狂人日記

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 4月14日
小説のアイデアって年々浮かばなくなってくるものです。誰かが言っていたが
二十歳前までは誰でも詩人であり、それ以降も作り続けられるのは才能である
なんて言葉がある。確かに俺も十代の終わり頃は詩もたくさん書いたりしたし
ふとした事でアイデアがぼんぼん湧いたりしたものだ。

しかし、年々そうしたものが失われている。アイデアは出なくなりわ、集中力
なんて存在すらあやふやになってきているわ、困ったものである。これは年を
取ってきてるからだろうか、それともアルコールの影響だろうか?

長年アルコールを摂取し続けると様々な身体的影響が出てくる。肝臓は当然の
事として、何でも小脳も萎縮してくるらしい。我が祖父も段々脳の老化があり
ややボケてきているが、それは老化もあるだろうが、長年すごい量の酒を飲んで
いたからかもしれない。

だからと言って酒を止めるつもりは無い。いや、アイデアならまだしも、俺に
足りないのは明らかに集中力。最近は色々あって集中できないとも言えるけど
家人が亡くなる前からイマイチ集中力が発揮できないでいた。うーん、一体いつ
から、こんなに集中力が生まれなくなったのだろう。

小説に飽きたんだろうか?

思い当たるふしはある。俺は昔から飽きっぽい。やってる時はすごい集中力を
発揮するが、それが長く続かない。正直、小説執筆ってのが我が人生において
もっとも長く続いている物かもしれない。そう考えると、飽きた説が大きい。

もしくは刺激や束縛が無いからかもしれない。ほら、授業中とかってアイデア
生まれやすいんですよね。あれは自分にとって苦痛で退屈な時間を逃避しようと
脳が別の方向で活性化するのかも。そういや、最近そうした時間無いなぁ。

これは何か自分を強制的に束縛する時間をもうけるべきだ。しかし、自分一人で
何が出来よう。そんな事ができるなら、もっと机に向かってガシガシ書ける。
ここは第三者の手を借りるしかない。

そこで女ですよ。頻繁に会ったり、メールしたりして自分の時間を持てないで
いたら、何とか自分の時間を確保したい、自分の想像を形にしたいと思えるの
ではないだろうか。おぉ、これはいいぞ。心も潤い、執筆意欲も取り戻せる!
正に一石二鳥、いや体の付き合いもできれば三鳥だな!

問題はその女を見付けるのがなお困難。


 4月13日
頭痛が治まりません。いやね、もう三週間くらい続いているんですけど、正直
葬式の疲れとか身内が無くなったストレスから頭痛が起こってるのかと思った
けど、それにしても長い。それにここ数日で痛みが酷くなってきている。

最初は単に飲み過ぎて二日酔いかもと思っていたのだが、飲む量はさして変化
していない。そのくせ、朝起きたらひでぇ頭痛。それが一日中続く。この俺が
三合程度の酒でそんな二日酔いになるわけがない。

このまま悪化するとヤバイので、病院に行く事にした。家人や渚に症状を伝え
病院へ行く旨を話す。

「頭ヘンなの?大丈夫?」
「先生、頭どこか悪いんですか?早く病院に行って下さいよ」
「頭おかしいとせつないでしょう」

……心配してくれているのはすごくよくわかるのだけど、何だろうこの微妙に
バカにされたかのような感覚は。まぁいい、ともかく病院に行こう。

車を走らせ、脳神経外科に。周囲が老人ばかりの中、若い人は俺だけ。なんか
いたたまれなさを感じつつ、問診表を書いたり、血圧測ったりしながら症状を
伝える。ほどなくして、診察。症状を伝え、簡単な検査の後でMRIを撮ると
言われた。ほほぉ〜、こりゃあ何かあるのかな?

MRI検査のため、台に寝かされて筒の中へ。最近こんな光景を見たような気が
したんだけど……そうだ、親父を火葬場で燃やす時だ!あぁ、もしあの時意識
あったらこんな感じなのかなぁと、ちょっと恐怖を覚えつつ検査開始。

黙ってMRIを終えると、次はレントゲン検査。先日すっころんでひどく腰と
肩甲骨あたりをぶつけ、ムチウチっぽくなったのだ。それはもう治ったのだが
一応その検査もすると。様々な角度から首や頭の写真を撮り、検査終了。

果たして何か見付かるのだろうか。何も無いと言われたら、一体この頭痛とは
何なのだろう。何も無いに越した事は無いが、何か言ってくれないと納得できん
のも確かである。……おっと、俺の番だ。

診察室に入り、自分の脳や脳の血管、頭蓋骨の写真を見せられる。ほぉ、俺の
頭ってこうなってるのか。脳みそって結構詰まってるもんだなぁと思ってたら
医者が一言。

「脳も血管もすごく綺麗ですよ。写真からは異常ありませんね」

ほらな、やっぱりそうだと思ったよ。俺が調子悪くて病院に行っても、いつも
こうだ。だから俺が感じてるこの痛みは何だ?嘘ついてるとでも言うのかよ!
釈然としないものを感じていたら、医者がまた検査を始めた。俺の首を揉んで
みたり、手足の検査をしたり。そしてまた一言。

「二十六の肩にしてはやたら固いね。血行不良から頭痛きてるのかもね」

むむっ、先日渚に肩揉んでもらった時、やたら硬いと言われた覚えがある上に
俺自身も最近やけに左肩がこる。むむぅ、そのせいだったか。ともかくお礼を
言って、会計に望む。

_| ̄|○ 一万円は高いよ……。


 4月12日
人間誰しも性欲があり、機会あらば抱きたい抱かれたいの欲求を解消したい。
まぁ、性的欲求だけでなく心を満たすためにそうした行為に及ぶ事もあるはず。
嫌悪してる人は……まぁ、知らぬ。でも、大多数がこうでしょう。

まぁ、俺なんかはほとんどが性的欲求を晴らしたいがためのセックスを求める。
だってねぇ、男として生まれたからには最大限にそれを実行したい。だけども
それを使えるのって年齢制限があるじゃないですか。年を取っていったらもう
立たなくなってくるし、相手もいなくなる。逆に若い頃は立ちまくるけれども
相手に困る事が多い。

モテないならば、金を使って抱くしかない。歓楽街に行って福沢さん達を派遣
すれば女を抱ける。人によっては虚しい行為と言うが、俺は楽しい。できるの
ならば百人でも千人とでもやりたいものだぜ!

しかし、果たして人は何人くらいの女を抱けるのだろう?

限界ってわけじゃない、日本人男性の平均として何人なのかなぁと。五人という
人もいるだろうし、百人って人もいるだろう。うむむ、俺もできるなら百人も
抱いてみたいが、そうもできんだろう。

そんな事を頭の片隅に置いて日々生きていると、先日ふと革命をもたらす様な
言葉に出会った。それはエロゲーをやってる最中であったが、聖書の一節を引用
しているらしく、こう書いてあった。

だれでも情欲をいだいて女を見る者は、すでに心の中で姦淫を犯したのです。

簡単に言うと、エロい事考えて女を見た時にはもう頭の中で抱いてるって事。
おぉ、それならば百人や千人どころか、万単位でいけるぜ!街を歩けばそりゃ
もう魅惑的な女性達が闊歩している。そんな人達を見ればあんな事やこんな事
考えてしまうのは、致し方ない。

むしろ、そういうの考えない方が難しい。夏になれば開放的ファッションとの
名の下に、下着同然の姿で歩き回られるんだ、情欲だって燃えるわい。いやぁ
姦淫しまくり。煩悩界のプレイボーイだぜ!

「普通はそこまで考えないと思いますよ。それに、虚しくないですか?」

虚しくないね、楽しいね!


 4月11日
こうしてパソコンを使ってサイトを更新している俺ですが、基本的にとっても
アナログ人間です。いやね、機械とかよくわからん。説明書とか読むのがもう
苦手で、自分で使って初めて覚える感じだ。しかし機械って変なボタンとかを
適当に押したら壊しかねないし、設定も変なままになってしまうかもしれん。
そのため触らず、苦手意識が生まれてしまう。

まぁ、ともかく使い方がどうこうではなく、そうした文明の利器に関して俺は
一般人より苦手なんですよ。その際たるものが、携帯メールなのです。

相手に気持ちを伝えるのに電話やメール、または直接話すなどの色んな手段が
あります。当然、その中でも得手不得手が生まれるものです。直接喋るよりも
メールのが得意って人もいるし、その逆もいるでしょうね。俺の場合は以下の
通りである。100が一番気持ちを伝えられる上限である。

酔っ払い時の電話:100

直接喋る:75

電話:60

チャット:50

パソコンのメール:30

携帯のメール:10

まぁ、酒の力を借りるのは反則かもしれないが、酒飲んで電話する時はそりゃ
もう自分でも驚くくらい饒舌に話せる。気が大きくなる上に、顔を見ないから
だろう。直接喋るのは当然身振り手振り、また表情なども使えるので気持ちを
相手に伝えやすい。

電話はその次だ。表情が伝わらないとは言え、やはり相手のダイレクトな感情を
こっちも目にしないので、臆せず話せたりできる。チャットはもうパソコンで
文字を打つのが得意だし、リアルタイムで気持ちを長々伝えられるので、まぁ
それなりに気持ちを伝えられる。

メールはやはり時間差があるし、相手もこっちもじっくり考える時間があるため
どうしても構えてしまう。勢いで流す事ができないため、苦手だ。しかしまぁ
パソコンのメールならば、長文が書きやすいのでまだ大丈夫。

だが携帯のメールはそれもダメだ。長文が書きにくい。いやね、今は変換機能
なんかも発達して、一文字入れたらそれに類する言葉がズラズラ出てくるので
全文打ち込まなくてもいいのだが、それでも苦手なんですよ。

でもほら、大抵今の世の中、女の人と親しくなるには携帯メールを使わないと
難しいでしょう。そりゃあできる限り会って直接喋れるのが一番だが、なかなか
そうもいかないじゃない。そこでメールなのだが、今まで俺はさしてその力を
使わなかった。

だからモテなかったのか!

よーし、ここはどんどんメールして、親しくなるよう訓練すべきだ。さて誰に
メールして親しくなろうか。いやいや、親しくなるのは当然として、付き合う
……もっと進化して突き合う事もしたいぞぉ〜。

……あれ、誰もいない?


 4月10日
起床すると、家人どころか渚すらおらず、俺一人であった。あれれ、一体みな
どこに行ったのだろう。はっ、もしかして世の中は俺を残して人類が消滅して
しまったのだろうか。ひゃっほー、こうなりゃいつでも一人エッチできるぜぇ
……いや、待て。問題はそんなもんじゃないだろう。

居間に行けば、書置きが残されていた。カレー温めて食べてくださいと。あぁ
そういや今日は朝から夕方まで出かけるとか言ってたなぁ。そうか、まぁメシは
カレーがあるから困らないし、家の中で一人でいても特に困らないのでよしと
する。まぁ、普段のように過ごそう。

……いや待てよ、今こそアレを使うべきではないか?!

アレとは以前エロDVDを購入した時にもらった、オナホールである。これは
それ特化に作られてるだろうから良いものは本物よりいいものもあるのだ。えぇ
性の探求者としましては、やはり使ってみたい。

しかし処理方法に困るし、何より割とエロい音がするので家人がいる時に使用
するのはためらわれる。そこで、家人がいない時にコッソリ使い、コッソリと
処分する。おぉ、そのためには今が最適じゃないか!!

そう思っていたのだが、いまいちそんな気分になれずぼんやりと時を過ごす。
うーん、ムラッと来ても処分を考えるといまいちためらってしまう。そこらが
大人になったと言うか、老いたと言うか……。

そうこうしてると、玄関が開く音がして、家人が帰ってきた。俺はお疲れ様と
ねぎらい、暖かく家人を迎える。おや、その荷物は何だね、渚よ。

「あぁ、これは妹さん夫妻のお箸とスリッパです。我が家に来た時に使うやつ
ですよ。これは入院してるお爺さんのコップですよ」

……俺のは?

「あっ!」

凍る家人と渚、すねる俺。それもそうだろう、我が家にいない人のばかり土産
買ってきて、留守番してる俺には何もなし。あぁ……こうして男はのけものに
なっていくんだな。全国のお父さんの悲哀がわかる気がする。

耐え忍ぶ事こそが人生さ(涙


 4月9日
ちょっとシーズンには早いのですが、霊体験のお話をしましょう。

みなさんは霊体験とか霊感というものを信じる方でしょうか。現代科学社会の
中においてそれらは非科学的なものとして、一笑に付せられてしまいがちだ。
当然、世の中もそれらを無視したものが前提となった社会になっており、霊の
存在うんぬんを何かのせいにして物事を済ませる事ができない。

霊が話題になるのは心霊スポットがどうとか、お彼岸やお盆などで先祖の霊に
触れる機会がある時に話題に出る程度だろう。俺だってそんなに日常茶飯の中
霊の話なんぞしない。普通はそうだ。

でもね、ここ最近ちょっと違うんですよ。

これから話すのはあくまで俺が不思議だと感じたものであり、全然興味のない
人は読み飛ばしてもよい。だってねぇ、霊体験であり、夢の話だから。

何度か日記でもお話していますが、先日親父が亡くなったんですよ。それから
毎晩俺の夢の中に出てくるんですよ。確かに生前も何度か出てきた事もあった
けど、こうも毎晩出てくる事はなかった。まぁ、それだけなら葬式などがあり
印象強いから見てしまう、それで終われるんでしょう。

毎晩見ていると言っても、それは生前のような他愛もない会話だったり、荒唐
無稽な登場であったりもするのだが、不思議な感じのする夢もある。その中の
一つを本日、お話しましょう。

気がついたら、俺は親父がよく寝起きしていた部屋にいた。そこは間違いなく
我が家の一室。そこで親父と俺が向き合っていた。親父は棺桶に入れた時に着て
いた仏衣を身にまとい、俺の方をどこか申し訳無さそうに見ていた。

我が家の一室なのに、不思議な落ち着きがある空間。すると親父はそっと一枚の
A4サイズくらいの紙を出してきた。折りたたまれたそれを広げると、およそ
こんな事が書かれていた。

壊した物、無くした物リスト。

上段が壊した物、下段が無くした物が書かれており、その数およそ二十くらい。
何だこれと思いつつ見てみたら、壊した物リストにソファとかパジャマだとか
書かれていた。確かにこれは生前親父が壊したものだ。と言うのも、ウトウト
しながらタバコ吸っていて、よく焼け焦がしていた。危ないからやめろと何度も
注意したのだが、結局やめなかった。

他にも色々あり、こんなものも無くしたのか、壊したのかと驚いていたのだが
リストの最後、無くした物の最後にこんな事が書かれていた。

じぶんのいのち。

リストの最後って事は最後に無くしたって意味だろうか。俺は俺で、こんなの
まで書くのかとちょっと笑ったが、いやはや何ともシュールだ。親父はやはり
照れてるのか申し訳ないのか微妙な表情で、俺を見ていた。

親父は生前、霊感の強い男だった。よくあそこに誰かいるだの、死んだ祖母が
俺の枕元に立って注意するだのと言っていた。特に祖母が注意してくると言った
直後、よく体調を崩したりしていた。

俺も俺で霊感なるものが全く無いわけではなくて、なんかここはヤバイだとか
妙な気配がするってのを感じたりする。んで、霊感が全くない母なんかは父の
夢を全く見ないと言う。もしかして、霊感強い人ってのはあの世からの信号を
受け取りやすく、夢なんかを介してそうしたメッセージを受け取るのかも。

こんな話を友人にしたら、同じようにリストを受け取った話を幾つか知ってる
なんて言われた。ってことはだ、あの世に行ってもそうした手続きをしないと
成仏できないんじゃなかろうか。うむむ、死んだら気軽に昇天と思っていたが
案外銀行みたいに順番待ちしてるのかもしれないなぁ。

死んだ後も大変なんだなぁ。


 4月8日
本日は選挙の日である。都知事が誰になるのか世間の注目が集まってますけど
自分の住んでいる地域だって、注目すべき事態である。俺だってそこまで政治
詳しいわけじゃないけど、情けない有権者の一人だけど、自分なりに投票先を
決めて動かないとならない。

昼前、起床した俺は支度をして家人と投票会場へと向かった。場所は例年通りの
ところで、迷うはずもない。車を停めて会場に入って、自分が決めた候補者に
一票を投じていく。

ところでこれは俺だけかもしれないが、投票用紙って書きにくくないですか?
濃くて柔らかいエンピツ、滑りやすい紙、そして書く体勢は中腰。ただでさえ
字が汚い俺ですが、輪をかけて汚くなる。それはまるで小学校低学年のような
字である。うっわ〜、ひどいなこりゃ。

自分の字の汚さに毎度辟易するんですよね。選挙の時だけではなく、ポイント
カードとか作った時に名前書くじゃない、ボールペンで。あれももう汚くてね
本当にイヤになる。

そのため、一年かけてユーキャンの楽しいボールペン講座を受講した事があり
自分なりに必死に取り組んだ。確かにやってる時は上達してるのがわかったし
ちょっとは字のバランスなんかもわかったが、それは本当に僅かなもの。

やっぱりさ〜、二十数年積み重ねてきた字ですよ、なかなか変わらないって。
おまけにペンの持ち方からして俺は人と違うし、字を書いてる最中にしっかり
書こうとすると震えるんですよ。どうやっても上手くならん。

やっぱ子供の頃からやらないとダメだね。

そんなわけで今年も自分の下手さにショックを受けて、選挙会場を後にする。
うぅ、次回こそはと思うのだが、次回も同じなんだろうな、ガックリ。

モーニング娘。のザ・ピースという歌の一節に「選挙の日ってうちじゃ何故か
投票行って外食するんだー」
ってのがある。えぇ、我が家も例年帰り道にある
ラーメン屋に寄って昼飯食ったものですが、今年は昼から用事があったし、まだ
そうした事ができない時期なので控える。残念。

みんなも選挙はしっかり行こうぜ!


 4月7日
本日は冬の寒さも薄れ、やや春らしい陽気。ポカポカした感じで、外に出ても
涼しい程度である。えぇ、Tシャツ姿で外に出たらやっぱり家人に寒くないの
かと驚かれましたが、僕は平気です。

さて、春になったらやりたい事があったんですよ。それは昨年末から思ってて
すぐにでもやりたかったんですけど、やはり暖かくなってから始めた方がよい
かと思っておりまして、とうとう本日それを決行したんですよ。

それは、鉢の植え替えなんですよ。

去年の十月だったか十一月にホームセンターに行き、ベンジャミンとパキラを
購入したんですよ。緑ある生活って潤いがあるでしょう。それから三日に一度
くらいの頻度で水をあげていたら、みるみる伸びていった。購入時の倍くらい
成長しただろうか。

購入時から鉢いっぱいだったので、こりゃあ早めに植え替えした方がいいなと
思っていたのですが、やはり雪の中でやるとダメになりそうだし、家の中にて
そんな事やったら、汚れてしまうだろう。おまけに土もない。

なので、春になったらやろうと思い、先日鉢を買ってきたんです。そして今日の
陽気。いけるぜ、今日こそやろう!

昼過ぎ、花や植物に詳しい婆さんにアドバイスをもらいつつ、植え替え開始。
さすがにこの冬で大きくなった我が植物を見て、驚いたらしい。一体どうして
そんなに成長したのかと言われたが、本当に数日に一度水をあげてただけ。

まず植木鉢の底に網を敷く。これはタマネギとか入れてる網で大丈夫。そして
その上にゴロ土とかいう、軽石みたいなものを敷いて、水はけを良好にする。
これをやっておかないと、水を上げた時に土が流出してしまうのだ。

その上に栄養のよい土を入れて、やっと植え替えだ。慎重に鉢から取り出して
新しい鉢に。そうして周囲に土を入れ、固めておしまい。ベンジャミンが終わり
パキラの方も同様に進める。作業自体は三十分もかからなかった。

鉢は割と大き目のを買った。いやね、何度も植え替えすると面倒だし、窮屈な
思いをさせるのも可哀想だしねぇ。まぁ、画像でも載せておきましょう。左が
購入時、右が本日植え替えたばかりの画像である。

 

一見すると左の方が大きく感じるだろうが、同じ位置で取ろうとしたら全部が
写らなくなったので、少し引いて右を撮影したのだ。ちなみに左の画像隅にある
サンセベリアは元気がなくなってきたので、我が部屋からは引退。別室に移動と
なったのだ。鉢は二つになったが、効果は以前劣らないだろう。

緑ある部屋は心も穏やかになるし、部屋の空気もよくなる。潤いができるぜ。
さて、緑だけではなく桃色の潤いも欲しいぞ。そう、女。こうした緑を愛する
粋で優しい俺に、世の女性は惚れてもいいと思うのだ。

俺のムスコもグングン伸びるぞー!


 4月6日
好きだけども、なかなか食えないものってあるじゃないですか。それは単純に
高価だったりとか、入手難易度が高いとかって理由で食えなかったり、恋人や
家族が嫌いでなかなか食えなかったりなど、遠慮で食えなかったりもする。

俺の場合、ニンニクなんですよ。

やっぱりほら、ニンニクって匂いするじゃないですか。だから外で食べるのも
なんか控えないとならないし、かと言って家人もそこまでニンニク好きじゃあ
ないので、食卓に出ない。たま〜にカレーライスの隠し味として入る程度であり
他には……無いなぁ。

でも俺は好きなんですよ。そのまま焼いてもいいですし、ふかしてもいいさ。
他の料理に混ぜてもいいし、ニンニク醤油となってもいい。ラーメンにだって
入れる。だが、外でも家でも食えぬ。うぬぅ、悔しい。

先日、冷蔵庫を見ていたら妙なタッパーを見つけた。カチンコチンに凍ってる
これは一体何だろう?おい渚、こりゃなんだ?

「あぁ、それはニンニクですよ。カレーに入れるやつです」

ほぉ、カレー用か。……なぁ、ひき肉もあるし、ニンニクを刻んでハンバーグ
作ってくれないか?ほら、タネに入れるんだよ。そうすりゃいつものようになる
だろうから、手間にならんだろう。

渚を納得させ、今晩の晩飯はハンバーグだった。漂うニンニクの香り、しかし
見た目はいつも通りのハンバーグ。食ってみればまろやかでコクのある味だ。
おぉ、こりゃ美味い。食えば食うほど、体が熱くなる感じだぜ。

しこたま食った後、仮眠。最近なんか疲れてるみたいで、えらくだるい。まぁ
そんなわけで一時間くらい寝てたんですよ。えぇ、一時間すればスイッチ入った
みたいに起床するんです。さぁて、どんな日記を書こうかな〜。

……おや、ムスコがえらい元気だぞ。

いつもよりすごく元気なマイサン。なんでこんなに元気なんだ、毎日きちんと
発散させてるっつーのに……ニンニクか?ニンニクが利いてるのか?栄養剤に
ニンニクが使われていたりするが、正直こんなの効果あるわけねぇと思ってた
けど、本当に効くもんなんだなぁ。

スッポンとかどうなんだろう?


 4月5日
ちくしょう、無いとわかるとどうしても欲しくなってくる!!

そうです、ここ数日話題に出しているソイル&ピンプセッションズという人達の
アルバムが欲しいんですよ。しかし近所には無いし、唯一あると思ってた店は
どうやら盗難被害にあって無くなってしまったという。我慢して後日、大きな
店で買えばいいのだが、こうも失敗すると意地になってくる。

いや別にそこまでファンじゃないんですよ。それどころか、全然知らないぜ。
単に先日カーラジオで流れていていいなぁと思った程度で、普通なら忘れるが
なんか琴線を刺激されたんですよ。ジャズとか欲しかったしねぇ。

本日、家人のお見舞いに行ってきたんですよ。その時、先に家の人を降ろして
俺は買い物をしてから再び来る事にする。ちょいとその病院から離れているが
確実にあるらしい大型店舗、コーチャンフォーに向かった。

でかいでかいと聞いていたが、行った事が無かったんですよ。なので本日俺は
コーチャンフォー初体験。駐車場に車を停め、店内に入る。ふむふむ、どんな
店なのかな〜?

えっ、なんだこの店?!すげぇ!!

単なる本屋だと思って入ってみたのだが、いきなりアンティークっぽい家具が
並んでいたし、レジもホテルの受付みたいにすげぇ立派。こんな本屋はさすがに
見た事が無い。本だけではなく文房具、CDなんかもある。ついでだからエロ
本でも買おうと思ったのだが、無いのね、ガックリ。

ゆっくり見て回りたいが、見舞い途中なので急いで品物を調達に。CDコーナー
へと入り、ソイル&ピンプセッションズを探す。えーっと……あった!さすが
でかい店、ちゃんとあるじゃん!

だが、俺が欲していたピンポイントというアルバムは無い。最近出たはずだし
新譜コーナーにあるだろう。そう思って探してみたが、見当たらぬ。何故だ?
歌手別コーナーには過去のがあって、何故最新のが無い?!

ここは素直に店員さんに聞こう。そう思ってホテルの受付みたいなカウンターに
向かい、店員さんに尋ねる。すみません、ソイル&ピンプセッションズの……。

「あぁ、新しいやつですね。少々お待ち下さい」

言い終わる前に店員さんは察してくれたのか、スッとカウンターから出て新譜
コーナーへ向かう。そこは探したのだが……って、洋楽コーナーかよ!なには
ともあれ、購入成功!!

見舞いも終え、帰宅してそれを聴く。ジャズなのだけども、結構ハードな感じ
なので飽きないし、テンションも上がる。いい買い物したなぁと思っていたら
携帯のメール音が鳴った。おや、これは先輩からではないか。

「探してるって聞いたから、買っておいてあげたよ」

Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) なんですとー!?

もう購入したとの旨を伝え、謝る。自分で聴く事にすると明るく言ってくれた
けど、いやはや人の優しさを、先輩の厚意を……申し訳ないです!

なんにしろ入手できてよかった〜。


 4月4日
髪が伸びました。本当は先月末にでも行こうと思っていたんですが、ゴタゴタ
していて行けなかったんですよね。んで、本来は四十九日までみだりな外出は
控えるべきなんでしょうが、来月初旬まで行かないとモサモサしまくってもう
大変なストレスになりかねん。うむ、今日行ってこよう。

そして帰りに今日こそソイル&ピンプセッションズのアルバム買おう!

午前中はお坊さん来て、お経を唱えてもらう。午後三時の予約に会わせて出発。
予定時刻ピッタリに到着し、雑談しながら散髪開始。こういう時、行きつけの
店はよい。いつもの、で全て通じるからねぇ。

一時間もすれば、サッパリ頭よ。散髪後って生まれ変わった気分になるよねぇ。
さて、あとは買い物を済ませるだけだ。昨日と違い、既に名前は覚えている。
迷う事なく買えるはずだ!

急いでそれがあるだろうゲオに向かい、探す。ソイル、ソイル、ソイル……ぬぅ
見付からん。新譜にも、歌手別にも見当たらぬ。こういう時は在庫として奥に
あるかもしれん。店員さんに聞き、探してもらう。

パソコンで検索し、それから奥の棚を探し始める。おや、在庫あるみたいだ。
しかし奥に無かったのか、商品陳列棚あたりを念入りに探し、また奥の棚探し。
行ったり来たりしてる姿を見て、ちと申し訳なく思ってくるけど、こう探して
くれているのならあるに違いない。

しばらく待った後、店員さんが俺のところにやってきた。手ぶらなので、残念
ながら無かったのだろう。

「すみません、在庫は一つあるはずなのですが、どこにも見当たらないんです。
これはきっと、盗難にあった可能性があります。本当に申し訳ありません」

Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) 盗難?!

予想外の回答にビックリしたけど、必死に探してくれた店員さんに礼を言って
別の店に向かう。しかし、その後二店舗探したのだが、どこにも無い。くそぅ
欲しい時が買い時、見かけた日に買っておけばよかった〜。

通販で入手しようかなぁ。


 4月3日
物覚えが悪いんですよ、俺。いや正確には短期記憶がなかなかできないとでも
言うんだろうか、最近の事がとんと思い出せない。また覚えていても、正確に
覚えていないので、後でそれが必要になった時、非常にもどかしい思いをする。
あーっ、脳年齢の低下か?!

数年前の記憶ってのは割と鮮明に思い出せる。しかし、昨日食ったものだとか
数日前に見たものなんかは思い出せない。そのため、本日悔しい思いをしたん
ですよねぇ。

本日、生活必需品を買うついでに、自分が欲しい物を購入しようと思ったんです
よね。本とCD二つ。本はスティールボールランの十一巻、CDはミスチルの
HOMEってアルバムと、もう一つは……あれ、何だっけ?行けばわかるか。

どれも前から欲しかったが、特に欲しかったのが名前を失念したやつ。それは
以前車のラジオで聞き、あぁいいなと思ったやつなんです。曲はジャズだけど
ハードなジャズって感じ。ロックっぽいので、気に入ったんですよ。

それを以前、のりたまと外出してた時にゲオで見かけたんですけど、その日は
後で飲み会があったので、荷物になっては不味いと購入を見送ったんですよ。
まぁ、後でも買えるや。店とアルバムの名前は知ってるしね!

色々あって本日購入となった。まずスティールボールランの十一巻を購入して
ミスチルとそれを購入するために、CDショップへ。まずミスチルからと探して
みたのだが、売り切れていやがる。それじゃあ、ジャズのやつを探そう。

しかし、ジャズってだけじゃ探せぬ。演奏してるのは日本人なのだから、邦楽
コーナーにあるのかな。えーっと、アルバムの名前は知ってるんだ。あれは確か
……そう、ピンポイントってやつだ!

……アルバムの名前だけで、調べ切れるのか?

色々ざっと見てみたが、さすがにわからん。くそっ、思い出せ、なんてバンド
だったかなぁ。えーっと、えーっと……あっ、思い出した!!

なんとかピンプセッションってバンドだ!

これでバンド名の半分とアルバム名はわかった。だが、この店にはミスチルが
無いので、以前のりたまと行ったゲオに行こう。あそこならどっちもあった。
色々迷うより、あるとわかってる場所に行った方が早い!

車を走らせ、その店に。置いてる棚は覚えている、先月出たアルバムのために
新譜コーナーで見かけたんだ。やや足早でそこへ向かい、探す。まずミスチル
入手。あとはその、なんとかピンプセッションのピンポイントだ。

しかし、幾ら探してもない。よく見れば、品揃えが変わっている。うむむ何と
言うことだ。でも大丈夫、ここまで名前わかってるんだから、すぐ見付かる。
そう思って探し始めた途端、ふと重大な事に気付いた。

探すのに、そのなんとかがわからないと探せないじゃん!

最初の文字がア行なのかカ行なのかすらわからないと、探しようが無い。ぬぅ
今回はそれ諦め、家で調べよう。買い物を終えて欲しかった物二つを手に入れた
俺だが、何だか微妙な敗北感を抱いたまま帰宅。すぐ検索。

あぁ、ソイル&ピンプセッションズだったか!

そうだそうだ、これでもう忘れないぞ。明日床屋行った帰りに、また探そう。
しかし、明日も色々あるので、店についてから忘れたらどうしよう〜。

がんばれ俺の脳細胞!


 4月2日
春は出会いと別れの季節です。残念ながら出会いってのは無いんですが、別れ
ならば親父の死別という大きなものを体験しました。それに我が友人も徐々に
札幌を離れ、新天地で新たな生活を始める者もいる。

また、話した事が無くとも顔を知ってる人との別れもある。本日はそうした中の
一エピソードをお話しましょう。

俺は親父が生きている頃から、しょっちゅう病院へと行っていた。別にそれは
お見舞いだけでなく、薬を取りに行ったり、今日は具合悪いからと車に乗せて
行ったりなど、用途は様々だった。また、色んな病院にも行ったが、主にある
病院にばかり行っていた。

別に俺が体悪くないのに病院へ行くってのはイヤだったんですよ。院内感染に
かかる恐れもあるし、病院って負の空気が蔓延しているし、何より運転がイヤ
だった。俺は運転嫌いでとにかく免許取りたくなかったのだが、

「お前が免許取らないと俺が倒れた時に困るだろう!」

なんて親父の不毛とも言える言動もあり、取るに至った。なので、病院に行く
日なんか気分が重くなったものである。

しかし、唯一病院でいい事があった。それは喫茶店。

そこの喫茶店のメシは美味くてね、下手な食堂なんかよりずっと満足できた。
病院に行く度、そこでコーヒー飲んだり、軽食を食ったりしてた。何度も何度も
通ったので、店員の顔を覚えるようにもなった。

その中に若い子が一人いるんですよ。なかなか好みで、行っていたらちょっと
幸せな気分になれた。でも、親父が亡くなったのでもうその病院に行く事とか
無くなるだろうし、そうなれば当然喫茶店も利用しなくなる。

本日、ちょっと書類をもらうためにその病院に行ったんですよ。んで手続きを
終えて、帰り際にコーヒーを飲みに喫茶店に立ち寄った。もうここも来る事が
無くなるねぇなんて話を店員に聞こえるように話し、コーヒーを飲む。

その中に、あの若い店員がいなかった。あぁ、そうか、ここ辞めたのかなぁ。
新年度になり、別の仕事を見つけたのは充分考えられる。正直話した事なんて
無いのだが、何度も行ってたので顔くらい覚えられてるかもしれない。だから
最後にもう終わりを印象付ける会話をして、それがサヨナラの挨拶の代わりに
しようと思っていたのだが……。

会計を済ませ、店を出る。病院を出る前に家人がちょっとトイレに行ってくると
言ったので、喫茶店前で待つ俺。ぼけーっと突っ立って、今までの思い出など
振り返っていた。すると、俺の横を可愛いおねーちゃんが。

およっ、あれは喫茶店のおねーちゃんじゃないか!

いつもと違った服装。あぁ、新しい仕事の前に挨拶にでもきたのかな。なんて
思っていたら、おもむろにカーディガンを脱いで、レジ前に立った。そうして
いつものように接客。……あれ、彼女が来た方向は家人が向かった方向だ。

トイレ行ってただけかよ!


 4月1日
阪神連勝〜。いやぁ、開幕戦は広島の黒田にやられましたが、二戦三戦を勝つ
事ができてほっとしました。やはり打つ人が打って、投げる人がしっかりした
投球をしてくれれば、勝てるんですよ。昔だと、どうしても勝てない。自力が
違うからしょーがないと思って諦めていたものだが、今や自力も十二球団の中で
トップクラス。いやぁ〜、今年こそ優勝頼むぜー!

それより何より、もっと伝えたい事があるんですよ。

ミクシーってやってるんですよ、ミクシー。当初、そういうのはやらない予定
だったのだが、今年の頭から友人の勧めで入ったんですよ。何か招待制ってのが
イヤだったんですが、やってみたら案外いいもんじゃないかと気付く。

そこでも日記を書いていたり、友人達とマイミクなんかになって楽しんでいた
けれど、どうにも変化が無い。日記だけならここと変わらないし、正直ミクシー
通じて出会いなんかないかなぁと期待してたりもした。そう、あわよくば女の
人とお知り合いにね。

しかし、縁は異なもの味なもの。マイミクから他の知り合いへと繋がったりも
するのが、ミクシーのいいところ。相手の日記などを見てコメントつけて知り
合い、友人となった。

そこから何度か話し合い、より親しくなっていった。いやぁ、沈みがちだった
心もウキウキ、こういうのってしばらく忘れていたぜ。向こうもどうやら俺に
好意をもってくれているらしく、なかなかいい感じ。

そこで告白、ズバッと成功!

いやぁ、過去何度も何度もフラれて臆病になっていたのだが、やはり一度心が
高ぶると、やる気になるね。正直、今回もダメだと思っていたのだが、意外や
意外、自分でもマジでこの結果にはビックリだぜ。

ただ距離が離れているのでおいそれと会えないのが難点だが、じっくりとこの
距離を短くしていこう。うはは、遠距離は辛いぜと一度言ってみたかったんだ
よねぇ。春風は俺にも吹いたぞー!!

ってのは、やっぱり嘘なのよね(涙