狂人日記

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 3月31日
呑み過ぎた、頭痛い……いや、昨日は呑み会だったんですよ。大学のサークル
繋がりの人間達と。新年度に向けて新たな出発をする四人。世間話をしながら
酒を呑み……う〜む、それなりにいい呑み会だった。

帰宅してからまた酒を呑む。もうこの時点でベロンベロン。そうして我が悪い
癖の一つである酔っ払って電話が発動。だーれにかけようかなー?

のりたまに電話しよう。彼女が一緒だったらからかってやろう。おーい、諸君
ちゃんとやってるかぁ〜?うぇ〜い!

「今日はいないよ」

プッ(通話切る音)。つまらん。次だ、次。だーれにしようかなー?

そうだ、しばらくあのオカマさんに電話してなかったな。思えば正月に酔って
かけた時以来か。よーし、電話しよう。もしもーし、もしもーし。

このあとバッテリー切れるまで話していたのだが、実はあまり内容を覚えては
いない。このサイト教えたのは覚えている……申し訳無い。あぁん、へっぽこ
容量の我が記憶めぇ!以下、断片的に覚えている単語や内容などを。

「取ったって言ってたけど、取ったとこ感じるもんなの?胸は?あ、無い」

「9月くらいには大阪行くようにしますって、えぇ」

「そうか〜、なら後ろでならできるな

「ちょっと待って、ディルドって、それを俺のケツに?!やめれぇ〜」

「よーし、わかった。我が家に来たら泊めてやろう、おぅ!」

……俺は何を話していたんだ?断片的なこれらの記憶。統合するならば、俺は
9月に大阪行って、きっと一緒に酒呑んで、その後するかもしれん。その時に
もしかしたら俺のケツも道具で掘られるかもしれない。んで、我が家に来たら
家人が何と言おうが泊めてやろう、と。

えっ、何ですること前提なんだ?何故に俺はそこへ話を持って行くのだ。まぁ
大阪には行ってもかまわんが……もしえっちしたら俺は同性愛に手を染めたと
言われるのだろうか?しかしもう取ってるし、写真(画像交換したみたい)では
かなりの美人。う〜ん、だけどなぁ……。

「結婚してね♪」

そう言われた。そうだ、言われた。しかし、さすがにこれは断った気がする。
しかしイカン、気のある素振りだとすぐに流されそうな俺がいる。全然非モテ
街道まっしぐらだったから、言われ慣れてないのだ。あぁん、それじゃいかん
のになぁ。

んで、今日。目覚めれば二日酔いでダウン。頭いた〜い、電話代すご〜い、挙句
酒くさ〜いと家人から冷たい仕打ち。渚は渚で何だかむくれてるし……あの〜
神様、そんなネタ人生はいらないっす。

なまじ美人なだけにとても複雑な気分。


 3月29日
薬としてもらった二種類の鼻スプレー。一日四回用と六回用があって、どれも
使う時間がいまいち掴みづらい。それでも人生初となる鼻スプレーを一日使って
気付いたことがある。その前に使用上の注意を紹介しよう。

1.本剤を噴霧吸入する直前には鼻をかみ、鼻孔の通りをよくして下さい。

2.キャップをはずし、よく振り混ぜます。(ただし強く振り過ぎない様に)

3.噴霧器を垂直に持ち、薬液が噴霧するまで、はねの部分を数回押して下さい。
 (初回噴霧時にのみ必要な操作です)

4.顔をうつむきかげんにして、片方の鼻孔をふさぎ他方の鼻孔内に噴霧器の
  先端部をまっすぐに立てて挿入して下さい。鼻から息を軽く吸い込みながら
  噴霧します。他方の鼻孔にも同様の操作を行って下さい。

5.噴霧後は、薬液を鼻の奥まで広く行き渡らせるために、頭を後ろに傾けた
  状態で数秒間、鼻で静かに呼吸して下さい。

6.器具を清潔に保つために、使用後は噴霧器の先端部をガーゼ等できれいに
  ふき、キャップを必ずして下さい。

これが鼻スプレーの使用方法である。いいかい、この4〜5番に注目だ。






苦〜〜い、ゲーホゲホ……。

絵が下手とか言うなぁ〜、ちくしょう(涙


 3月28日
一向に鼻の調子がよくならないので、昼前に耳鼻科へ向かった。耳鼻科を受診
するなんて何年振りだろうか。かれこれ十年位は行ってないんじゃなかろうか
などと思いつつ、受付を済ませる。

割にすぐ診察が始まった。院長は顔にマスク、頭にライトをつけた一見すると
怪しい爺さん。人当たりはよさそうだ。ともかく症状を言う。えっと、鼻水が
止まらなくて、クシャミも出て、頭痛もして辛いんです。と、医者はおもむろに
俺の鼻にスプレーをシュッと。うぉ、びっくりしたぁ。そうして鼻の中や喉を
見られる。

「う〜ん、鼻の中ただれてるねぇ。まぁ、テストしてみましょう」

看護婦さんに連れられ、奥の方へ。そして左腕に十二ヶ所の切り傷をつけられ
各所に薬品を垂らされる。うひぃ、この薬品なんだろ?

「この薬品を混ぜない様にして下さいね。はい、吸入しますから」

つまりは腕を水平に保ちつつ振動を与えてはいけないと、アレルギーテストと
同時に忍耐力のテストもさせられた俺。鼻水かみたいのにかめない。必死に腕を
水平に保ちながら鼻吸入をする。マヌケだ。薬品が効果を示すのは二十分後
らしいし、あぁ……。

それでもなんとかミッションを成功させると、医者が診断を下してくれた。

「ふむ、アレルギー性鼻炎ですね。花粉症……か?なんかあまり反応出ないな」

なんだかよくわからないが、ともかくアレルギー性鼻炎らしい。鼻炎かぁ、これ
結構辛いものだな。一旦帰宅し、メシを食うとまた病院へ。今度は整形外科に
GO!……病院ばかりだ、ちくしょう。

整形外科では左肘と左膝を診てもらうことに。肘に関してはこの日記でも度々
取り上げたからいいとして、膝についてちと説明しよう。

あれは三年前、友人の家で急性アル中になるまで呑んだ(友人と後輩は面倒と
俺を放置していたらしい。薄情なヤツらだ)朝、俺はひっでぇ二日酔いだった。
足下はフラフラ、でも小便したい。起き上がって一歩踏み出した途端、ヨロリ
足がもつれ、低いテーブルにぎっしり詰められていた酒瓶や灰皿、コップの上に
倒れ込んだのだ。猛烈な痛み、悶える俺。ぐぅお〜、いてぇ〜。でも小便〜。

その時に膝をやったのだが、面倒で病院には行っていなかった。だがこうして
整形外科に行くなら、ついでに診てもらおうと。

レントゲンを撮り、診察を受ける。肘は骨の上に出来た何か奇妙なものらしい。
原因も正体も不明。しかし悪いものではなさそうだから放置しても問題は多分
無いだろうと言われる。

肘に謎の物体があるのは気になって仕方ない。近日中に摘出することに。膝は
軟骨に傷ついてるとのこと。リハビリすれば治ると言われ、受けることに。

しかし、あれだ。医者や看護婦、リハビリの担当者にいちいち膝の説明をする
のは気恥ずかしかった。何度も何度も恥のやり取り、披露。いやぁ〜。

「スポーツで痛めたんですか?」

「酔って転んで三年放置してました」


 3月27日
どうもクシャミ鼻水が止まらない。挙句に頭痛もひどくなってきた。う〜む結構
辛い。そんなわけでヘバっていると、蓄膿(ちくのう)じゃないかと元蓄膿患者の
爺さんに言われる。はて、蓄膿って何だ?聞いたことはあるが、いまいちよく
知らんのだ。

蓄膿症
 鼻の両側の副鼻腔が炎症を起こして化膿し、そこに膿がたまる病気です。

ほほぉ、化膿とはただならぬ病気だ。ところでその蓄膿とやらはどういう治療を
するんだ、爺さんや?

「俺の場合は唇の下から皮を切って、骨を削ったんだ」

げげっ、マジで?!イヤな治療だ。ともかく鼻水と頭痛が結構辛いので病院へ
行くことにしよう。ついでに左肘も見てもらうか。GO!

耳鼻科は木曜日は休診です。

なめんな、この野郎。くそぉ、俺は一刻も早く治したいのにぃ〜。まぁ、休診
だと知らなかった俺が悪いんだ。気を取り直して整形外科だ。

木曜日の午後からはリハビリと投薬だけです。

ちっくしょーう。なんだよ、どこもこんなんかよ。折角この雨の中、具合悪い
のに車走らせてきたのに。くぅ、何もできん。症状悪化したような気がする。
帰宅し、しょぼくれる。

夜に友人にラグナのクライアントをもらう約束をしていたため、車を走らせる。
いや、データ壊れてしまったのでねぇ。外は雨。夜の雨は光るわ暗いわ、もう
何がなにやら状態。走りにくいにも程がある。しかも俺は体調不良。仮に人が
飛び出してこようものなら……いやぁ〜、考えたくも無い。

何も見えない。道路に人がいないことを祈りつつ、何とか目的地に到着。まぁ
ぶつかった衝撃もなかったし、車に傷も無いし……なかったんあろう。

友人に会い、そうそうに立ち去る。具合悪いので残念ながら相手はできない。
帰って休むが吉である。しっかし見えにくいなぁ。っと、うげぇ、足痒い〜。
あぁ、気が散る。くそぉ、早く帰りたい……あれ、今の押しボタン式信号機を
俺は青だと確認してたか?もしかしたら赤だった?ま、まぁ、夜中の十時半に
出歩くヤツなど……いるか。ま、まぁ、衝撃が無かったのは事故が無い証拠と
しよう。あはは、あはは〜……ビクビク。

それから五分もしないうちにバックミラーにパトカー発見。う〜む、イヤだな
パトカー。いるだけで妙に緊張しちゃうぜ。まぁ、安全運転してれば……、

「そこの前の車止まりなさい、至急止まりなさい」

えっ、俺?!マジで?!何かしたか?!

やはり信号無視したのか?いやいや、人でも轢いたのか?混乱する頭、緩める
スピード、追い越される我が車。ドキドキ、ドキドキ……。

パトカーがサイレン鳴らして隣に来た。ヤバイ、マジなのか?免許取って僅か
一ヶ月半でこれかよ。うわぁ〜、まだ止まれって言ってるし。俺は慌てて車を
左に寄せてスピードを落す。が、慌てて街路樹にぶつかりそうになる。

パトカーが俺の車の前に出た。終わりだ……って、スピード上げやがったぞ。
もしかして俺を追い越した車なのか?え、嘘?

交差点でその車と俺の車(右折するため右車線)が隣に、パトカーがその追い
越しした車の後ろに止まる。ちなみに赤信号。するとパトカーからお巡りさんが
飛び出してきた。足早に前の車に駆け寄り、窓を叩いている。

と、信号が変わったので俺はその場を立ち去る。もしかしたら俺ではと思って
いたが、追いかけられないからようやく違うと安心。しかし、本気で焦った。
これ書いている今でも、もうね……ひぃ〜。

雨の日の夜間運転はもう勘弁。


 3月26日
えーっくしゅ……はぁ〜、いっくしゅ……はぁ〜……っと、すみません。いや
昨晩からクシャミが続いてねぇ。季節も季節だし、これが俗に言う花粉症とか
いうやつかな。だがまだまだ雪の多いこの札幌、杉も何もまだ立ち枯れの様子
なので花粉症ってことはないでしょう。アレルギー?ハウスダスト?はたまた
日に二度のオナニーライフを復活させたからお疲れ気味?

クシャミなんかに負ける俺ではない。老化の年でもない。しかしこうずーっと
家に居たんじゃダメになっていきそうだ。外に出よう。幸い今日は桑田佳祐の
ライブツアーが収録された『けいすけさん、ビデオも色々と大変ねぇ。』が発売
される日である。車で近所のCD屋に行ってくるだけだが、それでも刺激には
なるだろう。メシ食ったら行こう〜っと。

……車が無い。何故ほわ〜い?我が家には二台あるが、両方無いって何事?

「お婆さんは講演会に、お母さんは病院のために車で出かけましたよ」

ぐぶぁ、外出失敗か。しかしライブツアーDVDは欲しい。なのでオヤジに電話
して母が立ち寄ったら帰りに買ってきてくれと伝言を伝える。これで一応は問題
なかろう。さ〜て、何するかなぁ……。

まぁ、言ってしまえばオナニーしてただけなので、書くことは無い。だがそれでは
爽やかモテ系どころかつまらない男と思われる。しかし俺の一日はそこまで
何も無い一日なのか?何かあるはずだ、何か……あっ!

そうそう、今日たまたま高校生の時の学生証を発見したんですよ。いや、発見
したのは渚だったんですけどね。渚が何やら箱の中を見てにやにやしていた。
お前は一体何を見て……誰これ?

そこにあったのは三つの生徒手帳。一つは髪が長めの虚ろな瞳の小僧、一つは
髪の短い虚ろな瞳の黒いあんちゃん、もう一つはウドカットの虚ろな瞳の男。
何だこの腐った人間達は。……えっ、俺?マジで??あ、本当だ。

名前を見てみれば確かに俺。あれぇ、俺ってこんなヘボい顔してたっけなぁ?
自分がわからないって、おい、いいのか?まぁ、過去は過去。今に関係は無い。
が、しかしこの顔……。

こりゃモテなかったと納得しました。


 3月25日
昨晩寝る前に通勤快楽やったり、椛やったり、今日は今日で姫盗人読んでいたり
結果として三発しか抜いていないのに妙に疲れているあたり、衰えなのかと少し
哀しくなった今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私は中学生の時
みたいに一日七発とか平気でやれたあの頃のリビドーに憧れにも似た懐かしさを
覚えている次第です。

つーか、中学高校の頃はなんであんなに性欲があったのか我ながら不思議です。
学校で部活してきてヘロヘロなのに三発とか平気で抜けたし、一週間で六十発
程度やれたりとか、もうね、おかしいって。あの頃よく思ったものさ、今この
性欲があるまま女とできたらなぁって。そうして未来の自分に叶わぬ思いを日々
馳せていたものだが……ごめんよ、昔の俺。もうお前の期待に応えられる程俺は
できないんだ。恨むなら今も昔もモテない俺を恨め、こんちくしょー!

運動していれば性欲も増えると俺は思っています。えっちには体力が必要だ。
弾薬補充には基礎体力が必要だ。う〜ん、じゃあもし今からガンガン運動すれば
蘇る精力、引き締まる腹といいこと尽くめじゃないか。でもなぁ、一人で運動
するのは飽きるんだよなぁ。

しかし相手がいないのでは性欲なんて邪魔なだけだ。ところかまわずムスコが
あそぼ〜よ〜と騒ぐから困る。天下の往来だろうと、友達と一緒だろうと、もう
聞き分けてくれません。授業中だろうが真剣な悩み相談の最中とか……もぉ〜
一人でしても無駄だってば。不甲斐無い父さんを許しておくれ。

だが結局気持ちよくなるってのは自分が楽しめればそれでいいのだ。はっきり
言ってしまえばオナニーだろうがセックスだろうが一緒。女性を昂ぶらせるのに
心地良さを覚えるってよく言うが、俺からしてみれば、ありゃ女がよがる姿を
見て視覚的快楽を得ているだけさ。えっちしてる最中に愛してるよなんて萎えて
くるね。そりゃ言われれば嬉しいが……もう、そういう時はどっぷりその世界に
没入してください。

哀しいもんだ、幾らいい女がいようと、俺の右手は俺を十五年も楽しませ続けて
きた。ツボってのを心得ている。排出しねぇとどーにもならん男ってのは非常に
難儀だ。できるならばムスコが目覚めた時にいつでもえっちできればいいんだが
そんなこと応じる女なんていないって。いてもそれは極々限られた人である。

と、まぁ長々と話してきたが、本題に入ろう。

先程も話したように昨晩二発抜いたので、今日起きた時はムスコは静かに寝て
いた。起きていないのは哀しいが、そうそう起きていても手に余る。まぁ寝て
いても問題は無い。しばらく俺はネット巡回をしていた。

あるところでエロ画像を見る。おぉ、縛られてる。こりゃいいものだ……っと
ムスコもお目覚めですか。よーし、一緒に見ような、マイサン。

しばし見ていたら小便を催す。男性諸君ならわかるが、ムスコが元気な時に小便
なんてしようもんなら大惨事になってしまう。血液で膨張しているので、尿道が
圧迫されているのに、無理に出そうとすると飛び散るのだ。う〜ん、だがずっと
我慢できるもんじゃない。収まるまで我慢……ぬっくくぁ〜、ムスコがまどろみ
始めたから、これで大丈夫だろ。便所へGO!

トイレクイ〜ックル〜♪


 3月24日
抱き枕を購入して何日か経ちました。当初予想していた形と違って、羽の無い
クリオネのような抱き枕に戸惑ったものの、使ってみればきっと快眠できるの
だろうと思っていたが、これがどうにも寝心地が悪い。密着しすぎれば呼吸が
できないし、離れれば意味が無いように思える。抱いていたら寝返り打てない
腕が疲れる、足はどうすりゃいいのだろうか……四苦八苦でした。

だが最近ようやくその使い方をマスターしつつあるのか、抱いていても気持ち
よく眠れることに気付きました。女性と添い寝して寝た場合の利点は暖かみが
あるのと、ある程度の融通が利くところでしょうか。密着しなくてもそこはか
となく幸せ気分になれますしね。

抱き枕の利点は寝相が悪くても気にしないで済むのと、気を使わないでも済む
といったところでしょうか。寝返り打って相手を起こしてしまうかもとか酒を呑み
過ぎたから匂うかなとか、そんなことは考えなくていい。

そんなわけで抱き枕もそんなに悪くないじゃないかと思い始めてから気付いた
ことがあります。それは二日前の出来事。抱き枕使って寝ていたんですよ。俺は
寝る時に大抵左向きになって寝ます。なもんで抱き枕使用時は左手を下に入れ
右手を上にして抱いて寝ます。ぎゅ〜っと抱き寄せたりしてね。

だが上記のようにずっと同じ体勢は疲れる。寝返り打とうかと左手を抜こうとした
途端……、

ズキンッ!

うぶぉ、痛〜っ。左肘に妙な痛みが走ったんですよ。痺れたとかそういうのじゃ
なくて、鈍いような鋭いような……ともかく痛いので左肘を見てみた。

……なんだこれは??

左肘にボコッと突起があるんですよ。右肘にはない突起が。その突起は触れば
痛く、かつ動く。う〜む、軟骨かなぁ。剥離したとか?変化球投げ過ぎて肘に
ネズミが走ったか?右利きなのに左腕の危機。……あいたたた。

最初はすぐ治ると思っていたんですが、やっぱり今朝になっても治らないので
病院へ行こうと思いつく。病院へ行く前に家族に見せる。ふっふっふ、みんな
一様に驚いている。さて、昼飯も食ったし病院に行ってくるか。保険証ってどこ
だったっけなぁ〜?

「保険証なら無いですよ」

何を言い出すかと聞き返せば、今日オヤジが検査入院だかで保険証を持って
行ってしまったとのこと。ちくしょう、帰ってくるのが一週間後だとぉ。その間
俺の肘は放置プレイか。つーか、今日入院を知った俺もどうかと思うけど。

メイド服も肘も四月まで延期か。


 3月23日
誕生日おめでとう、千歳!

今日は我が人生を狂わされた最大のエロゲーヒロイン美澤千歳の誕生日であり
諸君には何ら関係のないことであり、ひいては今の絶叫によりいちいちエロゲー
ヒロインの誕生日祝ってるおバカさんどころか、変態管理人と思われたに違い
ない。うむ、すまん。忘れろ!

今日は暖かかった。なんせ最高気温が11℃だったらしい。おかげで半日俺は
上半身裸での生活。暑い、あーつーいー。この程度でこんなに暑がっていたら
俺は夏の熱視線や春の息吹の前に、三月のカレンダーと共に消えてしまうかも
しれん。長い冬は俺に暑さの耐性情報を体の中から消してしまった。

一人うだってるものの、家族は割と平然としている。妹など我が部屋に居ついて
布団に潜り込んで本を読んでいる。このクソ暑い中でよく布団に入っていられる
ものだ。おかげで昼寝できねぇ。ちくしょう。

ラグナでもやろうと思ったが、ファイルが破損したんだった。とても暇である。
仕方ないので新作長編の打ち込みでもやってみる。カタカタ、カタカタカタ……
進まない。うっはぁ、何だか書くより楽だと思っていたんだが、そうもいかねぇ
みたいだ。こりゃ公開に時間かかるぞ。何せ原稿用紙に現在四百枚。少なくとも
あと五十枚は書かねば完成しない。なのに打ち込みはまだ七枚目。うわーん。

しょぼくれそうになっていると夕方になった。夕方から友人にメイド喫茶に是非
連れて行って欲しいと頼まれていたのだ。頼まれたからには応えなければいかん
のだ。早速札幌駅へGO!

メイド喫茶へは俺を含め四人で行くことになった。どこにも寄らずまっすぐに
向かう。そうして案内し、コーヒーを注文する。時間が遅いからか、メイドは
一人だけ。見慣れたメイドである。だが店員と話などしない。仕事の邪魔など
しない。なんたって俺は爽やかモテ系。優雅にコーヒーを味わうのみ。

コーヒーを飲み終わりボーリングをしようかという案が出たが、一人がこの後
用事があるとのことで断念。ならばとっとと帰ろうということになって夕食も
食べないことにした。なんだ、俺は本当にメイド喫茶まで案内してコーヒーを
呑んだだけの外出か。限りなく無意味に近い外出だ。

っと、ここまで書いてハンニバルが終わった。ふむ、話題になっていた映画を
初めて見たが、人食いレクターが誰も今回食ってないような……うーむ、俺も
途中で書くのを中断してお蔵入りにした食人者の話があったけど、あれはもう
書く気がしない。書きたいこと、やりたいことは年々変わるのだ。俺は小学生の
時はブルセラがマイブームだった、中学生の時はレズやパイパン、高校生の時は
SMにスカトロ。こうしたものは未だ俺の中で熱き血潮となって残っているが
一番ではない。では今の一番はなんだろう?大学生は何をもってブームだったと
言いきればいいのだろうか?

あまり変態嗜好に走るのは問題だし、何よりもそこまでのハードプレイは俺が
求めていない。上記のSMやスカトロなんて本やゲームの世界だ。生活人には
なっていないが、俺は現実を少しだけ知った。その中であえて言うならば、

エッチは爽やかだとつまらんと知った。


 3月22日
呑んできたさ、えぇ呑んできたとも。昨日更新できなかったのは卒業式があった
からさ。そう、昨日は我が大学の卒業式。俺も卒業生として参加してきました。
……面倒だったんだけどね。

卒業式の朝は早い。似合わないスーツにネクタイ姿(四年振りかねぇ)に自分で
失笑しつつ会場へ。会場は結構な人数がいた。ふむ、さすがに大学の卒業式は
人が多い。そして袴姿の女も多い!

雪降る日の卒業式、北海道経済も春が遠いが、袴姿に春を見た。これを見るだけ
でも、俺はここに来た甲斐があった。いいね、袴。最高だよ。卒業式自体は全然
面白くないので、割愛。卒業証書をバーゲンセールのようにもらって、終了。
何の感慨も湧かない卒業でした。

式が終わると少ししてから会場を移し、祝賀会が二時から始まった。祝賀会の
参加者はかなり多く、なかなかメシが食えない。しかも立食。落ち着かない。
皿を置こうものなら容赦なくホテルマンに片付けられる。皿を守れ!やること
なければ酒を呑め。そこら中できあがった人間ばかりだ!

メシなんてほとんど食えず、ずっと呑んでばかり。会は一時間半程で終わった
が、我々はすっかりいい気分。しかしまだ四時。日が高い。呑み屋はまだ開店
していないのではなかろうか。呑みに行くメンバーは四人。四人は途方に暮れ
ススキノのロッテリアで時間を潰す。この辺りで酔いが大分覚めてきた。

いつまでもここにいてもダメだ、呑みたい!とうとう我々は開店時間前の俺の
行き付けの呑み屋へ行った。大将は我々に祝福の言葉をかけて出迎えてくれた。
あぁ、お得意様って素晴らしい。すみませ〜ん、日本酒冷で。

覚めかかったところで酒を入れた、しかもどんどん呑んだのでいい気分になって
きた。しかしそれでも卒業したなんて感慨は湧かない。ただ呑みに来ただけの
ようだ。不思議な気分。まぁ、酒が美味いからOK。うぇ〜い!

二次会はバーで。いや、待て、祝賀会含め三次会かな。どうでもいい、呑みたい
のだ。まだまだ呑める。そう思い呑み放題で呑み続け、7杯呑んだところでもう
限界となる。うぉ、やばい。帰ろう……。

帰宅し、ベッドに倒れ込む。動けない。寝ようにも電気が眩しい。憎たらしい
電灯だ。ちくしょう、誰か消してくれ。一体酔っ払いの思考回路とはどういう
ものだろうか。近くの渚に頼まず、何と電話して友人に頼みだした。

も〜しもし、俺だ。俺の部屋の電気を消してくれ。なに、寝ろ?寝たいからこう
頼んでいるんじゃないか。いいから消して〜、後生だ〜。いやぁ、呑んできて
動けないの。動けないと電気が消せない。消せないと眩しい。眩しいと気になり
眠れない。なぬ、それでも大丈夫、君は強い?そうだな。だが今はそんなこと
よりも、電気を消して〜。

色々なところに電話しまくり、結局寝たのは四時。うげぇ〜、酒臭い。そして
具合悪い。悪寒で体が震える。人間バイブ〜……寝よう。

起きたら喉が痛い。う〜ん、二日酔いで弱った体に風邪でもひいたかな。ふむ
しかし早起きしてしまった。まだ十一時だ。何しようかな〜。

そうだメイド服の注文をしよう!

思い立ったら吉日。さっそく電話してみる。あ、注文お願いしたいんですけど。
えっとですね、メイド服ロング丈の黒Mサイズと……えっ、その形は売り切れ
ですって?!あの、次に完成するのはいつ頃でしょうか?二週間後。はぁ、なら
今月は無理ですか。わかりました、またお電話しますね。

ミッション失敗。

ちくしょう、やられたぜ。こうなりゃラグナでもやって暇潰すか。ってパッチ
かよ。アップデートは嬉しいが、またリソース不足でフリーズ……やっぱり。
ったく、今回は何度やればいいんだよ。

フリーズ→強制終了→再開と繰り返していたら、ラグナのファイルとIE起動
ファイルが破損しました。うぉ、こりゃやばい。ちくしょう、たまには気持ち
よくパッチ落させろ。スムーズにゲームさせろぉ!

結局、IEのファイルは友人からもらって修復。だがラグナのファイルはダメ。
後日友人からクライアントとパッチデータもらおう。もしかしてメイド服を買う
前にパソコン買った方がいいのかも……。

でも巫女服四万は魅力だ。


 3月20日
ひどく調子が悪い。昨晩謎の体調不良に襲われ、朦朧としながら寝たけれども
朝方に吐きそうになり目覚める。う〜む、昨日はほとんど呑まなかったのに何故
こんなに気持ち悪いんだろう。ヘルプ、Drキニスキー!

昼頃起床。きっと安眠できなかったのは抱き枕のせいだと決めつける。だって
この羽の無いクリオネみたいな抱き枕、どうやって抱けばいいんだろう。そう
して四苦八苦しながら寝てたからダメだったんだ。抱いたら腕が下になって結構
疲れるし、体の上に持って来たら重い。う〜ん、添い寝枕にしなければ疲れる
のだが、それって抱き枕の意味があるのだろうか?

メシを食い終えると大学へ向かう。今日は研究生入学手続きのためだ。書類は
用意した。不備は無いはず。でもドキドキするのはチキンハートのせいなの。
窓口へGO!あのぉ〜、研究生の手続きできたんですけど、えぇ、入学のです。
あ、書類はここに。……あ、もういいんですか?ありがとうございました。

ミッション終了。その後、大学生協へ行き、入学時に貸した出資金を返して貰う
ことに。ふふふ、思い出してよかったぜ。来年も大学に残るのだが、金は早々に
返してもらうが吉である。生協へ行き、手続きを済ませる。

18000円ゲット!

なんかもうリッチな気分ね。思わずにんまりしながら次は床屋へ向かう。そう
髪が伸びたのだ。妹に切ってもらってからかれこれ三ヶ月経つ。いい加減髪が
もさもさしている。爽やかモテ系である以上、サッパリしておきたい。何でも
明日は卒業式らしいし。

床屋の店長と談笑しながら散髪終了。う〜ん、マンダム。さて次はスーツの下を
取りに……行く前に本屋へ寄って、エロ本買って……よっしゃ、行こう。

ここで我が家の爺さんと婆さんに合流し、スーツの下を取りに行く。その後に
ラーメンを食ってから帰ろうと決め、近くのラーメン屋に入店。小腹が空いて
いたのでラーメンはとても美味く感じた。ふぅ〜、スープも美味い。お、もう
爺さん婆さんは食い終わったのかな。スープ残して勿体無い。年だから仕方は
無いんだけどね。さーて、俺もあと一口。

ガタッ、ガタタ……。

えっ、爺さん婆さん、何故立ち上がって会計とか言ってるの?ちょっと、俺は
まだ食っているんですけど。あんたら早いよ。待てよ。なもんで急いで飲み干し
後に続く。くそぅ、少しは落ち着け!

帰宅。ふと18000円に注目してみる。そうしてメイド服購入資金を引っ張り
出してみる。おぉ、使える範囲で5万5000円、無理して6万。これならもう
買える。メイド服が買える!ふふふ、明日の卒業式が終わったら買おう。

男の買い物が成就する日は近い!


 3月19日
昨日更新できなかったのは温泉に行ってたからである。いやね、昨日はギターを
含む四人で小樽へ行こうと言う話になったんですよ。そうして小樽へと行ったは
いいが、目的が無い。ふらりとそこで働いているギターの妹を見てから海を眺め
目的地を決めかねる男四人。温泉に入りたい。しかし昼間から入るのは気が乗ら
ない。どこかで時間を潰そう。しかし小樽で時間を潰せる場所など……。

「支笏湖にも温泉があるぞ」

誰かが言ったこの一言で我々は支笏湖へと向かうことに。ちなみに小樽からその
支笏湖まではそれなりに時間がかかる。ここから車は目的の温泉までひた走るが
それまでは何も無かった。代わりにちと思いついたネタでも。

桃から生まれたヤツは桃太郎、我々は膣から生まれたから膣太郎?

英語の辞書を見よ、Hの後にはI(愛)があり、Hの前にはG(自慰)がある。

……はい、すみません。そんなわけで目的の支笏湖畔の温泉宿に到着。そこで
日帰り入浴をしたいと受付に言ったら、

「日帰り入浴は三時までなんですよ」

この時点で時刻は五時。愕然とする我々を見かねたのか、宿側の好意によって
我々は入浴を許可された。ひゃっほー、温泉だ。温泉なんていつ以来だろう。
あぁ、夏には行ったか。でも、でもね。

温泉は人生のオアシスだ!

たっぷり一時間半程入浴して堪能。雪降る中での露天風呂はよかった。その後
札幌で用事があるとのことで札幌へと向かう。途中で二名女が加わった。俺は
この時点で本当に逃げて帰ろうかと思った。だって俺、初対面の女性はとても
苦手だし、その上俺以外はみんな親しい模様。いかん、これはやばい!

気付けばまた風呂に入っていた。今度は健康センターみたいな場所。だが日に
二度も風呂に入ったせいか、もうヘロヘロ。挙句に馴染みの無い女性二名。俺は
何も話せないまま黙ってるだけ。つーか、完成されたノリの中には入れないよ。
ほとほと困りながら呑み会へと向かう。

酒を呑めば何とかなるだろう。そう思ってた俺がバカだった。ビールがつくと
呑み放題が高くなる。しかしビールを呑む人がいないので、これは無くなった。
しかも、俺の大好きな日本酒が無い。飲み物はジュースのようなカクテルだけ。
ウィスキーがあるが、その店のウィスキーは美味くない。

酔えない→無理矢理にでも会話に参加できない→しょぼーん。

久々にこんな酒席を味わったが、みんなは満足していたようなので、それでも
いいかと思いながら帰宅したのは朝の五時近く。すぐ寝る。

昼頃起床。そういえば明後日は卒業式だ。研究生の手続きも明日には済まさねば
ならん。てなわけでスーツのズボンを買いに行った。だって太っちゃってさ、今ある
ズボンはけないんだもん。あの、これお願いします。

「仕上がりは二十三日となります」

それじゃズボンを買う意味がねぇ!必死に店員さんに頼む俺。明後日までには
必要なんだ。どうか今日、いや、明日には間に合う様にお願いしますと頼むと
店員さんはにっこりとわかりましたと。俺は紳士服売り場で天使を見た!

店を出てから髪を切ろうと思い立つ。行き付けの床屋に電話すると、今日は
予約でいっぱいと言われる。うーむ、しかし折角外に出たんだ。何かしようと
考えていると、昨日友人の車にあったマイクロビーズのクッションを思い出し
そうだ、その抱き枕を買おうと決意。近くのホームセンターに向かう。

マイクロビーズクッションはあった。が、小さい。こんなんじゃダメだ。俺は
抱き枕がいいんだ。昔から欲しかったんだ。ちくしょう、こうなりゃ寝具店だ。
やる気を溢れさせて寝具店にGO!

抱き枕はあった。しかし凹凸がついている。う〜む、抱き枕ったら筒型のヤツ
だと思っていたのに、こんな羽の無いクリオネみたいな形だなんて。ともかく
ここにもマイクロビーズクッションはなかった。だが折角来たんだ。抱き枕を
買おう。あと、この便座カバーみたいな抱き枕カバーも。

帰宅し、家族から「欲求不満なのか」と言われながら抱き枕のカバーをセット。
試しにベッドに置いてみる。……怖い。何がって、人が入ってるみたい。ひえぇ
死体袋だ。おーまーわーりーさーん!

中の人などいない!といいなぁ。


 3月17日
髪が伸びた。それでも普通の長さの範疇なのだが、耳にかかるし上目にすれば
髪の毛が見える。そうだ、床屋へ行こう。前回は妹に切ってもらったが、今回は
店で切ってもらおう。よーし、電話だ。

……第三月曜日は定休日でした。

しくしく、ならば水曜日に切りに行こう。明日も定休日だ。とまぁそんなわけで
長くなった髪の毛を恨めしそうに思いながらゴロゴロしていると、突然オヤジが
部屋に入ってきた。何か用かい?

「ADSLにしよう。手続きしに行くぞ」

あまりにも突然の申し出。一体何かと訊けば、ビールを買いに近所のスーパーに
出かけたらヤフーBBのADSLに入会しませんかと言われたらしい。オヤジは
インターネットを使えない人間。しかし便利だと言うことで入会したいらしい。よく
わからない人だ。だが俺は反論。何故ならば以前OCNでADSLを薦められた
けど、回線が通っていないと言われたのだ。だがオヤジは訊けば開通していると
言う。半ばケンカになりかけたが、ともかく店に行ってみることに。

話を聞けばOCNはサービスを提供できない場所でもヤフーBBならできると
判明。あぁ、だから俺が訊いた時は使えないと言われ、オヤジの時は使えると
言われたのか。納得。だがまだ問題がある。

ヤフーBBと言えばソフトバンク、ソフトバンクと言えばラグナ。そう、ラグナで
証明されているように、如何せんサービスに信用が持てない。しかしADSLは
OCNではできないし、光は高い。OCNでもできることはできるが、自分で
回線を引かねばならないのだ。う〜ん、う〜ん……。

結局オヤジと店員の説得に負けて契約を結んでしまった。話を聞けばADSLに
するには現在のプロバイダ契約を破棄しないと、乗り換えられないらしい。ふむ
そりゃいいのだが、契約解除しないと工事が始まらないならば、俺はしばらく
ネット世界から離れるのだろうか?う〜む、後日訊いておこう。

ともかくこれで俺もブロードバンダーだ。エロ画像落すのだって楽々だ。もう
大きい画像をクリックしては焦れる必要が無くなるんだ。顔が見えた、乳首が
見えて……あぁ、おそーい!なんて苛々する必要も無いんだ。ひゃっほー!

しかしもし調子に乗って色々なものを落していたら容量が無くなる。ただでさえ
我が13Gのハードディスクは悲鳴を上げかけている。う〜む、ハードディスク
買わないとなぁ。そうしたらOSも98から2000にでもするか。あぁ、でも
OSの入れ方よくわからんし、ハードディスクの分け方もわからん。

俺の知識は旧時代のアナログさ。


 3月16日
呑み過ぎの後に食い過ぎたのか、昨晩猛烈な腹痛と下痢のために力尽きる。
とっととオナニーして寝るが吉。しかしそんな状態でもダラダラ朝方まで酒を
呑んでいたのはダメ人間。五時頃に就寝。

六時半に携帯のメール着信音が鳴り響く。うぬぅ〜、誰だ……?

あなたにも素敵な出会いが待ってます。すぐこのアドレスを……。

ピッ(←消去)。……くそっ、寝かせろ。出会いより睡眠だ。大体そんなところ
怪しくて出会う気になれん。みんなサクラだ。誰が登録するかっての。

十時半、「せんせ〜、大学から速達が来てますよ」

寝かせろっての。速達は逃げないから。もぉ〜、今日の昼には起きるんだから
起こすなっての。どうせ研究生のやつだろ。開けてくれ。……ほら、合格通知。
あとは手続き書類だろ。くそっ、眠い……けどもう寝れそうにも無い。

そんなわけで、研究生に合格しました。

何の感慨も無いなぁ。うむ、まぁ一応目出度いとしておこう。ところで研究生
とは一体何か?よく友人や親などに大学院生と間違われる。けど、院生なんて
立派なものではないのだ。大学を卒業したら学士、大学院に行けば修士、その
後は博士と学位がもらえるのだ。

しかし研究生は違う。学位は貰えない。簡単に言えば金を払ってもう一年大学に
残らせてもらうのだ。そうして論文を書く。言わば社会的には学生でないのに
大学に残る非常に中途半端な存在なのだ。何のメリットも無いだろう。じゃあ
何故なったかって?……なんでだろ?

ともかく書類を見てみる。研究料(学費のようなもの)の振り込み用紙だとか
事項届だとか色々入っている。氏名に住所、家族構成や学歴、保証人など結構
色々書かねばならない。写真も必要だ。まぁ、こんな書類など一時間もあれば
書ける。余裕だ……ん、なにこれ?

受験番号。

受験番号。こんなもんいつ教えてもらったかなぁ。思い出せ俺、ひっぱれ過去の
記憶を。研究生になるために俺は何をした。そこに答えがあるはずだ。えぇ〜と
まず二月に書類を貰って、教授に担当になってもらうようサインしてもらって
それから研究計画書を書き上げ、窓口に持って行き、あとで面接の時間を電話で
知らせると言われ、家に電話がかかってきて、翌日面接に指定された場所へ行き
そこには四人いて、俺は二番目に呼び出されて面接官と和やかに十分ほど話して
面接終了し、今日速達が着た。

俺の受験番号は二番なのか?しかし二番なんてありえるのか?いや、よく考えろ
一万人いたって二番目の人は受験番号二。四人だって二だ。だが俺は受験番号
言われた記憶が無い。紙も貰ってない。ただ面接の会場に二番目に面接ですよと
言われただけだ。……そんな曖昧なものでいいの?受験番号の欄は六桁書ける
ようになっている。いや、きっとこの用紙は使い回しのためなんだ。大学入学の
人と一緒のやつなんだ。しかし六桁ある中に二って書きにくいな。

迷った挙句、後日電話で訊くことにした。うむ、その方がいい。訊くは一時の
恥、訊かぬは一生の恥と言うではないか。しかし余計なことを訊いたらそれこそ
一生恥かくんだよな……って、そんなことは今はどうでもいい。

ともかく四月から研究生です。