スーツである。
いや、俺も何着かは持っているが大体ってか、全部黒なんですよ。昔はそれで
十分だと思っていたし、紺とかグレーとか格好悪いと思ってた。だが黒ばかり
では逆にそれしか無いように思われるし、何より暗い。喪服みたいなのばかり
だからなぁ……喪服は着飽きた。
次の仕事はスーツの上を着てやる仕事ではないが、それでも上下揃えておいた
方が何かとよかろう。仕事だけでなく、何か別の機会にも使えるし。んでまぁ
昔はバカにしてた紺やグレーみたいなのが欲しい。三色くらいあればいい。
幸いな事に、近所の紳士服屋がリニューアルオープンだかで半額セールをして
いるんですよ。ついてるなぁ。とりあえず、買うものは結構多い。以下、俺が
パッと思いついた購入リストである。
スーツ上：二着（上を着て仕事はあまりしないだろう）
スーツ下：四着（ズボンは多い方がいい）
ネクタイ：一本（もらったのが二本あるし、他にもあるから）
シャツ ：二着（何着かあるが、あって困らないだろうから）
半額とはいえ結構するだろうが、就職祝いって事で幾らか資金提供を受けた。
うむ、これで自腹を切る事が少なくなるぜ。さぁて、どんなのにしようかな。
てなわけで、行ってきました紳士服屋。
平日昼さがりだけあって、店内は結構空いてる。まぁ、紳士服屋が人ごみ凄い
大混雑なんてお目にかかった事がないし、あまり多いと落ち着いて選べない。
空いてるくらいがいいのだ。じっくりと物色。
普段服でも何でも物色してる時に店員が来るのがすごく嫌いなのだが、今回は
早く来て欲しかった。だって、スーツについての知識皆無なんですよ。どれが
いいのかなんて、デザインでしかわからん。それでいいのかもしれないけれど
ちょっとよく見たら、通気性がどうとかＮＡＳＡの技術がどうとかって書いてて
わけわからん。う〜ん、どうしよう……あ、店員さんが来たぜ。
店員さんに色の好みを伝え、選んでもらう。さすがはプロ、俺も納得の品物を
持ってきてくれた。うん、もうこれでいいんじゃね。ただ向こうもプロ、俺が
一番納得できる品を選ぶよう、色んな質問をしてくる。ボタンは二つか三つの
どれがいいか、タックはどうするかなどなど。タック？？
いやもう、今更何の知識も無いとは言えず、超知ったかぶりモード。仕事の事
聞かれても、まだとは言えずにもう勤続三年目モードで話す。俺のバカバカ！
そんなわけで試着したり、一緒に選んでもらったりして何とか全ての物を決める
事ができた。あ〜、よかった。
取り寄せる物があるので、商品の受け取りは来週の月曜日となる。スーツかぁ。
すげぇ久々に買ったけれど、着るとこんな俺でもそれなりに見えるのが不思議。
着られてる感が出ないようにしないとねぇ。あー、しかしあぁいう場ってのは
疲れちゃうよ、ほんと。
その後、エロショップで気力補充。
また一年の半分が雪と付き合う風土なため、育つ植物なんかも違う。先日俺は
ニュースで、北海道で初めてマンゴー栽培に成功したってのを見た。マンゴー
なんかは南国の食い物だから、ビックリ。まぁこれは例外としても、大雪山に
だけ育つ貴重な高山植物などもあるのです。
昆虫なんかもそうなんですよ。まぁ、これらに俺はそこまで知識があるわけで
ないので詳しい事はわからないが、それでも多少は知っている。そしてこの時期
アイツラが大量に発生するんですよ……。
今日は十月中旬にしてはそれなりに暖かい日だったんですよ。これ書いている
夜も、結構蒸し暑い。でも、窓開けると寒いんだよねぇ。まぁ、ちょっと前まで
暖房出そうかな〜と結構マジで検討してただけに、珍しい日である。
本日仕事をしてて、午前中で終わるのかと思ったのだけど、ちょいと長引いて
昼休憩に入ったんですよ。職場から我が家まですぐ側なのでメシを食いに家に
向かって歩いていたところ、目の前がぼんやりかすんでいるのに気付いた。
体調不良ってわけではない、むしろ昨日は禁酒したので体には何らダメージが
ないはず。仕事も忙しかったが、そこまでではない。何だろう、かすむと言うが
何か飛んでるような……？
ぐぉ、雪虫の大群か！！
雪虫とはアブラムシの仲間で、ものすごく小さい体に白い綿のようなものを体に
つけて、飛んでる冬にかけての北海道の名物。これが飛び始めると、もうすぐ
雪が降るってサインでもある。ただし、あまりに数が多いので自転車で走れば
服にベタベタくっつくし、手でささっと払えば潰れてしまう。車を走らせれば
窓ガラスに大量にくっつく。口開けて歩けば、口の中へ。
ともかくたくさんいるので、北海道在住で食った事のない人は皆無だろうと俺は
推測する。特に本日は異常発生しており、それはもうすごい事に。幾ら綺麗だ
冬の風物詩だと言っても、体についたり、潰れたりするのはイヤなものだ。もう
耳をかいたら耳の中で潰しちゃったし、服にも結構ついちゃったよ。
しかし、もうすぐ雪が降るのか。ついこの前まで雪と付き合っていた気がする。
夏なんかあっという間に過ぎ去ったんじゃなかろうか。アロハシャツもあまり
着なかったからなぁ。水着もあまり見れなかった。う〜ん、冬かぁ。
性夜にはパートナーと夜を共にしたい！
夜の七時半に焼肉屋で合流。そこは結構人気の場所なので、人も多い。うわぁ
ケンドー予約取ってるのかな？……おう、いたか。予約って取ってる？なにぃ
取ってないだと？！うむむ……仕方ない、待つか。
三十分ほど待ち、食事にありつく。やはり美味い。久々の焼肉を堪能しながら
色んな話をする。女欲しいな〜とか、仕事ってこれからどうなるのかな〜とか
体たるんでくるよな〜などなど。食事を堪能した後は我が家でパワプロを対戦。
先日は完敗だったが、打撃の練習はちょっとやったのだ。通用するかな？
二戦二勝で俺の勝ちでした。
やはりヒット打てるようになったのは大きい。ただ、そこまで大差ではなくて
二戦目は結構接戦だった。いやぁ、楽しかったな。あんまり練習しすぎて差が
つきすぎても楽しくない。適度にプレイしよう。
さて本日、仕事が休みだったのだ。何かしようかなと思いながらも、家人や渚が
ちょいと忙しく、外出するのは難しい。家でのんびりゲームをやっていたけど
このままじゃイカンと思う。うーん、何をしよう……。
そうだ、ジムに行こう！
六月半ばから仕事を始め、ずーっと行けなかった。暇になったら行こうと思って
いたのだが、なかなかそんな暇もなく、結局解約したんですよ。だが、今月末
までは利用できるので、使わないと損だ。そもそも今月は週に三回しか仕事が
なくなったし、午前中で終わるため、やや体がたるんできてるかもしれない。
今はまだそんなんでもないが、ちょっとここ最近飲み過ぎが続いたしなぁ。
そんなわけで、久々のジム。明日も仕事なので軽くやろう。そう思ってやったの
だが、思った以上に筋力が落ちている。仕事で使う筋肉とジムで鍛える筋肉は
違うからなぁ。仕事でも重い物は持つけど、ジムではより重い物を持つ。そして
ジムでは高負荷低回数で筋肉を大きくするのに対し、仕事では低負荷高回数で
やるからねぇ。ベンチプレスなど６０ｋｇでも重く感じたぜ。
本当に軽くやって、ストレッチしてから体脂肪を測定。家にあるやつは立って
計るだけだが、ジムのは手で持っても計るのでより正確である……だろう。さぁ
どんな数値が出るのかな？
６６．２ｋｇ 体脂肪１０、７％ 肉体年齢２２歳
……間違ってる、よなぁ。さすがに。
いや確かに体重はこんなもんだ。体脂肪も落ちた。若くなったとは言われるが
それでも体脂肪がこんなに低いわけない。脂肪は確かに結構無くなったものの
そんなにバキバキと腹筋割れてたりするわけじゃないしなぁ。
そこの貴女、確認してみるかい？
まず一昨日、社長との面接があったんですよね。社長との面接の傾向と対策を
聞かされたとはいえ、相当緊張してたんですよ。小心者ってヤダね。それでも
ドキドキしながら社長室へ通される。
社長と面接と言っても、特にこれと言った事は聞かれなかった。せいぜい何故
この年になって本気出したのか、なんてくらい。あとは会社の成り立ちだとか
社長の即席、経営理連に世間話くらい。うーん、これはどう取ればいいんだ？
あのぅ、もし働くとしたら勤務地ってのは……？
「あぁ、もう決まってるよ。君はこの場所だから」
……もう、決まってる？
就職決定でございます。
いやぁ、人生何がおこるかわからない。最近の口癖みたいになっているけれど
実際に強くそう思う。だって二十八歳職歴無しの男が宅配ドライバーとして面接
行ったら、管理者やってくれってどういう事だ？正社員でね。みんなビックリ
してたが、俺が一番ビックリしたわぁ。
報告したら、みんな祝ってくれた。ありがたい事だ。妹と渚からはネクタイを
プレゼントされた。そうだよなぁ、これからネクタイ締めるんだよなぁ。俺が
あんなにやりたくねーとか言ってたのに。人生不思議なもんだ。
さて昨日は大学の学校祭があったんですよ。と言っても、既に知ってる後輩も
ほとんどいないし、学内で酒飲めないしで、早めに行く必要がない。夕方から
開催するＯＧＯＧでの飲み会、滅び行く恐竜の会を待つばかり。
夕方頃、先輩方も集まったので飲み屋へ。総勢八名かな、途中参加含めても。
みんな就職したり、いつもまとめてくれる幹事が東京進出してしまうため、もう
なかなか集まれないかもしれん。それでも年に二度くらいはこうして集まって
年甲斐もないバカ話に花咲かせたいものだなぁ。
そんなこんなで、楽しい二日間が過ぎた。実はこの日記、晩飯前に書いてるの
だが、これからケンドーとメシ食いに行く約束があるんですよ。もしかしたら
三日も更新無くなってしまうため、こうして急遽更新してるのです。
来月から俺も遅咲きの社会人か。
「せんせー、お電話鳴っていますよー！」
普段俺は自宅にいる時、部屋に携帯を置きっぱなしである。渚に言われて急いで
我が部屋に行くと、電話がきれた。しかし三件も同じところからかかってきて
いるため、何かよほどの用事なのだろう。誰か携帯でも変えたのかな？
「もしもし、昨日面接を担当した者ですけど」
( ﾟдﾟ) えええぇ、何だと？！
お、落ちたか？でも落ちたら書類通知だし、電話は採用合図と言ってたけれど
通知はそもそも来週のはず。何の電話なんだろう？
「ドライバーとしてじゃなく、管理者として働かないかい？」
そう、昨日俺は運転手として面接に行ったんですよ。二トントラックのやつ。
しかし運転手よりも、面接した感じから管理者として働かないかと言われた。
あれ、管理者って倉庫だよね？また倉庫勤務かぁ。おまけに週休二日から月に
五日に減ってしまう。う〜ん……どうしよう。
ちなみに明日の三時に社長と面接があるので、本日夕方くらいまでには返事を
くれとの事。うおぉ、考える時間少なすぎる。働く内容も全然わからないし。
これはもう一度、担当官と話をしよう。
そんなわけで午後七時に担当官と会い、話を聞く事に。どうやら俺が考えてた
ものとは全然違い、運航管理や商品の検品など。休みは少ないが、将来はその
会社で幹部としてもがんばって欲しいと。えええぇ、何故そんな話に？！
何でも昨日から結構面接に来てた人がいるみたいだが、面接の評価がよかった
模様。思慮深そうってのもポイント。ほー、どっからどうなるのかなんてもう
わからんもんだよね。ともかく色々教えてもらい、施設内の案内もしてもらう。
なんかえらい親切丁寧で、是非働かないかという感じビンビン。
ともかく、明日また面接である。脈はかなりあるので、このままなら上手くいく
可能性は高い。まぁ、あまりおごらず、しっかりいこう。しかし、人生わからん
もんだ。この俺がスーツ着て、ネクタイ締めるとはなぁ。
明日はいい発表したいもんだぜ。
今の仕事だと休みは無いわ、給料は安いわで将来性皆無。三ヶ月半がんばって
きたけれど、年齢的にもっとしっかりしたところを決めないといけないと一念
発起したんですよ。
そんなわけで先月末から探し始め、いいところがあったので電話し、本日昼前
面接となったのだ。その会社自体は初めて行く場所だったが、カーナビあるし
そこそこ知ってる道の辺りなので、さして迷わず到着。少し早く着いたけれど
遅れるよりいいだろう。しかし、正面玄関はどこだ？
よくわからないので、倉庫の入り口から入る。うおぉ、従業員はいないのか？
……あ、いた。面接場所は二階なので、階段の位置を教えてもらい、事務所へ
何とか到着。面接しにきた旨を伝える。
「あ、それって本社の方ですね」
……本社？でも俺が入った建物にはちゃんと会社名が書いてたが。
話を聞くと、建物自体は繋がっているらしいので案内してもらう。そこの中に
入り、応接室に入る。面接官は二人。あ〜、ドキドキする。
でさぁ、いつも思うのだが面接ってよくわからん質問してくるよね。履歴書に
空欄は不味いからと得意なスポーツ欄に野球って書いたんですよ。実際中学まで
ヘボながらも野球やってたからね。でもそれでポジションを聞かれるのに一体
何の意味があるんだ？ピッチャーと外野で採用基準変わるのか？
色々話し、最後に何か一言ないかと言われた。この業種に応募するのは初めて
なので、何をどう質問したらいいのかわからない。しかし、何も言わないのも
ダメな気がする。そもそも面接を受けるってだけで、相当選び、相当な熱意を
持って来ているわけである。
どうしてもここで働きたいんです！
「おぉ、初めて君の熱意が伝わったよ！」
どうも俺の話し方は淡々としてる上、結論を後の話すタイプなので回りくどく
聞こえ、いまいち熱意が伝わらないらしい。確かに俺は自分をアピールするのが
ものすごく下手である。ただ、淡々とってのは別に素っ気なく話しているわけ
ではない。
だってさぁ、どうして我が社を、この仕事を受けたのかと訊かれても、自分が
できそうなのがその仕事くらいと思っただけなのだが、そのまんま伝えたなら
この仕事を舐めてるのかと思われそうだよねぇ。質問それぞれにそうした裏を
考えるから、どうしてもそうなってしまう。難しいねぇ。
何にせよ、最後の最後にぐぐっとアピールできたし、相手の反応も良かったので
まずまずだったと思う。結果は来週。はてさて、どうなるやら。
もう履歴書書きたくないなぁ。
さて本日、その従兄弟からお祝い返しって事でカタログギフトが送られてきた。
説明するまでもないと思うけど、カタログギフトってのはカタログの中にある
商品の番号をハガキに書いて送れば、後日品物がタダで送られてくるといった
システムである。定まった金額の中で自分で選べるため、不要な物を贈られて
ゲンナリなんて事が無い。これ考えたやつは偉い！
いつもなら家人に送られてきて、その家人が決めきれないために俺が美味そうな
ものを注文するって展開が多かったのだけど、仲の良い人からだとどうも形に
残るものにしようと思ってしまう。入退院祝いとかそのお返しだと食べ物でも
いいが、結婚とか出産など大きなイベントだと、どうもねぇ……。
そんなわけでパラパラとカタログを見ていたのだが、どうにもこれだって物が
見当たらない。以前はクリスタルダルクのコップを手に入れたが、これ以上は
コップなどいらない。バーボン買った時についてきたコップも含め、俺専用の
酒コップが五つもあるのだ。コップなんかは除外だな。
他に欲しいったらサングラスなのだが、俺は目が悪いので度を入れないと使い
ものにならない。これも却下。もし度を入れるためにレンズ作り替えるなんて
したら、二万や三万は飛んでしまう。ただでさえサザンケータイのために結構
金を使ったのだ。出費は抑えたいところである。
他には何がいいだろうか？万歩計なんていらないし、鼻毛カッターもそうだ。
アクセサリーは柄じゃないし、時計も別にいいのがなかった。食器や家具など
家にあるので十分。うぬぬぬぬ、困ったなぁ。
「あっ、先生、このバッグかおサイフなんてどうです？」
渚が示したのは男物の長サイフとボストンバッグだった。ふむ、確かにこれは
いいかもしれない。俺の財布はもう五年くらい使っているのでややくたびれて
きているし、財布ってのは三年くらいで運気が消えるらしい。ボストンバッグは
近年、年に一度旅行をしているのでそれに使ってもいいかも。ちなみに現在は
旅行に行くのにビジネス用にも使えるカバンを利用しているのだ。
ただ、長財布ってポケットに入れてるとはみ出るじゃない。盗まれそうだよな
なんて思うわけですよ。だからチェーンを付けるのかもしれないが、なるべく
ならばカジュアルもフォーマルも同じものを持っていたいと思う俺は怠惰な男
だろう。
ボストンバッグといっても、大きい物だと一泊二日や二泊三日くらいの旅行に
なるなら入れる物がそんなにないので、ブカブカ状態に。いやでも、大は小を
兼ねるともいうし、いつもだとギリギリパッツンパッツンだから多少の余裕を
持った方がいいかも。あ〜、悩むなぁ。
いい女と旅行に行きたいな〜。
本日はお休みでして、昼前に久々に洗車したんですよ。しばらくしてなかったし
先日雨の中を走ったために、すさまじく汚いまだら模様に。あぁ、去年買った
ばかりなのに、こんなんじゃイカン。おまけに明後日は面接。職探していたら
結構いいとこが見つかり電話して、その流れに。上手くいけばいいなぁ。
さて、そんな車で面接に行くのは恥ずかしいからと洗車していたのだが、我が
自宅と勤務先が目と鼻の先というか、隣みたいなもんなんですよ。そのために
社長とか工場長はもちろん、パートのおばちゃんの姿が見えるわけ。向こうも
当然俺の事がわかる。
「あれ、もう仕事来ないんですか？」
休みなんですよおおおおおおぉ！！
いやほんと、気が休まらない。別にズル休みしてるわけじゃないのに、迂闊に
そこらをうろうろしてたら、もっと働いてくれよと無言のオーラを感じるのは
俺の考えすぎなんだろうなぁ。なんか洗車してても倍疲れた。
それから家族で昼は外食って事でそこそこ近所の中華料理屋に行ったんですよ。
本日注文したのは坦々麺。割と好きなくせに、あまり食う機会のない食い物の
一つである。ただ今日はそんな気分だったので注文。はじめの一歩を読みつつ
待っていると、ほどなくして運ばれてきた。
坦々麺を食う度に思うのだが、なんか固い破片みたいのがあるじゃない。単に
骨の欠片とは思えない。毎度食う度にそういうのがある。これはこの店に限った
事ではなく、別の店でもこういう感触がある。こういう食い物なのだろう。
それがまた、歯の隙間に挟まるんだよね。もー、うざったいったらないよね。
微妙に舌にひっかかって痛いし、気になるし。でも結構坦々麺の中に入ってる
ため、除去もできん。ぬぬぬ、邪魔なヤツ！
今度はあんかけ焼きそばを食おう。
晩飯食ってさぁテレビのガリレオ特別編でも見ようかってところで電話が急に
かかってきた。誰だろう……ケンドーじゃないか？お前今日どうしたんだ？
「えっ、約束って今日だったの？来週だと思ってたよ」
……おいおい。まぁ、ケンドーも本日は予定があったみたいだし、どの道無理
だったかもしれん。まぁ、また今度の機会にでも。
「でもさ、折角だからボーリングとかしない？今からだけど」
むっ、これからガリレオ観る予定なのだが……まぁ、いい。テレビよりも友人
優先である。そんなわけで午後九時からのボーリング。プレイするのも久々で
ある。いやー、昨日はなんかポイントがズレてスコア伸びなかったぜ。
スコアは１４７、１４２、１５４のアベレージ１４７でした。
うーん、いつものアベレージよりちょっと届かなかったところに衰えが見られる
なぁ。ケンドーも会社でのボーリング大会で悔しい思いをしてるらしい。うむ
二人で頻繁に行けたらいいなぁ。
その後、俺の部屋に来て二人で深夜までパワプロをやる。最近ちょっとやって
いたから勝てるかなぁと思ってたが、甘かった。完敗である。ちなみに本日妹と
やったらボロ負け。俺弱すぎでへこんだ。
さて、本日は仕事である。朝起きて、メシ食う前に便意を催す。まぁ、仕事に
行く時はいつもこうだ、腹具合が悪くなる。出社する一時間の間に三度も便所に
行くなんて珍しくない。基本的にゲリーなのである。
ただ、本日は勝手が違った。
メシ食ってても吐きそうで、下痢も止まらない。うーん、そんなに仕事に行き
たくないって思ってるのかな？それにしても一時間で七度も便所に行って全て
下すってのはひどすぎる。昨日は確かに夜更かししたが、そんなに酒飲んでは
いないはずなのに……。
仕事をしてると更に悪化。下しそうだわ吐きそうだわ、頭痛するわ眩暈するわ
もう散々。いっそ帰ろうかと思ったが、何とかこらえる。しかし我慢できずに
便所へ。うわぁ、これは単に仕事したくねーってだけじゃないな。
……あれか、昨日の豚しゃぶか？
豚はよく加熱しないと危ない。しゃぶしゃぶだったので、ささっとやってしまい
半生のまま食ってしまったのかも。食べ物に当たると危ない。久々にヤバイと
思える症状にぶち当たったぜ。
三日は豚肉食いたくないなぁ。
じゃあすぐにでも撮ってくればいいのかもしれんが、一ヶ月以上散髪してない
ため、髪がちょっとボサボサになってきている。短髪だと一ヶ月くらいすれば
どうもそうなってくる。うーん、この機会に床屋行ってこよう。
そんなわけで、本日は散髪＆証明写真撮影。
昼頃、散髪のため床屋に。長年愛用してるこの床屋も、来月からは店舗移転を
してしまう。そのため、ここで髪を切るのも最後になる。まぁ、移転してもそう
馬鹿みたいに遠いとこじゃないので、これからも通い続けるけどね。
さて他のところはどうかわからないが、俺が通ってる床屋にはポイントカードが
あるんですよ。千円で一ポイントくらいなのかな。ただそれが、全然貯まらん。
そりゃそうだ、パーマかけるわけでもないし、髪を染めた事だってあるけれど
それも三回か四回程度。十数年通っているが、百ポイントちょっとしか貯まって
いないんですよ。
有効期限は店長が店をたたむまでなので、無期限と同じ。しかし十数年かけて
百ポイントなら、二百ポイントためるなど遥か先のお話になる。うーん、もう
この機会にポイント使ってしまえってことで、百ポイント消費し、千円割引で
ヘアトニックを購入。今度いい女とメシ食う機会あったら使おう。
その後、一旦帰宅してから着替え、証明写真を撮りに近所のスーパーへ行く。
スーツなんて葬式以外で久々に着たわ。ただ、証明写真はバストアップなので
下はそのままジーンズ。うーん、上はスーツにネクタイ姿なのに下がこれだと
格好悪い。とっとと写真撮って帰ろう！
久々の証明写真はよく撮れた。おぉ、スーツ着たら俺もそれなりに見えるじゃ
ないか。爽やかモテ系が更にパワーアップしたって感じだぜ。うーん、こんな
よく見えるなら、普段着からスーツにしてうろうろしてたら、モテ率も大幅に
アップされるかも。よーし、ブックオフとかでブラブラしちゃうぞー！これで
古本を選んでいる女の子の興味を惹きまくりになるぞ！あのぅ、すみません。
お兄さん何をしてらっしゃるんですかってね。
単に仕事サボッてるだけだよなぁ。
ちっくしょおおおぉ！！
なんたる凡ミス！なんたる迂闊さ！なんたる間抜け！
_|￣|○ 俺のミスだぁ〜……うぅ、うっ……。
「ど、どうしたんですか、先生？ そんなに取り乱して」
消えたんだよ……いや、消してしまったんだよ……。
「消えたって、何がですか？」
パワプロのマイライフデータが消えたぁ！
うぅ、五年目になって様々なシーズン記録を塗り替え、四百五十本塁打も達成。
美人キャスターと愛を育み結婚し、一男一女をもうけ、豪邸に住みスポーツカー
乗って、年棒七億超え。能力も最大だったのに、なのに……。
そりゃあ最初は慣れないから簡単プレイで本塁打量産したり、全真芯とかにし
バカスカ打ったりと俺ＴＵＥＥＥＥＥプレイしてたので、簡単にそこまで行って
しまい、少々飽きていたさ。それは認めるよ。
だからサクセスをやり直し、新しい選手を作って、新しくプレイし始めたのだ。
難易度も普通にしてね。それでも慣れてきたので一年目から三冠王取れそうな
勢い。ただ、ずっとやってたら腹減ってきたし疲れたのでセーブしようと思い
セーブ画面へ。いつものようにボタンを連打してたら……あー！！
「やっちまったなぁ、ですね」
うるせぇ、コノヤロー！！
うぅ、まぁいいんだ。どうせ記録はまた作れるし、美人キャスターとの生活に
飽きてきて、他のヒロインはどんな感じなんだろうって気になっていたところ
だったからさ。まぁ、またがんばって色々育てていこう。
やっと変化球打てるようになったぜ。
だが、この時期の雨は結構冷たい。すっかり冬の足音が聞こえそうなくらいに
寒い時もあるからねぇ。もし濡れた人がいるなら、体の芯から凍えそうなほど
寒かったに違いない。
そう、学校の部活での雑用を終え、帰ろうとした頃にまた大雨。朝に降った雨で
今日はもう降らないと思っていたから傘を持ってこなかった自分の浅はかさに
ウンザリ。置き傘ないかなぁと玄関に向かうが、この天気だからか一本もない。
途方に暮れつつ、空を見上げても止む気配がない。このままじゃ埒が明かない
からと、雨の中走り出す。
だが、思った以上の雨、そして寒さに体力も気力も奪われる。たまらず公園の
トイレに駆け込むが、すっかり全身濡れネズミ状態。家まではまだ少しある。
少女はずぶ濡れの姿を誰かに見られるのを恥ずかしがり、個室の中に入るなり
鍵をかけるのだった。
あーもー、なにこの雨。今年は雨なんてあまり降らなかったし、降ってもすぐ
止んでたから今日もって思ってたのに……。すっかりずぶ濡れで、寒い。もう
どうしよう。とりあえず服軽く絞らなきゃ。
軽くしぼってみたけど、それでも湿った服はどんどん体から熱を奪っていく。
鍵を閉めてるからと上着を脱ぎ、ドアのフックにかける。公園のトイレでブラ
だけの上半身に恥ずかしさや情けなさを感じるが、寒さにはかなわない。
どうしよ〜、こんな日に限ってサイフ忘れてきたからコンビニで傘とか暖かい
もの買えないし。うぅ、寒い。どうしよう……体動かすしかないけど、雨の中
どうにもできないし、こんな狭いトイレの中で動くなんて。
とりあえず体を温めようと体をさする少女、その手は胸で止まる。
痛ッ……こんなに鳥肌立って、こんなに冷たくなって……温めないと。だけど
どうして、感じるの？こんな、トイレの中でずぶ濡れになって、早く帰らないと
風邪ひいちゃうのに、誰か来るかもしれないのに、こんな風におっぱい触って
感じてるなんて……はぁ……変態だよね。
そう言いながらもその手は胸からどんどんと下へ滑り、ついにパンツの中へと
入る。濡れたパンツは雨の雫とは別の湿り気を帯び始めていた。
「先生、先生！何をぼーっとしてるんです？早く履歴書書きましょうよ」
今月から新しい職探しが始まる俺。今の仕事を週に三度にしてもらい、空いた
日に就職活動をするのだ。本日は履歴書書き。面倒極まりない。八割方書いた
とこでミスして嫌になり、ぼんやり雨に濡れる窓の外を眺めながら、こんな事
考えていたとかいないとか。
俺が暖かく濡らしてあげるよー！