狂人日記

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 7月15日
今日と明日はフジテレビの二十六時間テレビの日である。ここ数年、その間は
執筆もせずにゆっくりビールやカクテルなどを飲んで、朝までダラダラ見つつ
夏の夜を過ごすのだ。そんなわけで日記も簡潔にいくぞー!

いやね、そんなにネタが無いだけなんだけどね。

本当に何も無い一日でしてね、やった事と言えばジムに行ったくらいである。
そのジムでもねぇ、今日は軽くやろう、何となく体がだるいからちょっとだけ
やろう。そう思うわけですよ。俺も人間だし、ほらインドア派じゃないですか。
体動かすなんてだるいんだよ!

しかし何故だ、どうして俺は涙出るくらい必死にやるんだ?

汗はダラダラ、目からじんわり涙、歯を食いしばり、顔を歪めながらハァハァ
ゼェゼェ。何をそんなに必死にやるのか、自分でもわからん。別に何か大会に
出るわけでもないし、仇討ちのためだとか伝説の剣を引っこ抜くわけでもない。
単に風俗などでうわーかっこいーと言われたいがためである!

でもね、トレーニング中はそうじゃないんですよ。軽くやろうと思っていても
何だか心ではこんなんじゃいかん、まだまだやらないとならんぞ、ヘトヘトに
なるまでやらないと駄目なんだって変な強迫観念がありましてね。

一度これと決めたら、盲目的にがんばってしまう性分。しかしそれ以上に気が
向かないものはとことんやらない俺。後者の方がずっと多いのでナマケモノの
ような人生。うむむ、俺を走らせる女がいないかな〜。

盲目的に快楽に溺れてみたーい。


 7月14日
昨日更新が無かったのは飲んできたからです、申し訳ない。いやね、昨日突然
高校時代の友人である茂吉が来たんですよ。帰省したので、遊ばないかいと。
彼とは年に一回くらいこういう機会があるので、まぁいいかなと。

一時間くらい近況報告がてらダラダラ世間話した後、体でも動かそうと言う事に
なり、ボーリングをしてきた。好きなんだよね、ボーリング。久々だな、まぁ
150行けばいいかな……とりゃあ!

スコアは154・135・158のアベレージ149でした。

まぁ、いつも通りである。その後ゲーセンで軽く遊んでから、ススキノへGO!
……とまぁ、このまま普段ならば飲み屋に行ってガッツリ酒を飲み、ヘベレケ
状態になるんだが、その日は違った。茂吉と一緒に飲みに行くと、高確率で
風俗に行くのだ!最近酒に弱くなったので、飲んでから行くとムスコが文字
通り役立たずになるので、抑えたい。おぅ、最初に風呂入ろうぜ。

「いやいや、何言ってるの?!飲もうよ!」

帰省してきた友人を無理強いできない、まずは一軒目。遠方からの友人をよく
連れて行く行きつけの飲み屋に向かったんですよ。入店して、いつものように
メンバーズカードを見せる。これを見せると会計が5%割引なのだ。

「あの、これ使えないんですよ……」

( ゚Д゚) へっ、何で?!期限切れた?

「いえ、お店変わったので……」

Σ(;゚Д゚) な、なんだってー?!

そ、そんな馬鹿な。だって内装も雰囲気も、店員さんの衣装も何にも変わって
いないじゃないか……あっ、でもメニューに書かれてる店名が違う。これじゃ
わからないよ。いやぁ、びっくりドッキリ。しかし、店が変わっても相変わらず
美味い。美味いけど……風呂のため、酒をセーブしておく。もうね、どれほど
セーブしてたかと言うと、一軒目なのに水飲んだくらい

意識ははっきり、ほんのり酔ってる程度である。いいぞ、今なら逆にいい状態
にて挑める。よし行くぞ、茂吉よ。風呂行こうぜ、風呂!

「えぇ、マジで?!あのさ、飲み足りないんだよね」

(#゚Д゚) お前さっき全然飲んでなかったじゃないか!

酒飲んでないのに飲み足りないとは、いかがなものか。まぁここでワガママを
言ってもしょうがないので、バーに入店。カクテルを頼む。強いのやら弱いの
三種類くらい飲んで、また水。今日は行くって決めてるんだよ!

二軒目も終わり、さて向かおうと思ったら、酔い覚ましたいとゲーセンに行く
とか言い出した。こいつは本当にいざって時になると尻込む。まぁ、けれども
もうあと一息。ゲーセンに行き、二十分くらいまったりしてから、茂吉を促す。
彼も観念したのか、やっと行く事になった。

場所はいつも行く所である。顔写真を見せてもらうと……あっ、この子は前に
したことあったな。話も面白かったし、いい体だったので俺はこの子に決まり
じゃあ。茂吉は……な、何で軽く震えてるの?!何で死ぬ間際の子羊みたいな
顔してるの?!お前、とっくに童貞じゃねぇだろうが!

順番が来たので、カーテンの奥に。二言三言彼女と話していると、向こうも俺の
事を思い出したらしい。何だか知らんが、彼女と話すと盛り上がる。そのため
プレイしてても、ずーっと話しまくり。まぁ、黙って淡々とされるよりはいい
けどね。それにしても、恋愛相談されるとは思わなかったぜ!

当然、話以上にプレイも盛り上がる。意識は余裕で大丈夫だったが酒飲んでた
からか、かなり長持ち。そのため七十分ギリギリまで楽しめた。いやぁ、もう
満足。いい反応見れたしねぇ。

やっぱあれだね、定期的に発散するといいね。俺は自分の快楽刺激より相手が
悶える姿を見て興奮するタイプなので、一人でしててもそりゃまぁいいけれど
やはり目の前で反応があると楽しい。また機会あれば、その子としてぇ〜。

_| ̄|○ 彼女がいればなぁ……。


 7月12日
気付けばすっかり暑い日が定着してきた今日この頃、みなさまいかがお過ごし
でしょうか。俺はすっかり溶けております。いやね、汗かきの俺としては家で
ぼけーっとパソコンと向き合っているだけで汗タラタラ、シャツじっとりだ。
迂闊に外出しようものなら、他人に触れさせたくないもんね、体。しっとりと
しめっているだろうから。

そんなわけで、薄着ですよ。外出する時は暑がりといいながらTシャツの上に
アロハシャツはおったりするが、自宅ではTシャツかアロハシャツだけ、また
タンクトップだけってのが多いんですよ。本日もタンクトップ姿で扇風機の風邪
受けてぼんやり。あづ〜い。

「せんせー、せんせー、お仕事らしいですよー」

階下から聞こえる渚の声。仕事といえば力仕事に他ならないだろう。それでも
ハーフパンツで肉体労働はしにくいだろうからと、長ズボンはいて外へ出る。
そこには外の水道で何やら薬品を合成してる婆さんの姿が。何してんの?

「あぁ、農薬撒いて欲しいんだよね。いいかい?」

合成した農薬の量は五リットル分である。水で大分希釈してあるとはいえども
農薬は農薬である、肌にかかったらヤバイだろうに、どうして俺はタンクトップ
姿なんだろう。しかし、上着取りに行くのは面倒だし、暑いし……まぁいいや
気をつけてやれば問題なかろう。

散布するのは機械である。農薬を入れた機械のスイッチをオンにしたら、棒の
先についてあるノズルから霧吹きのように農薬が発射されるんですよ。うーん
ジョウロでかけるよりも効率的にできるな、こりゃ。

機械と言っても使い方は非常に簡単で、触って一分もしないうちにマスター。
うむ、こりゃいいな。風向きさえ気をつけて撒けば、一気に効率良くできるぜ
フゥーハハー……うおっ!

突如、逆風が俺を襲った!

風に流されて上手く野菜に農薬がかかっていたのに、突如吹いた逆風。パッと
向きを変える農薬。それはハッキリ見えましたよ。えぇ、俺に襲い掛かるのが。
ギャアー、農薬がモロにかかったー。

その後も変化する風に翻弄された農薬は、度々俺に襲い掛かった。肩や腕など
当然として顔にかかったり、唇についたりした時はドキドキ。いやまぁ、すぐ
体を壊す事は無いだろうが、やはり体には良くないだろうから嫌なもんだ。

どうせかかるなら女の汗がいい!


 7月11日
巨人、弱いな〜……あぁいや、すまん。別にアンチ巨人だからとか、そういう
わけじゃないんだ。だって、普通に弱いじゃない。お笑いプレーの連続だもん
なぁ、そりゃ勝てないよな。送球すれば大暴投、ボール飛んでくればポロリや
スルリ、打線は快音聞かれなくなってるからなぁ……。

そんなあおりを受けてか、フジテレビが八月からもう中継しないらしい。

おいおい、ちょっと待ってくれよ。野球見させてくれよ。俺は阪神ファンかつ
アンチ巨人である。そんなわけで、巨人戦は結構見るんですよ。巨人負けない
かなぁと相手チームを応援したり、途中で入る他球団の途中経過を見て、阪神と
首位や二位までの差を見るのが楽しみである。それになによりも、野球中継を
見るのは北国に住む者にとって季節を知る重要な要素なんですよ。

だって野球中継やってる時は雪降らないし。

だから野球が始まると、あぁ雪の季節が終わったんだなと実感し、野球が終わる
頃にはまた雪なんだなぁと溜息。そういう季節感を図るものって大事だよね。
そうじゃなくとも、野球好きだしねぇ。

まぁ巨人戦が視聴率を取れなくなってきたかららしいけど、もう娯楽が巨人戦
のみってのが無理あるし、また一球団が球界の盟主と君臨し続けるのも何だか
なぁと思うのですよ。野球人気が低下したってわけでもないと思う、ただ単に
CSやスカパー、ネットなどで見るようになったからなんだろうねぇ。

巨人自体も他球団からどんどん金で選手取ってきての補強補強ばかりしている
ため、何だか金持ってそういうのばっかりで汚いなんてイメージもあるしね。
いやだって最近のスタメン見ても、元々巨人にいたの誰だ?って思う。こんな
状況じゃファンだってつかないよね。若手育成でじっくり辛い期間を耐えないと
本当に強いチームにならんのだが、一年も待てない宿命の巨人にはできない。
あぁ、悪循環だなぁ……。

いや野球ファンとしてね、巨人だからってひいきはまっぴらなんですよ。俺も
そうなんだが、純粋にすごいプレーが見たい。悔しいけど中日の二遊間なんて
芸術だもんなぁ。だからあれだ、ここで勝手な提案をしてみる。

リーグ上位の順に放送多くすればいいんじゃね?

優勝とか二位になったチームは強いからそうなったのであり、強いってことは
上手いプレーや面白い攻撃が見られる。あぁ、知らない選手多いから視聴率が
最初低迷するかもしれんが、どうせ巨人だっていつも中継されてて名前知られて
いるようなもんだろ。中日の試合が増えれば中日の知名度も上がっていくはず
である。そうすりゃ、選手も会社も必死にがんばろうとするんじゃないかな?

まぁ実際は利権だの何だので無理だろうけど、傍目から見ててやる気なさそうに
連敗してる巨人を見ても、そりゃ楽しくないよな。上記の案は無理かもしれん
けど、思い切ったテコ入れせねば、もう視聴率が上がることは無さそうだな。
野球中継が民放で見れなくなるなんて、寂しすぎるぜ!

来年も野球が見たいんだよー。


 7月10日
仮眠して 目覚めてみれば 午前三時

いやもうね、これ書いてるの十一日の午前三時なんですよ。仮眠して起きたら
こんな時間なのは、すごくビックリ。なんじゃこりゃ、寝すぎだろう。しかし
またなんでこんなに寝たんだろうなぁ……。

いつもの仮眠と言うのは夕食を食って一時間か一時間半くらいなんですよね。
九時ぐらいに寝て、十時か十時半に起き、そっから日記書いたりする。本日も
そうしたのだが、豪快に寝過ごしてしまった。考えられる要因は三つ。

その1:腹下していて、体力落ちていた。

今日は起きたときから何だか腹具合が悪かった俺。しょっちゅう便所に行って
壊れた蛇口みたいに出せば、体力を消耗していくよね。出るには出るが、あの
爽快感の無い後味の悪さ。ぐったりである。

その2:一日分の打ち込みをやったから。

本当は今日、後輩の家に飲みに行こうかなと思ったんですよ。いや昨日そんな
話が出ましてね、軽く参加しようかと。しかし、何分既に部屋に一杯入ってる
からと言われ、断念。まぁ前回が前回だし、体調も悪いから仕方ないなぁなど
思いながら、カタカタ打ち込みやっていたんですよ。

普段の昼間は別に気乗りしないのでそう進まないのだが、何だか本日はダラダラ
やってたつもりなのだが、一日のノルマである十枚に到達。おぉ、こんなにも
やったら仮眠後に起きたら楽だぜ……なんて思ったら、これだ。きっと一日分
やったから脳のエネルギー消費具合から、一日終わったと錯覚したのかも。

その3:仮眠前に抜いたから。

留守番って何だかムラムラするよね、実家で同居の俺としてはなおの事。うむ
ここはちょっとムラムラしてきたからやるかと、サクッと抜く。しかしあれって
結構体力消費するよね。抜くと抜かないとじゃ、眠りの深さが違う。いつもは
仮眠ではなく、普通に寝る前にやってるから体が勘違いしたのかな?

なんにせよ、こんな時間に起きてしまってビックリ。あぁやる事あるぞ。まず
日記更新して、他のサイト巡回して、ミクシーにも日記書いて、それからできる
だけ打ち込みして……。

よし、まずは酒飲もう!


 7月9日
昨日更新が無かったのは酒飲んだからからである、えぇ飲みすぎたためである。
いや本当になぁ……記憶無くなるまで飲むなんて、学習能力無いな、俺も。

関係者のみなさま、昨日は本当にすみませんでした。

いやね、昨日は後輩を呼んで家で焼肉パーティーを開催したんですよ。最初に
まず四人乗せて、買い物へ。何だか大規模になってしまい、十二人だか十三人
もの規模となった。異例の多さである。

近所のスーパーで肉や飲み物など大量に購入。一頻り揃えると後輩に火を任せ
俺は残りの後輩を迎えに行く。一回で乗せきれないので、二往復。あぁ面倒。
それでもこうして集まってくれたんだ、感謝。

全員集まったところで、乾杯。肉を焼き始めるけど、何だかみんなあまり箸が
進んでいない様子。俺もそうだ。おまけにさして会話も無く、何だかいきなり
祭りの後状態。まったり酒を飲む……この時点で失敗の第一段階だった。

一時間かそこらで、まず二名が帰宅。それでも残り人数は多い。肉はほとんど
焼かないまま、空が暗くなってきた。この時点で割と飲んでいる。再び肉でも
焼くかと、火を起こし始める。酔ってきた俺は後輩に花火を買いに走らせ酒を
飲み続ける。次第に朦朧としてくる。

そして花火買いに行った後輩が戻ってきた途端、俺の記憶は消えた。

その後の事は全く記憶に無い。欠片も残っていない。花火をしたのか、酒とか
どんだけ飲んだのか、いつどのように解散したのか、記憶に無いんですよね。
ただ、気が付くとベッドで朝を迎えた俺がいた。

_| ̄|○ あぁ、また記憶無くすまで飲んだのか……。

本当に恐ろしいし、不安になる。二日酔い以上に、気分が悪くなる。だってね
記憶が無いまま行動したりするんですよ、俺。俺の全く知らない間に俺が何か
してるって、まるで小説の世界。あぁ、なにやらかしたんだろう……。

メッセで後輩から色々聞かされ、本気で落ち込む。

打ち上げ花火を口にくわえてたり、酔っ払ってセクハラしたりと暴れ放題だった
みたいである。あぁ……ショックだ。今まで酔っ払ってもセクハラとかあまり
しなかったのになぁ……みんなに迷惑かけたみたいで、相当ショック。これを
書いている今も胃が痛い。

記憶無くすまで飲むと、最低三日くらいは落ち込むんですよ。おまけに今回は
色々迷惑かけてしまったので、一週間は落ち込みモードだろう。はぁ、何故に
あんなに酔っ払うのだろう、どうして自制できないのかなぁ。

最近、酒宴になると記憶を飛ばしてる気がする。大酒飲む機会が減ったためか
単に衰えたためか、すぐ酔っ払うようになった。おまけに段々酒癖が悪くなって
きている気がする。いつか、気付かないうちに殺人でもするんじゃなかろうか。
冗談だと言えないのが、恐ろしい。

本当に昨日来た人、申し訳ありませんでした。反省しております。

また酒席があって、一緒になる時には迷惑かけるかもしれません。酔っ払って
記憶を無くしたまま、迷惑をかけるかもしれない。ただ本人、物凄く反省して
おります。はぁ……もう過去は過去と割り切るべきなのだが、いつまでも引き
ずるんだよなぁ。本気でショックだ。酔っ払ってセクハラとか、洒落にならん
よなぁ……記憶無いからと言っても、言い訳もできん。

たまってるのかなぁ、俺?


 7月7日
それは古代中国のお話であります。天の川の東には天女達が住んでいて、みんな
機織りが上手で、きれいな雲を織ってました。天の川の西側の人間の世界には
牛飼いが暮らしておりました。ある日、牛飼いは天の川へ水浴びに来た天女の
末娘である織姫の着物を隠してしまいました。牛飼いは妻になってくれたなら
着物を返すと約束して、織姫は牛飼いの妻になりました。二人は幸せで、それは
仕事を忘れるほどでした。

仕事をしてない事が天帝に知られ、織姫は泣く泣く連れ戻されてしまいます。
牛飼いは天の川の向こうまで追いかけるつもりでしたが、天帝により天の川は
空の高いかなたまで引き上げられました。それでも牛飼いは諦めずに空高くへ
追いかけて渡ろうとすると、今度は天帝が天の川を激しい流れにしたのです。
とても渡ることができないので、牛飼いはヒシャクで天の川の水を無くなるまで
汲み出そうとするが、とても適いません。

さすがに天帝は可哀想になって一年に一度、七月七日に鳥がかける橋を渡って
織姫と会う事を許しました。牛飼いは彦星となり、それ以降ずっと天に住んで
います。そして毎年七月七日になると、二人は橋の上で会うのです。

以上が七夕伝説のあらましである。細かい事は忘れていたのだが、改めてこの
話を調べてみて思った事がある。みんなもきっと思ったよね。

牛飼いってひでーヤツだな、おい!

まず水浴びしてる織姫の着物を奪って、返して欲しかったら俺の嫁になれなど
まるで居直り強盗である。あの二人ってステキよね〜とか無垢な思いで語って
いる少女の夢ぶちこわしである。俺が彼女達の着物を奪いに行って恋に落ちる
なんて事はあるのか?

次に仕事も忘れるほどの熱愛。いや、天帝じゃなくても怒るだろう。無理矢理
嫁にした織姫をあの手この手で篭絡していったに違いない。まぁ、織姫も多分
流されるままの女だったのかもなぁ……。

そして連れ戻された織姫を追いかける牛飼い。これは格好よいのだが、その後が
ひどい。暴れ狂う川が渡れないからって、ヒシャクで汲み出そうだなんて……
こいつはよっぽどのバカだぜ!五歳児か、こいつは?!

そりゃあ天帝も可哀想になるよなぁ、色んな意味で。

今度は愛する二人の視点で見てみよう。確かに少しおバカなカップルであるが
仕事サボッて遊んでたくらいで14.6光年も引き離されるとはとんでもない
仕打ちである。あぁ天帝ってきっとモテなかったんだろうな。きっとそうだ。
だからこれ見よがしにイチャついてる二人が腹立たしくて、そんなとんでもない
距離に引き離したのだろう。嫉妬のパワーは恐ろしい。

けれどまぁ、この二人は羨ましい……数千回もデートしてるんだしさ。

七夕伝説の話は古い。日本がまだ縄文時代であった二千五百年前の孔子の書物
にも、この話が載ってるらしいのだ。その頃からおとぎ話となってるのならば
きっと物語の舞台は伝説の夏王朝の頃、紀元前二十一世紀、今から四千年も前
である。くっそー、もしそうなら四千回もデートしてるのか、いいな〜。

俺など女と二人きりでロクに出かけた事すら無いのに!

ちくしょう、何が可哀想な二人だよ。四千回もデートしてればもうマンネリに
なってる頃だろう。一年に一回会えるならいいじゃねぇか、俺なんて二十五年
会ってねぇんだぞ!

今宵もティッシュに天の川。


 7月6日
肉が食いたい、肉が。正直四捨五入したら三十という悲しき二十五歳だけれど
やはりまだまだ肉を食って精力つけたい。そりゃあ女体をこれでもかと味わい
尽くしたいのだが、あいにくそんなにモテモテアハーンではないので、普通に
焼肉を食いたいのである。欧州米国ならBBQ!BBQ!

だってもう夏だよ、初夏ですよ。開放的にお外でお肉食べたいじゃない。ただ
一人で青空の下、肉を焼いても寂しいじゃないか。ロンリーウルフなんか別に
気取ってないのに、寂しすぎる。

そんなわけで、後輩達と焼肉パーティーをする事にした。

まぁ去年もやったし、割と例年後輩を家に呼んで何かしらやっている。今年も
何人か呼んでやろうかなぁ。さっそく後輩にその旨を伝えると、何人か後輩を
誘うとの事。まぁ、二人きりでやるより、数人程度でやった方がいい。

「あのー、桐生さん。人数決まったんですけど」

しばらくして、後輩から連絡が入った。うむ、結局何人になった?

「えーっと……八人です」

多いな!まぁでも、そのくらいだったらまだいいか。それだけ来たいって人が
いるって証拠だもんな。とりあえずそれを承諾。それから一時間もしないうち
また後輩から連絡が入った。なんだいボーイ?

「えっと、どこで連絡ミスあったのか……公式飲み会だと思われてたらしく」

な、なんだってー!?全然プライベートな飲み会だよ!おまけに店でやるんじゃ
なくて、我が家じゃあ。何だって、当初は二十人も来る予定だった?さすがに
多すぎじゃあー!!

なんとかそこから十二人まで減らしたらしいが、それにしても多いなぁ……。
いやまぁ、来たいってのなら無下に断るのも何だが、あまり多いと店じゃない
から面倒でね。おまけに情報が錯綜してるってんだから、中には俺の事を知らぬ
やつがいるかもしれん。ホームパーティーのホストを知らんやつが来てもなぁ
すげぇ気まずいぜ。

けれどまぁ、こういうのに参加したいってのはいい事だ。俺としても普通なら
接点の無い後輩達と触れ合う事ができるんだしね。開催日は土曜だが、楽しい
飲み会になればいいなぁ。

ところで、この日記を書いてる最中。必死にがんばっていた漢がいる。それは
ノートン先生。何をがんばってるかって、トロイの木馬の侵入を防いでいるん
ですよね。この日記を書いてる時間が、大体一時間。

七度も侵入されかかってるし!

幾らなんでも多すぎだろ、何もしてないぞ。たまにエロサイト覗いたりしてる
けど、スパイウェアはじいて、ノートン先生常駐とがんばってるのに、うーん
個人的に知識ある人に恨まれてる?!

そんな触れ合いは嫌じゃあ!


 7月5日
うぉー、仮眠してたら日付変わった!!

そんなわけでこれ書いてるのは、厳密には六日になったばかりの深夜。いやぁ
昨日の美術館巡り疲れが残ってるのか、ジムで結構がんばってきたからなのか
それとも他人の日記でまた文句言われて疲れたからなのかわからないが、普段
仮眠して起きる時間を大幅に過ぎてしまった。いや、面目ない。

人間関係とは難しいし、それを日記でぶちまけるのも難しい。自分では好きに
やってるものも、相手からすれば見返り欲しくてやってる事もあり、それに対し
付き合わないと不満が起こったり、またそれに対して個人の日記で詳しく書く
ならば、一方的に相手が悪く見える。難しい。

とまぁ、今日はこんなので許して。


 7月4日
人には隠れた趣味みたいなものがあります。それは人に言えないものであったり
言いたくないものであったりと、様々である。いやね、趣味がネットや読書に
たまにジムで体鍛えると言った俺にもあるんですよ、そういうの。これはまぁ
あまり行わないので趣味と言えるかどうか微妙なラインなんですけど、好きな
ものの一つなんですよ。

それは美術館巡り。

いやね、美術館とか博物館に行くの好きなんですよ。絵画や骨董、また様々な
資料を見るのが好きなのだ。そこには何の学術的視点や芸術批評なんてものは
なく、ただ単にそれら作品などを見て、うっわーすげー、こんな古いのが今も
しっかり残ってるんだー、うぉー綺麗だな〜とか、そんな小学生レベルの目で
しか見ない。それでも充分だと思う。優れた作品はいいパワーがあるし、例え
名画や名作も自分の心に響かなければそれになりえない。難しい事考えて見る
よりも、素直な心で見たいものである。

そんなわけで本日、鑑真和上展と古代エジプト展に行ってきたんですよ。

いやぁ、同じ時期に二つやってまして、じゃあ見に行こうかなと。最初に興味
惹かれたのが、エジプト展。だってさ、子供のミイラがあるらしいんですよ。
うわすっげーミイラ生で見れるんだと思ってたら、鑑真和上展の広告もあって
それで、じゃあ両方見に行こうかなと。

一人で行くのも何なので渚と行こうとしたら、母と婆さんも見たいと言ってきた
ために四人で行く事に。まず向かったのは鑑真和上展。仏教美術や写経にそう
興味があるわけじゃないですけど、何となく見に行こうと。

美術館内部は平日だけど、結構な人が来ていた。静かな館内に配慮して、声を
出さずに見て廻るが、いやぁ興味深い。何百年も、いや千年以上も昔の絵画や
写経、仏像なんかが残ってる事にまず感動。そして当時の人の達筆ぶりに驚嘆
する。戦争世代までは字が上手いよね、爺さん達世代。あれは何故だろう。

続いて驚いたのは、仏像ってパーツごとに作ってあるんだって事。今まで俺は
一本のでかい木を彫って作っているんだとばかり思っていたのだが、あれって
はめ込み式なんだねぇ。腕の無い仏像とかあったんだが、はめ込む穴とかあり
へぇ〜こうなってるんだ〜と驚く事しかり。まぁ一本まんま木彫りであんなに
上手にできるわけねぇよなぁ。それより何より圧倒されたのが……。

国宝の鑑真和上坐像である。

みんなも絶対見たことあるだろう、歴史の教科書とかに載ってる鑑真の像だ。
いやぁ生で初めて見たけどすごいわ、あれ。何がすごいかって、詳細なのよ。
表情とか顔の感じとか、まるで生きているみたいでね。そこから滲み出る力が
こっちにも届く感じがしましてねぇ……いや、満足。

次は古代エジプト展である。

これぞ古代ロマン、数千年前の文明よ。いやー、昔の人がこういうの作るって
すごいよね。今でも通用するアクセサリや動物をモチーフにした神様の像とか
彫刻。そりゃまぁ、稚拙な出来のもあったけど、すごいのはやはりすごいぜ。
何と言うか、人間って数千年経ってもあまり進化してないんじゃないかなぁと
思ってしまった。知能のレベルがって事ね。だって、俺達は科学技術を知って
いるわけだけど、ミイラ作れと言われてもできないよね。逆に古代人にビデオ
録画とか科学技術をしっかり勉強させれば、同じようにできそうだよね。ぬぅ
生物としての知能って上がらないもんなのかなぁ、勉強してても。

今回のエジプト展の目玉、それは子供のミイラ。

四歳か五歳くらいの子供のミイラは小さかったけど、顔とかはっきりしていて
表情までわかるようだった。当然目とかの中身は無いけど、いやぁ人間の体は
しっかりすれば何千年も残るもんなんだねぇ。側にミイラの作り方とかあった
のだが、よくそんな作り方見つけたよなぁ……人間の探究心はすごい。

俺も女体への探究心はあるけどね。


 7月3日
最近は晴れた日が続いている札幌、他の地域は梅雨に喘いでいるんでしょうが
それがないのは北海道のいいところ。まぁ、冬は極寒と大雪で喘ぐのでおあいこ
ってことにしよう。

けれど、梅雨が無いからと言ってもずっと晴れているわけではない。雨だって
そりゃ降るし、場合によっては大雨にもなるだろう。大雨になれば困る。普段
家にいる俺が雨の何に困るかと言えば、雨漏りである

雨漏りによって我が部屋がダイレクトに困るわけじゃないが、それによって家が
腐って崩壊でもしたら、大変困ってしまう。うむむ、今日は草刈りする予定も
無いし、晴れる日も続いてるから……うん、補修しちまうか!

まずモルタルみたいなのが入った缶をコーキングガンと呼ばれるおもちゃの銃
みたいなのにセットし、缶の先端部分を切る。蓋じゃなくて、先っぽが尖って
いるやつで、それを切って使うのだ。一度切ったら使い切らないとならない。
全て出し切らないとならないなんて、あしたのジョーみたいな缶だなぁ。

セットしたはいいのだが、押しても中身が出てこない。

あれれ、これでいいはずなのに変だなぁ……あっ、キャップ外して先端で中を
突かないとならないんだった。セメダイン方式である。さっそくブスリと刺す
ようにキャップを外したんだけど……うわっ、押したからちょっと入口が盛り
上がっている。押したらバーンとか飛び出さないよな、ドキドキ。

そんな事はなく、普通に押しても何とも無かった。さて作業開始である。椅子の
上に立って、雨漏りしてるだろう隙間を埋めていく。ニューッと缶の中身を押し
出して埋めていくのだけど、先日外側の壁でやった事があるので、もう慣れた
ものである。ものの五分か十分で作業終了。

これで一応、できる事はやった。あとは結果を待つばかりである。うむむ今度
こそ成功しろよ、外側の壁を埋めた時は完璧だと思ったのに、相変わらず大雨
降って雨漏りした時はがっかりした。今度こそきっと大丈夫!

早く大雨降ってくれ〜。


 7月2日
伸びた草を刈り、ちょっぴり疲れた昼下がり。あぁ小説の打ち込みとかせねば
ならないが、眠いなぁ。ここは仮眠してからやろうかな。でも仮眠したらすぐ
飯の時間だから打ち込みはできないなぁ、まぁゲームでもやろうかなぁ。

などとグダグダ考えながらネットでニュースなんぞを見ていたら、チャットで
呼ばれた。一体何だろうかと見てみると、ジム行かないかと友人からのお誘い。
えー、今から?もう六時になるのになぁ……。おまけに本当は明日行こうかと
思っていたのだ。本日はまだ筋肉痛があるし、それに明日に日焼けマシーンを
使うとスタンプ倍もらえるのだ。

しかし、折角行こうと誘ってきたのだ、断るわけにはいかん。まぁ、軽くやる
だけにしよう。そう決めて数十分後、友人と合流。彼の車に乗ってジムへGO!
あー、誰かとジムるなんて久々だなぁ。

でまぁ、簡単にトレーニングを終える。本題はここからである。

時間も時間なので、飯を食ってから帰ろうということになった。まぁ、食って
から帰るのもよかろう。そんなわけで、近所のハンバーグレストランに行った
我々。日曜日だから結構混んでいたが、二十分ぐらいして着席。

食うものは決まっていた。400グラムのチーズハンバーグ定食。

それに友人が俺におごった、巨大コーラ。

いやね、ハンバーグはまるで草履、コーラはトロフィーに入ってるようなもの
である。友人が150グラムのサイズなので、余計に俺のがでっかく見える。
いやねぇ、どこのプチ大食い選手権してるのかと。大食いにしては少食なのは
認めるけれど、まぁ一般的な観点から言えばって事で許してくれぇい。

しかし、決して食えない量ではない。一時期少食だったけど、今ではすっかり
食うようになった。パクパク食っていたんですよ。するとね、隣のテーブルに
いた家族連れが変える間際、子供がこっちを見ていた。

目を丸くしながら、笑っていたね。

それはまるで、何この量、こんなの食えるヤツいるのか?ってな驚き。うわん
いいじゃねぇかよ。前に餃子屋で大盛りライスに餃子二十個を注文したら他の
客がざわめいた事があった。いやもう、恥ずかしいね。何食ってもいいじゃん。
ちょっと、ほんのちょびっと量が多いだけさ。

暴飲暴食のために運動してるんだしよ!


 7月1日
先日、親戚の家で初めて任天堂DSに触れたんですよ。発売時の熱狂的な盛り
上がりから一段落落ち着いたような現状だけど、まだ需要と供給のバランスが
上手くいっておらず、欲しい人も買えない現状。未だ俺のように触った事など
無いって人もいるんじゃないでしょうか。

形としては初期に発売されたものらしく、意外と重量感あるんだなぁと驚きを
隠せなかったが、もっと驚いたのはソフトの大きさである。何あのちっちゃな
ソフトは。厚紙くらいの厚さで、二センチ四方の大きさである。最近の技術は
本当にすげぇなぁ……。

さて、やったのは誰もが知ってる、もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング
なんですよ。ただ、時間が無かったので簡単モードで測定してみる事に。まぁ
脳年齢は結構若い方だろう。アタック25とか見てるしね。

問題の形式はじゃんけんであった。画面の指示に従ってグーだのチョキだのと
言うんですよ。音声認識システムなんて、ファミコンの2コンマイクみたいだ。
さすが任天堂、しっかり受け継いでいやがる……っと、話を戻そう。指示には
二種類ありまして、表示されたやつに勝つのと負けるの。例えば画面にグーが
表示されている時に、これに負けてくださいとか指示がある。そこでチョキと
答えないとならない。

これ、結構恥ずかしいね。間抜けだわ。

いやね、一人小さい画面に向かってグーグーパーグーチョキだのと喋っている
姿は滑稽極まりない。問題自体は単純なのだが、咄嗟に出てこないのは衰えて
いる証拠なんだろうか……あっ、一問間違えた。結果はどうだ?

あなたの脳年齢は三十代です。

……いいのか悪いのか判別しにくいが、ともかく松島奈々子には勝ったぞー!
よかった、五十代とか出なくて。ひとまず安心。

ここまで脳を鍛えるシリーズが流行ったのは、思考能力を養う機会が減ったから
ではないかと考えてみた。テレビや新聞、ネットなどで様々な情報が入ってくる
世の中だけど、情報が多すぎて自分で考える事が減ったのではないだろうか。
次々と移り行く世の流れにとりあえず情報を入れるが、それが一体どうなるか
どういうものなのか、どういった影響を与えるかなど考える暇が無い。だから
受信専用となり、思考能力が減退していく。

現代人は思考能力を養う場が減ったために、それを求めた。けれど、もう一つ
失っているものもあるでしょう。そう、体力である。

現代社会は何かと便利である、しかしそのためあまり体を動かさなくてもよく
なってしまい、体力が落ちているだろう。上に行くにはエレベーターを使って
前後へ移動するには動く歩道があり、車や電車は無くてはならないものとなり
洗濯などでも全自動。効率をよくすると時間が生まれてゆとりが生まれるけど
同時に意図的に体を動かさないといけない世の中となっている。

子供達も遊び場を失ってきているからか、インドアでの遊びが増えているとの
事である。サッカーや野球をしようにも場所が無かったり、鬼ごっこや秘密の
基地作りなども結構な場所が必要だが、どんどんと開発が進めばそういうのも
できなくなる。そりゃあ、体力も低下するよね。また、一昔前みたいに重労働
する子供などいなかろう。

子供も大人も体力不足、けれど世の中最後に頼れるのは自分の体である。病に
倒れた時は抵抗力となり、災害時には何かと危機から脱出できるかもしれない。
そう、もっともっと体力つけてもいいはずなんですよ。

もっと体を鍛えるDS大人の筋力トレーニング。

初回限定版はやっぱりタオルだよね。タンクトップでもいいかな。あぁ、当然
寝転がってDSやっても鍛えられないから、新しい任天堂DSが必要になる。
そうだな、ダンベルみたいな形にしちゃえ。重さも五キロ、十キロ、十五キロと
様々あればいいね。んで、カセットを指したら熱い男の声か、美女がどうやって
鍛えればいいのか指示してくれたりね。うぉ〜、売れないかねぇ?誰か俺のこの
アイデア買ってくれないかな〜?

俺は買わないけどね。