして最近
アダルトグッズにはまっており、どんどん淫らになる小早川冴子の視点でただ
ひたすらオナニーしまくるゲーム。まぁ途中で男と絡んだり、女と絡んだりも
するけど、基本はオナニー。朝から晩までどこでも。

ゲームの文章は冴子の独白で進み、日常シーンもエロシーンも独白。そのため
喘ぎ声やエロゲーなどにありがちな卑語や淫語絶叫などはあまりない。割かし
淡々とした感じがするが、やってる事はすごいハードなのでそのギャップがよい
かもしれない。俺は結構気に入ってます。

基本はグッズを買って使った後に新しいのを注文し、翌日仕事から帰ると届いて
いると言った、素敵な流通システム。そのために不満無く快適なオナニー生活
満喫となる。

……他に語る事あまり無いんですよね、これ。退屈な日常にアダルトグッズを
使ったオナニーが展開され、それを独白する冴子にどれだけ興奮できるか。逆に
それが退屈と感じるならば、これは地雷ゲームかも。所謂一般的なエロゲーに
ありがちな快楽を叫びまくってのカタルシスがないので、あれもう終わったの?
なんて事も少なくない。でもそれがちょっぴり現実的。

エロビデオでもオナニー物があるくらいなので、エロゲーでもこういうやつを
メインで作ってくれないものかねぇ。


侵蝕〜淫魔の生贄〜【TOUCHABLE】
世の中に一定の愛好者がいる触手好き、そんな彼らの願いを叶えるのに本作は
適してる一品と言えましょう。まぁ、俺はそこまで触手好きではないけれども
絡ませて口も胸もアソコもアナルもなんて一人じゃ無理っぽいのに、触手なら
自由自在に縛って攻めて、挙句ベットベトなんて事もできるから、ちょっぴり
羨ましかったりもする。

本作はメインヒロインの芹沢奈菜がその強烈な性欲を持て余し、謎の保険医で
ある高岡幻夢に相談を持ちかける事から全てが起こる。幻夢は奈菜に触手の卵を
手渡し、奈菜はそれを大事にする事によって、夢の中でも現実でも触手による
甘美で倒錯的な世界へとのめり込んで行く。加えて奈菜の友人である永倉美咲
後輩である伊東香澄などもそうした触手の世界におぼれていく。

ストーリーはあってないようなもので、ひたすら触手とやるゲーム。ラストに
脱却とか更生なんて事も無くて、みんなで触手の虜になるか個別に触手の虜に
なるかの違いである。まぁ、その分エロテイストぎっしりなのでOK。

原画のスミスミと奈菜の声優である天天のコンビを好きになれるのかどうかで
評価がガラリと変わるゲームと言っていいかもしれない。以前プレイして結構
気に入ったトワイライトシアターもこの二人だったし、マテリアルガールでも
そうだった。他にもこのメーカーの製品にはほぼ全て関わってる。このコンビを
エロの鉄板と見るか、代わり映え無いと見るか……。

ちなみに俺は好きである。スミスミの書く構図や世界はエロく、天天がそれを
上手に味付けしたエロ声で補っている。ストーリーなんてどうでもいいんだ。
そりゃああまりにも無さ過ぎて、エロ以外にもちょっと感情移入できるイベント
あればなぁと思うが、まぁいいとしよう。最後に残したものが大問題なのだ。

最後に残した大問題、それは触手がグロい事だ。触手と言うからには人間には
無いもので、どちらかと言えばイカやタコ、空想上の生物ならばエイリアンや
得体の知れないジュルジュルした生物が持ってるようなもの。ある種の空想で
構築されている本作も想像上のグロ触手で女体を弄るのだが、なまじ上手いため
かなり割り切らないとグロがエロに勝ってしまう。人によってはそのグロ生物が
可憐な女体を這い回るのが好きってのがあるかもしれんが、いやさすがにこの
書き方はめげそうになったね。

触手一本でもハマれる事ができると勉強になったが、やはり人間型したキャラが
恋しくなる。さしずめ濃いおかずばかり食って、和食が恋しくなったようなもの
かもしれませんなぁ。


詩乃先生の誘惑授業【ザウス発泡】
何でもフローラリアと言う、ザウス作品から引き継がれたキャラである詩乃が
今回はメインとなってその周りの人々に色んなエッチを繰り広げると言う作品
である。フローラリアはやった事ないので、詩乃先生とはこれが初めての出会い
なのだ。いや〜、魅惑的ですなぁ、このエロ教師は。

詩乃先生はそれはもう淫乱極まりないのだが、相手の心をくすぐって、自分の
ペースに引き込んでいく達人である。おっとりしつつも、どこか説得力のある
言い回し、顔のアップになってからのお誘いはまるで自分が本当に誘われてる
かのような錯覚すら覚える。これは上手いなぁと感心。

男でも女でも複数でもOKな詩乃先生であるから、それはもう豊富なエッチを
見せてくれる。生徒や同僚教師なんかも一癖も二癖もある人物だが、やっぱり
詩乃先生が一枚上手であり、ほぼ常に主導権を握ってる。また詩乃先生主導の
ために強姦だとか無理矢理ってのがほぼ皆無であり、まぁ女性相手に無理矢理
えっちに持ち込んでも、最後にはその性技と人柄のため、仲良くなってるから
後味の悪さを感じたりはしなかった。

絵も声も、また演出も良かった。ストーリーは一本大きい物が無く、それぞれ
キャラごとのオムニバスドラマ形式であるため、さして気負いする事無くこの
作品を楽しめる。そしてこのゲーム、詩乃先生の眼鏡を自由に取り外しできる
ために、あまり眼鏡っ娘が好きではない俺も不満が無かった。まぁ、詩乃先生は
眼鏡が似合うからつけていてもさして違和感無かったけどね。

不満を述べるとすれば、男キャラであろうか。こいつらどいつもこいつも変な
人達ばかりである。女キャラもそれなりに癖はあったが、見た目が可愛いから
許せたけど、男キャラは変な描き方をされている人物も多く、受け付け無い。
美男美女ばかりではアクセント無いかもしれないけど、やはり男の俺だっても
整った顔立ちの男が脱いでいる方が見ていても見苦しくない。同性異性の関係
無く、すごく太ってたり醜い顔立ちってのは、イヤなもんである。

やっぱり相手役の描き方ってのも大事だなぁと思うんですよね。


戦乙女ヴァルキリー「あなたに全てを捧げます」【ルネ】
正義の味方が悪の手先に捕らわれて、色々されると言うシチュエーションには
ひどく男心を揺さぶられる。それが清楚かつ誰の手にも届かないような高潔な
女性ならば、なおのこと。本作は戦場では無敵を誇り、かつ高貴な女神である
ヴァルキリーをなんとか捕らえたため、色々調教しようって話である。

何と言ってもこのゲーム、とにかくエロい、ひたすらエロい。絵も声も効果音も
シチュエーションもエロい。エロだけなら殿堂入り確実である。ヴァルキリーは
元より、同じく女神のスクルドやフレイアも、ツンデレ爆走フェンリルも良い
味を出している。また町を攻め落とすたびに見れる兵士や町民への凌辱なども
手抜きされておらず、満足できる。いいよいいよ〜。

しかしやはりメインはヴァルキリーである。普段は貞操帯を装着させられてて
主人公デュークの好きなように振動させられる。快楽に身を落としたくないと
我慢するヴァルキリーがその振動に悶え、ようやく快楽を認めても貞操帯により
大きな快楽を得られずにまた悶えるなんてのは、エロかった。こういうのって
好きなんだよねぇ、俺。

また、他にも色々なマジックアイテムがあって、その度に様々な反応を見せて
くれる。調教も邸内だけでなく、町民の前で公開凌辱なんかもできる。当初は
楚々ととしていたヴァルキリーがどんどん淫らになっていく。エロ目的だけと
言う理由でゲームやりたいなら、是非オススメできる一品である。

ストーリー進行はすごく簡単で、フレイアに話したり適当に進軍をしていれば
どんどん相手の領地を陥落させられる。この辺のストーリーはあって無いような
ものである。ひたすら調教の日々が続く。

じゃあ何故殿堂入りできなかったかと言えば、システムと言うか回想モードの
使い勝手があまりにも悪すぎたってのが一つ、もう一つはエロ以外での衝撃が
あと一歩足りなかったって事だ。このゲームをすごくエロくさせている要素は
えっちの連続である。それがぶつ切りでしか見れなくなっているのでは、残念
無念としか言い様が無い。せめて、その快楽レベルでの箱で回想を見たかった
なぁ。例えばレベル4の夜って区切りで、その中をぶつ切りではなく、通常の
エロシーンみたいにして。

エロ以外の衝撃の物足りなさは言わずもがなである。これは話をこねくり回し
複雑に絡ませろってわけじゃなく、もう少し領地陥落に際して達成感が欲しい
ところだった。まぁでも、このゲームはこの二つをもってしても、さしたる不満
感じずに楽しめるので、調教好きな人にはオススメである。


人工少女2【ILLUSION】
俺は3Dゲームが苦手である、何か見ていて酔ってきちゃうんだよね。それに
ゲーセンの格闘ゲームですがどこかカクカクなのに、エロゲーならばなお酷い
事になるだろう。昔から3Dエロゲの紹介記事を見てきたが、目も当てられない
出来栄えだったからなぁ。

そんな先入観を見事覆したのが、この作品である。パソコンのスペックがやや
昔のものならキツイけど、動けば素晴らしい世界が待っている。このゲームは
ストーリーとか一切無く、最初に自分好みに女の子を作るんです。目の色とか
髪の色、髪形、色白かそうでないか、乳首の大きさや色、おまけにおっぱいの
大きさまで変えられる。血液型によって性格も変わるのだ。

自分好みの女の子に仕立て上げたらゲーム開始。いきなり砂浜に立っている。
何をするかは自由である。開始一分以内にエッチできるし、二人で手を繋いで
散歩だってできる。また、色々エッチをして開発されてくるとコスチュームの
種類も増える。お地蔵さんに祈ってコスチュームチェンジ。神様を何だと思って
いるのかね、この主人公は。

主人公も女の子も絶倫なのかそうでないのかよくわからず、九回射精をするか
十分くらいすれば疲れたと言って終わってしまう。唸れ六角棒。飛ばせ精液。
相手に外出しすれば精液ついたままできるし、中に出した後で抜けばどろりと
垂れてくるのはなかなかリアルである。いいよいいよ〜。

エッチは場所によってやれる事が違う。段差のあるところならバック、平坦な
場所なら正常位ってな風にね。エッチの開発度が上がれば、女の子の方から
途中でフェラや騎乗位へと移行してくれる。カメラアングルの変更も自由故に
色々な角度からエッチを楽しめる。やれる事は多い。

ただ、どこでもできるってのは、逆にマイナス要素にもなる。木々や壁などの
工作物が視点にかかり、見えにくくなる。廊下でエッチなどしたら、すっごく
やりにくい。背景消してやる事もできるのだが、それはそれで真っ黒になって
味気無い。ここら辺が今一歩だったかも。

ただ、これは新たな時代への大きな一歩である事は間違い無い。もしこれから
より綺麗で自然な、かつリアル過ぎない3Dエロができるなら、初めてエロゲで
喘ぎ声が聞えた時の衝撃を受けるな。


Temptaion〜催淫の奈落〜【Parthenon】
誰しも超能力が使えたらと考えた事はあるはずで、そのほとんどがエロ目的で
あると俺は思っている。例えばいきなり一人エッチ始めたり、脱いでみせたり
なんて好き放題に操ってみたいとかね。そんな願望がこのゲームに詰まってる。
う〜ん、心躍るなぁ。

主人公は幼い頃から相手の心を動かし、意のままに操る事をできる能力を持って
いる。ただ、当然効き易ければ効き難い相手もいる。そんな彼の前に転校生と
して桐原舞奈が現れる。彼女は今までのどの人物よりも操りやすく思え、早速
性奴隷へと仕立て上げようとしていく。

えぇ、言わば調教物です。最初はイヤイヤ言っていて、次第に快楽に飲まれて
いく姿は見ていて気持ちいいものだ。超能力を使っても最初は心の中で抵抗を
するが、結局どうにもできず行為に及ぶ。そんな繰り返しが彼女を淫らにさせ
やがては……あぁ、これぞエロゲーと言える物だ。

一日に三回の調教シーンがあり、その都度超能力を使うかどうかの選択が出る。
あまり強い暗示をかけると精神崩壊してしまい、ゲームオーバー。ただとても
易しいシステムだし、ゲームオーバーになってもさして落ち込まずに済む。まぁ
話がそう長くないし、いつでもセーブできるから痛手も少ないんだけどね。

絵は綺麗で可愛く、かつエロくて、システムもお手軽。声もいい感じである。
同じプレイでも調教度によって変化が現れるので、さして飽きない。しかーし
唯一残念なのは、できる事が少ない。いや、必要なものが少ないと言った方が
いいかもしれない。

いやね、正常位と後背位くらいなのよ、二人でのエッチが。騎乗位とか座位も
欲しかった。靴舐めなんて四パターンもいらないんだ。もう少し性交パターン
あれば、なおよかっただけに残念である。

しかしテキストも読みやすく、エロいので他にこれと言った欠点は無いかな。
まぁ、最初は酷く感じるが、淫らになれば求められるし、徹頭徹尾暗い感じは
しない。これは当たりゲームだった。


ふたなり♪ミルクセーぇキ【萌♂】
諸君はふたなりは好きかね?私は大好きだ。美少女の体についた男性器に
身を悶えさせたり、快楽に震えたり、せつなげにしている姿は心躍る。それに
女のそれはおっぱいと同等だ。野郎のおっぱいを舐める気がしないのと一緒。
俺はそんなふたなり美女が好きである。

とまぁ高らかに宣言したが、普通のゲームでふたなり娘などいても一人であり
微妙な扱いで終わるが、本作はふたなり姉妹とショタがメインである。何とも
マニアックであり、人によってはランク外に位置付けられてもしょうがない。
ただ、そういうのが好きなターゲットには垂涎の一品である。

ストーリーはあってないようなものである。ただひたすら三人の視点でエッチ
しまくるだけである。一定の期限がきたら、終了。まぁ、エンディングは色々
あって、誰とどのくらいやったか、どういうプレイをしたかで変わる。一人を
とことん突き詰めてもいいが、他の二人のえっちも育てていくとできるエッチ
パターンが変化するので、飽きさせない。

またミルクシステムと言って、休ませないと何もできなくなる事があるけれど
この辺は凌辱ゲームにありがちなので、別にいいか。まぁ、凌辱ゲームを引き
合いに出したが、このゲームは基本的にみんなで楽しくエッチである。プレイに
よってはややハードなのもあるが、本気でいやがってはいない。絵も可愛いし
構図もエロい。キャラの性格もいい。これだけ見たら満点なのだが……。

惜しむらくはもう少し肉質を出した方がよかった。鈴姉なんかは巨乳だけれど
いまいちその巨乳感が味わいにくい。全体的に立体感が無いため、エッチして
いてもエロさにパンチを感じられなかったりする。

あとはストーリー。俺は日々エロゲにストーリーはいらないと言ってるし、その
考えを大きく変えるつもりはないが、それでもアクセントで何かしらの展開が
欲しい。思わせぶりな関係であるのに、それを見せずエッチしまくり。う〜ん
このエッチの連続とお手軽感はありがたいが、少々飽きるのも事実。

それでもふたなりメインとした作品は稀有だし、何よりエロ可愛いので許す。
ふたなりブームは到来するのかなぁ……。


永遠のアセリア【ザウス本醸造】
主人公の悠人は普通の高校生だったけど、ある日異世界へと飛ばされてしまう
こととなる。義理の妹や親友達を助けるべく、また自分が生きるために悠人は
異世界ファンタズマゴリアで戦う事となる。その手に永遠神剣と呼ばれる謎の
剣を手にして……ってのが、このゲームのあらすじ。まぁ突飛ではあるけれど
その後の展開などによって引き込まれていくので、あまりこの辺は気にならず
ゲームを進められる。

……いや嘘、ごめん。このゲームの一番の問題が、この一般の生活なんです。
と言うのも、何気無い日常をプレイヤーに見せた後で異世界に迷い込んだ困惑
不安、絶望、そして明日への希望を描きたいのでしょうが、やたら長すぎる。
意味の無い会話があまりにも続くのは勘弁して欲しかった。選択肢によっては
エンディングやイベントを変化させるとは言え、ねぇ……。

絵も正直褒められたものではない。立ち絵はかなりひどく、雑だと感じてしまう
事も多々ある。一枚絵もイベントによってはかなり酷い。独特のタッチだとも
言えるけれど、アセリアの瞳などは無機質すぎて怖かったし、他のキャラでも
いまいち可愛らしさを見せきれていない。ヒロインクラスのキャラには確実に
悲惨な過去や運命があるってのも、なんだか陳腐な気もするな。……ちなみに
俺のお気に入りはレムリアである。彼女は可愛い!

エロもダメだった。ダークモードでは陵辱、一般モードでは純愛と区別されて
いるけれども、ほとんどダメである。絵がいまいちと言うのもあるけど、この
作品では構図、演出どれもイマイチ。入り込みにくくあるのだ。

そしてもう一度言うが、日常シーン。日常と言ってもファンタズマゴリアでは
なくて、高校があった現実世界の日常である。作中そこへ戻る事があるけれど
どうも蛇足の感が否めない。無駄に現実世界が長いのである。

なんだかけなすだけのレビューとなってるが、それでもAクラスに入っている
からには、それをものともしない理由がある。そう、ゲーム性である。

このゲーム、極めればメチャクチャな強さになってくれるけど、それまでは結構
シビアにできてる。難易度が丁度いいか、やや難しいくらいなのだ。おまけに
戦闘にも頭を使うので、飽きない。エロゲーにしては結構よくできているわ。
戦闘システムを覚えるまでは困惑するかもしれないが、覚えたら奥深い味わいに
満足できるかもしれない。

何だかんだ言っても、その世界観にはハマったし、またありきたりっぽい最後
ではあるけれどもジーンとしたものがある。こうした演出面はかなりの出来と
言わざるを得ない。問題は何故それをエロでも発揮できなかったのか……。

エロがもう少し良い出来だったら、満足だっただけに惜しい作品だ。


優遇接待【Waffle】
私はスク水が大好きです。メイド服が最高の萌えならば、スク水は至高のエロ
であると思ってます。野暮ったさを感じつつも、そこはかとない少女の香りを
感じさせるデザインに、考え抜かれた機能美。そして何よりも、紺であるため
濡れれば濡れた個所が濃くなり、それがまた劣情を刺激する。けど、俺はこの
人生で生スク水をおがんだことは無かった。プール授業が中高生の時にあれば
どんなに、どんなに……うぅ。

そんな俺の願いを叶えてくれたのが、このソフト。なんと購入特典として本物の
スクール水着がプレゼント。えぇ、このために買ったと言っても過言ではない。
正直ソフトにはそれ程期待していなかったけれど、いざ画面を見た途端、俺の
考えの甘さを思い知らされた。

俺はこのゲームほどスク水を艶かしく、かつ見事に作り上げたメーカーを他に
知らない。実際に目の前にあるかと錯覚させる質感、濡れ具合、形状、そして
エロゲらしくスク水が抱くエロティシズムを如何なく発揮している。すげーよ
このゲームすげぇよ。主人公も超スク水マニアなので、話している最中もスク水
辞典とかで、丁寧に解説がされている。あぁ、スク水に対して知識がまた一つ
二つと増えていく……。

ゲームは基本的に陵辱。臭作みたいに相手の弱みを見付け、それを元に
脅迫して、エッチしてしまう。ゲームでの陵辱は大好きなのでこの辺の倒錯は
気にならなかった。むしろスク水で出来る限りのエロをやってくれたことには
嬉しかった。SMもあるしね。

ただ気になったのが、登場人物がみんな貧乳。唯一の大人である渚先生すらも
小さい。その上でロリキャラである美乃までいる。これは困った。いや、俺も
そこまで貧乳嫌いではないが、それが多すぎるとメリハリがなくてつまらない。
大きすぎる巨乳、無さ過ぎる貧乳はイカンのですよ。せめて一人くらいは普通
サイズ(エロゲ視点での普通、現実のCカップくらい)は欲しかった。

ゲームは一度通ったルートがわかるため、何度も同じルートを間違って選択する
なんてことは少ないが、トゥルーエンドを見るためには全員まんべんなく犯す
必要があり、またパラメータなんかもほぼ同じにしなくてはならん。日数制限
あるため、初期段階でいかに素早く脅迫できるかがポイントです。

スク水が大好きなら購入すべき一本です。逆にスク水も陵辱も貧乳も嫌いなら
買う価値など無い、そんなマニア向けの作品です。


メタモルファンタジー【エスクード】
主人公のハタヤマは魔法学校に通う生徒。外見はぬいぐるみだが、背中にある
チャックが謎めいている人形チックな野郎。まぁ、ハタヤマの他にも謎めいた
友人達が多く、またそれがいい味出しています。

肝心の中身ですが、ハタヤマが魔物に襲われてしまいます。その魔物こと篠原
さんは女とエッチしないとお前は死ぬだのと言ってきます。うーん、いかにも
ファンタジーエロゲにありがちな展開。まぁ、そんなわけでハタヤマは仲良し
女の子と警備と称し、夜の校舎に誘ってはエッチしてしまうってお話。

女の子とエッチをするためには彼女達と戦わなければならない。また、数ある
イベントでも戦闘は必須。戦闘はRPGっぽいノリですが、しっかり訓練して
おかないと負けてしまう。中盤まではさして気にせずにいられるが、後半には
女の子もかなり強い。ましてやラスボスなんて無茶苦茶。完全に戦闘パターン
覚えないと勝てません。私は攻略サイト見て倒しました。

女の子へのエッチは基本的に触手になったり、鳥の羽でいたずらしたり、木に
なって蔓などを絡めたりと、ハタヤマが変身したものが大きく関わる。つまり
普通のえっちはほとんど無い。ちなみに和姦も少ない。嫌いな人は受け付け無い
でしょうな。まぁでも、ハタヤマ自身憎めないキャラなので問題無いかも。

エロの濃さはそこそこかな。ただ、こうしたコメディっぽいやつや呪いなどを
かけられて仕方なくえっちしたって物語にありがちなえっちの後が俺としては
いただけない。つまり、やった後に罪悪感を感じたり、ギャグっぽくなってたり
すると、なんだかなぁ〜ってなるのです。俺としては終わったらぐったりして
いたり、女もその余韻に身を浸っていて欲しい。

ラスト近辺の敵の強さや途端にシリアスになっていくのに目をつぶれば、まぁ
いいかなぁと思える一本。つーか、別にこういうノリでシリアスはいらんなぁ。
コメディタッチのままで終わらせて欲しかった。


DISCODE〜surface〜【ソフトさ〜くるクレージュ】
シリーズ第三段目の今作はヒロインが一作目と同じ鏡華。やっぱりエロい上に
内容が同人ソフトのレベルを凌駕して、一般レーベルでも追随を許さない程に
エロい。本当にエロゲーの何たるかをわかっている作りだ。

システムはさほど変化しておらず、基本はセックスしまくりながらバイトして
金稼いでエログッズ買って、プレイスタイルを増やすと言う仕組み。バンバン
エッチしまくってください。汁ぶっかけまくってください。素晴らしく肉欲的
かつ可愛い鏡華に、これでもかと。

今回はサブイベントも充実しており、ストーリー性もある。だが、今回これが
非常にネックとなっている。何故なら、イベントを進めるのがすんごく難しい
のだ。適当にやっていてもそれなりに見れるけど、真のラストまで到達したり
またエロシーンを補完するのがべらぼうに難しい。難易度最高。もう製作者の
オナニーかよと思うくらいイベントが見られない。

と言うのも、時間帯と場所によって出現する人が変化し、また後日別の場所と
別の時間で会わねば進まない上、ヒントが無い。学校サボると魅力が下がって
いくし、魅力が下がるとエロシーン見られないのもある。欲情が無いと同じく
エロシーン見られないし、欲情が多いと体力の減りも早い。シビアだ。

それでもエロシーンの数は多く、しかもマニアック。顔はもちろん、口の中や
髪、掌、足の指、性器、胸、体、中出し、アナル、尻に鼻の穴までと数限り無く
ぶっかけられ、おまけにスク水や体操服、制服に素っ裸、ニーソックスはおろか
緊縛状態、メガネ装着とシチュエーションも多い。おまけに質感や量、そして
垂れ具合に染み具合が素晴らしい。他人のエッチも垣間見れるしね。

このゲームは自慰写真を脅しに鏡華が輪姦パーティー会場へ呼び出されるけど
そこで無理矢理犯されることは無く、会費制の和姦エロクラブ。そんなわけで
無理矢理やられることはなく、鏡華自身も楽しんでいるのだ。うーん、これは
あまり無かったシステムかもなぁ。その後も学校で同じ様なクラブに招待され
エッチを満喫。

細分化されたエロのおかげで、自分がやりたいエッチをできると言うのは非常に
やっていて楽しかった。エロゲとはかくあるべし。けれど、難し過ぎて新しい
エッチを見付けにくいのは、何とかならんかったのかなぁ。


DISCODE2〜二律背反〜【ソフトさ〜くるクレージュ】
前作もエロかったこのシリーズの第二段は、何とフタナリ。俺は美少女に雄々
しくも扱いきれぬ男根が付随していて、やだぁ大きくなってきちゃった、とか
たまらなくしたいよ〜なんて言う男性の性欲を女性が抱くと言う倒錯的な世界が
非常に好きなんですよ。変態ですね、うん。

ヒロインは二葉と言う、可憐ながらも大きな男根を持つ美少女。前作のヒロイン
である鏡華の先輩という設定。二葉は鏡華と違って初めから周囲に性欲解消を
求めず、一人でオナニーに興じます。親友であり片思い相手の影清君を思って
しこしこ、鏡華と電話エッチでしこしこ、学校でしこしこ、バイト先でしこしこ
などと、オナニー猿状態。いやまぁ、気持ちはすごくよくわかる。俺も中学の
時に学校の便所で……って、そんなことはどうでもいい。

システムは前作とさして変わらず、学校行ったり市街地うろついたりしながら
イベントを起こして、バイトして金を貰い、ショップでエログッズを購入して
新たなエロイベントに突入ってのが大まかな流れ。当然体力が無くなると一日
行動できなくなったりする。休憩はこまめに。

ただ、今作の欲情パラメータが結構シビアな作りになっていまして、100に
なったら二葉ちゃんが暴走し、全裸で街中を練り歩いて捕まったり、授業中に
暴走して転校、そしてゲームオーバーになりやすい。適度に解消しなきゃならん
けれど、鏡華より性欲強いのかなぁ。

ちなみにこのゲームは親友の影清君と結ばれる純愛エンドもあります。フラグ
成立すれば、いきなり勃起した男根を見せて影清君に告白。うん、俺なら間違い
無く引くね。でも影清君はそんなの関係無いよと動じない。男だなぁ。

回想シーンがあってお得になった反面、イベントが少々出しにくくなった気が
します。上手にパラメータ調整しないと、純愛エンド見れないかも。けどまぁ
個人的にこの手のゲームで純愛ハッピーエンドは、ちょっとなぁ。でもすごく
エロいし、フタナリ好きにはたまらない出来となってます。


発情カルテ【13cm】
変態陵辱大好きな人には是非いちおしの一本。主人公は大手病院から飛ばされた
少しやさぐれ気味の医者。彼を待ちうけていた病院は驚くほど静かなところで
看護婦も一人。決して表情を変えない看護婦が次々と性的異常精神病患者達を
紹介し、主人公は戸惑いながらも「治療」していく。

と、まぁこれがおおよその粗筋です。サイコホラーな雰囲気を匂わせて思わせて
おいて、その実ストーリーなんて無いようなもの。ただひたすら患者には情けを
かけないでとことん陵辱し尽くさないとラストまで辿り付けない。

原画の数は結構多く、だからこそ多用なキャラが味わえる。総勢20名少々と
いったところだろうか。またキャラにはあからさまに他のゲームのパクリだと
思わせるものがあるが、それはそれで楽しめるところだろう(そのせいで訴え
られて、もう作っていないみたいだが)。

他に語るべきものは無い。ただひたすら陵辱が大好きで、どっぷりその世界に
入り込めるならばお勧めである。少しでも他の要素が無いとダメだって人には
まずお勧めできない。俺はもちろんはまったけどね。


ぶるまー2000【ライアーソフト】
文句なんて無い。エロが全然たいしたことなくても、シナリオなんてあってない
ようなものでも、絵がそれほどじゃなくても、文句なんて無い。このゲームは
そんなもの必要無いんだ。(←エロゲーだから必要だけどね)

このゲーム、本気で大笑いした。

悪のBB団と正義のMIBの争いに巻き込まれ、何時の間にか伝説のブルマーを
はいてしまった常葉愛。そのブルマーの力でBB団が送り込む刺客を撃破して
いくと言うのがゲームの進み方。

ヒーロー物みたく第何話と言う区切りでストーリーが構成されている。そこが
またバカバカしいのだ。本筋はもっとバカバカしい。ふんだんにネタやギャグ
などが盛り込まれており、飽きさせない。むしろエロそっちのけではまる。

逆にエロは中途半端な作りになっている。エロゲーなのにエロが邪魔。うーむ
いいのだろうか。まぁ、いいか。笑えるし。

刺客との戦闘はそれなりにサクサク進めるが、要所によっては運まかせ的な
ものもある。俺はゴジラみたいなのとBB団侵入でかなり苦戦し、また後半は
ギャグからシリアスに移行するので、少しダレてくる。

しかし三流シリアスなラストに何故か涙ぐんだ俺がいた。くっ、これがこの作品の
狙いなのか?狙いと言っても全話全てのストーリーを見たわけじゃないので
何とも言えない。まぁ、全話見なくともこの作品なら楽しめる。

バカゲーとして名高い一本であることには間違い無いだろう。


花の記憶【FOSTER】
このソフトを入手したのは俺がパソコンを扱い始めた直後だから今から七年も
前のことになる。当時(今もだが)どんなゲームがあるのかさっぱりだった。
その上、容量の問題からシナリオなんて期待できるようなものじゃなかった。
だから俺は当時の欲求と合わせ、とてもエロいゲームを探していた。

そんな中、このゲームを何気無く手に取り、裏の文字を見て驚いた。気付けば
会計を済ませていた。何故か?その言葉とは?

これさえあれば、当分オカズにゃこまらない。

すげぇ、すげぇよ。何てわかりやすいんだ。そう、このゲームにストーリーは
存在しません。五人の女の子によるオムニバスエロストーリーが紙芝居の様に
あるだけ。音楽もシナリオもおまけ。ただひたすら女の子達の妄想、体験。

選択肢も一人のキャラに二つか三つ。あとはひたすらクリック。一度ラストを
迎えれば次回からいつでも好きなシーンから始められる。正に抜きゲー。

このシリーズ、知っている限りで六作出ていますが、基本の部分はまったく変化
していません。ひたすら紙芝居のようなエロ。ストーリーも音楽もおまけ。だが
俺は好きだ。何故か。そりゃやることが完全限定されているから、買う時に迷う
ことはないし、プレイする時も余計なことを考えずに済む。

下手な小細工をせず、余計な物を演出せず、ただひたすらにエロを追及してる
この花の記憶シリーズはとても大好きだし、お世話になってます。


LoveLetter【美遊】
後輩にとある書きかけの小説を見せたところ、このゲームの雰囲気にとても
類似していると言われ、借りることになった一本。最初から後輩にこれは
かなりヤバいと言われていたのだが、そう言われればやりたくなるのが人の
サガ。それに似ていると言われたのだ。やらないわけにはいくまい。

そんなわけでやり始めた。絵もしっかりしていて、音楽も邪魔をしないように
控えめだが、好感が持てる。声優もいい演技だ。ほぉ、何が一体ヤバイと言う
のだろうか?

何て思えたのは最初のビデオが届くまで。そこに映っている麻酔無しの解剖手術
(正確には皮膚の剥ぎ取り等)を見て気持ち悪くなってきた。いや、声優さんの
熱演によるものなのだろうが、叫び声が痛々しい。

それからはもう一直線にグロに走る。手に杭は打たれるわ、心臓病患者に対して
ボロクソに犯すわ、全身の皮膚にフックをかけて吊るすわ、生きたまま目を刳り
抜かれて体を刺されているわ……。もうすでに音量はオフでした。

犯人を追い詰めていくごとに、人を人とも思えぬ方法で実験をし、無残な形で
崩壊していく肉体。小心者のくせに想像力豊かな俺はもうビビりまくり。怖い
を通り越して……。ようやく最後まで辿りついても誰も助からないまま。

話に引き込まれましたが、最悪です。

と、クリアした後に新しいシナリオ「瑞穂」が追加されているじゃないですか。
何だろうと思ってやってみたところ、主人公シナリオでは明らかにならなかった
犯人の正体。複雑に絡まり合った血縁関係。勘違いの果ての犯行。そして最後に
待っていたのは、一応のハッピーエンド。あぁ、そうか、このゲームは純愛が
引き起こした悲劇だったんだなぁ。……ん、またシナリオ追加だ。

次いで「冴」シナリオ。このシナリオ如何によって全ての物語の運命が決定されて
しまいます。血塗られた歴史から解き放てるか、そうでないか。選択肢は結構
少ない……ってか、あってないようなもの。巧く行けば誰も死にません。結末も
かなりハッピーエンド。うぅ、いい話だなぁ。……え、まだシナリオあるの?

最後のシナリオ「TRUE」。ここで主人公は全ての過去の精算をつけます。
明らかにされた真実。そしてその果てにある願われていた幸せ。ラストには
感動が待ってます。その感動を倍増させたのは、主人公シナリオの中にあった
あのセリフ。あれが現実となった瞬間、泣けました。

シナリオは文句無く傑作です。多少絵との矛盾点があり、そこでオカシイと
思ったりもしますが、充分合格点です。絵もキャラもカワイイ。音楽もいい。
特筆すべきは声優と効果音。これがこのゲームの残虐性を多いに際立ててます。
惜しむらくはエロゲーでありながらもエロがとても少ないこと。主人公が奥手
だからと言ってはそれまででしょうが、エロは無いも同然。レイプシーンも
エロよりも残虐性が目に付き、とてもそんな気分にはなれません。こういう
ところでリアリティを如何無く発揮されると、さすがに辛いです。

前半は全く救いがありません。ですがやり進める程に犠牲者は減り、最後には
誰もが助かるようになります。目を背けずに未来を勝ちとって下さい。そうです
このゲームは紛れも無い純愛なのですから。


マイフェアエンジェル【Studio e.go!】
育成物や調教物がかなり好きな俺にとって、このゲームは手にした時から結構
やる気になっていた。そしてそれは裏切られることはなかった。

主人公のテオが作り出したホムンクルスのメイヴ。彼女を育てていき、かつ宝石を
作っていくというのがこのゲームの全てなのである。まぁ、宝石探しのなんかは
一度鉱脈を発見すると印が残るため、鉱石を集めたりするのは比較的簡単。それに
メイヴを育てていくのも、本などを買い与えてやり、上げたいパラメーターの本を
ひたすら読ませてやれば大丈夫なので、難易度自体はかなり低い。

メイヴの成長段階は幼児期(ぱっと見で五歳くらいか)、思春期(十四歳くらい)
青年期(二十歳くらい)の3段階なのだが、これがまたカワイイ。このゲームを
やって初めて山本和江の絵がマジで好きになったくらいだ。

幼児期は寝てばかり。買い与えてやるものもそんなに多くないので、ひたすら
鉱石を集めていればいいだろう。エリンやシーラ師匠に会っていい感じにして
おいてもよし。

思春期からホムンクルスの生命を持続させるなんてことを理由にエッチができる
ようになる。幾らホムンクルスとはいえ、自分の娘。ラブラブほんわかなエッチも
見方を変えれば外道に見えなくもないのですが、メイヴがあまりにも可愛い過ぎて
そんなこと考えられません。また、ようやくメイヴが室内を動き回れるようになる
ので、色々なことを教えてあげましょう。

青年期は最終パラメーター調整。パラメーターによって錬金術師からメイドまで
幅広いメイヴの職業エンドがあるので、メイヴをそれまでがんばって教育して
いれば比較的楽でしょう。メイドになった時は感涙したもんだ。

忘れてはいけないのはテオが錬術師だと言う事。そう、このゲームの目的は
金を作ること。ダイヤやサファイヤは何の意味も無いのです。

金を誕生させればいきなり賢者の石作成イベントに。これが半端じゃなく材料を
集めるのに面倒臭いので、なるべくなら青年期に入った段階、または思春期から
コツコツと材料を集めていないと泣きを見ます。ただし、これを作ってしまえば
あとは結婚エンドまでほぼ一直線。サクサク進んでいきます。

基本的に明るくほのぼのした日常ベースにシーラのボケ、エリンの嫉妬、そして
メイヴの超絶なる可愛さが光るため、飽きません。ただエッチシーンはエロくは
ないです。エロと言うよりも愛らしいからそう見えるのでしょうか?それとも
山本和江の絵自体がエロスを感じさせないからでしょうか?

ちなみにこのゲームの謎とされているホムンクルスやシーラ、テオの秘密などは
すぐにわかります。一時間もやってれば気付くかもしれません。だって瞳の色が
違うってのがバレバレ。

メイヴに萌えられるかどうかが、このゲームの最大のポイントでしょう。


Mi・da・ra【ミンク】
ミンクと言えばカワイイ絵柄に鬼畜満載ゲームが多いように思える会社。それ故
このゲームもプレイする前からかなりの期待を抱いていました。インストール最中
なんか期待も股間も膨れっぱなし状態。

そしてゲームスタート。

えーっと最初はドラッグビデオの類かと思いました。そして主人公がビデオを
観終わった時に「ああ、これは崩壊一直線だな」と思わせてくれました。それは
あながち間違ってはおらず、義妹の優美、その親友の瑠璃、主人公の彼女で
ある夏織、そして謎の女である沢子を巻き込んでいきます。

序盤のビデオでは優美だけでしたのでCG回収も楽だったんですが、瑠璃や夏織
などがビデオにも登場してくるとかなり困難になります。よほどやりこまないとCG
100%なんていきません。

ただ人が増えるとエッチも増えます。つゆーかこのゲーム、異様にエッチパターンが
多いです。明治、大正、昭和、平成、現代とビデオがどんどん増えていき、他に現実
でもエッチがあったりと、プレイヤーがエッチ中毒になりそうなくらい多いです。

さすがだよ、ミンク!

はっきりいってエッチ以外のシナリオなんてほとんど頭に残っていません。誰が
誰を好きになり、葛藤があり、非難があり……なんて義妹を愛する主人公の葛藤や
ビデオを見てしまう、または見せてしまった罪悪感などが端々に書かれていますが
そんなものこのゲームにおけるエッチに比べればあってないようなものです。大体
ビデオ見てれば話が掴めますから、そこ以外の話は飛ばしても問題ありません。

あとこのゲームはエッチの時にカーソルをドラッグしながらひたすらおっぱいなどを
プルプル動かして愛撫するのですが、これは面倒。動かせば声は出してくれます
が、いかんせん集中できません。何となく「右のおっぱいばかり揉んだらあれだから
次は左のを……いや、尻にしようか?」なんて考えてしまうのでいけません。

個人的には瑠璃が一番可愛く思えました。ビデオは大正乱交(リビングにて)や
平成瑠璃放尿や現代などが楽しめました。大正は普段の優美とのギャップ
平成も普段の優美とのギャップに加え、いじめられる瑠璃が可愛く、現代は体が
突然入れ替わってしまい主人公が優美の体でオナニーしてしまうという心地よい
背徳感と罪悪感、そして快楽が渾然一体となったのがツボに入りました。

選択肢によってタナトスとエロスが上下しますが、これは調整が比較的楽なので
それほど気にしなくてもいいでしょう。ただあまりにも幅を空け過ぎるともちろん
とりかえしがつかなくなるので、ビデオを見るのが12回目くらいまで同じくらい
それ以降は見たいエンディングに会わせる様にした方がいいかもしれません。
……あー、でもイベントがあるから何とも言えないかぁ。

かなりお世話になった一本でした。