狂人日記

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 8月15日
本日は終戦記念日です。毎年この日が来る度に、心の片隅で戦争に対して何か
少しでも考えていいのではないだろうか。別に教育的なこと、宗教的なことなどを
言い出すつもりなど無いし、そういう知識も俺は希薄である。わかっている事
なんて、老若男女が悲惨な時代を送り、死者もすごかった。そんな程度である。
そして今や大半の人間が戦争を伝聞でしか受け止めていない。しかし、我々は
想像をすることができる。考える事ができる。なので、ほんの一瞬でもそれを
考える事も、たまには悪くないんじゃないかなぁ、なんてね。

さて、現在の世界へ目を向ければ今はオリンピックの時期である。五輪発祥の
地であるギリシャで開催されたオリンピックは柔道の谷亮子が足を負傷しつつ
金メダル、男子の野村が三連覇を果たすなどの快挙。また水泳の北島や体操も
注目度が高い。後は金を確実視されていると言えば野球か。

誰が言ったか、オリンピックは平和な戦争であるとのこと。確かに普段日本で
愛国心を声高に叫ぶ人達はそう見かけないが、オリンピックやワールドカップ
などが開催されると、多数の人がガンバレ日本と応援し、日本がどうなったか
話題の中心となる。俺もその一人であるが、どこか滑稽なものである。きっと
他国はもっとすごいんだろうな。ワールドカップで負けたら暴動が起こる国も
あるくらいだ。そこまでしろとは言わないが、我々日本人はパワーが不足して
いるかもしれませんなぁ。

更に小さな世界の話をすると、俺は今日もラグナ漬けの一日。いや、そりゃあ
一ヶ月前から復帰しましたが、ここ三日くらいのペースはほぼもう丸一日して
いるんです、ラグナをやってるか、寝ているか

職も探してないぞ、執筆はどうしたんだ、なんて突っ込みが入るかもしれんが
はっはっは、まぁ待って下さいな。先日ようやく一年かけた小説が完成したん
ですよ。応募用の長編小説が。いや〜、長かった。ほぼ毎日書いていたからね。
なのでこの三日くらい小説書かずに、ずーっと遊び倒そうと考えたんです。

十一日の朝方に完成し、それから今日までほぼやり通し。あはは、どんどんと
レベルが上がる、金が溜まる……しかし何だろう、ずっとやってるとさすがに
飽きてくる。やはりゲームはもう少しやりたいな〜くらいの息抜きでやるのが
いいかもしれん。今日からまた新作プロットでも作るかな。でもね……。

俺がゲームをやり倒していた頃、我が部屋のサンセベリアも倒壊してた

いやね、この日記を書こうとした時、ふとテレビ横のサンセベリアに目を向け
たら、ばったり倒れていたんですよ。ああぁ、我が部屋の空気清浄機が!自然
マイナスイオン発生装置が!なんかね、根腐れを起こしている〜!

原因は一つ、先日株分けの時にたくさん水をあげて肥沃な土をあげたからだ。
サンセベリアとは先日調べたら、水をほとんどあげなくていいし、肥沃な土を
あげなくてもいいらしい。逆に言うと、それらを実行すると根腐れしてしまう
みたいなんですよ。荒廃した大地の方が成長するサンセベリア。植物の常識を
覆された気分だ。ちっくしょう。

居間から小さなヤツ持ってきました。


 8月14日
入院していた爺さんが外泊してきました。脳をやられてしまった爺さんはもう
以前のように戻る事は無く、ほぼ廃人状態。やっぱり頭だけは健康でありたい
ものだなぁと思う。

さて、爺さんが帰ってきたこともあり、かつお盆だから今日は引っ切り無しに
親戚が訪れ、割と慌しかった。親戚が多いため、爺さん婆さん連中と俺とでは
互いに顔を知らない事が多い。又従兄弟だとか又従兄弟の結婚相手だとかなど
最早他人のようなもので、一度も顔を合わせた事の無い人だって多いんです。
う〜む、俺は顔と名前を覚えるのが苦手なのになぁ。

それは向こうも同じようなもので、会う度にどちら様ですかなんて訊かれる事
度々である。人間、三十歳くらいまではコロコロと顔も体型も変わると、俺は
思っている。俺は先日二十四になったが、五年前の俺なんてマラソンやってた
くらいだしねぇ。小学生から中学生になっても、劇的に変わる。何年も会って
いないと、尚更である。

親戚と会って訊かれるのが、どちら様ですかなら、よく間違われるのが親父と
である。まぁ、爺さん婆さんにしてみれば少し前まで小学生になったばかりの
可愛い涼ちゃんだったのが、再会してみればヒゲの生えた桐生家の一員だし。
まぁ、このくらいは許す。

会って俺だとわかれば言われるのはもう決まったようなもの。親戚連中が言う
お決まりパターンとは「あら〜、大きくなったね〜」である。多分これは全国
どこでも同じだろう。でもこれって、せいぜい高校生くらいまでの言葉だよねぇ。
何だかこの言葉を言われると、子供扱いされている気分になってくる。そりゃ
彼らからしてみれば、俺はいつまで経ってもそうなのかもしれんが、ちょっと
ねぇ……まぁ、これも我慢しよう。

しかし、最近人に会う度によく言われる言葉がある。それは太ったね

そりゃあ太ったよ。子供の頃はガリガリだったし、それに運動をずっとやって
いたので、体脂肪率も一桁だった。だが今や運動も止めたため、筋肉が一気に
脂肪へと変わった。体脂肪率も25%。腹が出て、オッサン体型である。

しかし太ったなんて俺が一番わかってるんだよ、そう何度も言わなくてもいい
じゃねぇか。いやね、今日も先述したように親戚が来たため、太ったねと連呼
されたんですよ。その人はもうかなりの年で言い返そうなんて思わないけれど
その人も太ってるし、さすがに何度も何度も言われると、段々腹が立ってきて
怒りが沸点に到達しかかってきた。こんのババア〜。

(#`Д)「いやぁ、運動やめましたからね、太りましたよ」

「太ったね、本当に太ったね〜。子供の時はあんなに細かったのに」

(#`Д)「そりゃあ……」

「いやいや、五歳くらいの時は細かったよ〜」

そんなに前の話かよ!


 8月13日
昨日日記を更新しなかったのは、飲んできたからです。えぇ、誕生日でもあり
かつ毎年恒例けこやなチャットメンバーによる氷祭り。メンバーはチャットの
主であるけこやな以下十一名。祭りじゃあー!!

夕方に集合した我々は、さっそく晩飯を兼ねてお好み焼き屋へ向かう。ここは
先日画像付きで紹介した店である。えぇ、またあれを食うのだ。先日行った時
予約していたので、我々は奥の小上がりへと移動。まずはお好み焼きを食う。
小上がりはそこまで広くないために、十一人と鉄板の熱気、そしてヤキソバと
お好み焼きの暑さでヒーヒー言い始める。あぁ、すぐにこの暑さが愛しくなる
くせになぁ……。

お好み焼きとヤキソバと言った主食を食べ終わると、デザートが欲しくなる。
しかしここのデザートはそんなちっぽけな器ではない、主食と言っても過言で
無いくらいの存在感、圧倒的かつ暴力的と言っていい程の量、そして暑くなった
体を震わせるくらいの冷たさ。名物の二百十円カキ氷だぁー!


最初は暑かった体を冷やしてくれるし、甘いし、季節物なので美味いと食って
いるけど、半分程食ったとこで体から熱が失われ、背骨が凍るような冷たさに
歯がキンキンと痛み、ろれつが回らなくなってくる。口の中の感覚が失われて
いくために味覚が消え、最後には何か冷たいものを頬張っている、ただそれが
酷く辛いなんていう、ある種の食事マラソンが行われる。さむーい。

何とか全員完食した……と思ったらねこさんがタイムアウトで完食できず。くぅ
全員達成は今年も無理だったか。食後はみんな寒さにやられてる様子。そりゃ
そうだろう、熱いお好み焼きとヤキソバ食った直後に、臓腑を震わせる寒さの
カキ氷を完食したのだから。次はこれまた恒例の花火大会なのだが……ぽつり
ぽつりと生ぬるい感触が。

う〜む、雨が降ってきた。あまり強くなく、無視してもいいレベルだけれども
花火をやるために移動しなければならん。移動してる最中に本降りになったら
不味いだろう……てなことで、花火は中止。予定を前倒しして宴会を始める。
いやっほぅ、酒だ酒だー!

座敷席を借りて、宴会開始。ここで冬弥さんつくよんから誕生日プレゼント
だと言われ、物をもらう。うぅ、ありがとう。祝ってくれると何歳になっても
嬉しいもんだなぁ。開けていいのかい?じゃあ、冬弥さんのから。


よりにもよって、週間わたしのおにいちゃん、かよ……。俺はどんなものでも
エロスへと結び付けるし、欲情するが、幼女と熟女、無さ過ぎる胸とでか過ぎる
胸は勘弁だぜ。ちっくしょう、ピンポイントに俺のストライクゾーン外すな!
しかもこれ、フィギュアついてるじゃないか。って、中国製!?スク水抱き枕
だって中国で作っていた。中国人はどんな事考えてこれを作ってるんだろう?
さすがに、ねぇ……。ちなみにフィギュア完成画像を貼っておこう。ぺたり。


画像が荒いのは携帯で撮ったから、勘弁して。う〜む、じゃあつくよんのでも
開封してみるか……って、これ何だ?スーパークリーマー?なになに、これで
貴方も簡単にフワフワのミルクを作れます……俺は牛乳嫌いなんだよ!

ともかくそこからは飲めや騒げやの宴会へ。途中また一人加わり、どんちゃん
どんちゃん、ちゃかぽこちゃかぽこ……げへへ、酒だー、酒持ってこぉ〜い!
もぉ、じゃんじゃん持って来い。どんどん飲んでやるぜぇ!

そこそこ飲んだ後は店を出て、帰る人達と家でまだ飲む人達とで別れた。俺は
強制的に友人宅で飲むことに。酒を買い、友人の家で酒を飲む。あぁ、美味い。
げへへ、まだまだ飲むぜ、どんどん飲むぜ、がんが、ん…….

気付けば泥酔モード。もう意識朦朧である。友人がもう帰ると解散発言をした
ために、俺も帰ることに。友人の車に乗せてもらって、家まで送ってもらう。
ぐわんぐわん、ベロンベロン。……うぉ〜い、我が家だ。お日様昇り始めてる。
夜明けなんだなぁ。たっだいまぁ〜っと……うっ。

玄関で吐いて怒られた二十四歳の俺。


 8月12日
日記は書いてませんが、誕生日でしたので記念に日付を残しておこう。

 8月11日
俺は道が覚えられません。いや、あまり外出しないので道を知らないと言う事
だって大きく関わっているのですが、とにかく覚えられない。例えば友人の家
すらも、五回くらい行かねば覚えられん。始めの時なんて、行ったら帰り道で
ほぼ確実に迷って心細くなるしね。

しかし、言い換えれば五回くらい行けば覚えられるってことです。いつまでも
覚えられないと言って行動しないより、少しでも覚えるために行動しなければ
ならない。特に今まで他の人に任せていたところは、なおさらである。

本日は少し早い墓参り。父方の家系の墓参りである。毎年親父の運転で墓まで
行っていたのですが、親父も体が悪いのでいつ行けなくなるかわからないので
まだまだ大丈夫なうちに、俺が覚えておかないとイカン。そんなわけで、今年
から俺が運転する事に。ナビゲーターは親父、後ろに母親。妹は用事で欠席。
昼過ぎに我が家を出発!

免許を取り、運転をしていて気付いた事は、運転している最中にごちゃごちゃ
運転技術云々に関して言われると腹が立つことだ。両親と俺は基本的にうちに
秘めた我が強い。運転中何度も言い争いが起こり、車内は険悪な雰囲気になる
けれども、これまた基本的にコロコロ雰囲気が変わりやすい。

車線変更をミスり、言い争い(険悪)

途中、ソバ屋を見付けソバ談義(和やか)

ソバ屋に入ろうとするが閉店してて、車線に戻ろうとしたら車ブレる(険悪)

しばらく走り、マツケンサンバの話に(和やか)

こういう感じなので、飽きはしないのだが疲れる。まぁ、それでも何とか墓の
ある霊園に到着し、我が家の墓へ向かうのだが……あ、間違えた

いやぁ、同じような墓って多いんで、ちょっと間違ってしまった。毎年墓参り
しているのだが、毎年墓が増えて景観が変わるため、見間違う。ちっくしょう
折角桶に水を入れて運んでいたのに。まぁ、すぐに間違えに気付いて我が家の
墓へ行き、手を合わせる。厳粛な風景である。

しかし、あの手を合わせている最中って何を考えるんだろう?

墓参りが終わり、明日は我が誕生日なのでと焼肉を食いに行く。我が家から
遠くじゃないところにある、バイキング形式の店である。朝飯をあまり食って
いなかったため、皿にたくさんの肉を盛ってきたけど……取り過ぎた。いやね
盛ってる時は食えると思うんだが、平らげる頃にはもう満腹。ちくしょう、折角
バイキング形式なのに、一回しか取りに行ってないよ。

それでも肉は美味かったし、満腹になったので満足ではあった。最後にスープ
でも飲んでスッキリするかと立ち上がり、スープコーナーへ。何がいいかなぁ
コーンスープかな、味噌汁かな……おや、なんだこれ?酸辣湯

ちょっと気になったので飲んでみることに。なんかドロッとしている中華スープ
みたいだ。ふむ、美味そうだ。と、そこで帰ろうとした俺にラー油が目に入り
つい足を止めた。コーンスープの横にはクルトンがある。この横にはラー油が
ある。酸辣湯と辣油(ラー油)……きっとラー油を入れるんだな。

しかし、どのくらい入れるのか見当も付かない。う〜む、見た目甘そうだから
多めに入れるか。ドボドボドボ……って、やっべー、さすがにこれは入れ過ぎ
かもしれん。ラー油がすごい厚さになってるしな。まぁ、飲んでみるか。

('A`) 油の味しかしねぇ。


 8月10日
目が覚めた途端、今日はラグナのメンテの日だ、あぁ三時までどうしようかと
本気で悩んだ俺は、もう駄目かもしれない。えぇ、すっかり頭の中はラグナで
占められている私。執筆時間よりラグナに接続している方が長いんじゃないか
なんて考えたけれども、ちゃんと執筆時間の方が長くて安心。

さて、ラグナがメンテを行う火曜日の三時までは基本的に暇な俺。いつも何を
して過ごそうか、ちと迷ってしまう。執筆をするのが俺にしてみれば最も正しい
選択なのかもしれません。けれど、いまいち昼時は書く気になれん。

じゃあ別のゲームでもやろうかと思うが、エロゲくらいしか未攻略のゲームが
無い事に気付く。流石にお日様が高々と昇っている時間にエロゲーをやるのは
気が引けるし、ムラムラしてしまうと困る。昼間は頻繁に我が部屋に人が入る
ために、抜いていたら見付かる可能性が高まる。いやん。

さてどうしたもんかと考えながらメシ食ったり、フリーセルしたり、サイトの
巡回などをぼけーっとしていたら、電話が鳴った。はい、もしもし。

「あ、俺だけどさ、今からお前の家に行っていいか?」

電話の主はケンドー。何でもこれからまた、若葉ちゃんを連れて我が家に来る
らしい。おぉ、暇だったんで丁度いいや。いやぁ、チャットなどで友人と話す事は
多かれど、面と向かって話すことは減っている俺。特に女性と話すのは多少
緊張すれど、ノリの良い子と話すのはやはり楽しい。

電話からほどなくして、二人がやってきた。とりあえず家の中へ案内。今日は
仕事の話ではなく、単にお盆休みの前に会おうというだけ。んでまぁ、雑談の
運びとなったのだが、基本的に俺が話を展開する事の方が多い。と言うのも
制服を着ている人間に、質問をするってのが何となく苦手でもあるし、やはり
久々に再会したケンドー、会って間もない若葉ちゃんなので、なるたけ笑わせ
笑顔を引き出したいものなので、どうも日記に書いてあるようなバカ話が多く
なってしまう。

「先生、いつもその戦略で失敗してるって言ってるじゃないですか」

……そうなんだよねぇ。ついつい目先の笑いを取りたいからバカなことを言う
俺は、やがて面白い人と思われがちになるが、ただお馬鹿で変態と思われる
ために、女性から好意を持たれることが皆無である。うむむ、しかし女の人に
真面目な話ってしたくないし、あまりプライベートなこと訊くのも何だかなぁ
なんて考える俺は臆病者、でもそんな自分が好き。

「今度、絶対飲みに行きましょうね」

こうした社交辞令にも心弾んでしまう俺は、もっと成長した方がいい。あぁん
もぅ、社交辞令なんだよ、わかってるんだよ、俺だってよくそんなこと言うし
小説の中で何度もシミュレーションしてるから、結末だって大体わかるんだよ。
そりゃ事実は小説より奇なり、なんて言われるけど、そうして夢を見てただの
社交辞令を……うふふ、いつ行けるのかなぁ〜、ルルル〜♪

始まりはいつも楽しいのさ。


 8月9日
ハバネロスティックなるものを食ってみたが、美味いね、あれ。いやぁ、今や
ハバネロを筆頭に辛いものがブームであるこのご時世、ようやく流行に遅れず
生きていられるのは、若者の証。あぁん、でも若者らしいだろ〜とか言い出し
始めたら、もうオッサンの証でもある。しょんぼり。

まぁ、オッサンだろうが若者だろうが、危機管理能力と言うものは重要です。
突然何を言い出すかと思われるかもしれないが、その必要性に直面したのだ。
しかもこの日記を書くほんの少し前にね。

危機管理能力と一言で言っても、様々な捉え方があるでしょう。俺が思う危機
管理能力とは、いかにパニックに陥らず、冷静に物事を運び、不測の事態から
立ち直れるかでしょうね。世の中不測の事態は多々あるもので、それに対して
どう行動できるかでその人の人間力が見えてくるものでしょう。

本日は後輩からゲームを借りる予定だったんですよ。ただ、俺は昼過ぎにその
交換が行われると思っていたのだが、どうやら後輩は忙しいらしく、夜の九時
過ぎになるか、明日の午前中とのこと。う〜ん、まぁ明日でいいかな。

一度はそう思ったんですが、考えれば明日はラグナのメンテ日。となると三時
くらいまで暇である。暇……あぁ、なんてダメな響きだろう。働きもせずネット
ゲームのメンテ時間に一喜一憂してるとはね。

ともかく、いずれ借りるなら早めに借りておこうと思い立ち、急遽本日借りる
ことにした。夜九時ともなれば外はすっかり暗くなっている。待ち合わせ場所
あでは車でGO!そして第一の試練がここに!

車に乗り込み、エンジンをかける。ギアを……あれ、車の中ってこんなに暗い
ものだっけ。頭上のライトでギアを確認して、さぁ発進。……って、外がやけに
暗いけど……ぬぁ、普通にライト付け忘れてた。あっぶねぇ〜。

その後は安全運転をして、待ち合わせ場所へ向かう。待ち合わせ場所の指定は
大型電気店の駐車場。この時間なら店も閉店間際で、他に車も無い。するりと
駐車場に入り、後輩からゲームを受け取る。そこで五分くらい雑談。

突然、駐車場内の電気が消えた。

Σ(;゚Д゚) うぉ、暗い。こえええええぇ!!

慌てた我々、後輩は自転車だったので、すぐに店の外へ行く。俺ももしかして
駐車場に閉じ込められるのかと焦り、慌ててエンジンをかける。で、出ないと
不味い。ひゃあー!

だが、俺はエンジンをかけたままで、ギアをパーキングに入れていた。つまり
エンジンかけたまま停まっていたの。そこで鍵をエンジン方向へ回したために
エンスト。アイヤー、急いでギアをドライブにしなきゃ……って、エンストを
してるから動かない!あぁん、えっと、こういう時は……エンジンを一旦切る。
そうしてまたかけ直すと……おぉ、動いた!早く出なきゃ!!

入ったところからすぐ出ようとしたが、進入禁止のマークが。あぁん、ここは
ダメか。じゃ、じゃああそこからも出れそうだから、そこから……ギャース!
ここも侵入禁止かよ!あぁん、もうじゃあ出口への矢印を頼りにするしかない。
ぐーるぐーる、ぐーるぐーる……。

俺はパニックに弱いなぁ。


 8月8日
昨日更新しなかったのは、飲んできたからです。申し訳無い、更新できなかった
ばかりか、更新した方が精神衛生上遥かに有意義じゃなかろうかと言う飲み会
でした。いやね、久々に行って失敗した飲み会だと思いましたよ、えぇ。

昨日の面子は大学時代の先輩達がほとんど。なので自然と当時の関係へと戻る
わけですが、やはりいつまでも同じではない。大学当時はダメ人間ダメ人間と
散々連呼されても、一応世間的な立場は同じだったからか、さして気にはして
いなかった。いや、そりゃ当然当時も腹が立つ事はあったけどね。

大学を卒業し、現在無職な俺。先輩方はきちんと働いている。そんな中ダメ人間
だの何だのと言われれば、本当にそう言われてる気分になる。洒落にならん。
いきなり頭まで叩かれた時には、とっととその場で帰ろうかと思った。こんな
腹を立つ思いをして金払ってまで、酒が好きでも飲みに行きたくねぇ。今後は
極力行かないようにしようって愚痴。今もまだイライラしてるしね。

話は変わり、本日は何の予定も無い一日でした。のんびり起きて、ゴロゴロと
して、メッセで小説の感想を言われてすごく嬉しくなり、ラグナではコンロン
イベントの手間に挫折したりと、引き篭もりならではの起伏ある生活。

そんな俺だが、腹は減る。メシだと呼ばれたので、食卓へ向かう。よく子供の
しつけではテレビ見ながらメシを食うなと言うものがあるが、俺はそれに関し
さして言われた事が無い。と言うより、そのしつけ事態よく意味がわからぬ。
メシは集中して食え、テレビより家族を見ろってことか?

まぁ、ともかくアッコにおまかせを見ながらメシを食っていたんです。日曜日の
お昼の定番ですね。その中で、芸能人五人が常識問題に答えるってコーナーが
あったんですよ。この手のコーナーは昔から割とあり、俺も似たようなもので
ネプリーグなんかをよく見ては、一緒に考えている。

自分に興味の無い分野とか、高校もあまり行かずに芸能活動をしていた人達に
学校の問題を出すのは、まぁ間違えても仕方無いかなとは思う。しかしそれで
済まない常識問題もあるわけでして、例えばこんなのね。

Q:昭和の歌姫と言えば○○ひばり

A:美空ひばり

Q:現在の日本の総理大臣は?

A:小泉純一郎

ただまぁ、こんなこと言えば棘がありますが、答えられない芸能人はかなりいる
ものらしく、例えば五人全員五問連続正解がやけに遠く感じる。ネプリーグで
その達成を、俺は見ていないくらいだしね。まぁ、そんな視聴者からの失笑や
哀れみ、そして時折ある達成でコーナーが持っているのかもしれない。

さて、メシを一緒に食っていたのは母親とだったので、自ずと同じ番組を見る
わけですよ。そうしてメシを食いながら常識問題に答えて、答えられなかった
芸能人においおいマジかよ〜なんて反応をする。そんな中、以下の問題が出題
されたんですよ。

Q:ピノキオは嘘をつくと、何が伸びる?

俺:ちんちん

あぁ、言っちゃったよ。ちんちんだけに、ついポロッとね。いや、家人の前で
あんまり下ネタを言わないんですよ、当然ながら。そりゃたまに言う事もある
けれど、母親の前ではあまり言わない。そう言う冗談は嫌いらしいので。でも
つい……あぁん、以下の常識問題を出題し、今日はこの辺で。

Q:俺が下らない下ネタを言いました。さてその反応は?

母:つまらない(冷たく)

やっぱり俺はダメ人間。


 8月6日
八月と言えば我が誕生日でもあるが、終戦の月でもある。当然、俺は体験して
いない戦争ですけど、やはりその凄惨な行為を忘れてはいけないのです。特に
広島や長崎に落された核兵器の恐怖は今なお世界を脅かしている。今後あんな
悲惨な事態が起こらぬよう、一日くらい戦争の悲惨さに思いを馳せるのも良い
かもしれません。黙祷。

そんな私は夜な夜なエロゲと言うカク兵器を使用して、未来の子孫となるべき
生命を虐殺している。あぁスマン子供達よ、不甲斐無い俺を許してくれ。まぁ
収入も無いし、あってもモテねぇので消えて行く運命かもしれぬ。いいんだよ
それでもそれなりに楽しいんだから!

まぁ、そんなわけで今日は下ネタのお話でも。

常時金欠な私としましては、バイトも未だ決まらずに風俗へ向かう財力が無い
ために、ちょっぴり物足りなさを感じていたりします。やはり定期的に行って
おきたいが、まぁ仕方無い。ダッチワイフは置き場所に困るし、ありゃ高い。
なので自ずとエロゲーやエロ本、エロDVDなどに走ってしまう。

昨日の夜、執筆がある程度きりの良いところまで進んだので、ちょっと中断を
して、一発抜こうと思ったんです。いやね、一昨日は疲れて抜かずに寝たため
無駄にパワーが充填されている。このままだと体のリミッターよりも早く心の
リミッターが解除されかねん。しかしもう少し書いた方がいいよなぁ。そこで
ちょっと考えてみた。

抜く場合

執筆中断のため、当然小説は進まない。

当然一発抜けば、体力も低下。

しかし余計な考えが消え、良いアイデアが生まれるかも。

抜かない場合

執筆中断しないため、当然小説は進む。

当然抜かないので、体力は維持。

しかし余計な考えが悶々し、良いアイデアは生まれ難い。

よし、やはりやるしかない。時間は朝の四時。状態は軽く酔ってる。このまま
五時まで執筆してたら家人が起きてくるだろうし、それにまた酔っ払って寝て
しまい、翌朝悶々するかもしれん。行くぞ、ムスコよ。準備しろ!

そんなわけでエロDVDをセット。お気に入りのシーンまで進めて……よぅし
目標地点到着、射撃準備に入ります。スコスコスコスコ……。

ただ、程好く酔っ払っていた上、部屋の電気を消していて暗かったため、次第に
眠気が襲ってきた。うぅ、寝てはいけない。でも眠い。ムスコはまだ満足して
いないし、俺も満足していないが、何だこの抗いがたい眠気は。もう必死になり
瞼を開け、歯を食い縛る俺。がーまーんーのー子ー!!

もしここで寝てしまうと、いつしか家人に見付かるかもしれん。ムスコを握り
先走り汁流して寝てる姿を見られたら、両者死にたくなるかもしれん。イヤだ
それは避けたい。かと言って手抜きオナニーしてたら、それはそれで不満だ。
いやまぁ、ちゃんと手を使ってがんばるのに、手抜きとはこれいかに?

はい、すみません。


 8月5日
今日もまた暑い一日。こうも暑い日が続くとさすがの俺も冷たい物が食いたく
なってくるものです。夏の冷たいものといえば、ソーメンなんかがパッと思い
浮かぶんですが、今日は違う。かき氷を食おうと思い立ったのです。

甘い物がほとんど食えない俺なので、こうして自発的に甘い物を食べようとする
事は珍しい。しかし、暑いので仕方無い。そんなこんなで、ネットで知り合って
リアルでも付き合いのある友人二人と、かき氷を食いに行った。今日行く店は
毎年けこやな面子でかき氷大会を行う場所。十二日の誕生日に今年もそれは
開催されるので、今日はその前哨戦とでも言ったところだ。

昼飯を食った後、迎えに来てもらい店へ向かう。店はそう遠い場所ではない故
車で行けばすぐに着いた。さっそくかき氷を注文。以下が一人前である。

   

わかるだろうか、この大きさ。縁日で売られたりしているかき氷の大体三倍か
四倍の量がある。これでお値段二百十円と言うリーズナブル価格。しかし当然
大きいので、半分程食っていたら寒くなってくる。なんでこの季節に震えなきゃ
ならんのだろう。しかし負けるわけにはいかない。一昨年も去年も打ち勝って
きたものだ。あぁん、寒い冷たい寒い冷たい……完食!!

すっかり冷えた体で何とか全員完食し終えた我々は、このまま帰るのも何だと
言うことになり、ちと小樽までドライブにGO!何となくのドライブであるけれども
たまにはこういうこともいいものだ。

小樽に着いたけれど、特にすることはない。友人の単位の結果を大学で見たら
またどっか行こうと言うことになった。どこかと言っても……あ、じゃあもし
よかったら、買い物に付き合ってくれないか。いやね、ハードディスクの容量
少なくなってきたから、DVD−Rを買いたいんだ。

何だかんだで結構我がハードディスクも一杯になってきている。余計なものを
削除しまくればいいのかもしれないが、何となく捨てられない。CD−Rが一応
あるけれど、ここは大容量化の時代でもあるので、DVD−Rを購入してもいい
時期かもしれん。うん、無職のくせに金はどこにあったのかって?へっへっへ
野暮なことは訊きなさるな。

ともかく、あてもないし付き合おうと三人で電気屋へ向かう。小樽から札幌の
中心部まで車で移動。俺は乗ってるだけだったが、小雨混じりの中を運転して
いた友人はお疲れでありんす。

以前面接で落された電気屋に到着すると、さっそく買いに向かう。バルク品で
いいかなぁと思ったけど、一応箱に入った新品も見てみようと思い、見てみた
けれど、今は結構DVD−Rも安くなったんだねぇ。中古よりも安い新品とか
あるなんて、驚きだ。そこまで最新の性能を求めているわけではないので多少
型遅れでも気にしない。購入したのはリコーのDVD−RW。コレだ。

一万円以下で購入できてとってもいい買い物したなぁと喜び気分のまま、帰宅。
さっそく使えるように取り付け、ソフトをインスコ。よぅし、さっそく焼いてみるか。
とりあえず4.3Gまでは焼けるんだから、目一杯入れて焼こう!

イメージを作るための容量不足で、焼けません。

な、なんだってー?!あんれぇ、CD−Rで焼く時はそんなの必要なかった気が
したんだが……。後で友人に話を聞くと、CD−Rでも必要らしいが、CD−R
だとイメージを作らなくても焼くことが可能みたい。うぬぬ、折角買ったけど
当面はCD−Rに焼いて、ある程度ハードディスクの容量を確保しないとダメ
なのか。ちっくしょう!

次はハードディスクを買わねばなぁ。


 8月4日
何でも今日は沖縄より暑い札幌になったようで、朝から今この日記を書いてる
夜九時過ぎもまだ暑い。はっきり言って猛暑ここに極まれり。人も犬もみんな
暑さにバテ気味でございます。

そんな暑さだからか、それとも成長し過ぎの弊害か、我が部屋で必死にマイナス
イオンを放出しているサンセベリアも元気が無い。買った時は六本くらいだった
葉っぱも、今や二十本近くまで増えている。大きな鉢に植え替えたけれど、まだ
成長し続け、現在の鉢にすら収まらなくなってきた。これ以上大きな鉢に植え
替えると、いずれ部屋がサンセベリアに占拠されかねん。

幸いよく見れば、サンセベリアは二つに分かれている。これを株分けと言って
別々の鉢に植え替えればいいのではないか。このままでは根腐れを起こし全滅
してしまうかもしれん。これが無ければ俺の部屋の空気が淀んでしまう!

思い立ったが吉日。さっそく植え替えを開始する。まずはいらない手頃な鉢を
見付け、家人の了承を得る。鉢を手に入れたら植えられている鉢を外に持って
行き、サンセベリアの周りの土をある程度よけて、引っこ抜く!

いやね、株分けの方法ってよくわからなかったんですよ。それで園芸に詳しい
婆さんに聞いたら、そうやるらしい。引っ張ったら根っこがブチブチと切れて
しまう気がしたが、年の功に従うことに。そんなわけでサンセベリアをぐっと
引っ張ってみたら、あら不思議、すんなり取れた

初めて知ったのだが、サンセベリアは根元が丸くなっており、あまり根が無い。
植物の根はワサワサ生えてるものだと思ったら、違ったのね。ともかく腐って
いた部分は捨て、大丈夫そうなところだけを株分けする。一つは花壇に置いて
もう一つは俺の部屋に。うむ、いい仕事をしたなぁ。

その後メシを食い終え、暑さにうだる。う〜ん、今日は天気いいなぁ。けれど
どこにも行かず、家にいるだけ。どこかへ行こうと思えないし、目的が無いと
動きたくない。おや、渚。お前日焼けしたねぇ。

「お外にいることも多いですからね。先生も少しはお日様にあたらないとダメ
ですよ。お日様に当たるのは体にいいんです。それに、日焼けして夏気分にも
なれますよ」

ふむ、確かにもっともな意見だ。しかし意味も無くブラブラするのは嫌いだ。
さて、どうしたもんかなぁ。

「簡単ですよ。お部屋で日光に当たっていればいいじゃないですか」

おぉ、お前頭いいな。それじゃあよく日の当たる部屋でそうしようか。暑さに
やられるといけないので、アイスノンを枕にして、パンツ一丁で寝ていよう。
フフフ、引き篭もりのくせに黒くなる夏仕様の体を手に入れられる俺。これで
いつ誰かに会っても、今年は外に出まくっていたと言えるぜ!あと、黒いと多少
痩せて見えるだろうしな。よぅし、さっそくやるか!

一日目、何も変わらず。


 8月3日
ニュースで知ったのですが、今年は戦後最高に暑い夏になりそうらしいです。
ここ数年北海道は特に冷夏のあおりを受けまして、真夏日があまりなく、ちと
さっき去年や一昨年の日記を読み返してみたところ、寒い夏だ物足りないなど
書いてあったんです。うむ、確かにこんなに暑い夏はここしばらくなかった。
おかげで非常に夏らしい日々を過ごしてる気がする。

しかし俺にとってはそんな気がするだけである。それもそうだ、一日中家に
こもっていて、どこにも出かけていないのだから、いまいち暑いだけで夏気分
など遠い世界の出来事みたいだ。確かに窓の外を見ても緑が溢れて、配達員の
服装なども半袖ばかり。俺は年中半袖なので、他人の服装でもって季節を判断
しているのです。あぁ、夏なんだねぇ。

テレビを見れば薄着の女性が溢れ返り、雑誌を見れば水着特集などが盛んに
掲載されており、音楽を聴けばサザンやチューブなどが活動してる。冷蔵庫に
スイカが入っていたりすれば、そりゃあ夏。うん、暑いだけじゃない、紛れも無く
今は夏なんだ。

毎年夏になればこんな俺でも、ちょっとは一夏のロマンスなんかに憧れたりも
するんですよ。外に出もせず、出会いを求めるのは甚だ筋違いなんですけれど
でも誰しも夏の太陽に魅せられて開放的になるこの時期に、俺も乗ってみたい。
例え腹が出ていようが、実年齢よりずっと老けて見られようが、誰かいい女と
出会って、えっちをしたーい!ん、それだけかって?それだけだよ!!

夏と言えば海。昔はよく海に行っていたんですが、高校生の時に溺れて本気で
死にかかって以来、あまり泳ぎたくない。そりゃ体型も衰えたから不特定多数の
人に見られるのも恥ずかしいってのがありますけどね。まぁでも、体型は俺が
ゴロゴロしていたからそうなっただけ。気にしなければ例え女ができなかろうが
夏を楽しめるはず。よぅし、やはりここはトラウマ克服のため海だ。

しかし水着なんてもう何年も買っていないし、今はどんなのがあるのかあまり
よくわからない。女物ならそこそこわかるんだけどなぁ。うーむ、まだ本当に
海やプールに行くかわからんが、ともかくもし水着を買うとしたらどんなのが
いいかくらいは、知っておくべきかもしれん。おーい渚。

「はい、何ですか先生?」

あのさぁ、俺にどんな水着が似合うと思う?

「水着、ですか……う〜ん、よくわかんないですね」

何でもいいから、ほら、何か無いか?感じだけでいいから。

「う〜んう〜ん……あっ、ビキニタイプはどうです?」

ビキニってお前……あれか、蝶々仮面かぶったりして、ポーズなんかを決めて
何か研究したりするのか?

「そうです、そうです。おなかの肉をもう少し減らして、パピ!ヨン!って♪」

HAHAHA……バカかお前は!


 8月2日
「すごい先生、こんなになって……」

そうだろ、渚。うっ……そんなに激しくやるなよ、もっと優しく、な。

「は、はい。このくらいですか」

上手いぞ。そうだ、そこをもっと重点的に……おぉう、パンパンになってる。

「本当、すごい……普段運動しないから、こんな筋肉痛になるんですよ」

いや昨日更新しなかったのは申し訳無い、飲んできたからです。まぁちょっと
聞いて下さい、ただ飲んできたわけじゃないんです。昨日は我が友人のりたまが
引越しをするから手伝ってくれと頼まれたんですよ。数少ない親友であり、また
メシをおごってくれると言ったので、快く了承。たまには人のために動く事も
いいだろう。

夕方頃、のりたまとその姉が車で迎えに来てくれた。何ヶ月かぶりに見た彼は
ハゲていた。げらげらげら、やーいハゲ。ドゴッ!

荷物は引越し屋が梱包してあり、それを新しい部屋に運ぶのであるが、これが
また一人暮らしのくせに多い。なんだよ、ワゴン満載の荷物って。これを四階
まで運ぶのか……ちきしょう、やってやる。普段ゴロゴロしている俺だけども
去年まで肉体労働に従事していたし、力はまだある。十年運動部にいたんだ。
おるぁー、行くぜのりたま!

冷蔵庫、洗濯機、ベッドのパーツ、マット、食器、電子レンジ、座椅子、折り
畳みテーブル、タンス、ラジカセ、CD詰め合わせ……。

_| ̄|○ し、死ぬ、死んじゃう……ゼーゼー。

いやね、四階まで上るのにもう疲れるんだよ。その上、荷物ときたもんだから
大変も何も、久々にフラフラするくらい疲れた。足はガタガタ、手はプルプル
目の前フラフラ汗べっしょり。おまけにその部屋はしばらく人が入っていない
せいか、窓閉めっぱなしだったので、空気がこもって暑い!そして壁紙の匂いが
相俟って、呼吸をするのが苦しい。うべばらばべらぁ〜……。

とりあえずフラフラになりながらも、何とか荷物を運び終えた。この時点では
もう疲れ過ぎていて、メシなど食える元気は無かった。本気で辞退しようとも
思っていたが、とりあえず着替えのため帰宅する。結論は後回しに。途中でまた
気が変わるかもしれないしね。車中でお礼にと酒をいただいた。梱包してあり
何の酒かわからなかったが、包みを覗けば何と久保田の千寿

一升瓶のこれで、もうバイト代の何倍ももらった気分である。ともかく着替え
再び車に乗る。着替えとは不思議なもので、幾らか楽になった気がした。まぁ
時間が経ったからなのかもしれないが。その後、のりたまと居酒屋へGO!

思い返せば二人で居酒屋へ行くなんて初めてかもしれない。と言うのも、彼は
あまり酒に強くないからだ。しかし、飲めば楽しいものでして、色々な話など
しつつ酒を飲み、美味いメシを食うのは格別だった。そこそこ飲み食いし、帰宅
した俺は日記も小説も書く気力が無く、ただ酒ばかり飲んでいた。

そして本日、筋肉痛地獄。