狂人日記

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 5月15日
左腕の痒み、痛み、腫れが収まらないため、しぶしぶ病院へ行くことにした。
数日前から突然起こったそれは長方形で、一見すれば湿布でも貼ってかぶれた
ように見えるのだが、湿布なんて貼っていなかったし、部屋では半袖、外では
上着によってそこだけ晒していたこともなく、まったく原因不明である。

みなさん、考えてみて欲しい。あなたの住んでいる近くに皮膚科はありますか?
内科や歯科はそれなりにあるはずです。だけども皮膚科って数が少ないのよね。
俺も近所では二件知ってるけど、そのうち一件は評判悪い。もう一件は行った
ことがない。う〜ん、ここは総合病院へ行ってくるか。

総合病院は大抵揃っていて便利な反面、ともかく待ち時間が長い。具合が悪い
ために病院へ行っても、この待ち時間のために悪化する人もいるのでは?まぁ
俺もそんな一人だ。今回も一時間くらい待たされてしまったよ、くそぉ。

予約してないからこれは仕方ないと思ってた。本を読んで時間を潰していると
俺の名前が呼ばれた。この後、俺は信じられない診察を受けることに!

担当医は女医さん、それもかなり年配の人で、年の頃六十くらいだろうか。
痛くて既に患部を露出させていた俺は、椅子に座るなり見せる。医者はただ
じっと患部を見詰める。くっつきそうになるくらい接近して見る。そして、

「痒いでしょう」

いや、痒いかって、見りゃわかるでしょうが。問診表にも痒み・痛み・赤みが
あると書いたはずだけど、まさか見てないのか?う〜ん、まぁ直接訊いた方が
理解できるだろうから、そう訊いてきたのかな?

俺は更に説明をすることにした。左肩から鈍い痛みが走ってること、かぶれや
日光によってできてはいないだろうということ、激しい痒み痛みがあること。
知っている限りのことは言った。さぁ、どんな診断が?!

「ん〜、痒そうだねぇ」

このババァ、話聞けよ!

あのよ、痒いか痒くないかだったら痒いって言ってるだろうが。小学校の時に
人の話はちゃんと聞きましょうって教わらなかったのか?信じられねぇ。んで
段々イライラしながらも、先に進めることに。

「じゃあ痒み止めの薬を出しておきますね」

あ、あの〜、痛み止めはくれるんですか?

「えっ、痛いの?」

てめぇ、このボケ頭!

お前、俺が何遍痛いって言ったと思ってるんだ?何も聞いてなかったのか?!
もう信じられない。お前、医者やめろ。人の話も聞かないやつは人生の勉強を
し直してこい。あぁ、もぉ〜。んで、診断結果は?

「わかんないねぇ〜、これ何だろうねぇ?」

てめぇ、いい加減にしろよ、コラ。何がわかりませんだ!わかんねぇって診断なら俺でも下せるわ!何考えてそこ座ってるんだ?!人の話も聞かねぇし、わかんねぇなんて。わからねぇからここに来たんだろうが。検査もせずにわかんねぇって、ふざけんなボケ頭!しかもおい、診断書に「皮膚炎?」って、?ってなんだ、おい!お前はもう医学のために、人のために引退しやがれツルツル脳みそがぁ!

ゼーゼー、ゼーゼー……。

「では月曜日にまた来てくださいね」

誰がてめぇのとこに行くか〜!

イライラしながら診察室を出る。何のために俺はここに来たのだろうか?もう
大病院なんて信用しねぇ。怒鳴り散らしてやりたかったが、他の患者もいる。
ぐっと我慢の子。ったく、もぉ。

会計を済ませ、処方箋を薬局へ提出する。処方されたのは漢方薬と塗り薬だけ。
塗り薬は痒み止めだ。これは我が家にもある。この漢方薬は?薬剤師に説明を
受けると、どうやら体の内部から治療するためである。ふ〜ん。

……あれ、痛み止めは?

「処方されてませんよ」

……。

…………。

………………あれほど言ったのに、処方されてない?

人の話を聞かない奴は嫌いです。


 5月14日
収まらぬ腕の痒み。痒みのみならず、痛みすら出てきました。そのせいなのか
左肩から下がだるい。う〜む、もしやこれが噂の帯状疱疹なんだろうか?まぁ
明日にでも病院行ってくるか。

ともかくそんな状態なので、何もやる気が出ません。やる気が無いのはいつもの
ことなのですが、今回は何かしようにも集中力を奪われがち。あぁん、打ち込み
進まないよぉ。研究生の論文だってしなきゃならんのに〜。

「先生ずっとゲームしてたじゃないですか」

ぎくっ、そ、それは、ほら、あれだ。風邪ひいて寝ていなきゃならん時に限り
無性にゲームしたくなることがあるじゃないですか。悪化するとわかっていて
なおやるゲームは甘美なこと。なわけで俺もピコピコと。

今日やっていたのは、そう、ドラクエ1

初めてドラクエに触れたのは小学校入りたてくらいだったろうか。当時親父が
俺にハイドライドとドラクエ、どっちか手に入るんだがどっちが欲しいなどと
訊いてきたのだ。両方知らなかった俺は何となくドラクエを選択し、それから
今に至るまで俺はドラクエと付き合っている。

ドラクエによって俺は初めてRPGという世界に触れた。ファンタジーの世界に
深く足を踏み入れたのも、これがきっかけだ。剣や鎧を身にまとい、ドラゴンを
始めとするモンスター達との戦い、徐々に強くなる自分、世界の謎。何もかもが
斬新で、時間を忘れるくらいやり込んだ。

しかしこの頃はPRG自体がゲーム業界においてまだ認知度が低かったために
ドラクエもFFもそこまでビックタイトルではなかった。俺だってドラクエ1をクリア
し終えてから、それきりになってしまっていた。当時はアクションなどが主流
だったためだ。

ふとしたことで店頭でドラクエ2を発見。幼かった俺はねだって買ってもらい
早速プレイしてみた。が、とんでもなく難しかった。シリーズ最難度であろう
このドラクエ2をクリアするのに、何度も泣いた。復活の呪文写し間違えたり
したしね。

ドラクエ3発売時は、社会現象になった。店頭での予約が生産に追いつかない。
不良がドラクエ3をカツアゲ。俺は運良く入手でき、またまたはまった。この頃
から友人達と情報交換しては、同じ冒険を楽しんだりしていた。当然噂話による
ガセネタに惑わされたりもしたけどね。

ドラクエ4は発売日に買えなかった。予約していたものの、目の前でここまでと
打ち切られた。色々他のおもちゃ屋を探し回ったが、どこも売り切れ。凄まじい
ショックに泣いている俺を車に残しに、親父がスーパーにビールを買いに行った。
戻ってきた時、その手にはビールとドラクエ4があった。何でも福引で当たった
らしい。当然俺は狂喜乱舞。初のAIシステムは思い通りに動かない俺を散々
苛立たせたものだった。

5以降はもう焦って予約することもなくなった。だが、あの店頭行列など一種
お祭り騒ぎが消えたのは寂しく思う。そしてこの頃からだろうか、徐々に俺が
あんなにも感動したドラクエが薄れてきたのは。はっきりいって、音楽は耳に
残っていない。シナリオだって覚えてない。謎は増えたが簡単になる世界。

狭いけど工夫して大きく見えていた世界が、大きくてごちゃごちゃしてる世界
へと変貌した。見た目は綺麗だ。でも、落ち着かない。大人になってしまった
せいだろうか。感動が薄れた。出れば買うけど、一回のプレイ時間が五十時間
だとかになってきて、二度目をやる気になれなくなってきた。

不意にドラクエ1をやってみて、俺は泣きそうになった。チープな音楽、だが
耳に残るBGM。余分なものが無い世界。小さいけど広い大地。主人公に妙な
設定なんていらないんだ。そうだ、ドラクエやFFに飽きてきたのはいつの間
にか、自分が冒険しているのではなく、特定の人物を監視するようになってた
からだ。そりゃ飽きる。イベントが自動で進むのも、辛い。

求めているのは映画ではない。力の入ったミニゲームではない。終始恋愛話も
辛い。嫌いなキャラとの恋愛程、つまらなくする。そしていつも思う。

俺はゲームがしたい、と。


 5月13日
むずむずむずむず……。

う〜んとですね、割に今日の出来事は多かったんですよ。小説をサークルに提出
したり、新作短編小説である「束縛の眼」をアップしたり、ドラクエ1を今更やっては
懐かしくて感動したり。

むずむずむずむず……。

疲れているのはそのせいなのかな?晩飯食ったらややしばらく眠ってしまって
いたし、何だかだる〜い。でも、それならばまだ我慢できる。なんとかなる。

むずむずむずむず……。

で、でもね、こいつはちょこーっと耐え難いかなぁ。うん、ダメ。

むずむずむずむずむずずずずずず……。

痒〜い、痒いのよ〜!

何がどうしてこうなったのか謎なんですが、今朝起きたら突然左腕がブツブツ
ボコボコとうるしにでもかぶれたように真っ赤に腫れて、痒くて……あぁん。
無論うるしなんて触ってないし、かぶれる何かに触った覚えも無い。ヘンな物
食ったら全身に発疹が出るはずだし……うん、疲れてるんだ。

ちなみにこの痒さをえっちに使えないかと思った俺は余程疲れているんだな。
エスカレイヤーのように女性のアソコにヤマイモでも塗って「あぁ、痒い痒い
かいて〜、もっと、かきまわして〜、気がヘンになっちゃうぅ〜」
とか。

今日はゆっくり酒呑むか。


 5月12日
大学のサークルに小説を出そうと思ってます。やっぱり締め切りは守らなければ
いけません。それで、てっきり月曜日が締め切りだと思っていたんですけど実は
明日締め切りだったらしく、ちょこっと余裕ができました。

俺は最初からパソコンやワープロを使って小説は書けません。なので手書き。
格好良いでしょう。えっ、そうでもないって?困ったねぇ、本人はなんちゃって
作家のつもりなのだが。そんな心構えだからダメなんだって?ごもっとも。

話を戻そう。ともかく手書きなもんですから、製本したりサイトにアップしたり
ために他人の倍の労力が必要です。その上、打ち込んでいる最中に、しっかり
書いたはずの文章なのに、あぁこの表現はダメだ、ここは意味が伝わりにくい
なんて手直ししながら進めるものですから、なお遅い。

そうすると段々飽きてくるわけですよ。いけませんねぇ。こうして手書きでは
完成しているのに、読者からすれば白紙状態。ぬおおおぉ〜、がんばって
打ち込まないと〜!

……三十分後。

う〜ん、やっぱドラクエ初期シリーズはいいねぇ。天空編よりロト編だよな。
小学生の頃、狂ったように遊んだもんなぁ。ローラ姫連れて宿屋とか、最初は
意味がわからなかったもんなぁ。ロンダルキアのダンジョンでは苦戦してたし
冒険の書は度々消えるしよぉ。

って、いかん。ネット巡回なんかして懐古してる場合じゃない。打ち込みせねば
いかんのだった。さーって、やるかぁ!

……二十分後。

うひょー、モロ見え。そりゃモザイクの方が想像力働くし、ある意味綺麗だが
やっぱり生々しいのはいいね。思えば初めて女のアレを見た時、周囲は一様に
グロいだの気持ち悪いだの言ってたが、俺はそうは思わなかったなぁ。むしろ
こんなに素晴らしいものがあったとは、なんて感動したもんさ。

って、いかん。エロ画像なんて見て興奮している場合じゃなかった。打ち込み
せねばならんのだ。集中、集中!

……十五分後。

Zzz……。

今日の結果。半日パソコンの前に座って打ち込んだ原稿用紙、たった五枚
わぁ、半日かけてたったこれだけ?!桐生さんって、ダメ人間ね〜。

明日までにはアップしますから!


 5月11日
呑み疲れているのだろうか。まぁ、半年休まずずっと呑んでいたらそりゃ肝臓
だってヘバるわなぁ。そのせいかどうかわからないが、最近本調子ではない。
やる気が無いのだ。う〜ん、そんなわけで今日はゆっくり休んでいるかな。

「桐生さん、今日の夕方から遊ぼうぜ」

うん、面倒だ。いかないことにしよう。だってゲーセン行っても脱衣麻雀しか
しないからなぁ。格ゲーなんかはレベル高過ぎて乱入できねぇし。

「メシ食って、カラオケしようぜ」

ここしばらく呑みまくってたから、金無いんだよなぁ。

「来たら僕の牝秘書は同級生快感戦士バスティーを渡そう」

行かせてもらいます!

そんなわけでエロゲー友人と遊ぶため集合場所へ向かう。人数は結構集まり
十人くらいはいただろうか。九人だったかな?まぁ、いいや。ともかくこうして
来たのだから、早々に二本のエロゲーを受け取る。これでもう目的達成。だが
さすがにここで帰る程薄情な人間でもないし、対人恐怖症でもない。

まずはメシを食いに行くことに。当初はカツ丼でも食おうと考えていたのだが
メシ時はどこも混んでいる。おまけに日曜日。仕方ないので別れてメシを食う
ことになった。俺は何人かと焼肉屋へ。金は無いが、大人数で食えばそこそこ
抑えられるはずだ。

ところでこの日記を見ているみなさんはおかわりでしょうが、俺は小心者です。
チキンハート桐生。そう、油が飛んだら熱さよりも飛んできたことにびびる俺。
肉をひっくり返そうとしたら網から火が噴出して、うひゃー。焼肉は戦いだ
相手との、そして火と油との戦いである。ぼーっとしていたら食われる。火を
あなどっていれば産毛が燃える。

メシを食い終えるとカラオケである。が、腹一杯食うと眠くなって歌う気力が
ダウン。しかも呑んでいないから素面。おまけに焼肉食ったから油が喉に。
それでも歌わないのはもったいねぇ。気合で歌うがやはりダメだ。

そんなわけで今に至るわけなのだが、正直眠い。オチを考えることも面倒だ。
うーん、しかしここで寝たら折角渡されたエロゲーができない。冒涜だ。俺が
もっと若かった時、金が無かったから同じエロ本で何度もがんばってた。あの
時を忘れたのか、俺!声が無いエロゲーでも何十回も抜けたじゃないか。折角
入手したエロビが外れでもお世話になったじゃないか。あの時にできなかった
ことを俺は今、こんなにも贅沢にしているのだ!

豊かさが幸福ってことも無いけどね。


 5月10日
今日は大学のサークルの人間による花見であった。そのせいで俺もちょこっと
呑み疲れているために、今日この日記は途中で飽きるかもしれないし、そうで
ないかもしれない……つまりは短くなるかもね、と。

昨日メイド喫茶でサンドイッチ食って、コーヒー飲んでくるなんて贅沢をした
からか、どうにも調子が悪い。頭痛いし、腹痛い。う〜ん、果たして今日酒を
呑めるのだろうか?本日も札幌はさして温かくないからなぁ。

ともかく花見の会場へ行くことに。全国的に北海道は桜の開花が遅い地域とは
言え、さすがにもう桜は咲いていなかった。ここ数日の雨と寒波によりどこを
見回しても桜が無い。あぁん、まぁ酒と肉があるからいいか。

だが、どうにも盛り上がりに欠ける。何故だろうか。考えたところで答えが出る
ものじゃない。しばし酒を呑んでいたが、納得いかぬ。この悶々とした気持ちは
何なのだ?何か俺は大切なものを見逃しているような……。

「桐生さん、巫女見に行きましょう」

それだ!

花見の会場から神社まではすぐだ。後輩が先程見に行っているので、信頼できる
情報である。そうか、巫女ね。ここに来て拝まずに帰るのは冒涜だよな。

で、見に行きました。そして……発表します。

第一回狂人の檻杯萌え対決は(ドラムロールスタート!)

……

…………

………………

メイドに決定しました!

だって昨日のサンドイッチ、美味かったんだもん。巫女も好きだが、今回俺が
見た巫女さんはどうにも……うむ、いいね、メイド喫茶は。

花見を終え、俺は一人で帰ることにした。うーむ、ちと眠い。だが腹も減って
いる。あ〜、何かアッサリしたものが食いたいな。そういやしばらく明石焼き
食ってないな。あれはアッサリしてる。うむ、食おう。これは義務かもしれん
などと一人決意を固めてたこ焼き屋へ向かった。

……威勢のいい女もえぇのぉ。


 5月9日
ドガガガガガ、ドガガガガガ……。

あぁん、もぉ、うるさーい。てなわけで謎の工事音に起こされた俺。それなりに
睡眠時間は取ったものの、こうして起こされるのはあまりいい気分じゃない。
うーん、外で配管工事か?それとも何か作るのが趣味な爺さんがまた妙な物を
作ってるのかな?……まぁ、いい。昨日から腹が痛いんだ。便所でも。

「先生、おトイレ使えませんからね」

へっ、何で?あの、腹痛いんだけど……。

「今、工事中なんですよ」

工事とは何だろう?わけがわからぬまま渚が指さした方を見てみると……何と
我が家の中で工事が行われていた。

そりゃうるさいわけだよ。んで、工事していたのは一階の洗面所と便所。共に
壊れていて使えなかった場所だ。まぁ、治ってくれるなら嬉しい。嬉しいけど
今一番重要なのは腹が痛いこと。くっはぁ、便所行きたいんだけど〜。

今日は外へ出る用事がある。したいなら外ですればいい。でもね、メシ食って
歯磨きして、顔洗って……あっ、顔洗えない?!

そうか、水無いと顔洗えないじゃないか。便所は我慢しよう。気合と根性と愛が
あれば……どうにもならんかもしれんけど、まぁ、いい。でも顔も洗わず歯も
磨かずに外に出るのはちょいと恥ずかしい。

メシを食い終えると、便意が膨らんだ。これはとっとと外へ行ってどこかの店で
しなければいかん。しかし、顔洗いたい。う〜ん、う〜ん……。

考えている俺の目に、アミノサプリのダンボールが飛び込んできた。

これを使えば顔を洗えるじゃないか。ただ、そんなブルジョワジーなことしたら
世間様に怒られてしまう。しかし汚い顔のまま外へ出ることの方が世間にとって
冒涜だ。……なぬ、もう汚い顔だからいいって?うるさーい。あぁん、くっそぉ
こうしている間にも危機が迫る。どうしよう、どうしよう……。

……トポポポポポポポ。

…………バシャバシャ。

ふきふき……ふ〜ぅ。さて、出るとするか。

アミノ酸たっぷりの顔です。


 5月8日
寒い!

昨日からずっと寒い。青葉眩しい季節のはずなのに、何故こんなに寒い思い
せねばいかんのだ。もうね、どのくらい寒いかと言うと、オナニーしていても
ふと寒さに我に返りそうになるくらい。はぁ〜、何もする気しねぇ。こんなに
寒いんじゃ、今日の更新はここまで。酒呑んで一発抜いて寝るか。

「ダメですよ、手抜きしちゃ」

ぬ、渚か。何だよ手抜きとは、失敬な。手がダメなら口で抜いてくれるのか?

「そ、そういうのじゃなくて……。ほら、原稿書かなきゃいけないんでしょう」

くっ……そうだ、月曜日までに原稿用紙10枚くらいの書かないとならんのだ。
プロット(計画書みたいなの)は一応昨日作った。あとは書くだけ。だ、だけど
この寒波がやる気を削いでいく。極端に暑いだの寒いだのは、どうも集中力を
殺す。でも10日は花見の予定。今日書かないと困るだろう。

困ると言えば、来訪者だ。俺は極度の面倒臭がりなので、家にいる時はずっと
パジャマ姿。やる気の欠片も感じられないダメ人間スタイル、Myスタイル!
まぁ、病人でもないのであまり人様に見せられる格好じゃ無い。

その上、昼間からいるときたもんだ。昼間からパジャマ姿のいい男がうろうろ
しているとただ事ではないか、哀れみの視線を向けられる。い、いかん、誰が
何と言おうが俺は爽やかモテ系。そんな姿、恥ずかしくて見せられない!

見せないだけなら来客中は自室から出なければいいだけの話。普段自室に
いるので、何ら問題ありません。が、やはり出なければならぬ時がある。

そう、トイレ!

我が家は一階と二階がホールのようになってて、玄関から二階の廊下が丸見え
なんです。んで、丁度玄関から正面上を見上げたところに二階の便所。来客は
大体玄関で話し込むことが多い。そんなわけで便所に行こうものなら、絶対に
バレてしまう。迫る便意、帰らぬ来客。

適当な服でも着て、何気無く便所へ行ってもいいのかもしれんが、それは面倒
ですし、何より来客中に便所に行くなんて失礼だ。しかも目の前で。くはぁ〜
頼む、帰れ、帰ってくれ。つーか、引き止めるな、家人!あぁん、もぉマジで
どうしよう〜。(部屋の中無意味にうろつきながら)

「それではお邪魔しました〜」

バタン……よっし、ようやく行ける!

バタン、ガチャ!

くっ、二階は親父に先に入られたか。まぁ、まだ一階の便所がある。

キィ〜、バタン。ガチャ。

……みんな我慢してたのね。


 5月7日
呑み過ぎかねぇ……昨日更新が無かったのはやっぱり外で呑んできたから
なのです。あぁん、すみません。まぁ、ただ呑んできたってだけならいいんです
けど、昨日はちょっとねぇ……。

確かにそれなりの量は呑んだ。酔っていたのは事実だ。でもね、電車に乗るまで
全然普通だったと言えよう。足取りも確かだったし、これから帰宅すると自宅に
電話をかけたが、酔っているようには思えなかったとの証言がある。

でも、でもね、やっぱり酔ってたんだわ。うん、紛れも無い事実だ。

電車に乗った俺は、空いている席に腰を下ろした。自宅の最寄駅まで三十分は
かかる。いつもは本を読む時間なのだが、いかんせん酔ってる。読んだら必ず
寝るだろう。まぁ、窓の外でも見て……。

……。

…………。

………………。

んぁ?ここはどこだ?えーっと、あ、電車だ。そうそう、俺電車に乗ったんだ。
なーんだ、電車か……ぁ……。

今、どこの駅に向かおうとしてる?!

この電車は出入り口の上に次の目的地が電光掲示板で表示される電車。焦った
俺はそこを見てみると……寝過ごした!

時間的にもう終電、降りる予定のとこから三駅も過ぎている。頼む、頼むから
降ろしてくれと心の中で焦りながらも、何気無い様を装う俺。電車は無情にも
走る、走る、どんどん走る……走りすぎだよ、マジで!

降りた場所は無人駅。乗り過ごしたが、誰もいないので、切符を持ったまま外へ
出る。外は真っ暗、周囲に明かりはほとんど無い。夜風がちょっぴり寒い。くっ
これからどうしよう……タクシーあるけど、ここからだと結構かかるはずだ。

自宅に電話をかけて、事情を話してみた。すまないが迎えに来てくれませんか
……えっ、ここの場所知らない?じゃあ歩いて帰るかな……そこから家までは
歩いたら朝になるって?う〜ん、確かに眠くなってきた。仕方ない、タクシーを
使って帰るかぁ。

呑み代より高くつきました(涙


 5月5日
本日はこどもの日である。が、既に成人してしまっている俺からすればただの
休日でしかない。また、俺に子供もいないわけなので……おっと、諸君。きっと
今あなたはこう想像したに違いない。きっと桐生のことだからムスコと遊んで
あげるためにオナニーしまくりましたとか書くんじゃなかろうかと。

そんなこと思われてたら書けないじゃないか!

まぁ、オナニーの話ばかりだと下品だと思われてしまう。ここは品行方正な
テキストサイト
である。いやねぇ、オナニーだとかスカトロだとかの話ばかり
なんて。下劣よ、破廉恥よ。そんなこと言われないよう、別の話題をしよう。

時は昨日の夜、日記を更新した後でコーヒー呑みながら何気無く色々なサイトを
見ていたんですよ。ランダムでぼけーっとね。あー、ここは綺麗だなぁ、ここは
見づらいなぁとか、水族館見学のように。

その中でふとアクセスアップだか何だか書かれているものを発見。幾ら熱心に
カウンタ回したいと思わなくても、やはり回れば気持ちいいもの。こういうのを
使ったらどういう仕組みで上がるのかと、興味本位で覗いてみる。

そこにあったのは一発太郎なる、まぁ言わば検索エンジンに登録してくれるって
ものでした。今更言わなくてもみなさんの方が詳しいと思うが、ぐーぐるだとか
ヤフーの四角い小窓に文字打って検索するやつね。

色々な検索エンジンに引っかかるようにすれば、色々な人が気まぐれで来るかも
知れない。どこかに宣伝とか掲示板とかに「来てね〜」なんてのは恥ずかしいし
面倒だ。ここは勝手に検索して来てもらう消極法を使おう!

えーっと、名前、メール、サイトのアドレスを入力っと。それから……。

あなたのサイトを検索するためのキーワードを入力して下さい。

キーワード、か。我がサイトの特徴ってどんなのがあったかな?まずはメイド
それから酒、スクール水着、タイトルの狂人も入れておこうか、そして巫女。
真面目な人も寄せるため太宰も追加、そして小説っと。

……我がサイトって一体何だろうかと少し考えてしまった。

おかしい、品格溢れるサイトのはずなのに何故メイドだのスクール水着だの
悶々とした人達が検索してしまうようなものばかりなんだ。そもそもそれしか
思いつかなかった俺って一体何なんだろうか?

陰謀だ!誰の?ノストラダムスだ!アイツはただの預言者だ。えぇ〜っとじゃあ
宇宙人だ!お前はスカラー波でも浴びたのか?ッチッガウヨ〜!何でいきなり
ケント・デリカットの物まね?似てただろ!似てねぇよ!あぁ、もぉこうなったら
頼れる人物はキバヤシ率いるMMRだ!待て、落ち着け。彼らはもういない!
じゃあ俺は何を信じればいいんだ、Oh,GOD!!……なーんて、色々書けば
検索エンジンに引っかかるかなぁ?うふふ。

人、それを乱文と言う。


 5月4日
角田信明がK−1から引退した、阪神の連勝が4で止まった、白装束団てのが
未だに何なのかわからない、世間ではゴールデンウィークだ連休だと騒いでる
けど俺は職無しなのでいつでも休みだぜわ〜いダメ人間……。

そんなことはどうでもいい!大切なのは他にある!問題は、だ。

ケツ痛ぇ〜!!

いやいや、別に掘られただの、快楽を追求しようとしてケツに電池を入れたり
したわけじゃない。ケツに電池入れたのはもう八年近くも前だ、忘れろ!って
誰も知らないのにまたこんなこと言っちゃった。あぁん、失態。

あぁ、違う、話を戻そう。いやね、ケツが痛いんですよ。辛いもの食い過ぎか
酒呑み歩く日々が続いたせいか、昨日から何だか腹の調子が悪い。調子が
悪くなると必然的に便所へ行く。便所に入って座ると、出もしないのにケツを
拭いて出る。しばらくそんなこと繰り返していると……あぶぶばkはkj!

外傷ならば多少耐えられるが、内部ダメージは無理。しかし否応無く襲いかかる
苦痛。くっそぉ、酒呑んで応戦だ!(悪化です)

座りっぱなしも悪いのでしょうが、立ちっぱなしもとても辛い。何せ俺は偏平足
なので、土踏まずが無い。それが無いと立っている間結構疲労が蓄積されるん
です。もうね、歩いていても二時間が限界。

同じく勃ちっぱなしも辛いです。不意にムスコが元気になって、抜けない状況
(例えばあと二十分経つか経たないかで友人が来る予定)だと静めようにも
手段が封じられるわけです。そんな時に限ってずーっと元気。おぉん、こりゃ
どうにかならんかね。いざって時は呑み過ぎて寝てるくせに、意味の無い時に
こんなにがんばりやがって、マイサン!

抜くべきか、耐えるべきか、それが問題だ。なんてハムレットが聞いたら絶対
怒られるけど、どうにもならんこの状態。とっとと大亀様の怒りを静めようか?
いやいやもう友人が来る頃だ。脳内裁判は判決が下される見込みが無い……。
伸びる手、堪える理性。人間は理性ある動物だと頭の中で復唱する俺。

女性ってどうなんだろう?


 5月3日
昨日更新なかったのは呑んできたからです。本当にすみません、最近呑み会が
続いてねぇ……労働せねば、あぁん。

ともかく昨日の顛末を少し。昨日は大学のサークルでソフトボールを楽しんだ
後、痛みと疲れにまみれた体を引きずってギターの家へ。いや、就職してここ
北海道を離れていたギターが帰ってきたんですよ。そしてのりたま……もとい
シェイク(本人から『のりたま』はイヤだとクレームがついたの)も北海道に
戻ってきていたので、じゃあ三人で呑もうかと。

会場であるギターの家についたのは夕方六時半。今日は安く済ませようってな
ことで、ギターの家で呑むことに決定。だが酒の前にメシだ。我々はかつやで
黙々とメシを食い、酒をコンビニで購入する。……いや、マジでメシ食ってる
時は無言だったんですよ。もう、黙々と、殺伐と。

ギターの家に戻った我々はとりあえず乾杯。するとシェイクが彼女のカルピス
(これはシェイクが希望。あぁ、もうわけわからん。覚えられるのか?)に電話
し始める。かの地に残してきたので、心配らしい。麗しき愛情である。同時に
ほーんのちょっぴり殺意が沸いたのは諸君と私の秘密だ♪

電話をかけてすぎ、シェイクが俺に電話を渡してきた。な、何故俺に渡すんだ
シェーイク!ちょこっと混乱しつつ、酒呑んで楽しいぜひゃっほーと伝えると
「ずる〜い」と。おい待て、カルピスガール、ずるいはわかる。わかるけれども
終始笑いっぱなし(笑われっぱなし?)ってのはホワ〜イ?電話交代しただけで
ゲラゲラ笑われてたような……。まぁ、いい。

その後、何だかんだと酒呑みながら話をし、十一時過ぎにシェイクの姉さんに
自宅まで送ってもらって、帰宅。また酒を呑む。ふふ〜ん、明日はゆっくりと
寝ていよう。

そして今日、気持ち良く寝ていた俺。突然部屋に入ってきた母。

「これから働いてもらうから、起きて」

突然そんなこと言われても困る。昨日呑んだのでゆっくり寝ていようと思った
のに、すんげぇ気持ち良く寝ていたのに……不機嫌ながらも働くことに。

今日の札幌は暑かった。暑い中、寝不足二日酔いの上にメシ食う間も無く狩り
出された俺にはとても酷だった。ひぃ〜、暑いよ、具合悪いよ〜。

残りの作業は三時からとのことで、ひとまず休憩。もうグデングデン。昼メシ
食って、三時までしばらくあるので寝ることにする。あぁ、扇風機が気持ちいい
なぁ。うとうと……あぁ、うと……うと……Zzz……。

「起きて。急遽今からすることになったから」

またも我が睡眠を邪魔される。むっかぁ〜。本当に予定の急遽変更だとかって
腹が立つ。しかも本日二度目。タイミングよく寝入りばなを起こされるし、もう
腹が立つ。あー、ちっくしょう!

労働を終え、ヘトヘトになった俺は明日も作業があるとの話を聞き、明日風呂に
入ること旨を伝えて仮眠することに。いや、もう疲れて風呂に入る気力も無い。
布団に入り、扇風機つけて、さぁようやく快眠できるぞ!

うとうと、うと……うと……Zzz……。

「あー、やっぱりお風呂沸かしたから入って」

俺を寝かせろー!!


 5月1日
今日も阪神勝ったぜ、ひゃっほう!そんなわけで五月になりましたね。しかし
昨日今日とひんやりした日が続いたため、春の遠さを感じる北海道。とっても
寒いよ、サイフも寒いよ(呑み過ぎです)

二日連続外で呑んできたため、今日は少し肝臓を休ませようと思ったんですよ。
と言っても晩酌の量はきっと変わらないだろうから、昼飯晩飯とヘルシー生活を
心がけよう。うむ、止められないなら、その他で補う。できる男は生活態度から
して違う。フフフ、俺ってすご〜い。

「先生、これからお出かけするみたいですから支度して下さい」

えっ、何?どっか行くの?

「焼肉食べに行くみたいですよ♪」

マジで?!何で!?今日誰かの誕生日か記念日だっけ?

「いいえ、チラシで安いからとのことです」

ほぉ〜。(だが、朝から焼肉か……嬉しいけど、胃にすごく優しくないな)

「それでビール一杯タダ券があるんですけど……」

行くぞ、渚。支度したのか!(何時の間にか着替え完了)

えーっと……やっぱりさぁ、タダ券にはかないませんよ。使わなかったら損に
違いない。昼から呑むなって?昼に呑む酒は至上の幸福ですよ。人間の堕落
していく姿を見た?や、やだなぁ、堕落だなんて、あっはっは……はぁ。

食い放題の店だったんですよ。時間無制限でね。だけどそう長い時間メシなんて
食い続けていられないじゃないですか。せいぜい一時間、長くて一時間半。まぁ
朝昼晩ずっといてもいいのかもしれませんが、あまり長居したら通報されそう。
ラーメン屋にずっといて通報された芸能人もいましたしねぇ。

ただ、食い放題の魔力はそれをさせたがる何かがある。一頻り食い終えてもう
食えないって状態になって、さぁ帰ろうと思った時に他の客が運んでいる皿の
上の料理を見て「あっ、サラダ食ってないや」とか思ってサラダ食ってはもう
無理、食えない、さぁ帰るって時に「……塩カルビ食ったっけ?」

帰った時には……うっへぇ。