狂人日記

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 9月15日
本日特筆すべきことと言えば、腹が減ったからと言って昼間外食をしに行った
ことくらいだろうか。これは俺を知ってる人ならば驚きだろう。何故なら俺は
自他共に認める出不精。実家に住んでいるので、メシに困ることはそう無いの
だから、自発的にメシを食いに出る事など皆無に近い!

いやね、何となくハンバーグが食いたくなったんですよ。何となくと言うのも
おかしな話かもしれない、実は一ヶ月くらい前から食いたかったのだ。しかし
わざわざ食いに行くのもバカらしいし、またあまり遠いとこでは食う気もせず
食べたいけど食べに行くには微妙。そんな感じだったんです。

しかし今日、渚に何があるのかと訊いたらいつものだと言う。いつものと言う
ことは納豆や目玉焼きなどである。別に文句は無いし、普段美味しく食べてる
物だけど、何故か今日は納得がいかなかった。

「渚、妹よ、支度しろ。たまには食いに行こうぜ」

本当は両親なども誘ったのだが、色々あって行かないと。そんなわけで三人で
近所のハンバーグ屋に行って、満足しました。おわり。

これが普通の日記だ、どうだ、イマイチだろう!

そんなわけで、実話だけどちょっと面白いかもしれない新しい風呂について
お話しましょう。

我が家も築二十年くらいになり、色々とガタがきている。その上、欠陥住宅で
あることが発覚したけど、当時の建築会社が既に無いため、どうにもできぬ。
崩壊しないことを祈りつつ本日もその家で住んでいるが、やはり快適に住んで
いたいと思うのは生物の常である。

そこで、日々使うし清潔であるべき風呂をリフォームしたんですよ。二十年も
使っていれば風呂掃除をこまめにやっていても汚れは落ちないし、タイルにも
亀裂が走っていたり、崩壊していたりしていた。

先日我が家にちょっとした収入があったため、思い切ってリフォームを決行
台風の影響で工期に遅れが生じたものの、昨日完成。何度か銭湯に通ってたが
やはり銭湯では落ち着かぬ。色々あるじゃない、ふとした生理現象が起こったら
困るとかさぁ。

いやね、先日銭湯に行ったら幼い女の子が目の前にいたんですよ。キャッキャ
うるさいなぁと思って目をやったら、ありゃワレメじゃないか。俺はロリコンでは
ないので、別に小学生になったかならないかくらいの女の裸など見ても何の
ありがたみも感じない

しかし、ふとしたはずみで大きくなるかもしれないじゃないか。疲れていたり
ここにいるのが女子高生だったらなぁなんて妄想が働いたりでもしたら、こう
公衆の面前でムスコが目覚めたりでもしたら困る。即犯罪予備軍の仲間入りに
なってしまうかも?!イヤーン。

しかし、自宅なら風呂場で大きくなっても平気。そんなわけで完成した時には
もう嬉しいやらホッとしたやら。ウキウキして風呂場に入ると、おぉ綺麗だ!
白くてピカピカしてる……。天井は仄かにアーチを描いていてる。

ふと見てみれば、今まで我が家の風呂場に無かった鏡が備えられてる。これが
なかなか大きくて、全身が見える。う〜ん、風俗店みたいだ。そう言えば最近
行ってないなぁ。金貯めないとイカンのだが……う〜む。

一頻り自分の裸体を見た後、湯船に入る。湯船は今までのだと単純な箱型でして
問題無かったのだが、新しいのは中に段差がある。バリアフリーだとか何だとか
訊いたのだが……とりあえず段差に腰掛けて入浴。半身浴しかできん。これは
寒いし、温まらないなぁ。

とりあえず段差を腰に当てて、寝そべるように入浴してみたが、これは疲れて
たまらん。そりゃ風呂に入ったら疲れるけど、これは苦痛である。別の方法を
考えないとならないなぁ。

と思ったが、別の方法も何も反対向きに入り、段差に足掛ければいいだけだ。
ここに至るまで二度も全裸で試行錯誤してる俺はちょっぴりお間抜け。ともかく
その方法で入る。ふぅむ、これはなかなか。しかし、以前のに比べるとほんの
少し湯船が狭くなってるので、体の大きな俺には使い勝手が悪くなったように
思える。う〜む、渚よどう思う?

「確かにそうかもしれませんが、先生もちょっと痩せた方が……」

……はて、面白かったのかな?


 9月14日
昨日更新が無かったのは、飲んできたからじゃないんですよ。謎のネット接続
障害になってしまい、昨日から繋がらなかったんですよ。おかげで日記とかも
書く気力は無かったし、アップできないし、しょんぼり。

今日になり一時的に昼間接続できたが、夕方からまた不調。復活したのはもう
日付も変わる午後十一時五十分。なんだこれは、土地補正か?!

日々ネットに繋いでいるため、それができないとなるとペースが狂うんです。
特に俺は人一倍自分のペースを重要視する。言い換えれば、変化に弱いのかも
しれん。きゃー、役立たず!ムスコはしょっちゅう立つのになぁ。

書こうと思っていたことはそれなりにあった。ネット接続のこととか、風呂が
新しくなったことだとか、変化の無い生活の中でもそこそこネタはあるのだが
今日はどうしても書かなければならないことがある。

ネットに接続できないと、暇で暇でしょーがなかった。ラグナもできんしな。
妹はドラクエ3をやり始めたし、渚はゲームボーイの古いソフトやっている。
むむぅ、では俺は何をすればいいんだ……本来なら勉強したり、小説に専念を
すればいいのだが、どうにもそんな気になれん。う〜ん、俺も何かゲームでも
するかなぁ……(ごそごそ)

そこで見付けたのが、巣作りドラゴン

やろうやろうと思っていたのだが、ついズルズルとやらずにいたんですよね。
ラグナのレベルが91とかになっていたので、つい。だが、ラグナができない
上に三国無双3をやろうにも妹が我が部屋でドラクエ3をやってる。これでは
できんではないかッ!

そんなわけでプレイ開始。最初はやり方もよくわからず、要領も得ないままに
進めて行く。きゃー、敵が強いー。金があつまらーん。罠とかってどうやれば
効率良くできるのだろう……?

攻略サイトでも見ようと思ったが、ネット接続できぬ。うむむ、いつしか俺は
攻略本に頼る軟弱プレイヤーになっていたようだ。よぅし、これはがんばるぜ。
てか、ネット復旧いつになるかわからんしなぁ……。

そんなわけで昨日から合わせて二十時間くらいやってるだろうか、そろそろ
フルコンプが見えてきた。詳しくはエロゲーレビューにでも書こう。そういや
最近レビュー書いていなかったな。アセリアとか色々やったんだが、ついつい
書きそびれてしまっている。そろそろやらねばなぁ。

明日もネット繋がりますように。


 9月12日
先日チラッと話しましたけど、我が家に体脂肪計が届きました。これは親戚の
叔母さんが数ヶ月前に結婚した時に、引き出物としていただいた物。あ、いや
体脂肪計を包まれたわけではなく、今はカタログがあって、そこから好きな物が
選べるんですよ。新婚夫婦の顔写真絵皿じゃなくてよかった〜。

親戚や知人に会う度に太った太ったと言われ、親友であるギターやのりたまに
チラリと腹を見せたら涙ぐまれた俺。スーツを買えばアジャスターを付けられ
腹筋をしてみたら腹がつっかえる。う〜む、自他共に認められてるのがちょい
哀しいなぁ。

しかし、それは俺を含めみんなの目の錯覚かもしれない。確かに腹は出ている
けど、だからと言ってデブだと決めるのは早計だ!言ってて無理矢理なのは充分
わかっているから、余計なツッコミは却下だ。

ここは文明の利器である体脂肪計で正確に測定してもらおう。ほら、女性だって
普通くらいの胸かなぁ〜って思って訊いたら、意外にでかいカップと言うことも
多々ある。それは着痩せであったり、体の線がちょびっと太かったりするとそう
判定される。目測と実測では誤りの起こる事多々なのでございます。

さっそく新品の体脂肪計で計測する事にする。まずは個人設定。性別は男性。
年齢は二十四。身長は180センチ。これでOKである。あとは乗ったら体重と
体脂肪率が自動計測。便利な世の中である。よいしょっと。

(;´D`) 体重が78kgか……まぁ、こんなもんかぁ……。

(;´Д`) 体脂肪率が28%……ま、まだデブだとわからねぇよ、な……。

体脂肪率が28%ってのは成人男性では多い気もする。そりゃそうだよな、体の
四分の一が脂肪、ちょっと気を抜けば三分の一が脂肪となる。78kgの28%
ということは、約22kgが脂肪。米袋二つに納まらない。うぅ……。

ともかくそれがどのくらいなのか表で確認してみる。えーっと、成人男性では
28%ってのは……肥満!?25%以上が肥満?!オーバーしてるぅ!

爽やかモテ系サイト管理人を自負してきたけど、体脂肪計ごときにそれを拒否
された気分だ。でっぷりデブ系とか言うな!くぅ、酒をやめれば途端に痩せる
気がするけど、さすがにできぬ。酒は人生の相棒だ。

ここで誰しも考えるのはダイエットである。肥満が人類の敵、モテるための敵と
なって以来、数多のダイエット方法が確立されてきた。一番いいのは運動だ。
体を動かし、痩せる。実に健康的である。次に食事制限。なるほど、食い過ぎ
などは確かに太るからねぇ。ちなみに今まで一番驚いたダイエット方法は口を
縫ってしまい、唇の端から僅かに開けられた穴からストローで水分だけを摂取
する方法だ。なるほど、確かにこれでは食べたくとも食べられぬ。

って、そんなの真似できるかぁー!

ここは体にそこそこよく、かつ無理の無いダイエット方法を試そう。俺は辛い
ものが好きである。好きだからといって、そこまで強いわけではない。辛口の
カレー程度で充分である。セイロンカレーとかはもうカンベンだぜ。

そう、辛いものを食って痩せることにする。辛いものには発刊作用があるので
新陳代謝にもいい。ただ、辛いものを食い過ぎると中毒になるらしい。それと
言うのも、辛いと言うのは味覚の中でも特殊であり、痛いに近い。痛いものを
人体に取り込むと、脳内麻薬が分泌されて、痛みを緩和しようとするらしい。
エンドルフィンというやつだ。それは痛みを緩和させるのみならず、幸福感を
与えるので、あまり辛いものを食うと中毒になるらしい。うぅ〜ん、説得力が
ある気がする。辛いカレーを食ったらハイになるしなぁ。

本日の昼食はやや少なめであった。やはり昨日渚を怒らせたせいか、おかずが
多少少なかった。台所を預かるものを怒らせてはいけない。そんなわけで夕方
くらいになると小腹が空いてきた。う〜ん、冷蔵庫にはソーセージ。まぁ一本
食おうかな。そう思って取り出していたら、側にいた親父が声をかけてきた。

「それよ、そこにあるハバネロのタバスコかけたら結構いけたぞ」

 

写真は我が部屋で撮影。右側の写真にハバネロの文字。スーパーでも販売
してると言う事なので、入手しやすいかも。辛いものブームだと改めて実感。
さて少量にしとけと言われたが、一滴二滴では美味くなかろう。そんなわけで
小皿にそこそこふりかけ、ソースのようにしてソーセージにつける。

Σ(#゚Д゚)=3 か、辛いいぃ〜。

さすがはハバネロである。最初は大した辛くないじゃないかと思って食ってた
けれど、段々口の中が辛く痛くなってきて、キエェー!市販品もあなどっては
イカンなぁ。

多少眠気があったが、これですっかり覚めた。ちょっくらプロットでも作って
おこうと机に向かった三十分後、体の異変に気付く。あぁ〜、腹が熱いなぁ。
熱くて熱くて、いてて、アイタッター。ちょっとかけすぎたか。でもまぁ少し
我慢していれば収まるだろう。そう思っていたが、熱さはどんどん下の方へと
移動して行って、そして……。

ケツがちょっぴり燃えました。


 9月11日
昨日に引き続き今日も葬式です。昨日が通夜だったので、葬式とは本日を指す
ことなのだが、どうも通夜の方がメインに思えるのは何故だろうか。ともかく
本日は早起きをして、昨日と同じ斎場へ向かう。あぁん、眠い〜。

葬式と言っても大半は坊さんの読経を聞いているだけです。まぁ、読経の途中
焼香をしに前へ行ったりするくらいでしょうか、違いと言えば。何となくだけど
葬式の段取りは掴めた。必要な事だから覚えておかねばならないけど、あまり
覚えたくないなぁ、こういうのは……。

読経や焼香などが終わると、一旦外へ出る。ケツが痺れていたが、些細な問題
である。タバコでも吸って待っていようかと思ったところで、棺桶に花などを入れ
最後の別れのために再び中へ入る。入口からもう棺桶が見える……。

実は葬式の中で、この儀式がダントツに苦手である。と言うのも、棺桶の中で
横たわっている死に顔を見てしまうと、本当に死んだんだと言う実感が恐ろしい
くらいに迫ってくるのである。それがとっても嫌で、恩師が死んだ時も通夜に
出たけど葬式には出なかった。

叔父さんの死に顔はやつれていた。昔から病気で痩せていたけど、げっそりと
しており、そうして死人特有の白さと、黄疸のせいかほんのり黄色が混ざって
いて、何とも言えない気分になる。死に顔を見たのは三度目か四度目である。
そのほとんどが幼い頃だったため、そうした恐ろしい現実を掴む事ができずに
いたが、今は違う。これはきくなぁ……。

さて、こうした葬式で思うのが、自分の時はどんな葬式にしようかと

幼少の頃から死について考える事が多く、また家族にも病人がいるためによく
葬式問題について考えさせられる。俺ももう二十四であり、一応法律上は成年
である。大人であり、社会の一員であるために、様々な常識を知っておくべき
立場だが……どうやって葬式をしたりするのかよくわからん。

死んだらすぐ葬儀屋に電話するのか?会場はすぐに確保できるのか?坊さんに
幾ら包めばいいのか?う〜む、わからないことだらけだ。どの辺の親戚や知人
などを呼ぶかも問題だ。難問は多い……。

しかし、そうした儀礼的なものも大切だが、やはりメインは葬式のやり方だ。
みんなしんみりしながらお経を聞くスタイルは、自分の葬式ならイヤだねぇ。
もし霊の姿でその場を見ることが出来たら感動するだろうが、泣かせてしまい
申し訳ないなぁ〜なんて思うかも。あぁん、成仏できーん。

もしも自分の葬式を決められるなら、外せないのは花火である。やはり葬式は
しんみりしてなくちゃイカンなんて決まりは無い!ここはドカーンと花火でも
ぶっ放し
、盛り上げなくてはならん。俺は楽しい葬式を目指す!

戒名の発表は物々しい木に記すのを見せるのではなく、くす球で発表。ハトを
入れようかとも考えたが、後始末が面倒なので却下。BGMも涙を誘うような
ものは却下。そうだなぁ、帰って来たヨッパライがいいかな。

お経もいらん。聞いていて理解できないものなど、死んだ俺にも理解できんわ。
しかし何も無いのはいささか寂しいので、お経の代わりにののたん名言集でも
流してくれれば、安心して成仏できそうだ。間違ってもエロビの喘ぎ声などを
流してはいけない。ムスコが死後硬直にも関わらず勃つかも!?

もちろんしんみり座って参加しなくてもよい。酒盛りでもしながら葬式と言う
名のイベントに参加するのだ。その最中に生前撮っておいたビデオレターにて
俺自身が挨拶。「今日はごめんねぇ〜、俺の葬式きてくれてさぁ〜」なんて挨拶
から入るのも、結構よさそうだ。

火葬場にて消去される前に、顔を石膏でかたどりして、デスマスクを作るのも
いいかもしれぬ。遺影の下に死んだ顔の仮面。ちょっとお洒落に飾り付けでも
したら、お土産屋の般若仮面みたいじゃないか。う〜む、素晴らしい。

ただ、今もし死んだら恥ずかしいものが山ほどあるので死ぬわけにはイカン。
そもそも部屋に飾ってると言っても、遺品としてスク水やメイド服などを親戚
友人一同に晒すのはカンベンだ。エロ本やエロビなども……きゃー。

当然この日記も消去じゃー!


 9月10日
本日は体脂肪計が我が家にやってきたけど、そのことは後日お話することに。
いやね、本当ならそれをネタにしようかと思っていたのだが、本日はなかなか
ないイベントに参加したので、それについてお話しようかと。

そのイベントとは、お通夜です。

いやね、昨日だったか一昨日に親戚の叔父さんが病気で亡くなったんですよ。
その人は俺が生まれる前から体を壊しており、通院生活をずっと続けていたが
今年になって容態が悪化し、先日亡くなったのです。親戚や従兄弟などが結構
多くて覚えられない中、その叔父さんには幼少の頃からかなり世話になってて
好きな人の一人だった。う〜む、今年は恩師も亡くなっているし、親しい人が
こう亡くなると言うのは哀しいものがあるなぁ。

そんなわけで本日は礼服を着て、斎場へGO!斎場には見たことのある親戚や
見た事の無い親戚(?)などそれなりの人数がいた。こういう時に困るんだけど
始まるまでの時間が暇だ。家族だけで固まっていたり、一人ぼけっとしている
ことは、何となくきまり悪い。そんなわけで知っている親戚の人と話して時間
潰す事に決める。

……話が長い。

世間話であまり盛り上がる場ではないだろうからこっちは相槌モードなのだが
向こうが喋る喋る、放っておいたらずっと喋っているのではなかろうか。まぁ
それでも時間になると、みんな斎場の中へ移動していった。

そんなにこれまでの人生の中で葬式を経験した事は無いけれど、何度やっても
こういうのは嫌だ。親しい人が笑っている遺影のすぐ下に、棺桶。彩り鮮やかな
花々の陰に隠された死と言う陰惨な出来事。通夜や葬式では全員が感情のまま
泣き通すことが何故かはばかられているような暗黙のルールが、どこかある気が
するのは俺だけだろうか。

ともかく、葬式についていいたいのがもう一つある。いや、葬式のみだけでは
なく、法事も含めた弔いの儀についてだ。それは、お経で笑いそうになる

いやね、昔から俺はお経を聞くと笑いが込み上がるんですよ。別にお経自体が
面白いわけでもないし、弔いの儀式自体が滑稽ってなことでもない。では一体
何がおかしいのかと言えば、お経を唱えるお坊さんのイントネーション

お経を聞いた事のある方なら容易に想像できるかもしれませんが、あのお経は
一本調子ではなく、どこか突然イントネーションが変わったりする調子外れの
歌みたいじゃないですか。あれがもう可笑しくて、でも笑ったら不謹慎なので
我慢。あぁ、辛い。

そして本日の通夜で困ったのが、俺と叔父さんの名前が同じなので。お経とか
坊さんの説教の最中によく名前を呼ばれた事です。いや、俺じゃないことなど
重々承知だ。でもね、苗字を言わずに名前で故人を言うと、どうしても反応を
してしまう。気分は俺の仮葬儀。あぁん、俺のもこんな感じかもー!?

そんなことに苦笑したりもしたが、やはり故人を偲んでいると目頭が熱くなる
ものです。泣いたらいけないと思いつつ、ジーンときてしまう。あぁ、もしも
俺が死んでもこういう人はいるのかな?と考えてちょっとブルー。

そうして思いを馳せていようと思ったのだが、前後にいたガキの落ち着き無い
事この上ない。もうね、早く帰ってテレビ見たいだの何だのでケンカしてるし
前にいるちっちゃな子供は暇を持て余して実に暇そうで、落ち着き無い。まぁ
子供だから仕方無いかもしれんが、帰れお前ら!!

しかし、子供だと確かに葬式は暇なものですし、死に対しても漠然とした感覚
しか無いし、そこに悲しみを馳せる行為が希薄かもしれない。死というものが
曖昧な感覚なので、会えなくなることの意味がよくわからないのかも知れぬ。
俺だって会えなくなるということだけで言えば、よくわからないけど何となく
哀しいってレベルで捕らえているのだ。

子供の頃に体験した葬式と言えば、父方の母、俺にとって婆さんの葬式がまず
大きな葬式の一つだ。厳しくもあったけど、優しく面倒を見てくれた婆さんが
死んだ時、俺は八歳くらいだったろうか。当然、死というものが怖かったけど
よくわからず、その上葬式や読経なんて暇以外の何物でも無い。

年の近い従兄弟もそれを感じたため、俺達は葬式の最中に後ろで遊び始めた。
大騒ぎは不味いと子供心ながらに思っていたので、なるべく静かに、でも割と
騒いでいたかもしれん。その時に従兄弟と輪ゴム鉄砲の打ち合いで遊んでいた
俺達なのだが……。

坊さんの頭にHITしちゃった。


 9月9日
昨日も話したと思いますが、我が家は現在風呂をリフォーム中です。やっぱり
新しいものはいいものでして、完成に期待が膨らむと言うもの。そのためなら
日中ドガガガガと響き渡る騒音にも我慢ができる。早くできないかな〜。

工事を経験した人ならわかるでしょうけど、工事中は玄関ドアを開けっ放しに
しています。と言うのも、いちいちドアを開け閉めしていたら資材の運搬に不便
だからです。確かに作ってもらうからには、彼らのやりやすいやり方でやって
もらうのが大切でしょう。

そんなわけで我が家は昨日から工務員がいる間は玄関を開けっ放しなのです。
まぁ、もう蚊のシーズンも終わりましたし、雪虫のような小さな羽虫もそれ程
発生していないので、家の中が悲惨な状況と言うわけではない。一般的な家庭
ならばこれで問題無し!

でもね、我が家の周りはまだ緑が多いの。

周囲に緑がまだ多く残る我が家近辺は様々な虫がたくさん。家の中でも外でも
妙な虫が多い。幼い頃は平気だった虫も、成長するにつれて苦手になってきて
おり、ハサミムシでも見かけようものならギョッとしてしまう。家の中は綺麗清潔で
ありたいので、虫の侵入は歓迎しない。

しかし、こう開けっ放しでいると自然と家の中に虫が侵入してくる。侵入して
くる虫は主に二種類。それはハエ

二匹とも飛ぶために、なかなか掴まえられない。蛾は鱗粉落すから目に見える
汚らしさを撒き散らしやがる。あー、もう、枕とか寝具にとまるなー!こらぁー
あっちいけ、しっし。

だけど、蛾はまだノロイために倒し易い。飛んでいる最中でもパチーンと手で
叩いて退治できる。フハハ、貴様はなかなかやりおるが、まだまだワシの敵で
ないのぅ。これに懲りてもうかかってくるなよお願いします、この通り。

蛾はこのように対処しやすいけど、ハエはそうもいかない

ハエは早いし、落ち着きが無いためになかなかヒットチャンスが無い。それに
ハエは蛾よりも人の体にまとわりつきやがる。それに見えない汚さがあるので
不衛生極まりない。灰皿の中に突っ込んだハエが、コップとかにとまられると
もうね……いや〜ん。

話を戻して、我が家は風呂工事真っ最中。完成は数日後らしいが、その間風呂
入らないのは日本人として不潔な部類となる。さすがに半ば隠遁生活をしてる
俺かもしれんが、人と会わなくても風呂くらい入っておきたい。そんなわけで
今日は近所の銭湯に行ってきたんですよ。えぇ、ホッカホカ。

気分良く帰宅したら、我が部屋にハエがいた。出かける前からいたハエであり
なかなかうるさい。うーん、風呂入ってきたばかりだし、ハエにたかられると
ちょっと嫌だなぁ。まぁ、でも風呂入る前ならいざしらず、風呂入って綺麗に
してきたから、ハエも清潔オーラに逃げ出すだろう。はっはっは。

ブゥ〜ン、ピトッ。パッ……ブゥ〜ン、ピトッ。ワサワサ、ブゥ〜ン……。

な、何故だ、何故風呂入ったばかりの俺にハエがたかる?風呂入ってもそんな
汚いのか俺は?!女に好かれずハエに好かれる男、桐生。

_| ̄|○ 人としてどうなんだ。


 9月8日
北海道に台風は無い。これが道民のほとんどの気持ちだったと思います。例年
テレビなどで各地の台風情報を見たり、リポーターが危険なところで飛ばされ
そうになったりするのを、道民は対岸の火事として見てきたことでしょう。

だって、北海道に来る前には温帯低気圧に変わることがほとんどですからね。
そんなわけで台風が上陸したと言っても、ほとんどはちょっと強い雨風程度で
本格的な台風など味わったことなどない。梅雨も台風も無い過ごし易い北海道
と言うのが避暑地の条件。

しかし本日、札幌に本格的な台風が上陸しました。

昨晩と言うか本日になったばかりの頃、ようやく長編小説を応募し終えた。あぁ
一つの大きな仕事が終わった気分。応募はメールに添付と言うだけでいいから
便利な世の中になったものだ。ほっと一息つこうかと思ったが、風雨が強くて
ちょっとドキドキ。まぁ、今回の台風は大型らしいし、北海道にも影響を与えて
いるんだろう。明日になれば収まるだろ、うん。

本日、様々な騒音によって目覚めた。一つは犬の鳴き声。我が家の犬は虚勢を
したくせに吠えまくるわ暴れまくるわで、うるさいことこの上ない。毎日の事だが
悩みの種である。

もう一つは風呂工事。いやね、我が家も築二十年くらいになってきているので
色々なとこにガタがきてるんですよ。二階がほんのちょっと沈んできていたり
雨漏りがしたり……。その一つとして風呂をリフォームしようと。まぁ風呂は
よく使うし、綺麗である方がいい。その工事が今日から着工されたので、もう
朝からガンガンバリバリと。

そして台風だ。あんれぇ、もう収まると思ってたのに予想とは打って変わって
猛烈な風。家がきしみまくり。よく外を見てみれば近所の車庫は崩壊しているし
倒木もひどい。屋根が吹っ飛んでるところもある。家の前の道路も倒木のため
交通不可となってる。ぎゃー、なんじゃこりゃ。テレビで見ていた風景がこの
我が家の近辺で起こってるー?!

すげぇ風だなぁなんて思いながらラグナをやり始めたら、すぐに回線が切れて
しまった。うーむ、やっぱり色んなところで不具合がありそうだ。今日はもう
ラグナはやめておこう。ニュースでも見るか。そう思ってブラウザを開きつつ
三国無双3をやるためプレステの電源を入れたら……。

バシュゥン……。

停電である。うわぁ、さすが大型台風だ、停電まで引き起こしたか。まぁ、この
現状を見ていたらそれも仕方無い。復旧まで待つか。ここは電気屋や発電所の
力を信じるしかない。

すぐ復旧するものだと思っていたが、なかなか復旧しない。電気が来なければ
工事も進まない。一向に復旧する気配が無いために、工務員は帰ってしまった。
うーん、まぁ仕方無い。しかし長い停電だなぁ。ぼんやり三国志でも読んだり
して、時間を潰すか。

夕方になっても停電は続く。さすがに心配になって札幌に住むのりたまに電話
してみたら、ヤツが住む地域は停電になってないらしい。ちくしょう、何だよ
我が家の付近だけ長時間停電かよ。天気も悪いので早々にロウソクに火を点け
避難所生活。うーむ、まさかここまでとは……。

電気が点いたのは夕方も七時を回った時である。朝の十時頃から停電していた
ために、結構な時間である。恐るべし台風。しかし電気が点いただけでこれ程
感動するとは思っていなかった。

今回実感したのは、やはり我々現代人にとって電気は必要不可欠な体になって
いるということです。日々パソコンを扱っている俺はもうそれだけで暇ですし
テレビも観れず音楽も聴けないのは、家人みんな暇そうだった。娯楽のみでは
なく、冷蔵庫も炊飯器もレンジもオーブンもストップ。夜は真っ暗。昔の人は
これが当たり前だ、軟弱だぞと言われるかもしれませんが、我々現代人にして
みれば、電気ある生活が当たり前。それ前提の毎日なのです。

しかし、電気の中でも特に大切だと思ったのが明かりです。いやね、ビデオや
パソコンが使えないと所謂電脳エロが使えない。エロビ、エロゲ、エロ動画に
エロ画像など文明の大きさを知る。くぅ、文明によって俺の性生活は支えられて
いたのか。エロ本を読もうにも真っ暗だと何も見えないし、妄想するにしても
ティッシュの位置を把握できなかったら大惨事に!

そんなわけで渚よ、わかってるだろうな。女は薄暗い方がいいんだろ?

「……薄暗いじゃなくて真っ暗だと怖いですし、よくこんな状況で……まったく
先生はこういうことばっかりなんですから、はぁ」

電気が復旧してよかったぁ〜。


 9月7日
昨日更新が無かったのは飲んできたからです、申し訳無い。まぁ、こんな文句
毎度言ってる気がするので、更新が無かった翌日はそろそろ言わなくてもいい
かもしれないなぁ、なんて思う次第。新規読者もそういないだろうしなぁ。

昨日は応募する長編小説が完成した記念で後輩と飲みに行ったんです。やっと
完成した小説は賞賛と酒で苦労が報われる気分。嬉しいなぁ、褒められる事は
これくらいしか無いだろうから、余計に。ひゃっほーい!

深酒しなかったので、本日は割と軽快な目覚め。起きてラグナやろうとしたが
昼過ぎまでメンテだと思い出し、ちょっぴりしょんぼり。まぁ、三国無双でも
やろうかと顔が可愛いだけで孫尚香を選択。ふんふ〜ん……おや、母さんよ
部屋に入ってきて何か用かい?

「昼過ぎに、礼服買いに行くよ。支度しておいてね」

……礼服を?突然の事にいまいち事態を飲み込めず訊ねてみたところ、何でも
親父が礼服を必要として買ったところ、もう千円追加すれば更に一着買えるとの
ことであるらしい。俺も礼服は一応あるけれども、冬用っぽいので厚手なのだ。
一着しかないし、それでは不便だし、どうせ千円で買えるなら買おうとのこと。
まぁ、あって困るものではなし、買いに行こうかなぁ。

昼過ぎ、紳士服店に到着。見渡す限りダンディな服ばかりが並んでいる。あぁ
どうも居心地悪いと思うのは慣れてないからか、それとも俺がしょぼいから?
ともかく親父のはできているため、俺のだけ選ぶ。

身長が180センチあるため、割と大き目のやつでも丁度良いやつが見付かり
満足。あぁー、やっぱりこういうのを着ると気分が変わるな。服をよく買ったり
する人の気持ちがわかった気がする。

「では、次はウェストを計らせていただきます」

('A`) ……やっべ、忘れてた。

服を買いにきてしょんぼりするのがコレ、ウェスト問題。親戚や友人に会う度
太った太った言われ、自分でも自覚しているこの腹。ウェストなんてシャレた
呼び方すらおこがましいぜ。この腹!ぷよんぷよんしており、触り心地なんか
女のおっぱいみたいな感触。そりゃそうだ、脂肪の塊だし。だが、腹と胸では
やっぱり違うし、そもそも自分の……何を話してるんだ、俺は。

断る事はできない、こういう恥ずかしさを引き起こしたのは俺の不摂生。もう
逃げ出したい気分で腹にメジャーを巻かれる。チラッと下を見て、ほんの僅か
腹をへっこませる。それでも90とか言う文字が……_| ̄|○

この豚、盛りのついた豚がっ!心の中で自分を罵ってみたが、何もならない。
まぁ、こういうのはいまいち嬉しくないし、こんなところで本気モードにでも
なったら、それこそ困る。ともかく試着室へ向かい、はいてみることに。

おぉ、見立てピッタリだ。本当にピッタリで、そんなに余裕が無いかもしれん
けどメシ食ったばかりだし、まぁいいか。裾も合わせてもらい、礼服一着完成
である。いやぁ、やっぱり気分いいね。

「ウェストなどは苦しくないですか?」

いやぁ、丁度いいですよ。問題無いですね。

「そうですね、見たところ問題なさそうですね。ですが、食事をされた後など
少々苦しくなることも予想されます」

まぁ、そうかもしれん。体調などにより腹が出ることだってありうる。それに
今より太らないなんて断言できぬ。あぁん、どうしよう。

「そこで、アジャスターを付けておきますね。これで調節できます」

アジャスターは俺も知っている。よくCMなどで紹介されているし、ウェストを
広げたり狭めたりできるアレだ。世の中には便利なものが続々登場している。
これで俺のウェスト問題も解消さ♪

……しかしどうもコレ、俺の勝手なイメージなのだが、中年のオッサンが愛用
しているイメージ
があるんですよ。えぇ、若者の会話の中でアジャスターなどの
単語を聞いたことが無いぞ。お洒落に疎い俺だが、そんなものは流行の中には
登場してないだろう。えっ、ちょっと待ってくれ、やっぱりこうか。

腹をへこませてるのバレてた?!


 9月5日
先程テレビで特殊な能力を持った人達の番組を見ていたんですよ。ほら、よく
あるじゃないですか、寝た状態で腹の上に石を置いてハンマーで割っても平気
だとか。あぁした肉体の特殊能力もすごいですけど、やはり見ていて不思議に
思うのは頭脳の特殊能力。

頭脳の特殊能力。それは算盤が異常に上手な人とか、瞬間記憶力が並外れた
人だとか、暗算が飛び抜けて速いだとか、そういう人達です。特にその中でも
フラッシュ暗算と呼ばれるものをやる人達が凄まじくて、パッパッパッと瞬時に
数字が変化するのを計算し、正確な答えを出していく。俺なんて何が表示されて
いるのかチンプンカンプンな状態なのに、それを計算するとは……。

そうした彼らに共通することは、脳の使い方が特殊だと言う事です。

瞬間記憶と呼ばれる人達は、どこに何があるのかと一つ一つ記憶したりなんか
せずに、その風景を一枚の絵として認識してしまうらしい。俺なんかは部屋に
入って右側にベッドがあって、反対側にテレビがあって……などと記憶するので
どうしても時間がかかるし、一つでも忘れたら芋づる式に崩壊していく。

暗算がすごい人も同様らしく、数字を数字として把握せずに、一つの絵として
見てしまうらしい。まぁ確かに単純に足し算だと法則があるのでそこまで難しく
無いだろう。計算自体は難解でないため、記憶力があればいけるかも。うーむ
それでも俺には無理だろうなぁ。

しかし、こういうのはある程度訓練次第でどうにかなるかもしれん。頭脳労働
する時に意識して左右の脳の使い分けをするようなイメージで行えば、多少の
技術は身に付くかも知れぬ。何もそこまでの達人になれと言うわけではなくて
少しでも身に付けば効率が上がったりするかなぁと。

俺も小説を書く時はそういうことを多少意識して書きます。原稿用紙を見詰め
ながら、頭の右上でその物語を映画のように見ており、左側で浮かんだ文章が
完成した絵を見る感じで作業を進めています。まぁ、これは調子がいい時であり
毎日いつもこんな調子で書けるわけじゃない。でもまぁ、ある程度ならパッと
浮かんだ文章がピッタリはまることが多いのも事実。

こうしたことは小説を書き始めてから習得したわけではない。いやまぁ、小説
書き始めて進化した部分もあるが、物事を空想と現実同時に見る作業はその
前から練習していた。では、その練習方法とは何か?

それはえっちな妄想

昔からそういう妄想ばっかりしていた俺。ただ昔は妄想に集中力を全部使って
しまい、現実が真っ白にしか見えなかった。おまけにその妄想も曖昧。こんな
調子ではえっちな気分になれぬ。しかし、それを補って余りある若さの力にて
さして気にせずにもいた。えっちなことに対しての知識があまり無く、その上
どんなことでも……例えば道端の石を見ても妄想できた。

知識を得ると、既存の知識に新鮮味が無くなる。それまでのものに満足できず
更なる快楽を求めようとするものだ。ここで我が妄想も一段上のレベルへ進む
ことを余儀なくされ、道行くおねーちゃんの服を透視するような感覚で欲求を
満たそうとした。知識と妄想が融合し、このラインならこんな感じかなぁ、と
体型から想像をしていた。

しかしそれではつまらぬ。今度はそのイメージを自分で作り出し、かつ眼前に
浮かばせるような努力をしてみた。所謂妄想ホログラフィの実践。自分の目の
前に妄想した人物を自然に置いてみる。この頃から右眼で妄想世界を、左眼で
現実世界を区別して見られるようになってきた。

その妄想ホログラフィを動かし、ぎこちないながらも自由に声を喋らせる事に
成功したのは高校三年の頃だったろうか。八歳でエロ本を読んで目覚めてから
実に十年。うむ、俺らしい人生。だが、やっぱり満足などしない。

次に求めたのは感触。刺激を司るのは脳である。その脳を自在に使えれば肉体
感覚にも影響を及ぼせるかもしれん。そう考えた俺は一度でも記憶した感触を
徹底的に脳に叩き込み、何度も呼び覚ます練習をした。漠然とした感覚を得る
ことは楽だったが、自由に動かし、かつリアルに再現するのは困難を極めた。
感触のみならず体温の再現も同時に必要としたからだ。

それが形になってきた頃に俺は次のステップである匂いを求めた。エロは視覚
触覚、嗅覚、聴覚、そして味覚の五感で味わうものだ。三つはほぼ完成した。
ならばと今度は日常生活で鼻に意識をする生活を始めた。様々な匂いを覚えて
思い出し、それを何パターンも組み合わせる事により、リアルな妄想へ。

今は味覚の段階であるが、まだ訓練の最中である。まぁ、こんなように別々の
世界を同時に見つつ、かつリアルに再現できるようになれたのは小説を書く上で
ひっじょーに役立っている。と言うのも、少ない情報量でリアルな体験をすぐ
できるからである。夏の小説を冬場に書いていても、夏の体験が出来ることは
便利である。あぁ、これも特殊能力の一つだろうか?

プロジェクトXで特集してもOK!


 9月4日
昨日更新が無かったのは帰宅しなかったからです、申し訳無い。いや、昨日は
けこやなチャットで知り合った友人達と集まっていたんですよ。東京から札幌へ
帰省してきた人がいるもんでね、その歓迎会みたいな感じで。

昼過ぎにいつもの場所に集まると、カラオケを始める。カラオケと言うものは
メンバーと一曲目で方向性が決まる。今回のメンバーは俺を除き、アニソンを
よく歌えるメンバーであり、自ずとそういう方向になったのだが……。

俺はアニソンをほぼ全く知らない。

よく驚かれるのだが、俺はアニメを全く見ない。漫画もほとんど読まない上に
ゲームもそんなにやってる方では無くなっている。当然、それ系の歌の知識は
皆無であり、全く歌えずわからずである。そして、興味も無い。

そんなわけで二時間ほど何も歌わずに退店。まぁ、たまにはこういうのもある
だろう。途中から何か歌えと言われたが、さすがに途中から歌い出す事に多少
気恥ずかしさもあったかもしれん。考え過ぎなんだろうなぁ。

カラオケを終えると友人の家へ向かい、そこで漫画を読みふける。この家には
色々なものがあるため、暇潰しには困らない。ゲーム機もあるけど、俺は全然
ゲームに疎いので、やらない。疎いと言うか、友人達とレベルが違い過ぎてて
相手にならんのだ。無論、俺がヘボね。友人達はギルティギアなどをプレイ。
う〜ん、2D格闘は間合いが計りにくいので、余計やりにくい。3Dだと飛び
道具など無いため、割と間合いを取り易く、ヘボな俺でもそれなりに対戦する
ことができるのだ。

別にゲームができないから寂しいわけではない。普段あまり漫画を読まないので
逆に漫画へ没頭する俺。漫画や歌、映画などは割とお手軽に色々な刺激を俺に
与えてくれる。普段一人で考え詰めることが多いので、どうしても小説の方向が
内面へと向かいがちになる。漫画などは発想など外への刺激を与えてくれる。
懐かしいものから読んだことの無いものまで、黙々と読む。

気付けば晩メシの時間となったので、みんなでリトルスプーンと言うカレー屋
へと向かった。割とどこでも見るチェーン店なのだが、入るのは初めて。俺は
辛口のチーズカレーを注文。家で辛いものばかり食ってるし、ハバネロカレー
だって食えた。ここの辛口など余裕だろう、HAHAHA。

Σ(;´Д`) か、辛いッ!?

予想外の辛さである。食えない辛さではないのだが、いや辛い。食ってる最中
涙目になりながらスプーンを運ぶ。うむぅ、修行不足か認識の甘さか。しかし
よかった、この一段上の辛さ最上級であるアブノーマルを食わなくて。それを
注文した友人など泣いていたしな。ちょびっと貰ったけど、辛いの何の。これ
全部食ったらケツが活火山になりそうだ……。

食事を終えると帰り際に酒を買い、再び友人の家に。一人でどんどん飲みつつ
漫画に没頭。色々なジャンルのを読み漁り、その度に刺激を受ける。その中で
特に惹かれたものがある。まぁ、俺は今後の人生でそれを探す旅に出ることも
悪くは無いと知った。

俺の目的……。

それは、とても遠大な目的……。

そのためならば努力しようじゃないか!

目的を達成に!夢を現実に!そのため、ここに宣言する!!

シャーリー、お前が欲しいいいいいぃ!!(参照:シャーリー

やはりメイドはいいなぁ。原点回帰した気分だな。我が大望はメイドを自力で
養う事。小説家だったら一緒にいられるし、先生コーヒーですなんてね。あぁ
この道を目指した頃の意欲を取り戻せた。

そして、もう一つ。

大野さんを探すため、再び大学へッ!!(参照:げんしけん

大学時代には所謂サークルと言うものに所属していた俺。さすがにここまでは
いかないが、どこかこんな感じのサークルだった気がする。環境はまぁいいと
しよう。しかし、非常に失礼ながら大野さんみたいな女はいなかった。一年の
時から研究生時代まで五年間そこに居たけど、ついぞあのような人物は……。
置き忘れた青春、それを得るためにッ!

まぁ、別に大学じゃなくてもいいんだけどね。

そんなことで活力を得る俺は安上がり。結局本日の夕方に帰宅。実に疲れた。
最大の原因は野郎ばかりだったからだ。自室に入り、ふとメイド服をじーっと
見ていたら渚が声を掛けてきた。

「どうしたんですか、じっとメイド服を見て」

我が大望を渚に話しておく頃だろう。まぁ、酔っ払って以前言ったような気も
するけど。ともかく俺はシャーリーについてとつとつと語ってやった。彼女の
素晴らしさ、可愛さ、いじらしさ。一頻り語った後、渚がこっちを見た。おぉ
ようやくお前も素晴らしさがわかったか!

げんなり溜め息つかれました。


 9月2日
近日我が家で法事を行うらしいです。曽祖父母のための法事なのですが、もう
今年で終わりにしてしまおうと。幼少の頃、共に過ごしたことはありますけど
もう記憶も風化してきている。曽祖父母と一緒の世代も、ほとんど亡くなって
きていますし、また高齢なので遠方から訪れるのもきつかろうと。

そんなわけでして、本日は法事の料理を注文してくることに。本来なら勝手に
行われるそれも、今回は俺が同行する事になった。まぁ、運転手とメシのため
である。いやね、そこは注文のみならず、食事もできるんですよ。行くついで
だし、本日起きてからメシ食ってなかったしね。

ぱぱっと支度を済ませると、さっそくそこへ向かう。そう離れた場所ではなく
十分そこら車を走らせば到着。おや、こんなに近いところだったのか。法事の
料理注文は食後にすることにして、とりあえずメシを食うことに。

その店は何でもあった。丼物からカレー、寿司、ラーメン、定職など。他にも
一品料理などあるが、ちょっと俺の金銭感覚からすると高い。しかし、ここで
一番安い料理を頼むと不機嫌な顔をされかねない。かと言って、あまり高価な
ものを頼むのは気が引ける。

考えた挙句決まった料理が、かつ重。一応それなりに安い部類の料理で、かつ
高そうな料理である。それでももっと高いものを食えと言われたけど、俺には
これが本日初めての食事なのである。一食目から寿司はちょっとなぁ。

しばらく待っていると、料理が運ばれてきた。あぁ、確かに値段の通りに量も
結構あり、見るからに美味そうだ。この時点で午後一時半。すっかり俺の腹も
減っている。そいじゃー、いっただきまーっす!

( ´D`)……パクッ。

(;´D`)…………あ、あぐぁ。

( ゚Д゚) あっづー!!ぎゃー!

食った途端、揚げたてのカツが上顎にくっつき、離そうと思ってても口一杯に
頬張っていたため、美味く離せない。もうね、上顎の皮膚がカツの油でこんがり
揚がるのがわかるんですよ。もうね、涙目になりながら必死になって噛みつつ
飲み下す。うううぅ、熱い〜。

元々俺は猫舌であり、熱さには非常に弱い。おまけに俺がメシを食う時のクセで
上顎にまずくっつけるんですよ。そのため、よくそこがただれる。よくダメージ
受けるって事はある程度痛みに慣れてくるんですが、今回のはすごかった。

とりあえず一口目を食い終わってから舌で患部を触ったら、つるつるしてる。
うっわー、ちょっと奇妙な感覚だ。それからじっくり冷まして食うが、やはり
熱い。カツ重の熱さが収まってくると、今度は上顎の皮膚がただれてきてもう
痛いの何の。美味さなどよくわからず、ひたすら苦痛。

ようやく食い終わったが、やっぱり痛い。こりゃかなりの火傷だ。このままで
いたら、ひどいことになってしまう。消毒しないと。でも、口の中にマキロン
などの消毒液を入れると、逆にひどいことに!じゃあどうする?

昼からビール飲んでました。


 9月1日
本当ならば八月中に長編小説を応募しようと思っていたんですけど、思いの他
あらすじと言うものを書くのに苦戦してしまい、気付けば九月突入。うぅ〜む
十何万文字もあるものを八百字でまとめるのは難しいことを知る。

そんなわけで昨日と言うか今朝まで友人達の知恵を借り、考えに考え抜き一応
それらしいものが完成。はぁ〜、疲れたわ。あらすじは応募した時に審査員の
目に最初に付くものだろうから、なるべくわかりやすく、かつ目を引くような
内容であることを知らせなければならん。いやはや、こんなに難しかったのね。
今後はもう少し気を付けます。

疲れたら寝るに限る。どうせ仕事も無いのでずっと寝ていようと思ったのだが
昨日の夜中、まぁ今日の日付になって少々経った頃にボーリングをしないかと
言う話となった。ボーリングは大好きであり、得意であるスポーツの一つだ
しばらくやってなかったし、たまにはやりたいな。よし参加するー!

昼頃、友人と集まるとボーリング場へ向かう。家を出る前に家人にこれを機に
2kg痩せてこいと言われたが、一体どのくらい投げればそんなに痩せるのか?
まぁ、そんなに痩せないだろうが体を動かすのはいいことだ。

俺を含め四人でボーリング開始。今日は千五百円投げ放題である。久々なので
最初は感覚が掴めずにあまりいいスコアではなかったが、次第に調子を戻して
友人達に大差をつけ始める。はっはっは、ハンデ五十与えても勝てる。

俺のボーリングはおっさんボーリングと評されたくらいで、ストライクはほぼ
人並みなのだが、スペアが多い。まっすぐ曲がらずにボールが進むため、割と
スペアが取り易い。ミスがそんなに多く無いためにアベレージが150くらいに
保たれている。派手じゃないんだけどね。

ラストの五ゲーム目までハンデ五十くらいつけてみんなに勝っていた。もっと
投げたかったのだが、投げ放題終了時間が迫っているためにそろそろ終わろう
かと言う事になった。まぁ、疲れてきたし頃合かも。

「最後は一位のやつに最下位のやつがジュースおごることにしようぜ」

おぉ、それはいい。よぅし、んじゃ60くらいハンデをあげよう。はっはっは
これでも勝ってやる。おや、お前はいらんとな?かる〜く捻ってやるぜ。

賞品がかかったからか、みんな凄まじい爆発力を見せる。な、なにぃ、ちょっと
待て。いや、時間が無いからあんまり待つな。ハンデいらないんじゃないの?
対して俺はもうすっかり疲れているため、スコアが伸び悩む。あぁん、負ける
のか?!以前もかけをしたら負けたな。きゃー、助けてー。

結局最後だけ負ける。こいつらー、隠していやがったな。まぁ、でも堪能した
からいいかぁ。以下が本日のスコアである。

123・162・151・168・132(左から1ゲーム目となる
アベレージは147.2

また今後もこういう風に、体を動かして楽しみたいものである。適度な運動は
心身のリフレッシュとなり、逆に疲れを取ってくれることもあるのだ。まぁ、この
ボーリングは我が得意なものの一つ。世の女性は俺とボーリング場でボールを
投げた後、ベッドでその身と心を俺に投げ出してくれればいいと思う。こんな
素直な俺に、世の女性はもう少し惚れてもいいと思うんだが、いかが?

あ、ジュース渡し忘れた!