狂人日記

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 11月15日
今日は雪が降るらしい。昨日、そんな事を家人に言われた。雪、それは冬将軍の
咆哮。これから北国は冬将軍の支配下に置かれる事になるのだけど、その前に
やるべき事がある。タイヤ交換である。

車には夏タイヤと冬タイヤってのがあり、それぞれ役割が違う。雪道を夏ので
走るととんでもなく滑ったりスピンしたりして、非常に危ないのだ。そのため
北国の人はこの時期、スタッドレスタイヤへと切り替えるのだ。

しかし、本日は雪、それも結構降ると聞かされた。うーん、そんなに降るなら
タイヤ交換は明日にしようかなぁ。なんてのを寝ぼけた頭で考えてカーテンを
引くと、あらびっくり、雪降ってないじゃん。道路が濡れていたけど、これは
昨晩降った雨のせいだな。うん、タイヤ交換は今日しよう。

とりあえずパソコンを点けて、ニュースを見る。するとすぐ、渚が部屋に来て
俺の顔を見るなり苦笑する。何だ、いきなりコイツは。失礼な奴だな。

「せんせ〜、外見て下さいよ〜」

……外?

(;゚д゚) あれ、吹雪いている?!

そうです、それまで雪降る様子は無かったのに俺が起きて五分もしないうちに
突然吹雪始めたのだ。偶然と言えばそれまでなのだが、超雨男として家人の間で
有名な俺としてはすっかり俺のせいに。俺が何をしたというのだ。

それでも積もる様子は無かったので、とりあえず本日タイヤ交換を済ませようと
決める。昼飯を食った後、タイヤを積んで三菱へ。タイヤ交換は別にそこじゃ
なくてもガソリンスタンドなどでできるのだが、俺は新車六ヵ月点検もあった
ため、ついでにやってもらう事にした。

一時間ちょっとで全て完了。タイヤ交換料金として二千五百円支払う。さーて
これから帰ってFFTA2でもやろうか……待てよ、そういや今日は十五日じゃ
ないか。そうだ、バイオハザードアンブレラクロニクルズの発売日だ!

帰宅途中、ゲオに立ち寄る。えーっと……おぉ、あった。って、やばい金額が
財布の中身とギリギリだ。えぇと消費税を合わせると……二百円足りない!

ちくしょう、明日にでも買いに来るとしよう。だが折角来たんだ、何か他にも
買いたかった物は無かったかな。ウロウロしてるとすぐ、それが見つかった。
そうだ、チャットモンチーの生命力欲しかったんだ。うむ、これなら買える。
いやー、テレビやラジオで聴いてるといいなぁって思ってたんだ。

帰宅すると、部屋が冷え切っていた。まぁ、しょうがない、外は雪なのだから。
しっかし寒い。雪は降るし、二百円足りなくてバイオハザード買えなかったし
おまけに昨日紹介してもらえるって言ってた女の事はご破算になるし。

本当に寒い一日だぜ。


 11月14日
髪が伸びてきた。すぐにボサボサと寝癖がつくようになるくせに、中途半端な
長さなので伸ばして落ち着かせる事もできない。いやね、何度も書いているが
つむじが人よりややずれてるので、短く切った後はちょっと伸びてくるとすぐ
髪がはねるのだ。これがみっともない。解決方法は伸ばして髪の重さでそれを
落ち着かせるしかないのだが、その最中ってのがすごくみっともない。

とうとう我慢しきれなくなり、床屋に行ってきたんですよ。我慢しようかとも
思っていたのだが、ふとある筋から女を紹介してやると言われた。ちくしょう
だったらスッキリした髪型じゃないと印象悪いではないか。

昼頃、馴染みの床屋に到着。そこでまた短く切ろうかとも思ったのだが、ふと
別の考えも沸き起こる。ソフトモヒカンにしようかな?

現在、後頭部の髪がピョンピョン跳ねている。これを利用してソフトモヒカン
みたいにすれば、丁度良くなるんじゃなかろうか。それで後頭部が伸びてきて
落ち着く頃、周辺の髪も伸びてくるので落ち着いた髪になるかも。

うん、いいじゃん。また短くしたら、また同じような悩みを感じる。どこかで
断ち切らないとならない。別に短いままでもいいのだが、これから寒くなる。
ちょっとは頭も暖かくしたいじゃないか。帽子?似合わないんだよ、俺。

完成した髪型はモヒカンって感じではなかった。ややボウズに近いような感じ
であるが、後頭部がちょっと立っているかなってくらい。うむ、自然だなぁ。
もうね、気分はオリエンタルラジオのあっちゃんですよ。

「涼ちゃんカッコイー!レッツゴー!」

うふふふ、誰かそう言ってくれないかな。そんな事を考えながら運転してたら
ふととんでもない事に気付いた。

('A`) あれ、一歩間違ったら出川哲郎じゃね?

うわあああぁ、どうしよう、そう考えると一気に不安になってきたぞ。うーん
自分で考えてもよくわからん。こりゃ第三者の観点が必要だぞ。俺は帰るなり
玄関を掃除してた渚にどうかと訊いてみた。

「うーん……顔が細いですから、何か顔が長く見えますねぇ」

_| ̄|○ そうきたか。


 11月13日
物持ちがいい方だと言われます。結構同じものを長く使うんですよね。そりゃ
金がないってのもあるが、やはり一度手にすると愛着ってのがありましてね。
あまり変えたくないんですよ。

それでも、別れというものはある。まぁ、そういうのは飽きたというより大抵
壊れたからなんですよ。そうです、ここまで書けばわかるでしょうが、またも
とある物が壊れたんですよ。

それは昨日の夜、エロ動画を見ている時に気付いた。おや、何だかおかしい。
どうもこっちの方の女の声が小さいぞ。うーん、あまり感じてないのかなぁ。
あれれ、でも体位が変わったら大きさが極端に変わったぞ?

_| ̄|○ スピーカー壊れたのかよ。

いやぁ、前々から調子悪かったんですよね。音楽聴いている時やゲームしてる
時に半分聞こえない事があって、ちょっとイライラしてた。でも、音響なんて
全然気にしていなかった俺は放置していた。まぁいいか、そんなもの……あぁ
でもエロがちゃんと聞こえないのは許せない!

そんなわけで、本日ジムに行く前にパソコンショップに立ち寄ったんですよ。
正直、どのスピーカーが良いとか全然わからん。なので選ぶ基準は、高さだ。
いやね、我がパソコンラックのキーボード置いてるとことデスクトップ置いて
いるところの高さが十五センチくらいしかないのだ。そのため今までのやつは
斜めにして置いていたんですよ。

これがまた不便でしてね。たまにガタンと倒れたりするのだ。そのため今回は
ちゃんと立てて置ける高さだけを基準に選んだのだ。

いやぁ、千円以下でそういうのあるかと思ったのだが、千円以下だと十五センチ
超えるやつしか無くてね。しょうがないのでちょっと高いのを選んだんです。
買ったのはowltechの木の音03ってやつです。

色は黒で正直木目がよくわからんが、こうして設置してみるとスッポリと収納
されて満足。前のよりそう大きな音はでないが、目の前にスピーカーがあるので
これでよい。うむ、前のスピーカーよさらば。

これで今晩のエロも満足じゃ!


 11月12日
また今日もヤツとの戦いが始まる。俺にとって人生で避けられぬ敵であり、また
越えねばならぬ敵。そう、歯医者である。

前回、虫歯かと思って歯医者に行ったのだが、幸い虫歯は無かった。それでは
終わらずに歯を綺麗にしてもらったのだが、それで終わらなかったんですよ。
何でも、前歯の詰め物を取り換えようと。

実は我が上前歯四本、ボロボロだったんですよ。歯医者行くのが嫌いで意地で
行かないでいたら、歯が崩壊してきた。そのため二年前に前歯を埋めたのだが
悪いところだけを埋めたので、元ある歯と色の差がついちゃったんですよ。

それを前回綺麗にしたが、やっぱり前歯全部をコーティングしてしまおうって
事になったのだ。あー、だったら二年前にそうしておけよ!

歯医者につくと、ちょっと待ってから治療が開始される。まず、詰め物を全部
取らなきゃならんのだが、それは相当痛いらしいので麻酔をブスブスと注射。
麻酔が効くと、助手の若いおねーちゃんがガリガリと歯を削っていく。

頭にあたってるのはオッパイかな?

なんて思っていたのは最初の方だけ。次第にアゴが疲れてきた。何故って歯を
削ったり、埋めたりしてる間は相当長く、その間ずっと口を開けっ放しなのだ。
それでもって、バキュームで唾液を吸い取られ続けているので口の中カラカラ。
あぁ〜、早く終わってくれ!

一時間半の治療の後、俺の歯は綺麗になりました。

やっと終わった。もう虫歯も無いし、歯も綺麗になった。これで歯医者なんて
オサラバだぜ。なんて思っていたら、また次回も来いとか言いやがる。何で?
本当に歯医者って何度も来させるんだなぁ。

それというのも、俺は歯を噛む癖があるので歯茎の上下が刺激され、どんどん
いらない骨の塊が生成されてるらしい。実際、かなりボコボコとそういうのが
あるんですよね。これがもっと進めば当然顔の形にも影響を及ぼす上に、将来
入れ歯を作る時に大きな弊害となるらしい。なのでそれを防ぐため、また歯を
防ぐマウスピースみたいなのを作るとの事だ。

二年前ももらったが、あれは装着してるだけでウザイ事この上ない。そのため
前のは捨てた。癖だというなら、一生してろというのか?いらないと言ったのに
また作る、つけろという。これだから歯医者は嫌いだ。そんなもんしれられん。
現実を見ろっての。

次回で本当に終りにしてくれよ!


 11月11日
さて、本日で道東旅行記も最後の三日目です。本当はこの旅行、一泊二日になる
かもしれなかったんですけど、俺の強い希望で二泊三日になったんですよね。
それというのも、何度か一泊二日の温泉旅行を近場で済ませていたのだけども
どうも一泊二日だと慌ただしいんですよ。宿についたと思ったら、すぐ帰ると
言うのは寂しい。なので旅というものを実感したかったための二泊三日の旅行も
とうとう三日目となりました。いやー、旅を実感できたぜ!

三日目は帯広から札幌への帰路でした。

ホテルで軽く朝食をとると、少しゆっくりしてから六花亭本店へと足を向ける。
やはり帯広と言えば北海道銘菓としても名高い、そこだろう。俺は甘いものが
苦手なんだけど、何年か前に帯広に来てそこに行った時、二階にレストランが
あるのだが、そこで食ったピザが結構美味しかったのを覚えている。そのため
また食いたいし、友人にも食わせてやりたい。友人としてもお土産を買おうと
していたんですよ。

しかし、なにぶん数年前の記憶。確かこの辺だと思って歩いてるが、どうした
事なのかそれらしいビルが見えない。あっれー、おかしいなぁ。駅前通りに面
していたはずなのに……あぁ、もしかしてこれか!?

_| ̄|○ 改装中で入れない。

またかよ、また改装中なのかよ。昨日の屋台村と言い、ついてない。仕方なく
そこを諦めると、ブックオフなんかで時間を潰してから、豚丼を食いに行った。
そう、帯広と言えば豚丼ですよ。ブームになったのは結構新しい気がするけど
すっかり定着した感があるこの食べ物、当然俺だって知っていた。でも、これ
食った事無かったんですよね。

だってさー、豚ですよ、豚。そりゃ豚肉は美味しいよ、好きですよ。でも単に
豚肉焼いて乗せて、はいどうぞって言われても味の想像がついて、どうも俺は
あまり食べる気がしなかった。何をそんなにありがたがるのやら。

しかし来たからには食って帰ろうと、昨日友人の父親に教えてもらった地元で
有名な店に行く。そこは駅周辺から外れていて、観光客向けではなさそうな店
だったのだが、これが結構並んでるのよ、地元の人が。ワクワクしながら寒空の
下で三十分、中に入ってからもしばし待ってようやく食べる事ができた。

(;゚д゚) う、うめぇ!!

スマン、豚丼。俺が悪かった、正直豚丼をありがたがるなんて牛を食えない奴の
貧乏根性だとか思っていてすまなかった。いやもう、マジで美味かった。タレと
豚肉とゴハンの絶妙なハーモニー。ガッツリした味付けなのに、飽きが来ない
それは腹が減っていたのと相俟って、すぐ完食。美味すぎる!

その後、友人の父親と約束していた場所に向かい、面白い物を見せてくれると
言うので案内してもらった先は、なんと十勝川でした。それもただの景色じゃ
ない。洪水対策のために作られた、千代田新水路というものです。

その関係の仕事に就いている友人の父親は普段なかなか目にできないようなもの
などを懇切丁寧に説明してくれた。ここはどれだけ金をかけてるとか、ここで
色んな実験をしたり、生態系の保護のためデータを取っているだとかね。その
中でも今は鮭が川を上るシーズンなので、ちょっとその様子を見せてもらった。

一週間か二週間前ならもっといたのだが、今でもまぁ少しはいる。そんなわけで
千代田新水路の中にある、水族館みたいに鮭が川を上る様子が見られる場所へ
連れて行ってもらった。ここは一般開放されているので、行けば見られる。

(;゚д゚) うわぁ……鮭の無残な姿だ……。

すごかった。グロ画像かと思ったくらいだ。鱗は剥げ、体もボロボロになって
頭の皮どころか肉もえぐれ、一瞬見たら鮭のゾンビかと間違うような姿になって
でも必死に川を上る鮭。こんなになってまで、本能で上へと向かうんだなぁ。
俺はこんなにボロボロになった事があるか?傷付いたと思っていても、こうも
がんばった事があるだろうか。考えさせられるシーンであった。

さてその上った鮭はどうなったか。これがちゃんと川に戻るやつなんて滅多に
いないらしいのだ。大体は水路上流のため池みたいなとこで、業者さんが捕獲
しちゃって、養殖場へ持っていく。そこで卵を取り出し、また放流するらしい。
それで、ボロボロになった親鮭はといえば、切り身としては売れない。そのため
某お茶漬会社に持って行かれ、鮭茶漬のあの鮭になるらしい。

('A`) 必死にがんばってそれじゃ、報われないなぁ。

何と言うか、生態系の保護という名の矛盾を見た気がする。でも、世の中こんな
もんだろうなぁ。ともかく貴重な体験をさせてもらった後で別れると、俺達は
帰るために帯広駅へと……向かう前に、もう一件。

帯広では豚丼と並んで、インディアンカレーなるものが人気らしい。これは地元
チェーンらしいのだが、どうせなら土産話に食って行こうと。だけども豚丼を
食べたのが二時間前。大した腹は減っていない。食えるのか……?

などと不安になりつつ、店に到着。これはココイチよりももっと簡素な店造り
でして、そのためか値段も安い。インディアンカレー一杯399円だったのに
驚いた。安いな、おい。ともかくそれを注文してみた。

まず、量が多い。豚丼食ったばかりってのあったけど、それでも楕円形の皿に
ぎっしりゴハンが入っていた。肝心のカレーの味はと言えば、非常にまろやかな
味であった。すごくスパイスがきいてるとか、甘くてお子様向けって感じじゃ
なくて、昔ながらの洋食店が気楽に作った優しさみたいなものだ。

_| ̄|○ もう食えねぇ……。

あとはもうレンタカーを返すためちょっとだけガソリンスタンドはどこだとか
返す場所はどこだと迷っただけで、帯広はおしまいである。電車に乗ってしばし
揺られていると、あぁやっと帰ってきたよ札幌。

そんなわけで、この二泊三日の道東旅行も終わったのである。結果から言えば
金と時間を使っただけはあった、有意義な旅でした。美味いもの食ったしね。
いい場所ではあったが、何度も頻繁に行きたいってよりは五年に一度、ふらっと
行けばいい思い出が生まれそうだ。だって、何も無いよ、マジで。

だが今言ったように、五年後に行けばまた全てが新鮮に映るだろう。道民だが
札幌在住だとなかなか道東を見て回れない。その一端を垣間見れただけでもう
満足であった。サイフがえらく軽くなったが、まぁOK!

今度は女と旅行行きたいなぁ。


 11月10日
さて今日も昨日の続き、道東旅行記でも書きましょうかね。何かすごい事件が
あったらお休みしようと思ったのですが、そんなに都合よく波乱万丈な事など
起きないからねぇ。そもそも一日中、家にいたわけだし。長旅は疲れるぜ。

二日目は釧路から帯広への大移動でした。

起床時、そんなに二日酔いって程ではなかった。軽くホテルで朝飯を食べると
九時くらいにホテルを出る。そしてそれから和商市場でまた海鮮丼でも食おう
なんて思っていたのだが……あれ、腹減らないぞ。

そうなんですよ、ホテルで相当少ない食事をしたにもかかわらず、腹が減らぬ。
うーん、前日の飲み過ぎで胃が少しやられているのかなぁ。ともかく海産物は
他の場所でも食える、今日は大移動しないとならんとの事で、俺達はレンタカー
借りると帯広へと向かう……前に、釧路湿原に向かったんですよ。

やっぱり釧路に行ったら湿原見ないとね。もしかしたら今時期、タンチョウが
来ているかもしれない。そんな期待をしながら俺達は展望台に行ったんです。
それで本当は展望台から望遠鏡覗いて終りにしようと思っていたのだが、ふと
遊歩道を見つける。へー、ここ歩いて行ったら自然の中で湿原を見渡せるかも
しれないなぁ。……っと、看板があるぞ。

「遊歩道にはたまにクマが出ます。気を付けましょう」

(;゚д゚);゚д゚) ……クマ?出るの?

引き返そうかと思ったが、大声出してあるけばきっと大丈夫と俺達は遊歩道へ
足を踏み入れる。大声で話しながら歩くが、もう怖いのなんの。ガサッと落ち
葉が落ちただけで、二人して怖がる。うおぉ、出ないよなぁ。もう引き返そう
かなぁ。なんて思っていた頃、すぐ側でガサガサガサ!

うおああぁあああああぁ!!!

思わず叫んだ。するとそこから出てきた老夫婦もその声に驚く。何事かと聞かれ
たので、さっきの看板の事を話すと大笑いされた。

「あっはっは、今時期なんてもうクマは寝てるよ」

_| ̄|○ 下手こいた〜……。

その後、恐怖を乗り越え遊歩道を歩くが、アップダウンの激しい場所でした。
昨日も相当歩いていたから、足に疲労がたまる。うーむ、そうまでして湿原を
見る価値あるのかなぁ……あっ!

野生のリス発見!

発見も何も、足下にいて落ち葉食っていた。どこまで近付けるかとゆっくりと
歩み寄れば、なんと俺の靴に触れるくらいまで近付けた。おいおい、どんだけ
無警戒なんだよ。いやしかし、マジで可愛い。癒されたわぁ(///)

その後、ようやっと遊歩道内の展望台に到着。釧路湿原って緑か雪の白という
イメージがあったのだが、やはり時期が悪かったか、一面の茶色。


そうして釧路湿原を堪能すると、俺達は帯広を目指した。信号の無い道を車は
どんどん進んでいくが……腹減ってきた。時刻は十二時。普通にしていても腹
減る時間に加えて、俺達は朝飯をほとんど食っていないのだ。そのため途中で
干物屋に立ち寄り、ししゃもの干物を食いながらまた帯広へ。いやぁ、作って
いる場所での購入はやはり鮮度が違う。美味いぜ!

しかし、さすがに一時にもなると耐えられなくなってきたので、帯広の手前に
ある池田に立ち寄った。ここは池田ワイン城というものがあるくらい、ワインの
名産地。主に十勝ワインはここで作られているのだ。

何でもここには結構いい値段のするステーキがあるらしい。普段なら見向きも
しないが、今回は食い倒れの旅行と覚悟完了してきている。うはは、食ってやる
食ってやるぞぅ!値段がなんぼのもんじゃーい!

十勝牛 200g 3500円

(゚д゚) たけぇ……。

_| ̄|○ 昼飯にそんなに出せねぇよ……。

相当迷ったが、結局断念。晩飯なら出しただろうけど、夜には美味しいものを
食べるのにここでこんなに出すのはためらわれた。しかし何も食わないで帰る
なんてのもしたくなかったので、牛丸ごとビーフシチューというものを食った。
……うめぇ、すごく上品な味だ。ワインの風味もすご〜い♪

腹一杯になると、帯広へ。しかしすぐホテルに入るのも早いというわけでして
ホテル側にあった動物園へ行ったが、冬期は閉館。しょんぼりしながら俺達は
北海道ホテルにチェックイン。ここは相当雰囲気のいいホテルで、俺が人生に
おいて使ったホテルの中でもベスト3に入るだろう。

しかし時間は四時。飲みに行くには早い。どこか一ヶ所観光しようという事に
なり、俺達は薄暮の中を幸福駅に向かった。ここは道東観光の中でも有名な場所
でして、家人も道東に行けば足を運ぶのだ。ついた頃はすっかり暗かったけど
まぁいい思い出にはなったかな。


それからホテルに帰ると、飲み屋へ。屋台村が有名らしかったが、どこ探しても
見付からなかった。後で知ったのだが、どうも今は改装中で閉店だったらしい。
それでまぁ、別の飲み屋で飲んでいたら友人の父親がこの辺に単身赴任してる
らしく、合流したいとの申し出が父親からあった。生きてるうちに親とはよい
関係でいるべきだ。俺は合流を素直に受け入れ、三人で飲んだのだ。

三件くらい回ると、ホテルに戻った。ホテルでも俺は酒を飲み、二日目の旅は
終わったのであった。いやー、ここでもいい酒飲んで、いいもの食ったぜ!

明日は最終日をお送りします!


 11月9日
いやどうも、しばらく更新停止してて申し訳ない。前回の日記でも書きました
けど、道東旅行に行ってきたんですよ。男二人でね。

道東と言っても色々ありますが、行ってきたのは釧路と帯広です。帯広は過去
大学サークルの旅行で行ってきた事があるんですが、釧路は初体験。そのため
どんなとこなのか知らないのですよ。でもほらね、桃鉄だと北海道の目的地は
札幌、稚内、釧路と三つあるじゃないですか。古い記憶なので最新版はあまり
知らないけどね。稚内は寂しい場所と友人が言ってた。まぁ、そんな気はする。
しかし釧路ですよ、漁港たくさんで有名ですよ。すごい場所なんだろうな。

行く前に決めていたのは、食に関して豪華な旅をしようと。

いやね、もしかしたら一生に一度の可能性だって充分あるわけですよ。それに
帯広に行った時は金のない大学生だったし、金を使う事に抵抗があった。だが
今は違う。使う事を覚えた。それに今は美味しい魚がたくさんある時期なので
どかーんと使ってこようとね。

一日目は釧路でした。

朝、札幌駅を出発して四時間少々の電車旅。正直、景色なんて全然見なかった。
紅葉と言ってももうほとんど散っていて寂しい景色ばかり。あと、札幌を出て
しまえば何にもない牧草地や畑ばかり。すげーと思うのもせいぜい五分程度で
飽きるんだよねぇ。小説読んだりしていたが、いやぁ座り疲れた。

釧路に到着すると、まず和商市場というところに行ったんですよ。そこは駅の
側にある市場でして、たくさんの海鮮屋が密集してるんですよね。別にカニを
買いにきたわけじゃない、昼飯を食いに来たのだ。

そこではゴハンを購入すると、各市場で刺身を買って丼に乗せてくれる勝手丼
なる食い方がある。それがまた美味そうだったのでウニにマグロにクジラにと
好きな物をちょこちょこ買って、丼に投入。これが美味いのなんの。やっぱり
採れたてさばきたてを食べるからだろうなぁ。満足!

腹も膨れたところで、とりあえず宿へ行く。宿泊したのは釧路プリンスホテル
名前が格好良いだけあり、なかなか良い宿であった。そこで一息つくと、まず
俺達は釧路フィッシャーマンズワーフMOOという場所に行ってみる事にした。
そこは何でも釧路でも大きなスーパーらしい。何か面白い事でもあるだろうと
行ってみたら、なんと改装中。それでも一階の土産物コーナーなんかは通常と
同じようにやっていたのだが……。

('A`) 活気が無い……。

結構な広さのある場所なんですが、ほとんど人がいない。売り子を抜かしたら
三人くらいしかいなかったんじゃなかろうか。そりゃ平日の昼だったが、でも
ガラガラすぎて寂しい気分になる。結局すぐ出て、幣舞橋へ行く。ここは結構
有名な観光名所らしく、橋のところどころにブロンズ像があった。だがすごく
面白い何かがあるってわけじゃなかったので、普通に横断。

それから小学校に大人二名が入りました。

一緒に来てた友人が昔ここに住んでいたらしく、母校の小学校に寄りたいと。
そんなわけで歩いて探そうとしたのだが、なにぶん古い記憶なので見付からぬ。
近くを歩いていた小学生数人に友人が訊いてみたが、わからないとの事。俺は
少し離れた場所から見てたのだが、怪しさ全開。別れてからネタにされていた
みたいだし、変質者現れるとかで地元のニュースにならないよなとドキドキ。
いやだー、旅行先で警察の厄介になるのは。

しばらく歩いても見付からなかったので、タクシーに乗って向かう事に。いや
もう、ひなびた小学校ですよ。放課後だと言うのに校庭で誰も遊んでないのに
ビックリ。活気無いなぁ。職員に事情を話して中に入る。いやぁ、小学校に入る
なんて十五年ぶりくらいですよ。何もかもが小さく見える。

なんでもこの学校、廃校になるらしいのだ。来週には近所の小学校と合併する
みたいであった。う〜ん、少子化の影響かな。それとも地方からの人離れか?
ともかく母校が無くなるって切ない気分だろうなぁ。

それから海を観に行ったり、友人の釧路時代の家を観に行ったりと歩きまくり。
それで思ったのが、店が無い。コンビニなんて住宅街のどこにもない。いいや
コンビニだけでなく、商店がまず無い。あと、人がいなさ過ぎ。

そうなんですよ、釧路を歩いていて思ったのが人が少なすぎ。駅周辺部も市場も
住宅街も、人が少ない。住宅街なんて午後三時から五時くらいまで歩きまくって
いたけど、五人くらいしか会わなかったんじゃないかな。

メシ屋も少ない、すげぇ少ない。そのくせすごく床屋がある。こりゃ飲み屋も
どうなるんだろうなどと不安になったが、飲み屋街はそこそこあった。しかし
行ったことのない町で美味しい店を探すのは難しい。そのため友人の親父さんに
電話して聞いて、教えてもらう。

何軒か回ったが、いやぁ美味かった。すごく美味しかったね。結構豪勢に海の
幸を楽しんだし、酒もいいものを飲んだ。久保田洗心とか十四代とか、滅多に
手に入らないし、飲めないものも旅先だからと気が大きくなる。金銭感覚など
かなぐり捨て、思いっきり楽しんできた。

初日はこんな感じ、続きは明日!


 11月6日
今日は飲んできましたよー、なので簡潔に書きましょう。そうですよ、今日は
後輩達との飲み会だったんですが、その一人と俺は明日から二泊三日の道東に
旅行してくるんですよ、男二人で。

俺だって別に寂しさからそんな旅行をするわけではない。本当は数人での企画
だったのだが、やはりこの年になると忙しさとか色々ありまして、結局二人で
やるしかなくなった。だが、中止ってのは不思議と無かった。

やはり道民だが滅多にそっちにはいかないので、生涯の思い出にってのが心の
片隅にあったし、これから冬になるので今時期は魚が美味い。なので海産物の
食い倒れツアーでもしたいねと。

正直、まぁそこそこリッチな旅のプランとなったけど、さっきも言ったように
滅多に行かない場所なのでどうせ行くなら豪勢にって考えがあった。そのため
明日から数日、日記の更新はできません。ごめんね。

ネタなど無縁の旅がいいなぁ。


 11月5日
何度か日記に書いているように、今年は喪中なんですよ。親父が亡くなってね。
そのため色々準備しなきゃならないんですよ。生きているってのも大変だけど
死んでからも人って大変なのよねぇ。

まぁ、俺は毎年年賀状も片手に余るくらいしか来ないし、そういう知り合いは
大抵このサイトを見ていたり、よく俺と会っているので喪中だって事を知って
いてくれているが、やはり家人などは繋がりも広いのでそう簡単にはいかん。
だから年賀状が来る前に知らせないとならない。

そう、喪中葉書ですよ。

ただいまと帰ってきて、ふと食卓の上なんかにあったら暗い気分になるアレ。
人によっては長ったらしい戒名があるので、これって何て読むんだろうなどと
頭を悩ませるアレ。あれで故人の死を伝えるわけですよ。

ここ数年、家族の年賀状は俺が担当してるんですよ。なので当然、喪中の葉書
だって俺が作る。まぁ、さすがに裏面の故人の名前に戒名などは印刷屋でして
もらったけど、宛名は俺がパソコンでやるんですよ。

毎年打ち込んで宛名を保存するが、毎年必ずパソコンが壊れるのでバックアップ
取り忘れるんですよね。そんなわけで、今年も一から打ち込み直し。カタカタ
打っていたら、ふと考えたんですよ。

この喪中葉書も五十年後には無くなってるのかも。

順調に年を取れば五十年後には俺もこれに厄介になるかもしれん。でも年々と
言いますか、世代が変わるにつれて色んな風習も姿を消したり変えたりしてる
じゃないですか。年賀状だって年々数が減っているらしく、メールに変わって
きている。喪中葉書もメールになるのかなぁ。

もしくは、それ自体が無くなるのかも。全体をよく知らないけど、少なくとも
親父の世代まではよくあった、上司に誘われてゴルフを始めるって人が友人に
一人もいないんですよね。またお歳暮やお中元なんかも徐々に消えると思う。
そうした流れで喪中葉書なんかも無くなる気がするのだ。

テレビなんかで近未来の科学とか、現代最先端科学特集なんてをの見ていると
十年後や二十年後はどうなっているんだろうと心トキメク。逆に風習なんかも
どんな変遷を遂げるのか気になるんですよ。もし五十年後に死んだとしたなら
その時の葬式はどんなものになってるんだろうか。

自分の葬儀を自分で司会してぇ(笑


 11月4日
本日は多くの人にとって別段普通の日曜日だろうが、一部の人にとっては少々
意味がある一日である。俺はそんな一部の人であった。今日は何の日で、俺は
何をしたかって?

the woRks HALLOWEEN HAVOC 04に行ってきたんですよ。

これは何かと申しますと、同人誌の即売会なんですよね。まぁ前回、真島さん
教えてもらって行ってみたんだが、そこそこ楽しかった。出会いもあったしね。
今日もまぁ、割と暇だったので足を伸ばしてみたんですよ。

昼頃、会場へ向かう。知ってる人がいればいいのだが、いなかったらどうしよ。
結構人見知りするタイプだし、おまけにアニメとか全然わからんからそういう
とこに行っても、話合わせられないんだよなぁ。

そんな不安を抱きつつ、会場に入る。会場内はハロウィン仕様だけあり、魔女
コスプレが多い。あの子もいいぞ、この子もいいぞ……いやいや、そればかり
見ていてはイカン。知り合い、知り合い……あっ、いた!真島さんとカンダタ
メンバーだ。彼らはみな、我が大学の知り合い。どうも、真島さん!

「帰れ!」

(;゚д゚) な、何て事を言うんだ、この人は。

まぁ、冗談と分かっているので留まる。あまり同じ場所に留まっていると売る
邪魔になるので、色々見て回る。しかしこういう場所には慣れていないのでもう
緊張しまくり。本当に地面が揺れているみたいで、雲の上を歩く感じってこう
なんだなぁと実感。しかし、絵が描ける人はいいなぁ、羨ましい。まぁ、こりゃ
出してもいいのかってレベルのも当然あったが、楽しければいいんだろうな。
ともかくブラブラ色んな場所を見てから、また真島さん達がいる場所に戻る。

すると真島さんは女の子二人組と雑談。社交性がある人ってすげー。そんな事
思って隅っこにいたら、何やら俺を指さす。すごいだの、上手いだの。ほほ〜
これは小説の事でも言ってくれてるのかな。照れるなぁ。あっ、呼ばれたぞ。
はいはい、何でしょう。紹介してくれるのかな、アハハン。

「この人、ジョジョにすごく詳しいんだよ。ジョジョポーズやってよ」

(;゚д゚) ジョジョかよ!

そのため、二回くらいジョジョポーズを知らない人の前で披露するという羞恥
プレイをさせられる。そしてそれがまた上手だったのかわからんが、お世辞か
わからないけど褒められる。

「すごい、指や顔の角度まで同じだ!」

嬉しい事は嬉しいが、複雑な気分である。その後、こりゃ完全に社交辞令だと
思うが、今度お酒飲みながらジョジョトークしましょうと言われた。そんな事
できれば最高なのだが、あいにく今日は車で来てるのでアウト。名前も連絡先も
わからないまま、ジョジョ好きの女性たちは去って行った。

イベントに行った感想としては、やはりわからない人間が行くべきじゃないと
思った。ひでぇ話だろうが、俺は他人の作品というものにそんなに興味が無い
上に、初対面の人とほとんど話せないあがり症なので、どことも会話をせずに
ブラッとしてただけ。手に取って見て下さいとか言われても、そもそも小説を
読む速度が滅茶苦茶遅いので、十ページの作品でも十分以上はそこにいる。
それじゃあ邪魔だろうし、スケッチブックなど無い。描いてもらってもきっと
すぐに机の中さ。

おまけに何度もそういうイベントをやってるらしく、主催者とサークル間などの
人間関係がある程度できている。そこに知らない俺がポンと参加するとすげぇ
場違いな気がするというか、楽しんでる中に土足で上がり申し訳ないって気分に
なってしまう。なので知り合いが一人もいなければ、入場料払っても三分とせず
帰るだろう。耐えられないんだよねぇ。

ただまぁ、さっきのジョジョ好きみたいに出会いがあったりもする。全く会話
できないだろう俺でも、知り合いがいるから何とかなる。他力本願ではあるが
それでもそういう事があるので、次回もあったら行こうと思える。

次はどんな出会いがあるかな?


 11月3日
今、テレビでバイオハザード2の映画版を見てるんですよ。ゲームはほとんど
全部やった事があるのだが、映画館に行かなかったのでこうして地上波でやる
のを待っていたんですよ。いやー、ドキドキするね。

バイオ1も先日地上波で見た。これはほぼオリジナルストーリーで、仕掛けも
ゲーム版バイオ4などが使われていた。敵キャラもボスがリッカーというゲーム
ではちょっぴり強いザコだったので、少々物足りなかった。やっぱタイラント
いないと駄目だね。

それで映画版2を見ているのだが、やっぱり出たぞタイラント。ゲーム版2と
同じ圧倒的恐怖。これだよ、これ。壁をぶち破り、圧倒的破壊力で襲ってくる。
こいつにどう立ち向かう?

……えっ、格闘戦?

なんとみんなの前で主人公とタイラントの格闘戦。アンブレラのお偉いさんが
仕組んだ舞台で、戦闘力を比べるため、主人公は仲間を人質にされて戦うのだ。
こんなん絶対勝てるわけがない。そう思ってたら互角に戦えてる。えぇ、何故
そんな事が可能なの?

どうやら主人公アリスもTウィルスを打たれて、パワーアップしたみたいだ。
それで主人公特権として何故か変異しない。そしてタイラントは前作のラストで
アリスと一緒に助かったはいいがアンブレラに拉致されたマット。

戦いの結果、アリスが勝つ。しかしアリスはとどめを刺せないでいたらお偉い
さんがアリスをも殺そうとする。その時、タイラントが復活して、ゆっくりと
歩き出し、重火器を拾ってアリス……の背後にいたアンブレラ社員を殺す。

えええええぇ、理性復活して仲間に?!

ゲンナリですよ、ゲンナリ。アメリカ的にはこういうのOKなのかもしれない
けど、俺としてはガッカリ。だってさぁ、やっぱボスはボスらしくやって欲しい
じゃない。同じようにするにせよ、暴走してってのがあるじゃん。なのに突然
仲間って……。

まぁ、当然持ち帰れないのでタイラントは木っ端みじんに。ヘリで脱出したが
途中で墜落。アンブレラを告発するも、大きな圧力で逆にジル達は指名手配と
なってしまう。うーん、これはまぁ予測済み。

何と言うか、色々ぶっ飛んだ設定になってるな。襲われる恐怖、派手な銃撃戦
決死の脱出劇なんかは見ていて楽しい。しかし、タイラントと同能力を持って
戦うってのはアリか?ゲーム版だとウェスカーみたいな扱いか?

映画版3を観に行こうかな。


 11月2日
嫌いなものは何か、なんて問われたら二つ三つくらい誰でも出てくるはずだ。
だが、嫌いだからと言って逃げ回っていては何にもならず、嫌だけども時には
戦わないとならない場面だってあるのだ。そうだ、俺は戦ってきた。

歯医者に行ってきたんですよ。

俺は歯医者が嫌いである、大嫌いである。とこんな事を言うと誰でも嫌いだと
言われるかもしれないが、俺は度を超えて嫌いなのである。少し俺の事を知って
いる人ならばどれだけ嫌いなのかすぐわかってくれるが、まぁもう一度話して
おこうかな。

俺と歯医者の戦いは二十年以上前にさかのぼる。三歳児だった俺は当然治療が
嫌で逃げようとしたら、歯医者と看護婦に抑えつけられたばかりかゴムホースで
診察台に縛りつけられ、猿ぐつわを噛ませられて無理矢理やられたのを覚えて
いる。あの時点でトラウマなのだ。幼児虐待だよな、今じゃ。

ツンと鼻に来る薬品の匂いとドリルの音。痛かったら手を挙げてねと言われて
痛かったので手を挙げたら邪魔だし、治療できないと怒られる。じゃあ麻酔を
打ってくれと頼むとできないとか言いやがる。ふざけた医者だ。また別の場所
では行くたび行くたびに汚い、ひどい歯だと半年間ずっと罵られる。そんなの
わかってるから歯医者に着たんじゃないか。それでも我慢して治したら、また
すぐ痛くも無い歯をつついて、小さい虫歯があるから治療しましょうと。俺は
痛くも無い歯を治療されたくないからと断っても、しつこ〜っく食い下がる。
俺の金で治さないとならんのだぞ、お前が払うのかよこの詐欺野郎。おまけに
麻酔を刺したら視神経に届いて、目が潰れるかと思った事もあった。

などなど、枚挙に暇がないくらい嫌な出来事が積み重なっているために、俺の
歯医者嫌いは相当なものである。そんな俺が何でまた歯医者に行こうと思った
かと言えば、まぁ歯が痛くなったからですよ。物食っていたら奥歯がズキッと
最近し始めてきた。俺の歯は相当頑丈らしく虫歯になりにくいらしいが、その
ために一度痛めば相当悪いんじゃないかと思う。それに最近虫歯なのか何なのか
わからないが、歯が変色して汚かった。クリーニングしてもらおう。

('A`) あ〜、でも嫌だなぁ。

昼過ぎ、歯医者に到着。二年振りに行ったのでカルテも歯形も無くなっており
一からやり直しだ。カルテ作成のため書類を書かされたり、診察台でも歯形を
作り直したり、レントゲン撮影したりする。しばらく見ない間に病院の設備が
すごく立派になっていた。儲かっているんだろうなぁ。

歯のクリーニングはすぐに終わった。まぁ、歯医者に行くと必ず言われるのが
正しい歯の磨き方。一日一回でもいいから三十分かけて下さいとか言われたが
そんなに歯磨きしてるやつなんているのか?バカバカしいので軽く受け流す。
しかし、歯磨き講座は実践編となり、実際やらされる。勘弁してくれ、こんな
事をしたいがために来てるわけじゃない。

また俺は顎関節症気味なのと、歯を噛む癖があるので人の半分くらいしか歯が
無いらしい。そのため、二年前にスプリントというマウスピースみたいなものを
もらっていた。顎関節症が少しよくなるって事でね。それを三ヶ月くらいほぼ
毎日、寝てる時はつけていた。だが、全然効果が表れなかったので、その事を
歯医者に話したんですよ。

「そんな短期間で考えたらダメ、四年はかかるよ

そんなにできるか、アホー!!

「あと、スプリントは歯の擦り減らしを防ぐんだよね。君は歯を噛む癖がある
から、してた方がいいんだよね」

一生してろってか?!

歯医者の考えは常人には理解できん。それでも歯をクリーニングしてもらった
結果、虫歯は無かったらしい。痛みがあるのは虫歯じゃなくて、ストレスから
来ていたり、歯肉の炎症から来てるかもしれないとの事。ふーむ、なら治療は
もう終わりだな。虫歯が無かったし、もういいよな。

「前に詰めたやつが劣化してきてるから、新しいやつに変えるね」

歯医者って一度じゃ終わらないよね。


 11月1日
いつもは午前四時に寝る俺ですが、本日は午前四時半に起床しました。う〜む
ダルい。何でまたそんな時間に起床したかと言えば、老化のためではないよ。
家人が旅行に行くので、待ち合わせ場所まで送ってほしいと頼まれたのだ。

午前四時半に起床しなければならないので、前日は禁酒ですよ。軽く一杯だけ
寝酒ってのができないんですよね。一杯飲んだら二杯三杯と飲んでしまい結局
深酒となる。そんなんだったら、飲まない方がマシである。しかし、飲まない
上に早寝となると、なかなか寝れないものだった。一発スッキリさせて寝るか
なんて思ったのだが、やったらやったで眠気がすっ飛ぶし、もう大変。

それでも何とか二時間仮眠してからのドライブよ。まだ真っ暗な道を寝起きで
走るのは新鮮な気分であった。眠気はほとんど無く、どちらかと言えば少ない
車通りの中を走るのは爽快。

普段しない事をすると、やはり気分転換になるってもんだ。ただ、飲めないので
あまりそうした気分転換はしたくないね。やはり酒が飲めないとつまらん。

酒は無論悪い面だってあるが、よい面だって多い。そして俺は別に飲めない人に
対して強制はしない。そんな無理して飲まれても、美味くないだろうしこっち
だって具合悪くなられたら困るからね。互いに楽しければいい。

しかし、やっぱり飲めないよりは飲めた方がいいんだよなぁ。

いやね、先日とある女性と知り合ったんですよ。それでまぁ、やましい気持ち
一切無くもうちょっと打ち砕けた話をしたかったので軽く飲まないかと誘った
けれど、その人は飲まないし、そういうとこは絶対行きたくないと。うぅ〜ん
まぁ、会って間もなく飲みに誘うのもよくないな。そう思ってカラオケにでも
行こうとしたのだが、丁度持ってるカードのカラオケ屋がススキノにあった。
そこにしようかと誘ったが、なんとそういうとこも怖いからと。

まぁ、あまりよく知らないと怖い場所って思うよな、盛り場も。だが飲まない
なら問題ないが、そういうとこすらダメってのは初ケース。うーむ、飲まないと
面白くない俺にしてみれば困った問題だ。まぁ、そういう人もいるんだな。

あぁ、また一つの出会いが消える。