盛大に寝過ごしたんですよ。
いやね、いつも晩飯食ってから午後九時くらいに一度仮眠するんですよ。んで
一時間半くらい寝てから、日記書いたりサイト巡回した後、執筆するのが我が
ライフスタイル。だが、昨日は寝過ごした。ふと暗い部屋で目覚め、いい夢を
見たけど、ちょっと寝過ごしたかな〜なんて思って時計見たらビックリ。
Σ(ﾟДﾟ；≡；ﾟдﾟ) えっ、三時？！
いやもう、驚いたのなんのって。目覚まし時計壊れているかと思って、すぐに
メガネをかけて壁にかけてある電波時計を見たら、やっぱり夜中の三時。もう
思わずウワォって叫んでしまったもんね。つーか渚、起こせよ！！
「だって先生、すごく気持ちよく寝てるから、起こしにくくて……」
うむむ、最近は先日言ったエロゲにはまりまくってるから疲れてるってのもある
だろうけど、ここ札幌ではすっかり秋めいてきて、通り抜ける風も涼しいから
気持ちよく寝れるのかもしれん。今年の夏は暑かったから寝苦しくて、あまり
快眠できなかったが、やっと涼しくなったからグッスリ眠れるのかも。
もしくは、体内時計が壊れているのかもしれない。
昼前に起き、朝方寝る生活なので人からは不規則だねと言われていたが、俺と
しては毎日同じ時間に起きて同じ時間にメシを食い、同じ時間に寝ていたので
非常に規則正しい生活だった。しかしここ数日、仮眠したら寝過ごす事が多く
ちょっと困っている。
と言うのもですね、午前中は酒飲めないのでイマイチ執筆する気がしない上に
日の高いうちや、家人の活動時間内だと一人えっちもできん。我が欲求の二つも
満たされないので、どうにも欲求不満となる。
いやしかし、もうちょっとがんばって朝の四時に起きるようになれば朝に強い
男となり、仕事バリバリ。これで女はメロメロ。うひょう、これはいいぞ〜。
もう執筆しないで朝型人間になろう！
仕事も女も無いの忘れてたわい。
前言撤回、ハマった時の爆発的集中力は短所であり短所である。
まぁ、ラグナもメンテの日なので暇だったから適当に積んでたのをやったけど
これが大ハマリ。ちょっとやるつもりがずっとやってしまって……気付いたら
既に晩飯の時間。うがー、やりすぎだろ俺。
あぁ、今日はジム行く予定だったのに、何をやってるんだ俺は……。
何となく本日は睡眠時間もいつもの半分しか取れなかったので、プチ体調悪い
事にしておこうと、誰に対してなのかわからん言い訳を心中しながら、晩飯を
食いに階下へ向かった。
メシを食っていると、婆さんが話しかけてきた。やはり黙々と食うよりも何か
話題があった方がいいよね。
「あのさ、あんた行ってるのってスポーツクラブってとこだよね？」
スポーツクラブってかフィットネスクラブと言うか……まぁそんなとこだな。
んで、それがどうしたんだ？またＣＭでもやってたの？
「あのね、強盗入ったらしいのよ。近所のそこに」
Σ(；ﾟДﾟ) な、なんですと！？
婆さんの話によれば、今朝だか昨日だかさっきだか、ともかく昨日今日の間に
強盗が入ったらしい。うぁお、怖いなぁ。うむむ、居合わせなくてよかったし
もし行っていればゴタゴタしていて落ち着かなかったかもしれん。行かなくて
よかったなぁ。エロゲが我が身を助けたか？
とゆーか、随分と剛毅な強盗である。何もジムに強盗に入らなくてもいいのに
ねぇ。大抵の犯人より筋骨隆々の人が数人いるから、武器として刃物を持って
いらたしいが、ダンベル投げられたりバーベルのバーを振り回されたりしたら
太刀打ちできんではないか。武道などの心得があるにしても、わざわざそんな
危ない場所に強盗に入るか、普通？
まぁ強盗なんて大抵普通ではないかもしれん。コンビニ強盗とかで現金五千円
盗んで逮捕とかってニュースを見ると、悲しくなるね。たった五千円で人生を
ドブに捨てるとは……。傍から見ると普通そんな金額じゃ人生捨てないよなと
思うようなものでもやるんだから、ジム強盗もありうるか。
なんて考えていたら、母親が振り向いて一言。
「それスポーツクラブじゃなくて、健康センターじゃなかった？」
……健康センターだと大半が爺さん婆さんばかりである。職員も中年が多くて
抵抗できる人間もいないだろう。だったら、襲うのもまぁわかるな。と言うか
スポーツクラブと健康センターじゃ全然違うだろうがぁ！
さて、日記はこんなもんでいいか。
エロゲの続きやってこよっと。
そうだ、ウルティマをやろう。
ネットゲームのウルティマオンラインではなく、ファミコン創成期に売られた
ウルティマ〜恐怖のエクソダス〜の方である。
昨日の日記にも書いたが、焼肉の材料の買出し途中、ふと近所のゲオに寄って
桃鉄と共に買ったんですよ。値段も百八十円と安く、クソつまらなくてもまぁ
ネタになるし、百八十円くらいだとクソゲーとして捨てられる値段だからと。
うん、今やらずしていつやるのだ。
そんなわけで、今日はウルティマのプレイ日記である。
実はこれは初プレイではない。小学生くらいの時、友人に借りたのか何かして
やった事があるのだけど、町の人を殴れたりできる反面、どうしたらいいのか
全然わからない上、敵とかすげぇ強くて挫折した覚えがある。あれから十年が
経った、あの頃より幾らか知恵がある。今度はいけるぜ！
ゲームスタートし、まずキャラ作成。初期能力値の限界が二十五なので最初の
ボーナスを戦士系は力とか器用さに、魔法系は魔術などに重点的に振り分ける。
うん、四人キャラ作ったから、これでよかろう。
スタートすると王様にエクソダスを倒しに行けと言われ、早速城を追い出されて
しまった。唐突だなぁ。まぁいい、ともかく倒せばいいんだろうが、初期装備
なんて貧弱極まりないので、まずは側の町に入る。うむ、装備と情報収集こそ
クリアへの近道なり。
……すげぇ画面、カクカクするなぁ。おまけに画面が全部見えず、自分の周囲
以外は闇状態。話しかけようにもタイムラグがあって、なかなか住民に近寄る
事ができない。おまけに案の定、今ある金じゃ何も装備が買えない。
とりあえず外に出ると、自分達以外のキャラがうろついていた。きっとこれに
触れると戦闘が始まるんだと思っていたら、やっぱりそうだった。最初の敵は
スケルトン五匹。えっと、攻撃するんだよな。えっ、どの方向に攻撃するのか
指定しないとならんのか。んじゃ上方向にいるので上キーを押そう。うひゃあ
なんか魔法みたいなの飛ばしたぞ。そうかこのゲーム、戦士系でも飛び道具の
ように攻撃できるのか。以外に優しいじゃないか。
ただ、魔法の名称がサッパリわからん。買った時に説明書無かったからなぁ。
とりあえずクーンって魔法を使ってみよう……あれれ、スケルトンが全滅？！
なんだこりゃ、すげぇ強いじゃないか。魔法万歳。ありゃ、でもこれって直接
倒した人しか経験値もらえないのか。不便だなぁ。
何とか敵を倒すと、フィールド上に宝箱が落ちていた。早速もらおう。わーい
金もらえた……って、毒くらった？！最初の敵からもらう宝箱にいきなり罠が
あるなんて、ウィザードリィといいウルティマといい、昔のゲームはシビアに
作られているな。えぇと、毒ってどうやって回復するんだろう？魔法を一通り
使ってみたが、毒は回復しなかった。それじゃ、町に行けば教会みたいなのが
あるだろうと探してみたが、町には無かった。道具屋も見つからず、毒消し草
みたいなのも買えぬ。ゲゲッ、困ったぞ。
そうこうしてると、オーク八匹と遭遇。逃げるコマンドがないので、戦うしか
ない。なぁに、遠くから攻撃すれば余裕だぜ。攻撃、上方向っと……あれぇ？
攻撃できないぞ。うーん、やっぱ一歩ずつ歩いて近寄らないとならんのかぁ。
さっきのは何だったんだ。まぁ、ここは急いでいるから魔法を使って一網打尽
じゃあ。さっきのクーンを使おう……あれぇ、効かないってどういう事？
魔法が何も効かず、苦戦して肉弾戦を繰り広げていると先程毒くらったキャラが
死んでしまった。敵を全滅させたけど、代償は大きい。困り果てて城に入って
ウロウロしてると、病院があった。なんだ、ここで毒を治せるのか。復活とか
ここでできるぞ……うわっ、今の金じゃ復活させられん。仕方ない、ここはまず
復活を諦め、装備を……おんやぁ、武器が無いぞ？
確か最初に装備してあったナイフがあったはずなのに、無くなっている。原因
となるのは一つだ。最初の戦闘で遠距離攻撃だとばかり思っていたアレ、実は
武器を投げていたのか。オーノー。一体どうすりゃいいんだろう？
宿屋も見つからず、体力も金も無いので自暴自棄になり、王様に攻撃して全滅。
知恵以上に理不尽な死に方に腹を立て、電源を切った。うぐぐ、当初はネット
にて攻略サイトを使わない予定だったが、予定変更。ここを見てみた。
・このゲームは宿屋がなく、自然回復しかできません。
・レベルを上げると敵も強くなるので、レベル上げ禁止。
・基本的に敵から逃げられません。
( ﾟДﾟ) ……えぇっと。
ファミコンは片付けました。
「もういらないエロＤＶＤを届けに行くよ、いいか？」
早く来い！！
急いで顔を洗えばいいだけさ。メシ前なので、ＤＶＤ受け取ったらすぐに帰って
もらうとしよう。そのため、急いで支度を済ませ、友人を待つ事しばし、車の
エンジン音が聞こえてきた。やぁいらっしゃい、品物はどれだね。
品物を受け取ると、外での立ち話も何だから我が部屋にあげる。そしてすぐに
お帰り願おうと思ったのだが、暇だ何かしようぜとゴロゴロしだした。帰れ！
俺は腹減っているんだよ。メシ食った後ならいいけどよぉ。
「天気いいなぁ……焼肉やらね、焼肉」
お前、数日前にやったばかりだろうがー！！
しかし、うんと言わなければ帰りそうも無かったので、やる事に。ただ、二人で
やるのは寂しいので、前にやったもう一人も呼ぶ事に。結局やるのは夕方からで
それまでメシを食わないのはきついから、友人を部屋に残してメシを食う。
しばらくして三人が集まると、必要な物の買出しに出かけた。網や炭、そして
食材を買うのと一緒に、何となくみんなでやるゲームを買おうって事で、ＦＣ版
桃鉄を購入。あと、安かったからウルティマも。
帰宅し、火を起こして食い始める。うむむ、最近体脂肪増えたから、昨日から
食事制限し始めた矢先にまた焼肉。夏バテ知らずの体はいい事なのだが、ちと
最近コレステロールなども心配である。あぁ、またジムで必死に汗流さないと
ならんなぁ……でも、肉美味い。
前回は最初から暗い中でやったが、今回は暗くなった頃に終了。開始時間やや
早いかとも思ったのだが、最近はすぐに日が落ちる、まったりできん。しかし
暗い中でやるより、多少早くからでもやるのがいいかもなぁ。肉の焼き加減が
わからなくなるしね。
肉を食い終えると、我が部屋に戻って桃鉄の対戦。二十六の男三人が懐かしの
ゲームで熱くなる姿は可愛らしい、そんな一人である俺に世の女性はもーっと
母性本能をくすぐられるべきである。いやもう、あまりに出会いが無さ過ぎて
つい昨日、ヤフーの出会い掲示板に手を伸ばしかけたくらいだ。末期か？
ちなみに本日も酒を飲んだのに更新してるのは、飲む時間が早かったってのと
ビール３５０ｍｌ四本しか飲んでなかったからね。
来週も肉焼きそうだなぁ。
他人の家じゃ行儀が悪いと言われているかもしれないが、我が家では食事する
時でもテレビをつけている。割とみんなバラバラに食うから、さしたる会話の
無い時間を潰すためである。俺の食う時間は他の家人が食う時間ではないけど
食事の支度をしたり、くつろいでいたりするために、テレビがつけられている
事が多い。本日も例外ではない。何を見ているのかな〜？
……あぁ、二十四時間テレビかぁ。
今年もこの時期がやってきた、画面の向こうでは足が悪かったり、手が不自由
だったりする人々が安っぽいドラマ調でがんばっている姿を見せている。俺は
家人の了解を取り、別のチャンネルに変えた。
いやね、あぁした障害者は聖人ですみたいな感動番組ってものすげぇ嫌いなの
ですよ。例えば小児麻痺で足が生まれつき不自由な人ががんばってがんばって
転んでも一生懸命起き上がって、僕は今日も明日も夢に向かって輝いています。
だから健常者のみなさん、手を取り合って生きましょう。僕もがんばりますが
この姿を見てあなたもがんばりましょう！……あぁ、寒気がする。
いやね、生きている以上何だかんだがんばるのは当然である。そりゃ身体的に
不自由な人が健常者より日常生活を送るのは大変だが、だからと言って障害者
みんな聖人みたいな演出はどうかとも思う。俺なんて足一本無くなったとしたら
今以上にゴロゴロしてるぜ。
がんばれる人は健常者も障害者も関係無く、できるやつなのだ。
二十四時間テレビなどで障害者を前面に押し出す番組こそ、なんとなく弱者の
差別番組にしか見えない。結局こういう番組で視聴者が思うのは、可哀想な人
いるねぇ、私達は五体満足でよかったわぁ〜と言う、下を見て安心する心だ。
そうした憐れみって、バカにしてる気がするのだが、俺はひねくれてるのか？
同意見の人っているかなぁ。
可哀想だからがんばってという視点だと、分かり合えない気がする。そうした
感情ではなく、もっと身近に障害を知る事こそ、バリアフリー社会じゃないの
かねぇ。そんなわけで、大多数の障害者を取り上げた番組が嫌いである。だが
障害をネタにした番組を作ると、反発がすさまじいんだろうな。
そんな事を毎年考える日でもある。
けど、挫折せずに面白いと思った作品も途中で断念してしまう事があります。
おおにしてそれは金銭的事情による中断や、もう買うのに抵抗を抱いたものが
あります。後者の代表としてはクレヨンしんちゃん。あれを俺が買い始めた時
まだ小学生だった。面白くて買い集めていたが、二十数巻になってくると俺も
大学生。買いにくくなっちゃって、今はもう集めていない。
前者の代表はジョジョの奇妙な冒険である。
これは俺が大好きな漫画の一つで、ものすごい思い入れがある。小学生の時に
ジャンプを読んでいてドラゴンボールやジャングルの王者ターちゃんなんかが
好きだったのだが、ジョジョはその絵柄がどうも苦手だった。しかし、ちょっと
した気まぐれで読んでみたら、これが面白いの。四部くらいから本格的に読み
始め、すっかりその虜となった。
単行本を集めだしたのは、大学に入ってからだった。全く読んだ事の無い一部
から何となく記憶のある二部、そして人気ある三部まで買い揃えた。三部まで
ジョジョを代表とするディオと石仮面が物語の根幹にあったのと、三部が終わる
単行本二十八巻が区切りよかったんですよ。なので、俺は単行本の二十八巻で
買うのをストップしていた。
まぁ、買うのを控えていた理由としては四部、五部、六部がイマイチだなぁと
評価を下していたから、食指も動かなかったんですけどね。だが、最近になり
そうした面白くないだろうって評価も変わってきましてね、四部が始まる単行本
二十九巻から揃えようと思ったんですよ。
しかし、単行本二十九巻が無いんですよ！
当然と言えば当然、結構古いからねぇ。ただ、単行本は無いけど、文庫本では
売ってるんですよ。最近は過去の名作を文庫にして売り出す事が多いからね。
だが、文庫本と単行本では巻数が違うし、大きさも違う。買いたいのに買えず
悶々とした日々。近所の本屋を何軒も巡っても、文庫本ばかり。
本日、家人が札幌中心部あたりで買い物をすると言い出したので、運転手役と
してついて行く事にした。どうせ家にいても暇だし、車で行く方が安上がりで
あるからね。行った先は結構大きなショッピングセンター。俺はそこで本屋を
見つけ、暇潰しにぶらっと入ったんですよ。
特に欲しいものは無かったが、ぶらぶらしていると空想科学読本４を発見して
手に取る。ついでにぱにぽにでも買おうかな……おや、ドラゴンボールが単行本
全巻揃ってる、珍しい。むっ、これならジョジョも単行本で売ってるかも。
しかし、無かった。うむむ、あるのは単行本ばかり。これはもう諦めて文庫本で
揃えるしかないと覚悟し、文庫本十八巻〜二十巻まで購入。
うむ、面白い。敬遠してた俺がバカみたいだ。……しかし、単行本で二十八巻
まで揃えた次に、いきなり小さめの文庫本が十八巻から続くのは気分が悪い。
なんとも無念なり。いや、探せばそりゃあるだろうが、手軽に見つからないの
では、読みにくい。あぁ、もっと早く買い揃えていればなぁ。
あぁ、購入欲が一気に爆発。
いやね、昨日飲みに行ったのは理由があるんですよね。それは失われた原稿を
やっと書き直したからではなく、朝から隣の運送会社の倉庫にて、毎年恒例の
ジンギスカンパーティーの匂いが朝から部屋に届いてさ。もういい匂いがして
腹減って酒飲みたくて……。
そんなわけで後輩連れて、近所の焼き鳥屋で飲んできたんですよ。可愛い後輩
オタな後輩、ヤバイ後輩との四人で飲みましてね、まぁ満足な一時。いいんだ
若い時のこうした集まりは後年の素晴らしき糧になるから。
明けて本日、カタカタと小説の打ち込みをしていると、仕事の休みな友人から
焼肉パーティーしないかと言われた。夏も終わりなこの時期にそんな事を突然
言われたのは、やはり昨日俺の部屋に焼肉の匂いがしたって話をしたからだ。
二日連続かぁ……まぁいいか。
夕方、友人二人を集めて焼肉パーティー開催。まぁこれで目当ての女でもいりゃ
肉以上に俺のハートがバーニングだったのだが、生憎全員男である。パチパチ
火を見ながら、まったり焼肉。うむ、美味い。暗いけど、それ以外に特筆する
ようなことはなかった焼肉パーティー。
もう寝るよ、気分いいまま寝る！
本日も暑い札幌。原稿を書こうと思っててもいまいち気力が出ず、かと言って
ラグナやろうにもメンテでできん。汗も出りゃ体力も低下していくので、何か
ジムに行くのも面倒に……いかーん、いかんいかん、いかーん！
今月はそうしてジムに行く回数も減っているから、つい運動不足になり、体も
ややたるんできているんだ。ちょぴっと太ったし。痩せたからって慢心しては
いかん。どうせ見せる相手が風俗嬢しかいなかろうと、その泡姫のためにでも
鍛えるべきだ。……あ〜、でも面倒だなぁ。
「ちょっと先生、外すごいですよ」
おう、どうした渚、外で裸のねーちゃんが歩いているのか？それだったら俺も
見に行くけど、そうじゃなかったらちょっと脱いで。ほら、暑いだろ。だから
脱げばいいと思うよ。何なら一緒にシャワー浴びようか？
「そういうのじゃないですよ。車庫の側の木、虫がすごいんですよ〜」
何がすごいのかわからんが、虫にも割と平気な渚がちょっと怯えていた。俺も
そんなに得意な方ではないので、こういうリアクション見ると行きたくない。
だが、普段仕事していないので、こういう時に動くのが俺の役目。虫がいるの
ならばとフマキラー片手に現場へ向かう。……何があるんだ、ここ？
「よく見て先生、この木とその下、すっごい青虫いるんですよ〜（涙」
( ﾟДﾟ) うん、青虫……？
(； Д) ゜゜ ぎゃあああああ、なんじゃこりゃ！？
葉っぱだと思ってた箇所はびっしり青虫、むしろ葉っぱはほぼ食い尽くされて
いる。木の下やその周辺には青じゅうたんのごとく青虫。うおぁ〜、一体何匹
いるんだ？！
ともかくフマキラーだとばかりに噴射。正直このフマキラーは蚊とかハエ専用
なので大した効果はないだろうが、それでも幾らか効果はあるだろう。すると
ボトボトボトボトボトボトとすさまじい数が落ちてきた。ぎょえー、なんじゃ
この数は。百匹や二百匹って数がいるぞ。渚、もう一本持ってこい！
この木を植えて数年になるが、こんな事態は初めてである。フマキラー二本も
使ったが、青虫専用のじゃないから、いまいち効果が弱かった。連日暑かった
から、異常繁殖したんだろうか。それとも、今年のためにどこかにずっと潜伏
していたんだろうか。むむっ、どちらにせよキモーイ。
虫にばかり好かれるなんて、イヤン。
それはもう、昨日に負けず劣らずのすさまじい試合で、見ているこっちはもう
ハラハラ。しかし、展開はどんどん早稲田よりに流れていく。点数を取られて
いく駒大苫小牧は斉藤を打ちあぐね、なかなか攻めきれない。というか、もう
斉藤がすごすぎる。なんだあのピッチャー、四連投の疲れを感じさせないかの
ような球威とコントロール、きれまくるスライダー。
三点差つけられ、もうダメだと諦めていたのだが、諦めていたのは俺であって
駒大苫小牧ナインは諦めていなかった。中沢のツーランホームランで一点差に
追いすがる。おぉ、これまで数多の逆境を乗り越え、奇跡の逆転勝利を収めて
きたんだ、もしかしたら今回もいくのか、いけるのか？！
しかし後続が倒れ、最後は田中と斉藤の対決となり、空振り三振。駒大苫小牧の
追撃も及ばず、４−３で早稲田実業が初の優勝を収めました。
それにしても、よくやった駒大苫小牧。準優勝だぜ！
つい何年か前までは北海道なんて出たらすぐに負け、応援しがいも無かった。
対戦相手としても北海道勢とぶつかればラッキーと思われていたので、道民の
気持ちもむべなるかな。だからこそ、ここ三年の駒大苫小牧の活躍は嬉しくて
道民が高校野球にものすごい興味を抱かせた大いなる要因となっている。
破れはしたが、恥じるような敗戦ではない。むしろ球史に残る二日間となった
事は間違いないだろう。今年の夏も、素晴らしかった。
そんな裏側で、また俺はピンチに陥っていた。
試合が終わり、閉会式などを見ていた俺の肛門は限界ギリギリであった。いや
これだけ熱い試合だと、途中で便所に立てなくてさぁ。そんなわけで、一頻り
見終えると便所へダッシュ。さすがにヘッドスライディングはしない。
ドカーンと出すもの出して、ケツを拭く。ウオッシュレットは使わないために
念入りに。きっとほとんどの人がそうだろうと思うのだが、ケツを拭く時には
中腰になり、股側から腰側にかけて、上向きにケツを拭く。傍から見れば結構
間抜けなポーズであるのは間違いない。
ケツを拭き終わり、流してから便所を出ようとして、ある事に気付いた。あれ
もしかして……いや、もしかしてじゃなくても……。
Σ(ﾟДﾟ；≡；ﾟдﾟ) カギかけ忘れてた！！
急いで便所に入ったからか、つい忘れてしまった。ちなみに当たり前だけれど
滅多にこういう事態は無い。当たり前ついでに言っておくが、幾ら俺でも便所
入っている姿を見られるのは嫌だ。まぁ、座っている状態ならば幾らでも隠す
事ができるが、ケツ拭いてる最中ならどうだ。ケツもムスコも見え放題。
あぁ、本当に誰も来なくてよかったわ。一つの夏どころか、ある意味俺の夏も
終わるところだった。急いでいても注意しないと、大変な事になるぜ。
あぁ、でももう夏も終わっちゃう。
俺個人の夏としては今年も例年通り出会いの芽すら無くて、努力も何もできる
状態で無いので、既にサザンの夏をあきらめてがテーマ曲となっているのだが
まだまだ夏を諦めず生きている人は多い。特にそれは兵庫の一角で。
そう、夏の高校野球決勝戦である！
結果から書いてしまえば三十何年ぶりに延長引き分けのため、明日をもっての
再試合となった。駒大苫小牧としては七十三年ぶりの三連覇という偉業をかけ
早稲田実業としては王や荒木大輔すら達成できなかった悲願の初優勝を目指し
全力で戦ったけど、駒大苫小牧の田中と早稲田実業の斉藤といった超高校級の
両エースの力投により、すさまじい投手戦になった。互いに譲らぬ力投は見て
いる者を痺れさせ、息詰まらせた。暑い夏である。
当たり前だけど、俺も見ていた。自分に関係あるどころか、苫小牧すらロクに
行ったこと無いのだが、やはり北海道代表ってのと二年前の優勝からのにわか
ファンとして駒大苫小牧を応援している。
昼飯を食うとすぐに俺はテレビをつけ、いつものようにパソコンの前に着席。
一日の大半はパソコンの前に座り、そこから隣の机で執筆したり、テレビ観戦
したりするのだ。パソコンは起床時につけており、起動しっぱなし。
パソコンでニュースを見たり、ラグナの露店出しながら決勝戦を観戦しよう。
ウキウキしながらプレイボールの号令と試合開始を告げるサイレンが鳴った。
コマトマ勝てよ〜……うん、何か妙な匂いがするな。
何だか焦げ臭い匂いがした。まぁ、窓を開けているから外から匂いが流れ込んで
きたのかもしれないし、階下で何か料理でもしてるのかもしれん。それにしても
今日はクソ暑いな。部屋の中も三十四度あるぜぇ、はぁん。
しかし、どんどん匂いはきつくなっていく。すぐ近くでなんか燃えているかの
ようだ。もしかして、これってマズイんじゃなかろうか。しかし一体、どこが
原因箇所なんだろうか。あぁもう、ＣＰＵファンうるせぇな。
Σ(ﾟДﾟ；≡；ﾟдﾟ) ……もしかして、パソコンか？！
そっとパソコンのＣＰＵ付近に手を伸ばせばムワッと熱い空気、それを嗅げば
焦げ臭い。ゲゲーッ、これは溜まったホコリがＣＰＵの熱で燃えかかっているの
だろうか。慌てた俺はパソコンを消し、エアダスターと呼ばれる空気のガスを
パソコン内部に吹きつけ、ホコリを除去する。もうもうと舞う焦茶色のホコリ。
うあぉ、ヤバかったかも……。
テレビでは高校球児が完全燃焼するくらい懸命にプレーしてる一方で、札幌の
とある一角にあるわが部屋のパソコンが静かに燃焼しかけていた。いや、もう
またパソコン壊れるどころか、洒落にならん事態になるとこだった。火事など
なっていたらエロ動画がぁ〜ってなレベルじゃない。応募してない小説だとか
スク水だとか、ののたんのポスターだとかも消える。怖いぜ！
夏場のパソコンは怖いなぁ。
夕方にも差し掛かろうかといった午後四時頃、ギターの家に行った俺。久々の
雨は結構強く、外で何かをするには億劫な天気。その上ギターも何だか疲れて
いるみたいで、すすきのでメシや酒を食わず、ギターの家で飲もうと決定。
しばらくギターと二人でぼんやりしていると、六時過ぎにのりたまが彼女を連れ
やってきた。この彼女、結構な美人なのだが、過去にのりたまとじゃれてたと
書いた事から端を発し、何だか妙に憎んでるとか怒ってるとかって情報を以前
のりたまから聞いているので、内心ドキドキ。うむむ、こういう時はどうした
対応をとるべきだろうか。
方法１：腰を低くして、なるべく近寄らない。
君子危うきに近寄る無かれ。嫌われているのなら、近寄らなければいい。また
好かれていないのなら、無理して好こうとも思わぬ。けれども、折角来るのに
非常によそよそしくして、険悪なムードってのもなぁ……。
方法２：むしろ、からかう。
これみよがしに俺がのりたまにボディータッチしたり、セクハラ発言をしたり
してみて、相手の反応を楽しむ。しかし一歩間違えると、のりたまと彼女から
大変な目に遭う。うむむ、大人げないなぁ……。
なんて考えるまでも無く、俺は方法２を選択していた。
いやもう、ずっと以前から実行しようとワクワクしてたのだ。そのチャンスが
ようやく訪れる。まずのりたまが部屋に入ってきたら、俺はいきなり抱きついて
挨拶をする。すぐさまのりたまが俺の頭を軽く叩いた。
「欧米かよ！」
うむ、タカアンドトシばりのナイスツッコミ。そこで恐る恐る彼女さんの反応を
見てみたが、おや笑っておられる。その後も軽いセクハラ発言などをしてみた
けれど、手が飛んでくることも罵詈雑言投げかけられる事も無かった。おやぁ
これはもしかして、あれか？
のりたまのせいか？！
どうもあいつがフィルターを通して互いの発言や態度をオーバーに言ってたに
違いない。それと言うのも、彼女はやたらと笑って社交的ではないか。怒って
いるようでもなくて、逆にちょっと発言するとケラケラ笑う。うむ、こういう
反応は見ていて楽しい。
ただ、調子に乗ってのりたまの乳触ったら「刺すよ♪」と言われたが。
ともかく、そんなこんなでスープカレーを食った後、酒を買ってギターの家に
戻る。それから俺とギターは酒を、のりたまとその彼女さんはソフトドリンク
飲みながら、バイオハザード４をやる。
うん、明らかに２５、６の男女が集まってやることじゃないよな。
しかし、キャーキャーワーワー言えればそれでいいのだ。面白ければＯＫじゃ。
ピタゴラスイッチでもあの状況なら楽しめそうだ。そうした時間は早く過ぎる。
気付けば十一時を過ぎており、のりたまと彼女さんは帰る事に。まぁ、帰って
最後のギシギシアンアンしないとならんからなぁと喉まで出かかったが、グッと
堪えた俺は大人。でもたまらず日記に書いた俺は自爆プレイヤー。
その後、ギターと二人で酒飲みながらバイオをやってたが、ギターが寝始めた
ため、タクシーで帰宅。うおぉ、深夜割り増しは高いぜ！
まぁ楽しい集まりであった。また次の機会にでもこういうのがあればいいな。
次はあれだな、みんなで酒でも飲んで。あぁ、でものりたまって少し酒の匂い
嗅いだだけでも顔真っ赤になってたからな、飲ませたらグデングデンになる。
いやでもいっか、面白くなりそうだ。
次はのりたま脱がせてみるかなぁ。
このシステム、すげぇ謎なんですよ。いや意味がわからないって事では無い。
要は初めて来るやつはお断り、常連しか認めないって事である。うむ、店側と
しては身内やごく親しい者とだけやりたい、または喋りながら気楽にやりたいと
いったところだろう。正に秘密基地って感じである。
しかし、どうやって常連になればいいんだろう？
その昔、バイトでもしようとアルバイト情報誌をよく読んでいた頃、経験者優遇
なんて文字をよく読んだ。または経験者のみとかね。優遇はわかるが、経験者
のみって……どうやれば経験がつめるんだとも思ったが、なぁに少し考えたら
別の店で経験をつめばいいだけの話。ただ、俺は未経験者カモーンってとこを
受けまくったのだが、ことごとく落とされてイヤになった過去がある。一つも
受からないのに経験もクソもあるかい！
とまぁ、悲しい社会からの拒絶の記憶は置いておくとして、まぁ労働ならこの
ような話もわかる。つまり、別のところで技術を少しでも得ていれば、経験者
優遇の店にも入れるからだ。
ただ、これが店と客の立場ならどうだろうか。
以前、俺がススキノに友人と飲みに行った時の話である。一軒目でいい感じに
酒を飲んでホロ酔いになり、二軒目をどこにしようか歩いていた時、ふとやや
古びているが、隠れ家的な店を見つけたんですよ。それは路地にあるってわけ
ではなくて、大きな通りに面した店であった。
おぉ、こういうとこもいいなと足を向けかけた途端、入口の前に貼られている
張り紙に気付いた。なんだ、今日は休みか？
「一見さん、お断り」
うむむ、これはどういう事だ。さっきのバイトならば他店で経験を積めば平気
だろうけど、これはどうすればいいのだろうか。まさか、よその店で酒飲めた
から入れてくれって言って大丈夫なわけがない。となると、どうすればこの店で
飲む事ができるのだろうか？
方法１：何度も追い返されながら顔を覚えてもらう。
店主に「一見さんお断りなんで」と追い返されながらも、粘り強く何日も通って
いれば、いずれ認められるかもしれない。でも、そこまでしてその店に執着を
したいって事は無い。何で店にこびへつらいながら飲まないとならんのだ！
方法２：昔さも来た事があるように振舞う。
何気無くのれんをくぐり、間髪いれずいやぁ懐かしいな変わってないやと挨拶
してしまい、店主の顔を見ればどうも〜と人懐っこい笑みを浮かべる。しかし
よほどの演技力が無ければ失敗するだろうな。うっかりダミーメニューである
モツ鍋なんかを注文したら、「お客さん、ここでこれを頼むなんて……さては
一見さんですね」とか言われたらどうしよう。うおぁ、無理かも。
方法３：ごねる。
追い返されそうになったら、何で俺には飲ませないんだよ、ふざけるなよ！と
強気に出てみるのはどうだろう。……どうだろうって、外に張り紙がある以上
ダメだよな。既に警告がなされているのに、それを破ろうとしてるんだから。
仮に席につけたとしても、その後の雰囲気がすごく悪くなるから酒の味なんて
わからなくなりそうだ。
まぁ、一見さんお断りなんて豪気な事を言えるのは昔からやってきて、よほど
熱心な常連客が何人もいるからなんだろうな。しかし、こういう店が増えては
困る。ある日、飲みに出かけたらあの店もこの店も一見さんお断りなんてもし
書かれていたら、ブチ切れそうだ。まぁ、そんな事は無いだろうけど、一度も
行った事の無い六本木ヒルズとか高級なとこは、雰囲気からしてそんなイメージ
あるんだよねぇ。いやそこまでいかなくても、札幌駅周辺のちょっと小洒落た
店なんか俺は近寄れぬ。なんか店員に「何でお前ここ来てるの？」とか思われて
いそう。うわぉ、すみません、すぐ出て行きます〜。
そう考えると馴染みの店の利用多いな。
おまけに札幌は先月の二十日から雨降ってないので、草木も枯れ放題。そんな
光景が余計に暑苦しく見える。うおぉ、雨降れよ。どんだけ乾燥地域よ！もう
水飲んでいても、暑くてだれるわぁ。
でもね、夏バテしないんですよ。
暑い暑いとうだりながらも、相変わらずガッツリ毎日食っている俺。ソバとか
ソーメンとか食っている方が少なく、マーボー茄子などの中華も普通に食う。
ラーメンライスだって食う。うむむ、数年前は食欲無くて、夏になれば自ずと
痩せたのに、今年の夏は全然痩せない。夏痩せって何だっけ？
体力あるからバテずに済むのはいいのだが、多少痩せたくもある。いや、もう
少し痩せたら腹筋とか割れて見えるからねぇ。いや実はダイエットの反動って
わけじゃないのだが、最近外食が続いてね、ついつい食いすぎたかも。
うむむ、喜ぶべき自体なのかそうじゃないのかよくわからんぞ。この日本では
食欲を無くしてどんどん体力と体重を落としてる人もいるだろう、いやむしろ
それが大多数かもしれん。あいにく俺はアイスとか冷たいものを食わないので
なおさら胃が元気なのかもしれん。
「はぁ〜、暑い暑い暑いあっつ〜い。もぉー、何でこんなに暑いのよ〜。って
文句言ってると、更に暑くなってきた。アイスでも食べよ。……はぁ〜ん、もう
冷たくて美味しい〜。なんかもう、アイス食べてるとゴハン食べる気にならない
なぁ。でも、体に悪いんだよね。なんか体力落ちてきてるもんなぁ。でもでも
アイスの冷たさは楽しみたいし……そうだ、アイスをコンドームに入れて膣に
入れちゃえ。これだと冷たさを味わえるし、気持ちいいし、運動にもなるよね。
さっそく……ひゃあ、冷たい……でも、いいかも……」
うむ、こんなアイスキャンディーオナニーしてる女がいるかもしれん。やはり
これをしなきゃ夏じゃないよね、みたいに。うひょー、夢希望溢れるサマー！
してますって方は是非教えてください、生きる希望が生まれます。
股間が熱くなってきたぞぉ〜！