狂人日記

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 9月29日
二年前は実感が無かった、ただ流れるままにひた走り、その瞬間が訪れたので
夢見心地だった。けれど今年は違う。確かな歩みと共に目標へ向かっていた。
確実な強さがあった。そして本日、その瞬間が訪れた……。



阪神タイガース優勝ッ!


2005年セントラルリーグ優勝を本日収めました。日本中を熱狂させたあの
年から二年、もう今後十年は優勝なんて拝めないとすら言われていたけれども
それを覆し、見事また優勝を決めてくれました。

しかも宿敵巨人を倒し、甲子園での胴上げ。藤川球児が日本新記録となる最多
登板記録を更新しての勝利。昨日は久保田が球団タイ記録のセーブ。おまけに
赤星の盗塁王も今岡の打点王もほぼ確定。死のロードも言われたのも過去の話。
勝ち越しを決めて、猛追してきた中日を引き離し……優勝。

二年前は前半からムチャクチャ勝ちまくって、そのまま勢いでゴールテープを
切った感じはあった。けれど今年はその経験があったからか、選手も落ち着き
ながらプレーをして、確実な一勝を勝ち取ってきた。何と言っても今年は鉄壁
とも言える中継ぎJFK、ウィリアムス・藤川・久保田の力が大きい。

その強さに慣れたからか、それとも巨人の低迷などで世間が野球を見限り始め
野球中継の視聴率がガタ落ちしたからか、いまいち盛り上がりに欠けたような
気がしないでもない今回のペナントレース。……いや、俺があまり外出をして
いないから知らないだけで、世間は盛り上がっていたのか?

優勝会見で岡田監督が言っていた「二年前の忘れ物を取りに行く」という言葉を
信じて、日本一をこの目で見るしかない。野球に興味を持ち始めてから、俺は
日本一を体験していない。リーグ優勝を体験したのは二年前。ファンになって
から初めての優勝で、激しい興奮を覚えたものだ。

今度は未だ体験していない日本一を成し遂げ、俺を激しく興奮させてくれよ。
もう一度、再放送ではない胴上げを見たいんだ。今年はやれる、強さと経験が
あり、ファンもそれに向き合えるものを思い出している。

日本一まで突っ走れ、猛虎軍団!


 9月28日
書かねばならぬ書類が二つあった。一つは国勢調査の用紙である。国勢調査は
特に難しい事も無く、あっさり書き終えられた。唯一問題なのは何年経っても
何回聞いても、祖父母や父母の生年月日を忘れる事だ。たま〜に契約書とかで
書かなければならなかったり、本人認証のため訊かれたりしても答えられない
ために結構困る。頭悪い以前に、人としてどうなんだろうか……。

それより困ったのが、ぷららからの支払い申込書再送の通達書。

先日ぷららとプロバイダ契約を結んだのだが、どうやら契約書に不備があった
らしく、NTT請求書による支払いサービスができないらしい。あれ〜、でも
契約書は職員の人の目の前で教えられて書いたから、ミスはないと思っていた
けれど、意外なところに落とし穴があるもんだなぁ。

とっとと書き直すために、通知書をじっくり見てみる。一体何が悪かったから
支払いサービスできないと言われたのだろう……ほうほう、申込書に記載した
請求先電話番号が回収代行サービスを受けられないのか。

…………あれ?

Σ(;´∀`) 請求先電話番号って、我が家の電話番号じゃない。

Σ(゚Д゚) じゃあ、どうやって払うんだ?!

これは困った、我が家の番号が使えないってどういう事だ。以前のぷららとか
前回のヤフーは問題無く引き落とせたのに。電話番号の他に記載ミスがあった
から、認証されなかったのだろうか。だが幾ら見直しても、記載ミスは無い。
となると何故我が家の番号で請求されないんだ?

わからないので、直接ぷららに電話してみた。回収代行サービスができないと
書類がきたのだが、何故我が家の電話番号では引き落とせないのかと。

「お客様、光電話ですよね? その場合、光電話の電話番号を記載しなければ
ならないんですよ。普通の電話と光電話は種類が違うものでして」

どうやら光電話はIP電話みたいな扱いで、普通の電話番号じゃ回収サービス
受けられないらしい。ほほう、光電話番号なるものを書けばいいのか……って
光電話番号なんだそれ?00から始まる番号?知らんぞ……。

幾ら明細書や契約書を見直しても、それらしき番号は見当たらない。捨てたと
言う事も無い。一体何だ、その光電話番号って。どこ探してもわからないので
今度はNTT東日本の契約した代理店に電話をかける。すみません、光電話の
電話番号を教えてもらえませんか。

「光電話の番号ですか? お客様がお使いになってるその番号ですが」

NTTの人曰く、光電話にしても既存の番号にかぶせて使えるので、それまでの
番号でも光電話が使える。なので00から始まるのはいらないと言う。

だが、それでは困るのだ。それではぷららの引き落としサービスが使えない。
00から始まる番号で電話を使う事は無いけど、それがなければどうにもできず
困り果てるのだ。それを伝えると職員も困惑して、ぷららの方と話し合うから
折り返し電話をかけると。電話を切った後、書類を整理する。初めから記載が
されていない番号なんて、調べようがないよなぁ。しばらくして、また電話が
かかってきた。

「本日はもう会社が終わるので、明日には調べて報告しますね」

一体どうなる俺のネットライフ?!


 9月27日
とある読書家の男がいた。彼はあまり人と会わずに自宅で仕事が出来る環境に
いたため、自分の時間を好きなように使う事が出来た。悠々自適な生活の中で
唯一不満があるとすれば、男性のみならず女性との出会いが無い事だった。

男は考えた。自分は人と出会う場で仕事ができないだろうし、また女性と知り
会えるような場も知らない。おまけに女性の知り合いもいないので、出会いを
誰かに頼む事もままならぬ。今はまだ大丈夫とどこかで思えているけど、年を
取れば取るほど今より厳しい状況におかれる。何もしない現状より、何かして
生きる未来に賭けてみよう、と。

男が思い立ったのは、どうせ本を読むのなら外で読もうと言う事だった。家に
いても出会いが無いのならば、外に出ろと先人は言った。そこで、読書も外で
行えば出会う確率も僅かに生まれるのではないかと。

一冊二冊三冊、朝も昼も夜も、晴れの日も風の日も雨の日も、男は外で読書を
続けた。さすがにひどい悪天候や病を患った時はそれをしなかったが、できる
限りは外で読書を続けた。するとどうだ、家の中では聞けなかった人々の声が
風に流れて耳に入ってくる。それは読書を通じて自分の糧になり、また読書が
声の答えを導き出し、女性との応対の仕方、受け入れられる仕草や格好などを
身に着けていく喜びが自信となっていく。

だが、何十年経っても男は結局女性とめぐり合えませんでした。男は既に八十を
超える高齢になっていた。もうこの年では老いらくの恋もできない。未だ一度
たりとも愛する機会を得られなかった自分だ。男は本を閉じ目を上げると重い
溜息をつき、腰を上げた。

「そういやここでずっと本を読んでいた婆さん、しばらく見ないな」
「すごい年だったし、病気で寝てるかもう亡くなったんじゃね」
「そっか。この公園の名物の一人だったのにな。もう一人は元気そうなのに」
「しかしまた、何で毎日あそこで本を読んでいたんだろうな?」
「知るかよ、そんな事。それより待ち合わせに遅れるから、そろそろ行こうぜ」

何という事だ。ずっと自分は本にばかり目を向けていたから、そんな人がいる
なんて知らなかった。彼女の気持ちはよくわかる、何故ならそれはもう一人の
自分だったからだ。時間は戻らない、悔やみきれない。もう明日からはここで
本を読む事は無いな……。

なんて事を本日、親父を病院に送ってその待ち時間に本を読んでいる最中に
考えていたんですよ。ほんとマジで女の出会い無き生活をしてるので、やはり
何かしらアクション起こさないとなぁと周囲をキョロキョロ。

オバサンばっかりじゃあ〜……。


 9月26日
毎年この時期になると行く場所があるんですよ。秋風冷たくなる頃に、ふっと
思い出して立ち寄るなんてロマンチックな響きですね。まぁ、対象が俺なので
ロマンチックとは程遠いのだが、まぁ聞いてくださいよ。

本日は色々外に出る用事があって運転していたんですよ、西へ東へ。ある程度
用事も片付いて、さぁて酒でも買って帰るかなとスーパーに立ち寄ると、ふと
今日が九月の末、十月も目の前だと言う事に気付いた。そうか、もうこの時期
なのかと俺はふらりとある場所に立ち寄った。

それはメガネ屋。

いやね、俺はメガネをかけているのだけども、下半分をピアノ線みたいなので
支えているタイプのフレームなんですよ。なのでパッと見た感じは上半分しか
フレームが無いように見える。ただ、その支えている線ってのが劣化するので
メガネを買った時に年に一度は取り替えてくださいと言われているのだ。

去年もこの時期に取り替えた、ならば今年もそろそろだ。ふらりと立ち寄ると
五十歳くらいのオッサンがいたので声をかけて、作業をしてもらう。そういや
メガネ屋の店員ってみんなメガネかけてるけど、あれって義務なのかな?

目の悪い人ならばわかってくれると思うけど、メガネを外すとすごい目付きが
悪くなるんですよ。ぼーっと自分の膝元見てるのも暇なのでキョロキョロ周囲
見回してみるが、何も見えない。むしろ逆に意味も無く睨んでいる状態なので
無闇に威嚇したりケンカ売ってるように思われる。ひぃ〜、そんなつもりなど
全然ないんだよ〜。

しばらくして作業が終わったらしく、メガネを差し出された。洗浄もしてくれ
フレームの歪みも直してもらったので、パッと見た感じは新品みた〜い。いや
本当にどうもありがとうございます。

「でもこの横のところ結構ハゲてるので、買い直しも考えた方がいいですよ」

三年くらい経過してるので、確かにボロくなっている。そんなに乱暴に扱って
いないはずなのに、レンズはいつの間にか欠けてるし、塗料もハゲているぞ。
これがないと生活できないのに、こんなに傷付いているなんて……。

これって人間関係と一緒ですよね。大切にしているつもりでも、気付かない間に
傷付いてしまっている。こいつがいないとダメだとわかっていても、その傷に
目が向かず悪化していく。いつまでもあるものじゃない、いつまでもなんてのは
錯覚である。幻想のいつまでもを維持するため、時にしっかり目を向け大事に
してやるのが長持ちの秘訣かもしれない。

なんて事を実際言ってみたいなぁ。


 9月25日
大東京25時と言うのをご存知でしょうか?

簡単に言えばオンラインでの警ドロである。みなさんも幼少の頃一度はやった
事があるでしょうか、警察と泥棒の2チームに分かれての鬼ごっこを。あれに
似たような感じのゲームで、警察と泥棒の追いかけっこゲームなのです。

泥棒は警察から見えないが、逆探知で何度か居場所を教える。警察は特殊能力
駆使して推理を働かせ泥棒を追い詰め、二十五日以内に捕まえるのです。先日
けこチャットの友人達に教わって、みんなでやり始めたのだがこれが楽しい!
人数が足りずに俺が犯人役二人を一人でやったけど犯人と警察の高度な推理
ゲームでの駆け引きに痺れるぅ!

刑事と犯人の両方をプレイしてみたが、犯人役のが楽しい。どうやら犯人のが
難しいからか、五人の刑事をかわして逃げるのは快感を覚える。ゲヘヘ、この
俺を捕まえてみやがれ……ありゃ、ここも封鎖?やっば〜。

とまぁ、ここ数日これにハマっていて、何も小説が進んでいないわけで……。
うひょう、渚の目がちょっと怖い。ちゃんとやるってば。あぁもう、プロット
書いてある紙が落ちちゃった……おや、これは何だ?

第三回模試:解答提出締切日平成十七年九月二十六日(月)

……あっ、宅建の模試のやつだ。まだやってねぇんだよな。高い金払ったから
一応やるだけやって提出しないとな。えっと今日は二十五日だから……。

Σ(゚Д゚) 明日じゃないか!

それに気付いたのが本日の夕方。心の中で半分泣きながらせっせとわからない
問題に頭を捻り、マークシートを塗り潰していく。ちくしょう、幾つになっても
夏休み終了寸前の心を忘れない俺は少年のような男、ピーターパンと言っても
過言じゃないぜ!

言い換えれば、成長無いんだぜ。


 9月24日
外に出ておねーちゃんとどうこうしたくもあるが機会が全く無い事と、それに
投資するだけの金も無い。けれど全く無いと言うわけではなく、酒が飲めたり
するくらいの金はある。最近はちょくちょく働く用事もあったので、小金がまぁ
できたんですよ。けれど上記のようなおねーちゃんとどうこうって金額でない。
う〜ん、しかし何らかの刺激が欲しいなぁ。

となると、欲するのはエロゲーである。

別に実写エロでもいいのだが、実写のは先日友人から中古のを買ったからまぁ
いいのだ。何故エロゲを買うのかと言われれば、実生活でありえない体験をして
みたいからに他ならない。あんなに色んな女を縛ったり、道具でどうこうして
悶えさせたり、または複数人とやったり、時に純愛時に鬼畜と、様々な経験を
擬似体験できる。その中でも所謂鬼畜ゲーと呼ばれるものを好む。純愛ならば
まだできるかもしれんが、鬼畜っぽいのは実社会ではできんだろうしね。

購入を決めたのはアトリエかぐやの牝奴隷である。

人形の館でファンになったけれども、家庭教師のお姉さんやマジカルウィッチ
アカデミーなんかはいまいち好みに合わず購入を見送っていたが、ここにきて
グッと心を動かされる作品が出てきた。うむ、予約販売を利用して買うぜ。

それとは別に、ちょっと注目してる同人作家が新作を出したと言うので、その
同人誌も買おうと考えたんですよ。どうせ注文するなら一度に来た方がいいし
ゲームを地元で買って同人誌を通販で買うとしたなら、同人誌数百円に送料を
かけるのはバカバカしい。同人誌はとらのあなの通販のみらしいので、よーし
パパとらのあなで注文しちゃうぞー!

_| ̄|○ と思ったら、牝奴隷の予約受付してねぇでやんの……。

なんて事を日記に書いてあぁ残念だなぁと言うのを最後のオチにしようとして
いたのだが、今こうして日記を書いている最中でとらのあなを見たら……。

( ´∀`) 牝奴隷の予約できるじゃんか。

やっほぅ、俺はまだついていたぜ。さっそく日記を書いている途中で注文して
しまう。えぇと牝奴隷と同人誌二冊っと……あれ、カゴの中に同人誌とエロゲが
一緒に入らないぞ。どういうことだこれは?

('A`) もしかして、予約商品と既存商品は一緒に注文できない?!

ぐぁ〜結局これはあれか、同時に注文するならば牝奴隷が発売される九月三十日
まで待たないとならないのか。無念。うーん、日記を書いていてこう二転三転する
とは思わなかった。あぁこのモヤモヤした感じ、どうしてくれよう。

悶々してるのは昨日抜いてないから?


 9月23日
いかん、書くことが何も無いぞ。こうして日記を書こうと、既に二時間が経過
している。こういう時は下ネタでも書いていたのが今までの俺なのだが、その
下ネタも最近新鮮な出会いが無いので色あせてきている。う〜ん、困った。

しょうがない、ならば真面目な話題を少しして今日は誤魔化しておこう。その
真面目な話題となるのは、映画「グッド・ウィル・ハンティング」の一節である。
以下それを記しておこう。

懸命に試している限り、失敗しても良い。でも、後悔するのは最低だ。

正に格言である。ともかく動け、動けば何か得るものがある。失敗しても失敗
した経験、そしてそれを省みる機会が生まれる。けれど後悔してしまったなら
おしまいだ。反省と後悔は違う。後悔は前へ進む力をなくしてしまう。それは
明らかな後退であろう。

最近は何かに向かって走る事が減ってしまい、あぁこんな自分じゃダメだなぁ
などと後悔する事が多い俺。しかしこれではいかんわけですよ、ダメだなぁと
考えている中でもどうすりゃいいかわかってるのに、それを実行する力を手に
しなくなってしまった。いつかやろう、などと悟ったフリをして。

難しい顔して適当な相槌打って、どっかり落ち着いているのは大人ではない。
それは脱落したランナーである。いつになっても憧れを抱けるのは、常に何か
チェレンジしようと走る人間である。強さであり、知識であり、美であり……
うむむ、どれも俺が忘れているものだ。

いや待てよ、一つだけあるじゃないか。それは一人えっちだ!

聞くところによれば一人エッチした後に虚しくなったり、好きな人をおかずに
したら罪悪感を抱いたりする人が多いみたいだが、そんな事は一切無いなぁ。
うひょー気持ちいい、スッキリしたぜ、よかったなぁと。無論、風俗に行って
泡姫抱いた時もよほどひどいのに当たって失敗したなぁと思う以外は楽しい。
なんだ、グッド・ウィル・ハンティングの格言通りの人生じゃないか。

……あれ、またエロ話だ。


 9月22日
先日、短編小説を二本書いたんですよ。と言うのも、ヤフー文学賞と言うのが
ありまして現在応募受付中なんです。短編ははっきり言って苦手なんですけど
まぁ原稿用紙二十枚くらいなら構想も含めて数日程度だし、落ちても最近この
サイトに小説をアップしてないから丁度いいかなぁと思って書いたんです。

前回、角川NEXT賞に応募して落選ながらもまぁそれなりの評価をもらった
のは、当然ながら応募したからである。幾ら小説を書いて身内に褒められたり
しても、応募したりしなければどうにもならん。人の目に付かない名画よりも
大衆が評価できる凡作のが、心を動かす可能性がある。

落選して元々である。作品自体は二週間くらい前にできていたのだが、あまり
早めに出しすぎたら受け付けられないんじゃないかなぁと思って昨日出したの
だけど、書式をテキストファイルにしろと書いてあった。

俺はパソコンに原稿を打ち込むのにワードを使ってるのだけども、ワードって
拡張子がdocなんですよ。なのでtxt形式にするためメモ帳に貼り付けて
それを送らなければならない。

作業自体はとても簡単なもので、まずワードを開いて本文をコピー、次に新規
作成したメモ帳に本文を貼り付け、上書き保存。そしてメモ帳に名前をつけて
終わり。実に簡単でしょう。

あまりに簡単なのでパパッと幾つものウィンドウを開きながら、同時並行して
作業を進める。応募要綱書きながら、コピペ。一本目を送り終えて、二本目も
難なく送り終える。さて酒飲んで小説でも書こうかと開いていたウィンドウを
ポチポチ消していたら、送り終えた二本目のメモ帳がペカペカ光った。

ファイルの内容は変更されています。変更を保存しますか?

……あれ、もしかして。気付いたと同時に保存をせずにそのファイルを開くと
当然のごとく、真っ白。当たり前だが、本文を載せても保存しなければ真っ白
ファイルのままである。

Σ(;´Д`) やべぇ、真っ白のファイルを提出しちゃった。

慌てて上書き保存をしっかりしたファイルを送り直したが、どうなる事やら。
ダメで元々とさっき言ったけど、原稿の内容ではなく応募要綱でダメかどうか
なんて事態になっちまった。ちゃんと確認しないとダメね、イヤン。

鼻水かんだら確認するくせにな。


 9月21日
まぁ昨日の事もありまして、本日は朝からあっちの病院に行ったり、こっちの
病院に行ったりと運転手ライフな一日。面倒臭い事この上ないのだが、これも
家庭での仕事の一つ。考えようによっては珍しい人生体験と捕らえられるかも
しれない。いつか波乱万丈に出たら起伏ありまくりだぜ。

朝飯も食わずに運転しているとさすがに腹も減ってきたので、病院の喫茶店で
メシを食うことにする。その病院の喫茶店はメシがなかなか美味く、中途半端な
定食屋より美味いと思う。特にカルボナーラが美味いんだよねぇ。

……。

Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) か、カルボナーラが無い?!

ちくしょう、なんてこった。俺の好きなカルボナーラが無いだとぅ。小説でも
メシ食ってるシーンではカルボナーラの登場回数が多いくらい好きなのに〜。
うぅーん、ミートソースはどこでも食える気がするし、ナポリタンはそんなに
好きじゃない。タラコを外で食うと損した気分だ。……和風にしよう。

( ´Д`) ……び、微妙だぁ。美味いけど好きじゃない味。

病院の送迎した上に好きなカルボナーラも無く、挙句にメシは微妙。くっそぅ
ついてねぇなぁと思うが、俺がこの喫茶店をひいきにしてる理由は他にある。
それは一人だけいる若い店員さんが可愛いのだ。

他に若い子がいないからそう見えるのかわからんが、まぁ好みの顔立ちと声で
ある。当然名前もどんな人かも知らない。けれど親しくなろうとかは思わない。
働いてる人に無意味に声をかけるのは失礼だし、好みのタイプだからと言って
手当たり次第にナンパすんのもなぁ……。

そんなわけで割と好みのねーちゃん見ながらメシを食うのが病院送迎での唯一と
言っても良い憩いの時間。面倒な事も何か目的があればやる気もちょびっとは
出るもんだなぁ。小説を読んで知的なイメージをかもし出す俺。渋い感じの声で
受け答えしてセクシーでダンディーなイメージを植え付ける俺。

……足ばっか見てたのバレてないよな。


 9月20日
何も無い一日と言いますか、あったんだけど書きにくい出来事の一日でした。
一体何があったのか事細かに述べるのもアレなので簡潔に書くならば、またも
親父が倒れたので救急車呼んだり、病院行ったり……。

体の弱い親父は今までによく倒れたり失神したりと様々な表情を見てきたため
多少の事には動じない俺だが、今日はさすがにびっくりした。それは何て事の
無い行動だったのだけど、偶然というよりは運命だったのだろう、普段ならば
行く事のあまりない時間に親父のいる部屋に行ったら……えぇ?!

我が親ながら恐ろしかったね、真に錯乱と言うか強烈なひきつけと言うか、もう
正に見た事の無い姿に、体の底から戦慄した。病気が一時的に神経をおかしく
させたのだろうが、映画エクソシストのごとく体を震わせ叫び、白目になった
かと思ったら、俺を死神にでも見えたのかえらく怯え出した。人は真に恐怖を
目の当たりにすると、あんな顔になるんだなぁ。何が見えてたのかわからんが
落ち着いた本人はその事を覚えてないらしい。う〜ん、デンジャラス。

疲れたので今日はこれで終わり。


 9月19日
ちょっぴり出遅れた感じがあり、今更かもしれないが安達祐美が結婚しました
ねぇ。二十代以上のイメージでは家無き子の同情するなら金をくれ!の印象が
強いでしょう。永遠の子役と言うイメージがあったのに、水着写真集を出版し
黒田アーサーといい関係になった後、スピードワゴンの井戸田との結婚。

俺の一つ下の安達祐美が結婚と言うのは、何となく不思議な気分。まぁ二十代
半ばにもなれば結婚してくる人も出てくるだろうし、早い人なら十代で結婚を
している人だっている。……物心ついてから結婚式出た記憶無いけどね。あぁ
しかし年下が結婚ってのは微妙な気分になるな。グラビアアイドルが年下にと
なってしまった寂しさがあるぜ。

まぁ、やっぱり俺も結婚みたいな事をたま〜に考えるんですよね。女もいない
上にモテもしないくせに何をと言われるかもしれんが、我が両親はこの年では
既に俺を生んでたし、結婚は二十代半ばくらいだよなぁと子供の頃に考えてた
ために、幸せ野郎達の姿を見てると……う〜ん。

何となく三十歳までには結婚するもんだと考えていたので、幼少の頃に漠然と
見ていた人生計画のタイムリミットはあと五年。五年などあっと言う間だよ。
そもそも五年前と今なんて全然変わってないどころか、むしろ退化してるぜ。
何が起こって五年の間に生活と考えをガラリと変えられるのか……。

食卓でテレビを見てると家族からもそうした話がたまに出るが、困るぜ。いや
年をとっても生活が変わらないと思っていたが、そうかこんな落とし穴がある
とはな……しかし実際嫁さんもらっても、何もしてやれんしなぁ。子孫とかの
こだわりもないし、世間の目だってこの一言で黙らせられる。

人気あるSMAPだってキムタクだけだぜ!

うむ、ならばしょうがないな。そうよ、あんなにキャーキャー言われてるのに
キムタクくらいしか結婚してないもんな。そう考えると気楽になれる。現実を
見詰めたら萎えるだけだ。いいんだよ、大体結婚しても嫁に求めるのは体
くらいだとマジで考えてる
んだ、しなくてもいいよ。

……何を焦ってるんだ、俺は。


 9月18日
昨日更新が無かったのは飲んできたからです、申し訳ない。突然大学の先輩に
誘われましてね、女王の教室は見れなかったし、ラジオでサザンの新曲も逃す
一日となりました。まぁ、女王の教室はビデオに録画してもらったし、サザン
だって十月に発売されるニューアルバムからなのでいずれ聴けるからいいか。
飲み会での話は同じものが無いしね。

飲み会はふつ〜に談笑して楽しんだので、これと言った話題も無かったために
割愛。しいて言うならば、一軒目の飲み屋で二階に案内されたのだが、それが
驚くべき場所だった。と言うのも、低いんですよ天井が。低いと言っても多分
二メートルくらいで頭がつくかつかないかだろ〜と考えた貴方、予想を超えて
いるんですぜ。

だって天井の高さ、一メートル五十センチもないんだから!

背の高い俺も、女性も背中を曲げて進む。座れば普通の高さだけど、とにかく
不便だった。酒や飯はそれなりに美味かったけどね。

明けて本日、さして二日酔いする事も無く起床したら階下が何やら騒がしいと
気付く。犬の鳴き声が聞こえるが、我が家の犬の声ではない。何だろうなぁと
階段を下りてドアを開ける。

ワン!ワンワンワン、ワン!グルルルルル……。

隣の家のチワワだ。室内犬でたまに遊びに来るのだが、俺はこいつが大嫌い。
人の顔を見て敵意むき出しで吠えられると気分が悪い。人の顔を見たら吠える
ようなやつ、好かれる欠片も見せずに敵意むき出しにしてくるやつは犬だろうが
人だろうが好きになれぬ。俺は犬に顔を近付ける。

(#゚Д゚) うっさいこのボケ!何がワンだコラー!

チワワ相手にマジギレの二十五歳男性。犬は更に吠えるが震えながら後ろへと
下がり、挙句に失禁。それでも吠える。吠えるってのは敵意むき出しで戦うと
言う信号だと俺は思ってる。また怒鳴る。犬吠えながら逃げる。

確か前回もこの犬に吠えられたので、顔を鷲掴みにして怒鳴ったんだよなぁ
……犬好きな人や動物好きな人からは虐待行為に捕らえかねないが、俺だって
無闇にはやらん。我が家の犬は嫌いだが、あれは俺が単に犬嫌いなだけであり
犬嫌いな俺でも愛嬌がある犬と思える。

けれどこの犬は違う、敵意むき出して吠える。可愛いからと言って好き放題に
させるのが愛情や優しさじゃねぇ。小さいからと言って勝手にさせるのが保護
でもない。つか、最初は俺も普通に接していたのだが、いつしか人の顔見たら
睨んで吠えるようになった。教育的始動じゃ!

撫でるだけが愛じゃないぜ。


 9月16日
我が家の近所で道路工事をしてるんですよ、ちょっと前から。そのため騒音や
震動なんかもあったり、大型トラックなどの交通があって結構な賑わいだけど
それによって生活環境がよくなるのだから、我慢我慢。文句なんて考えない。
俺と違って一生懸命働いてるんだ、感謝せにゃいかん。

言うほどすごい騒音でも振動でもないので割と我慢していたんですが、今日は
違った。余程大きなトラックか重機が動いてるのか、ずーーーーーっと部屋が
揺れていたんですよ
。いや、震えていたって方が表現として近いかも。

そんなわけで、ラグナをやってる最中もパソコンが震える。マウスを置いてる
パソコンラックもぷるぷる震えている。当然俺の手もぷるぷる。間断無く震え
続けている。アル中でも腱鞘炎でもないのに……。

例えるならば電動ハブラシくらいの震動に近い。いや、ピンクローターくらい
かもしれん。ともかくすごい震動ではなく、細かな震動が絶え間なく続いた。
こうなるとちょっぴりイライラしてきたが、物は考えようである。おーい渚よ
ちょっと来てくれないか?

( ´∀`) 今から脱いで机の角に股間を押し当てろ。

「……えっ、何でです?って、脱ぐってどういう事ですか?!」

(*´∀`) 環境を利用した快楽取得法だ!

「そんな事考えてたんですか……あの、失礼しますね」

えらく大きな溜息を残され、部屋を出て行かれた。むむむ〜、環境を利用した
バイブレーションによる快楽を親切心から教えたのに。う〜ん、これはあれか
震動が弱すぎるから怒られたのか。ならばもっと強い振動で……。

けれどそんなに強い振動なんて起こったら、家が崩壊するかもしれん。うむむ
環境利用快楽取得法が使えるならば太陽電池によるソーラーバイブ?それとも
風力を利用してギアで回るようにする風神回転バイブ?

こんなことばかり考える昼下がり。