やさしさとエロ。
え、何で?!と思ったがよく見るとやさしさとエコと書かれてあった。そりゃ
そうだよな。何でトイレットペーパーでエロなんだよなと思ったが、やっぱり
そこにそこはかとないエロスを見出してしまい、疲れてるんだなぁと知る。
それでも俺は今日もジムへ行く。本日は後輩も渚も都合が悪いと言ってたので
一人でジムへ。ソロプレイ、おなにぃ。まぁ、どうせ一緒に行ってもほとんど
喋らないのでいなくてもいいのだが……可愛い女でもジムにいて、俺を待って
いてくれりゃ、こんな気持ちにならんのになぁ。
なんて事を考えてメチャクチャ汗流してトレーニングしていたら、スタッフの
人に声をかけられた。当然激しくマッチョマンである。がんばってますねぇ〜
どうですか?などなど。話しかけられたからには逆に質問をしてみたくなるのが
人情である。俺は握力の鍛え方を訊いた。すると、丁寧にトレーニング方法を
教えてくれた。それと同時に、こう訊かれたんですよ。
「何かスポーツでもしているんですか?」
……リンゴを片手で潰したくて。かっこいいじゃないですか、できたら。
「えっ、リンゴ?」
リンゴを片手で潰せたら、力強さをアピールできる。何キロ持てるだの何キロ
引っ張れるだのより、目の前でリンゴ潰せた方がわかりやすい。なので握力を
鍛えたい。七十キロくらいまで鍛えたらできるらしいが、今の俺は五十六キロ
くらいしかない。
「あぁ、それだけあればできますよ。爪立てたら、それだけあれば可能です」
おぉ、今の俺でもできると言うのか。それを聞いてから一通りまた鍛えた後に
帰宅する。帰りの途中、道が凍っていてブレーキかけた時にガガガガガと嫌な
音を聞くと、あぁ冬だなぁと実感……いやいや、死の危険だよ!
帰宅後、晩飯を食いに台所に行った時、ふとその事を思い出す。リンゴを手に
取り、おもむろに力を込め始める。ジム行ってすっかりヘロヘロな我が肉体だが
どうにかなるかもしれん。ぬぅおおおおお〜!!
「先生!それ食べるんですよね?!食べないのに遊んじゃダメですよ」
腹減った時に挑戦しよう。
さてそんな滅多に話題にしないラグナより、誰もがわかるだろう我が日常生活
でも話そうか。ラグナの話をしたところで、黙々と狩ってるくらいであんまり
面白い事無いしなぁ……青箱などで一度も勝った事無いくらいか_| ̄|○
髪が伸びてきてたんですよ、わさわさと。運動している時はおろか、生活して
いる時も邪魔臭く思えてきていたのです。電話する時に髪の毛がかかってイラ
イラしたり、ねぐせついたら大変な事になったり。なので本日は床屋へ。
以前いつ行ったかなぁと振り返れば、七月だったか八月くらいかもしれない。
三ヶ月くらい行ってないと、そりゃもうすごいぜ。あの時は暑かったが、今じゃ
外吹く風も寒い。
店長に頼んで、スポーツしやすい長さに切ってもらった。いつもと違う感じが
するのは、どこか幼く見える髪形のせいだろうか。まぁ、無意味にでかい上に
そこそこ体格もいいし、黒っぽい服装が多いので怖そうに見られがちなので
このくらいが丁度いいかもなぁ。
髪を切るとちょっぴり生まれ変わった気分になれる。誇らしさを涼しさなんて
言葉には収まらない寒風が撫でて、床屋に行った時にいつも行ってる本屋へと
向かう。いやぁ、気分いいなぁ。……っと。
本屋から出てこようとしている妙齢の美人な女性、本屋に入ろうとしている俺。
丁度自動ドアを挟んでどうしようか互いに考えてしまい、僅かだが二人の動きが
止まった。まぁ、俺としてはどうもこうも、こういう場合は相手を先に行かせて
そうして入店するので、スッと手でどうぞと導く。女性は軽く一礼したようだが
ただでさえ怖がられる事の多い俺、目を合わせないようにする。
「どうも、ありがとうございました」
本当に小声でボソリと。はー、そう、ありがとうね……さぁて何を読んで時間
潰そうかな。エロ本物色しようにも、女子高生多いし……え、ありがとう?!
Σ( ゚Д゚) お礼を言われたのか、俺?!
今まで礼を言われたなんて爺さん婆さんやオバサン、外国人くらいだぜ。若い
女性が困っていてどうしましたとか訊いても、何でもないですと逃げられる事が
多いのですっかり、と言うかかなり若い女不信になっていたのだが、いやぁ〜
たまにはいい事あるな、これも髪型のおかげか?
_| ̄|○ 逃げられるのが異常か。
後輩と渚とでジムへ向かい、いつものように四十分走る。そうしてアイフルの
CMよろしく、ジムにあるマシンでガシャコーンガシャコンと筋肉を鍛える。
その最中、いつもはないのに今日に限って突然スタッフの人が俺の側に。
「それ、いいTシャツですね、格好良いですねぇ」
普段無い事の上に褒められたのがシャツなので、気恥ずかしさ全開。とりあえず
いやぁありがとうございますとへどもどしながら答えて、またトレーニングに移る。
しかしこれがある布石だったとは気付かなかった……。
筋肉を結構いじめて腕とかプルプルしてたけど、ダンベルを持ってもう少しと
ばかりに運動を始めようとしてたところで、さっきのスタッフが側によって来て
満面の笑みを俺に向けてきた。
「これから全身のトレーニングプログラムがあるんだが、参加しないかい?」
_| ̄|○ もう無理、腕とかプルプルしてるし疲れてるんだよ〜。(内心
だが、ここで無下に断ってはこれからのジムライフに影響を及ぼすかもしれず
参加する事を決断。いやだってさぁ、トレーニングは黙々とするタイプだけど
やはりジムにいる二時間、全く喋らずに帰るとなんか切ないのよ。確かに体は
きついけど、ここで何かしら繋がりを持っておけば人脈ができ、もしかしたら
スタッフのおねーちゃんと出会いがあるかもしれん!!
参加したのは俺と後輩、そして近くにいた若いにーちゃんの三人。顔ぶれを見て
初参加ばかりだと気付いたのだろう、最初は七十パーセントくらいでやるので
安心して下さいねと言ってたが……不安だ。だってそのスタッフ、そりゃもう
結構なマッチョ。それで七十パーセントと言われてもなぁ。
三十分間のプログラムなのだが、腕立てや腹筋、スクワットなど全身の筋肉を
使うのだが、これがきついの何の。既に疲れた体を無理矢理動かすので腕立て
すらも満足にできなくなってきてる。なのにゆっくり段階的に腕を曲げろだの
曲げたままストップだの……は、早く時間よ過ぎろー!!
そろそろ終わりかなと思っていたら、今度はボクササイズが始まった。これは
ボクシングの動きをして体を鍛えるのだが、リズム感いるのよ、これ。けれど
俺はリズム感が無いので、足がこんがらがり、頭はパニック。一人てんやわんや
しながら手を足を動かす。うわーん、格好悪い。美人な女性が外から見てたら
明らかに除外されちゃうぜ。
トレーニングプログラムが終わった後、もう腕とか震えまくり。だがスタッフの
人は満面の笑みで次回も参加してくださいねと。じ、次回?!次はもしかしたら
百パーセントでやるんでしょう、もう無理だって、マジ無理。
だが、次回も参加すると約束してしまった。出会いの可能性もそうだし、人脈
作りもそうだし、ソフトマッチョな体を作りたいからってのもあるけど、やはり
最大の理由としては、断りきれないんだよ。
別に悪い事じゃないし、金払ってる以上はそういうの利用した方がいいだろう。
それに彼らもより良い体のためにと誘ってくれてるので、断る気になれない。
うぅ、次回もやるのか、きっついなぁ……。
何か変わることを信じてやるさ。
渚のそんな声に起こされたのが午前十一時。ジム通いしてるからか、すっかり
体が疲れているみたいで、起きるのが辛い。おまけにその通知も、どうせ落選
してるのだからと半ばわかってるので、あまり見る必要も無いよなぁ。だけど
一応これで全て終わりだろうから……見せてくれ、渚。
Σ( ゚Д゚) なんか立派な冊子だな、これ。
大判の封筒から取り出せば、カラー冊子と何冊かの紙。カラー冊子は碧天舎で
こういうのが本になってますから、あなたも作りませんかって紹介。いわゆる
自費出版や協力出版したらこうなりますよ〜ってやつだ。
他には俺の作品に対する簡単な批評文。そして受賞者の選評、全体の感想など
紙ごとに書かれている。今回は二千七百を越える作品が集まったと言うのだから
ただただすごいとしか言えぬ。……おや、この紙は何だ?
桐生様の作品は残念ながら入賞とはなりませんでしたが、流通する出版基準を
充分にクリアしてる作品と判断しましたので、弊社では共創出版枠での出版化を
考えておりますので、ご連絡下さい。
流通基準を充分にクリアしてる作品……。
共創出版……。
ふ、ふふ、ふふふ、あはは、はっはっは……。
(゚Д゚) ふざけんなこの野郎!
そんなの高い金払って出版しても売れるわけねーじゃん。最終選考にすら行く
事の出来なかった作品が、流通基準クリアしてるわけないだろ。だったら賞の
一つである特別賞が該当者無しなのは何故だ、そこまでの作品が無かったから
じゃないか。大金出して本になんて、まっぴらごめんだ。
いつかきっと、誰もを納得させるものを書きたいなぁ。ところで大賞受賞した
人ってどんな人なんだろう……おぉ、ここに書いてあるっぽいな。
大賞受賞者は弱冠十三歳です!
('A`) ……えぇ〜、また義務教育世代?
自分が戦った土俵で頂点に立った者を悪く言う気は無い、現に俺は負けている
わけだから、負け犬の遠吠えである。おまけにどんな作品か読んでもいないから
何とも言えないが、選評の通りならば他の作品より一段も二段も上のレベルと
あるので、きっとすごい傑作なのだろう。
でも、それでも、すっきり納得できない俺がいる。と言うのも十五歳の女の子
大賞受賞、十二歳の女の子小説家デビュー、十四歳の女の子某小説大賞受賞と
若い人ばかりが話題をかっさらうのを見ていると、もしかしたら二十五の男は
賞など絶対取れないのかもなぁと考え、同時に本当に力で取ったのかぁ?など
疑問視してしまう。……よくない事なんだろうけどね、こういう考えは。
こうなりゃ俺も十一歳の女の子として応募してみようかな。それでもし受賞を
したら話題になるだろうが、それが嘘だとバレたら受賞剥奪となるのかなぁ?
しかし作品の出来で決まるだろう選考だから、年齢詐称など関係無いからOK
かもしれん。ダメって理由が無いしねぇ。
過去に戻りたいだとか、もしこうだったらと考えるのはナンセンスであり、俺
自身あまり考えない。けれど最近思う、小学生の女の子になって応募したなら
一体どうなるのかなぁと。……いかんいかん、力不足をそういうせいにしちゃ
俺も終わりだ。書くしかないんだよなぁ、結局。
とりあえずちょっとホッとした。
そして金を払ってるからには、できる限り行きたい。家でゴロゴロとしている
よりは体を動かしていた方が、変な言い方だけど世間に言い訳が出来る。まぁ
ネガティブな考えをする余裕も無いくらい、体をいじめよう!
昨日もジムに行ったので結構疲れが溜まっている。けれど、それがきっと筋肉
つく前兆だろうなぁと思って、走る。同じように走ったり筋トレしてる女性や
インストラクターなんかを見て、あぁきっと締まりとかいいんだろうな、いい
体してるんだろうなぁ、ちくしょう俺もいつかそんなおねーちゃんとエッチを
できるように鍛えてやる〜ぅ、などと決意を新たにする。
ある程度運動したところで、今日も体脂肪などを計測してみる事に。前回より
ジムに来ているから、今回は更によくなってるはずだ。気分としてはすっげぇ
勉強した後に受けたテストの結果を知るようなものだぜ、がはは。
体重:71.7kg
あ、あれれ、太った?!まぁ昨日飲みすぎたし、筋肉が増えたからかもな。
体脂肪:18.4%
_| ̄|○ ……増えたのは、脂肪か。ピザか、先日のピザなのかぁ〜……。
肉体年齢:30歳
……は?
えっ、ホントに30なの?!嘘じゃなくて?
('A`) ジムに通って衰えるって何だよ〜。
先日より走って体を鍛えてるはずなのに、何故か肉体年齢が上がってる我が体。
考えられる原因としては、昨日ちょっと飲みすぎたか、先日ピザ食ったくらい
である。でもそれで肉体年齢が上がるんだったら、忘年会シーズンには十歳は
年取ってしまうことになる。いいや、このペースで体が老いていくと年越しの
時点で六十歳くらいになるか?!
ちくしょう、鍛えて若々しい肉体を手に入れるはずなのに逆行してるなんて!
運動したら呼吸しまくるから活性酸素が働き、それが細胞を攻撃して老化する
なんて言われているが、どうやら間違いらしいと先日ニュースで見た。あぁん
老化ってなんだよ、昨日は飲みすぎて抜いてないってのによぉ!
Σ(゚Д゚) それが原因なのか?!
んなこと、あるわきゃない!
そりゃもう若いねーちゃんはおろか、オッサンもオバサンも、スタッフも俺に
話しかける事はないし、こちらからも話すことは無い。たまーに綺麗な女の子
見つけたら、チラチラ見ながら黙々と運動してるだけよ。外に出れば出会いが
ある?そんなもの都市伝説じゃボケー!
まぁ、出会いメインでやってるわけじゃないからいいけどね。黙々と汗を流し
すっかりヘトヘトになったら、風呂である。ジムにはそこそこ広い風呂があり
トレーニング後はそこで汗を流してから帰るのだ。当然本日もスッキリしてから
帰ろうとした。
メガネをかけてる人は風呂の入り方に二パターンある。メガネをかけて入る人と
外して入る人だ。俺はエッチの最中はつけるが、風呂では完全に外す。だって
エッチの最中は見えないとイヤだけど、風呂に入って他の男のモノを見るのは
勘弁願いたいからね。
メガネを外すとほとんど何も見えない。例えるなら、水彩絵の具で書いた絵の
上に水をたらして、全体がぼや〜ってなった感じである。それでも何とか目を
凝らして見ようとするのだが、そうなるとすんごく目つき悪くなるのよ。この
せいで何度怖いニーチャンに絡まれた事か……。
そんなわけで目つきに気を付けながら風呂に入ると、数人背中を洗っていた。
これもよく絡まれるクセなのだが、俺はそこらにいる人をよく見るんですよ。
インネンつけてるだろ?ってね。やめようと思うのだが、治らぬ癖であるので
今日もチラチラその背中を見る。
('A`) ……おや、何か背中の汚れが酷い人いるな。
アトピーか何かなのかなと思いながら気にせず俺も体を洗う。一通りサッパリ
し終えると、湯船に入る。先ほど背中を流していた人達も入っている。どこの
誰かわからないが、共にトレーニングを積んでいる仲間のようなものだ。あぁ
こうして湯船に浸かってるのは気持ちいい。おや、隣の人が上がるみたいだ。
その時にふと背中を見たら……。
Σ(゚Д゚) 仏様が背中にいる?!
いやもう俺は小心者なのでそういうの怖くてねぇ。大体金髪の人やサングラス
かけてる人、金のアクセサリつけていたり街中ジャージで歩く人とか怖すぎ。
あわわ、何もしないだろうがこういう時に失礼ながらすげぇ想像してしまう。
もう一度見たい、しかし今度見たら安全の保証は無いぞ俺。
しかし……若気の至りで彫ったものか現役バリバリでなのかわからないけれど
そういう人達もジムで体鍛えるものなのねぇ。イメージでは修羅場をくぐって
強くなったり、秘密の場所で何かしてるのかと思えば普通に明るいジムで体を
鍛えているものなんだなぁ。
一つ賢くなった十一月の夜。
そういういきさつで次第に離れ、自然消滅となった関係。俺は忘れっぽいから
しばらく会わなくなればすっかりどうでもよくなってしまうけれど、ふとした
キッカケで思い出せば、楽しかった頃の思い出が浮かび、愛しくなる。
思い出はいつも美しいもの、楽しいのはそれが美しいままでいられる僅かな間
だけだ。別れたのには理由がある。何度か接したら嫌な現実をも思い出しては
ギスギスしてしまう。あぁ、どうしてこんなに俺をかき乱す、そっとしていて
くれないか……。
この季節の風の匂いが現実を思い出す。彼女の思い出は楽しいばかりでは無い
けれど、そうした中に俺の糧になるものがあるのは確かである。それでも俺は
……平穏な日々が欲しい。プラスよりもマイナスの方が大きいのだから。
今朝の目覚めはあまりよくなかった。最近どうも体の調子がよくない。大した
事をしていないのに寝ていても疲れが溜まる一方だ。それでも目覚めれば活動
せねばいけない。起床後にまずやるのは、メガネをかけて窓の外を見る事だ。
まず変わらない景色を見て、安心するのだ。
Σ( ゚Д゚) ……ぎ、銀世界?吹雪いてる?!
('A`) ……とうとう現れたか、雪の女王。
いやぁ、子供の頃は大喜びだった。今でも我が家の窓から初雪を見たり地面が
白くなっていると綺麗だなぁと思うけど、やっぱり積もれば嫌なものである。
車のタイヤは取り替えないとならないし、運転してたら滑るし、歩きにくいし
除雪しなきゃならんし……うぁ〜、また半年雪の生活かよ〜。
おまけにこのシーズン、フラれることが多いぜ。世間ではクリスマスに向けて
女性も積極的になり、人肌恋しさを紛らわすために恋人を作ろうとしているはず
なのに、どうしてかこのシーズンよくフラれる。きゃー、世間の流れと逆行を
してる俺悲しいわ。しかし、ここ最近は本当に出会いが無いのでフラれる事も
まったくないぜ。HAHAHA!
_| ̄|○ フラれないのも切ない冬。
大学は文芸サークルに所属しており、先輩も後輩も小説を書いていたのだけど
割と自費出版や協力出版の誘いが来たと言う話を聞いた。サイトの小説を見て
本にしたくなったから何十万出せとか、受賞したので本を出すのに何万円出せ
などね。自分で大金出して本をどうしても出したいかと言えば、そうでもない
ため、少しでも金出してと言われたら断るつもりだ。
しっかし角川NEXTは名前載ったが賞がすぐ消えたし、碧天舎はこれかぁ。
やはり気ままに書くんじゃなく、その賞を狙ってやるべきなのかなぁ……。
話は変わり、本日は大学の後輩達と遊んでいたんですよ。と言うのも、ジムに
行こうと思っていたら、今から家に行っていいですかとね。だが我が家に来た
としても、やる事は無い。適当に話をしていたものの、やはりどうも間に困り
カラオケに行く事にした。
カラオケ好きなんですよ、俺。下手の横好きで、決して上手いと言えないのに
歌うのが好き。その上、レパートリー少ないが、歌うの好き。でもここ数ヶ月
行ってなかったので、すごいストレス発散になりました。自室で一人歌うのも
いいが、やっぱりあぁいう場所で大声で歌うのはいいねぇ。
カラオケを終えるとすぐさま帰宅。本日は家人の誕生日の関係で、ピザ食べる
事になっていたんですよ。デブと言えばピザだが、我が家でピザはお祝い事で
食べるものだと決まっている。おまけにピザなんてダイエットしてから食べて
いないから、もう食べたくて食べたくて……。
チーズ好きなんですよ、俺。牛乳嫌いだけど、チーズは好き。それがたっぷり
乗ったピザはとても好きだが、スーパー高カロリー食品なので太る。でもまぁ
最近は結構やせたからたまにはいいかと、食いまくったんですよ……。
('A`)……だるい、体がすげぇだるい。
_| ̄|○ 体が高カロリーを拒んでる?!
ところで俺は一週間前から、すっきり眠れない日々が続いているんですよね。
それと言うのも、先日碧天舎文芸大賞に応募したのだが、二次選考まで突破と
言う通知をもらったんですよ。やっぱり二次通ったとなれば人間欲が出てくる
もので、三次選考突破して最終選考まで残りたい。
最終選考、なんかこう響きが格好良いね。最終選考で落ちたのと、それまでで
落ちたのだったら、イメージが違う。いや、受かるなんて考えちゃいないのが
ネガティブだなぁと思うがまぁ置いておいて、最終まで行ったと言えばなんか
飲み屋でモテそうじゃない、うわーすごーいって。
最初の通知が本発表の一ヶ月前、その十日後に二次突破の通知が来た。十一月
中旬に全ての発表があるので、これまでの通知期間を考えれば先週か今週の頭
……つまり今日届かないと落ちたのかなぁと思ってた。
気分はまるで、告白の返事待ちである。高校の時に好きな女に告白したけれど
一週間待たされた挙句、フラれた事がある。あれももう、途中からOKだろうが
フラれようが、とにかく返事をくれ、楽になりてぇと思ったが、今回もあの時と
同じ気分だ。途中まで通知が来てたのにパッタリこなくなるなんて……あぁん
頼むから落ちたら落ちたでいいから、何か返事くれよー!!
でも、落ちたら何も通知無しなのかもしれん。でも中旬まで待つのは心が限界
である。なので今日来ないともうダメだと自分で決めていたのだが……はぁ〜
やっぱりせつねぇな。
「元気出してください先生、またがんばればいいじゃないですか」
……俺が一番嫌いなのが努力、二番目ががんばるなのにそういう事言うなよ。
「でも、がんばって書かないと目標達成できないじゃないですか」
頭ではわかってる、やるべき事はたくさんある。ただ、やる気が出ない。もう
単にだらけているとかサボってるとかのレベルじゃなく、心が動かん。うむむ
どこに俺は活力を忘れてきたのだろうか。……女だ、この女に惚れられたいと
いう事が無いからだ。不細工ならふしだら浮気性、イケメンなら恋多き男だ。
ぬぉー、このがんばりをどこで発揮しよう!?
賞取ったらモテると夢見て……。
それじゃあ何かこちらからも話題を振って仲良くなればいいんだろうけれども
何にも話す事無くてねぇ。黙々とトレーニングする方が性に合っているのだが
今日みたいにジムにいる二時間の間、一切口を開かずに鍛錬していたらどこか
寂しさを感じる。孤独に耐えうる強い心が欲しいぜ!
そんなわけで本日もジムでトレーニングよ。孤独だろうが何だろうが、俺には
ソフトマッチョになってモテる体になると言う壮大な目標がある。そのために
ジュースも飲まず、大好きなチーズもほとんど口にせず、当然間食なんかせず
日々の食事にも気をつけている。出会いは明日にあるかもしれん、そのために
少しでも痩せたい〜。
いや実際結構痩せたんですよ、半ば別人のごとく。それでも人は欲があるので
かなり引っ込んだ腹を見て、まだ余分な肉がある、この肉があるからみっとも
ないとか思うのよ。そしてジムにて汗を流してもあまり変わらない腹を見ては
溜息。そりゃすぐに痩せるわけがないし、何年も不摂生してついたものである
油汚れ以上にガンコなもんだぜ。
我が家にも体脂肪計があるのだが、足の裏だけで計測するやつなんですよね。
それでまぁ、運動したら大体21%くらいな我が体。うーん、確かに余分な肉が
あるからそのくらいなのかなぁと思う反面、もっと本当は減っているんじゃあ
ないのか?なんて疑念を抱いたりもしているんです。
一頻り汗を流し終えた時、ジムの片隅に体脂肪計があるのを発見。これは両手
両足で測るタイプなので、両足だけよりは正確に計測できるだろうよ。ふーむ
それじゃあ計ってみるか。二十五歳男性、180センチっと……。
体重:71.3kg
これはまぁ、わかっていた。自宅で計ってもこんなもんだ。もう少し減らして
いきたいのだが、まぁ筋肉がつけばこれくらいでもいいかなぁ。
体脂肪:16.5%
……は?
じゅうろくてん、ご??
( Д) ゜゜ 俺すげええええええぇ!!
五月の時点で33%くらいあった俺の体脂肪、何と半分に。こいつはすごい。
いや痩せたと思ってたが、これで充分人並みじゃないかー。ふふふ、もう少し
絞ればソフトマッチョになれるぞ!……おや、まだ何かある。
肉体年齢:29歳……_| ̄|○
と言うのも、イメージとしてハゲはどうしてもマイナスにしかならないのだ。
何となくフサフサの方が出来る男のイメージがあるし、見栄えも良い。それに
髪型の変更などもできるし、様々な面を見せられるからモテる。しかしハゲは
元々あるものが無くなるし、一部だけ残ると手入れされてないみたいで見栄え
悪い。諸外国の事は知らないけど、日本ではハゲのイメージが悪いのは事実と
言えるだろう。
ここでハゲを悪く言うつもりはない、だって俺もハゲるだろうから。
父方の家系がハゲていて、親父も三十半ばくらいからハゲてきた。そんな頭を
揶揄して河童だのザビエルだのとからかっていたが、やはりどこかで俺もこう
なるんだろうなぁと思っていた。
高校の時、部活の先生が雑談中「俺がハゲたのは父方の家系がハゲてるから
なんだ、ハゲは父親から遺伝するんだぞ」と言うのを聞いて、軽くショーック。
くぅ、母方の方は髪のある爺さん方が多いけど、父方のはハゲてる〜。それに
親父や叔父さんは若くしてハゲてるから……俺も早い?!
おまけに床屋に行けば、店長から「お父さんと同じ髪質だね」
とか言われる。
くそぅ、俺はハゲから逃れられないのか。確かに昔からおでこ広いし、ハゲる
のを薄々覚悟してるが、それでも四十くらいまでは維持したい。けど、そうも
いかないのが人生。カツラはイヤだ、植毛は高い。育毛剤も抵抗が……。
いや待て、今は飲む育毛剤があるじゃないか!
先日、飲む育毛剤が発売された。頭への直接のケアも必要だけど、内部からの
力によって生やすのも必要だ。おまけに頭につけてマッサージなら面倒そうで
三日坊主だが、飲むのなら簡単だ。ひゃっほー!!
でもこれ、あまりにも期待が高まりすぎており、販売元が落ち着くよう注意を
促しているとの事。確かに飲んだらワサワサ生えるなんて都合がよすぎる上に
今まで全く生えなかったのに、いきなりたくさん生えるわけもなかろう。まぁ
過剰な期待は何事もよくない。……俺としてはこれとは別な問題が!!
薬は脱毛の原因となる男性ホルモンの一種「ジヒドロテストステロン」を作る
酵素の働きを抑える。このため精力減退などの副作用が現れ、服用を止めると
元の薄毛に戻ってしまうという。
(;´Д`) 髪か性欲か……悩むなぁ。
まずはランニングから。かなり痩せたとはいえ、まだ腹回りに余分な肉がある
ために、それを落としたい。四十分そこそこの速度で走り、汗をかきまくる。
1kgの脂肪を落とすには7000キロカロリー必要である。これはかなり大変
であり、俺の速度だと大体700分、十一時間半くらい走らないとならん。
('A`) 痩せるのはマジ大変。
ミートソース十食分で一キロ増えるんだぜ、太るのは簡単だよなぁ。そうして
走り終えたら、今度はウェイトトレーニング。アイフルのCMよろしくガシャン
ガシャンとおもりを上下させたりして、筋力をつける。やっぱり痩せてもこう
胸板が薄かったり、腕とかヒョロヒョロしていたらモテには遠い。やはりある
程度がっしりした肉体を作り、ソフトマッチョになった方がモテるだろう!
胸筋や腕を重点的に鍛え、まぁ普段は基本的にパソコンの前や机に座っている
だけなので腰痛になりやすいので、腹筋や背筋も鍛える。そうして一通り筋肉
いじめたら、また二十分ほど走る。
ジムを終えた後は大体夕食時も相俟って、疲労のピークである。しかし本日は
これだけじゃなかった。今執筆している長編を後輩に見せるため、家に招く。
アレが悪い、ここが良いと言う批評ではなくて、自分の書いた作品を見てもらい
書いている意義を思い出すための行為である。黙々と書いていると、たまーに
何で書いてるんだろうと疑問に思ってしまうからねぇ。
書くのが遅い俺だけど、百五十枚(途中)ともなればそこそこのボリュームで
ある。おまけに後輩は読むのが早い方ではない。自室だからと安心してしまい
急激に襲い掛かる疲労、空腹、眠気……コイツ送らないとならないから、車を
また運転しなきゃならんし、あぁんも〜。
帰宅後カレーに顔入れそうになった。
文化と言われて真っ先に思いついたのが、日本文化ですかねぇ。日本人として
生まれ育ち、日本的風習を取り入れてきた俺としては切っても切り離せない。
その日本文化も様々な風を受け、この二十五年でも様々な姿を見せている。
例えば俺が初めて女性でいいなと思えたタイプは小麦色の肌の女性。健康的な
イメージもあって、八十年代後半の流行でもあった。それが九十年代に入って
安室奈美恵をカリスマとしたアムラーと呼ばれる女の子達が肌を焼いてブーム
となり、コギャル、ガングロへと移行していく。小麦色が焼き過ぎトーストの
ようになってしまい、俺としてはすっかりそこに魅力を見出せなくなった。
短い期間でこれであるから、長い目でみればそりゃ大きな変化をも生み出して
いるのが文化だろう。例えば一昔前は外国人が見るニッポンとはハラキリ、侍
忍者に芸者、出っ歯にメガネ。しかし今ではオタク、漫画、アニメなどと言う
サブカルチャーが有名となってる。スペインだかはクレヨンしんちゃんの視聴率
九十%超えだったり、ドイツでは人名に日本のアニメの名前をつけるのが人気
らしい。う〜ん、すさまじい。
また、そこに生きる人達の気質も文化に影響を与えます。現代と五十年前とを
比べた時、何が違うかと言えば恥の文化の衰退かもしれない。俺は五十年前
生きていたわけではないから何とも言えないが、ここ十年二十年でも衰退して
感じるのだから、尚更の事だろう。
老若男女問わず、電車の中で物食ったり化粧したり、コンビニ前で座り込んで
いたり、夏にはビックリするくらい露出の高い服。スカート短いだとか露出が
高すぎる服はスケベな俺としてはいいけど、同時にそれらは安っぽく見える。
もっと言えば浮浪者や売春婦ね。
そんなのと一緒にするなと女性諸君は怒るかもしれないが、駅の通路や地べた
などに座り込んで大股広げて、化粧したり物食ったりしてるのは傍から見れば
ひでぇものである。個人の勝手でしょと言うかもしれんが、公私の区別がいい
年してつかないのは、問題だと思うぜ。
そう、公私の区別ね。家でならばどうでもいいと思うよ、股広げようが全裸で
いようが寝転がって物食おうが、やりたいならば勝手にやればいい。けれども
一歩外に出ればそこは公の場であり、社会である。そこでだらしなく振舞えば
そう見られるのは仕方ないし、それを何とも思わないのは馬鹿なんだと思う。
だがその何とも思わない人達が増えているのは、行過ぎた個人主義のせいかと
考えている。他人は他人、自分は自分、世間体など関係無いぜーってね。
別に若者に限らず、おっさんおばさんの身勝手な振る舞いは目に余るものすら
あるし、何も健常者ばかりじゃなく障害者だって聖人君子じゃないのでそんな
行為すらしてるだろう。そうしたものは文化にも影響を与え、文化が人に影響を
与えていく。奔放な個人主義もいいけど、個人的に今は恥の文化を今一度復活
させるべきかなぁと思うね。深窓の令嬢、大和撫子、やんごとなきお方とまで
いかないが、もう少し奔放な個人主義にブレーキをかけてもいいかなと。
単に俺がギャル系嫌いなだけかも。
まぁ、高校の部活だと上下三年生の六年が付き合いの幅だろうか。ただ自分が
一年の時には三年生と接する事ができなかった。いや、先輩とか怖いしさぁ。
おまけに自分が三年生の時は一年生とあまり接しなかった。いやぁ人数も多く
こっちは受験もあってねぇ、おまけに一年生も怖がってたみたいだったし。
そんなわけで、親しいといえば上下二年の付き合いか。それでもしばらく会って
いないので、よそよそしくなってる事だろう。そもそも、同学年のヤツが俺の
知らないうちに結婚してたくらいだしな!
まぁ、俺自身が一年か二年も付き合いがなければどーでもよくなるタイプだし
今更何年も会ってない、または初めての人に先輩と頭下げるのもなんだしなぁ。
そんなわけで今年も不参加の旨を葉書に書いて出してしまえ。……と思ってた
けれど、葉書には妙な一文があった。
積立金集めるので、五百円振り込んでね。
むむっ、積立金か。まぁしょうがないし、何千円も払えってわけじゃないから
払おうか。しかし葉書に名前と口座番号載せてるのはどうなんだろう?これを
載せておかないと払えないけど、うーむセキュリティ大丈夫なのか?
ともかく不参加の通知と一緒に五百円振り込むか。……あれ?ちょっと待てよ
何か足りない気がするけど、何だろうか?俺はこういうの詳しくないから一体
何が足りないのかわからん。なぁ母さん、この違和感なんだろうかねぇ?
「どの支店に振り込むか書いてないから、ダメなんじゃないの?」
(゚Д゚) ……それか!
確かにどの支店か書いていないと、振り込めないかもしれんよな。口座番号だけ
だったら、銀行の多い日本で番号かぶる事もあるよな。となると、どうやって
振り込むんだ?もしかしてATMにて振込先の口座番号押せばいいのかなぁ?
けどそれも、何銀行なのか書いてないし……。
いいや、払わなくても。うん、そうしよう。
どうせ毎年払ってないんだしさ。
さて本年みなさんは一体何をしたでしょうか、何を残したと言えるでしょうか?
今年と言ってもあと二ヶ月あるのでまだわからないが、俺も色々あったのよ。
社会的には何もしてないが、まぁ自分の成長のためにね。その中でもたくさん
あるが、一番大きいのはダイエットだろう。
春先から比べて劇的に痩せた、様々なダイエット法を試した挙句、やはり運動
するのが一番と気付き、走る事により痩せた。同時に摂取カロリーを抑える事に
よって、基礎代謝で痩せようと考えた。いわゆる食事制限。コーラ飲んでピザ
食いたいけど、我慢我慢……デブでも食ってろ、ピザ!
ある程度痩せたら、今度は我が持論のために更に進化すべきだ。そう、日記で
何度も言っているイケメン=ソフトマッチョ論。
そんなわけで、モテるためにジムへ行ってきました。
「……前ふり長いですね、今日」
しょうがないじゃないか、ジムでは黙々とトレーニングしてるだけなんだしさぁ。
おまけに若くて可愛い女の子と出会ってヒャッホーなどと高望みせず、鍛えて
いる間の目の保養にとも思っても、時間帯が時間帯だからか中年老年ばかりで
ゲンナリ。だからもう、そういうアハーンハプニングなど一切無いぜ。
「えっ、もしかして今日の日記、これだけですか?」
まさか、ハプニングはジムに行く前に起こったじゃないか。いやね、ジムへは
渚と後輩とで一緒に行ってるのだが、大体後輩とはメッセで連絡を取ってるの
だが、今日はちょっと連絡が取れなくてね、モタついていたんですよ。
ようやく連絡が取れたら、後輩がメシ食ってからジムに行きたいと言ってきた。
俺としても早く行きたかったのだが、ソバを食うのでと言うので許可をする。
ソバなら入店して二十分もあれば食い終わるだろうと。
しかし二十分どころか、三十分経っても四十分経っても連絡が入らない。おい
ソバってそんなに時間かかるものなの?午後三時ってそんなに混む時間帯か?
おかしいな〜、もう置いて行こうかなぁと思ってると電話が入る。おいコラー
ソバ食うのに一時間っておかしくねぇか?
「あのですね、これには深いわけがありまして……」
何でも後輩が店に入るとその場でソバを打ち始め、解説しながら丁寧に作って
いたらしい。それがもうこの時間に食べるから暇だと思われたらしく、余裕を
持って作っていたので、えらく完成が遅くなったらしい。……そうした姿勢は
好感が持てるのだが、時と場合があるわー!!
蕎麦屋は遅刻への魔境?!