あまり爽やかじゃない目覚めで始まったので、ゲームやって気分転換。友人と
一緒に共同プレイして（ネットゲームですから）忘れる。うふふ、あはは、あ〜
腹減ったなぁ。
人間悩んでいても腹は減る。メシを作ってもらおうと居間に言って渚に頼もうと
すると、オヤジがいることに気付く。どうやら今日退院してきた模様。しかし
オヤジの入退院など幼い頃からよくあること。今日もあぁ帰ってきたのか程度
しか思わない。それよりメシだ。
渚にメシを作ってと頼んでから自室へ戻ろうとしたらオヤジに呼び止められる。
何事かと思えばビートルズとジョンレノンのＣＤを渡される。いい曲だから是非
聞いてみろと。ふむ、どうやら入院中にもらったものらしい。入院する度にＣＤ
増えていくなぁ。まぁ、２枚ともいい曲だったからいいけどね。
メシを食いながら音楽聴いているとオヤジが俺の部屋に駆けこんできた。今度は
一体何なのだろうか？
「お前、桑田佳祐が使っていたピック欲しい？」
愚問である。そんなもんあれば欲しいに決まっている。
「これ、なーんだ？」
そう言ってオヤジはビニールパックに入った一枚のピックを取り出した。茶色い
下地に金色でＦｅｎｄｅｒの刻印がある。楽器屋に行ってピックコーナーでも見れば
三百円程度でありそうなものである。
話を聞けばこれは今から二十年くらい前に札幌は真駒内でサザンがコンサートに
来た時に観客席に向かって桑田佳祐が投げたピックらしい。当時から大ファンで
あった人がそれを拾い大事にしてきたらしいのだが、その人が入院中にオヤジと
親しくなったために譲り受けたとのこと。二十五年来のファンであるから間違い
無いとのこと。
ふーむ、そう言われればこの安っぽいピックにもどことなくオーラがあるように
思え……ない。幾らどう見たってただのピックだ。まぁ、でもそういうことにして
おくのが仄かな幸せってもんだ。
たった一枚のピックでも宝物さ。
呑み慣れたコップもいいんですが、やはり木製の枡は違います。口をつけると
木の味と香りがします。どこか落ち着きを感じながら昨日は秋田誉の純米酒を
呑む、呑む、呑む……気付けば半分近く呑んでしまった。あぁん。
飲み物や食い物ってのは器によって味が変わると言います。俺はまだ食い物が
器によって変化するってのはわかりませんが、飲み物、それも酒ならばやはり
変わるものだと思います。枡は極端にしろ、ビールジョッキの形によって結構
ビールの味が変わるものです。
ここまで書いてふと思ったんですが、女性と服。一体どっちが器でどっちが料理
なんでしょうか？
女性が器で服（以降服はスクール水着を表すと思って下さいな）が料理の場合なら
女体そのものによって服のよさが際立つわけです。はちきれんばかりの瑞々しい
肢体が、成長途中のウブな肉体が服の持っている機能美、可愛らしさなどを余す
ところなく魅せてくれるわけです。言わば服主体。女体によって変化する服その
ものを楽しむ。う〜む、これっぽいぞ。山岡四郎もびっくりだ。
いいや、結論を急いではダメだ。逆に服が器で女性が料理としてみたらどうか。
この場合は女体がメインなわけですから、服によってその肢体が際立つわけに
なります。女性一人に対して服が数種類用意。スクール水着に始まり、ナースに
チャイナ、レオタードやボンテージを経てメインディシュのメイド服に。うむ
これなら海原雄山だって納得してくれるはずだ。
食べるということを考えれば、女体が料理に決まってる（←鬼畜）。でも女体に
服を乗せる（着せる）ってことを考えれば、女体が器にも思えてくる。いや待て
服は飾りだ、デコレーションだ。ケーキだってスポンジ部分が本体じゃないか。
そうなると女体が本体＝料理となるのか。あぁ、でも俺も昔そうだったけれども
ケーキを食う時にスポンジを楽しみに食う奴は少ないのではないか？大抵みんな
イチゴを食うもんじゃないか？
「それは好き好きなんじゃないんですか？服に興味がある人は服を第一に考える
でしょうし、体が好きな人はそれを第一に考えるでしょうから」
そんな正論が聞きたいわけじゃないんだ。ったく、ロマンのわからないやつめ。
あぁ、しかしこの『鶏が先か卵が先か』みたいな論争。終止符はつくのか？
ぼけーっと考えていたら、昔『ふたりエッチ』で書かれていたこんなことをふと
思い出しました。昔の人の言葉だったはず。
女性にドレスを贈るのは脱がせるためだ！
ふむ、この言葉から考えるならば女性をメインにとのことです。煌びやかな服で
女性を飾り立て、その女体を味わう。女体の味は変わらないけど、その時々の
服によって気持ちが変わる。ふーむ、ひとまずこういうことにしておくか。
みなさんの意見も是非聞きたいなぁ。
なんて思っていたら実は知ってる人がとっても多くてびっくり。あれ、もしや
俺だけが知らなかったの？恥ずかしい〜。無知の恥ですかねぇ。
話を聞いてみれば、皮膚病みたいなもので、ひどいと服をきていられなくなる
ほど痛い病気らしい。え、裸族になれと。でも服着ていても痛くないし、逆に
服を着ていなくても痛い。しかも左わき腹だけ。うーむ、何かきっと帯状疱疹
なんてもんじゃなく、別の何かに違いない。医者め、間違ったな。
話は変わって、メジャーな食い物でも意外に食ったことはないものや、自宅で
食ったことがあっても外食で食ったことがないものってありますよね。例えば
ファミレスで何か食おうとしてメニューを開く。様々な食い物。何食おうかな。
腹減ったなぁ。色々な想像を働かせます。美味そうですもんね。
でも結局自分の中の定番のメニューで落ち着くってことが多いと思うんです。
あ〜、スパゲティ美味そうだな、このガーリックハンバーグ美味そうだなぁ。
でもカツ丼選んでおけば間違いないだろう、みたいな。
店で食ったことのないものって三つのポイントがあると思うんです。
１．家で食いなれている、または食い飽きているもの。
２．つい定番の食い物を選んでしまい、馴染みあるが食ったことのないもの。
３．高いもの、または何の料理だかわからない料理。
今日は２のポイントを中心にお話しましょう。（もうきっとこんなこと話さないと
思いますけどね）
俺が馴染みあるけど食ったことのないものってかなり多いんですよ。丼物屋に
行けばカツ丼や牛丼ばかり食ってますし、パスタ屋行けばカルボナーラばかり。
ラーメン屋行けば醤油ラーメンがほとんどで、ココイチ行ってもチーズカレー
ばっかり。晩酌ももっぱら日本酒。変化の無い生活だ。
だってほら、金払ってメシ食って外したらショックじゃないですか。俺なんて
その日ずっとブルーですよ。定番の食い物だと多少不味くても納得するじゃあ
ないですか。安定した生活、メシですら冒険の無い日々。
だが時に当りにあることも。先日爺さんの誕生日の時にファミレス行き、何気
無くカツ丼に飽きたので天丼を食ってみた。実は店で天丼食うのがあの時初めて
だったんですよ。あの日の日記に天丼食うなんていつ以来だろうと書きました
けど、それは家で天麩羅揚げた時にゴハンと一緒に食っただけ。よくよく思い
返してみればあれが初体験。
あの日、天丼は実に美味いものだと改めて知りました。
そして今日、外泊のために病院を出てきた親父を駅まで迎えに行って、帰りに
コンビニへ寄る。ふむ、たまにはコンビニでメシ買うのもいいか。幕ノ内弁当
なんかはあまり好きじゃないので除外。あとは……カルビ弁当は定番だ。たまに
コンビニでメシ買う時に食うしな。あとは……鳥そぼろ弁当とミニ天丼。
しばし考えた後、冒険と定番を兼ね備えたミニ天丼を選ぶ。あの日に食ったあの
天丼の味が口の中に広がったような気がしたのだ。コンビニ弁当に期待しては
いけない。美味くなってきたとはいえ、所詮はコンビニ弁当だ。過剰に期待を
したら、きっと……でも天丼だぞ！
帰宅し、早速食う………。
このミニ天丼、今日初めて口にするものだった。とんでもなく油っぽい。途中で
胸が悪くなってくる。あぁ、しかし途中で止めるなんて罰当たりなことはしない。
誠心誠意持って完食。げーっふ。
裏切ってごめんよ、カルビ弁当。
病院近くにはスーパー用の駐車場がある。ここはそこそこ広いので借りようと
したが、満車。っち、仕方ない。がっかりしながら狭い病院の駐車場へ行くが
またも満車。きー。引き返そうと車を回していたら大型トラックがすぐ側まで
接近してるじゃないですか。ひぃやぁ〜、こいつぁ怖い。威圧感たっぷりだ。
恐る恐る運転し、事無きを得る。
結局ちょっと離れた大型スーパーの駐車場に停めて、病院へ。この病院は割と
空いていて、軽い診療ならこういう方が待ち疲れが無くていい。案の定五分も
しないうちに呼ばれた。とりあえずはお決まり通りに熱を測ることに。
どうせ熱なんてねぇ……３７．１℃。
あれ、微熱がある。今気付いた。自覚症状無かったんだけどなぁ。さて、気を
取り直して診察だ。あの〜、この左わき腹が痛いんです。えぇ、鈍い痛みが常に
あって。あ、はい、レントゲンですか。
もう一度言う。この病院は空いている。腕は悪くないけど、立地条件のせいか
あまり目立つ場所ではない。ガラガラである。レントゲンも全然待たずに撮り
終える。うーむ、待ち時間に本でも読もうと思っていたんだけどなぁ。
レントゲンの現像が終わったのか、再び診察室に呼ばれる。そこには俺の胸の
写真が。医者はじっとそのレントゲン写真を見詰めている。俺の顔を見ないで
ずっと「う〜ん、う〜ん、これは……そうだなぁ」なんて唸ってる。
怖いです、はっきり言って。しんと静まり返った診察室に響く医者の唸り声。
ねぇ、何なの？何かあるの？黙っていないで何とか言ってぇ〜。
耐え切れずにどうなのかと訊いたら、ようやく医者が俺を見て一言。
「そうだなぁ……肺、かもね」
肺って、何だか重病患者みたいだな。訊けばまだ問題無いが、もしかしたら肺が
悪いのかもと。何とも歯切れの悪い言い方だ。まぁ、そうなのか。とりあえず呑み
過ぎではなさそうだな。なんて思っていたらもう一言。
「帯状疱疹かもしれないから、二、三日様子を見て」
何だ、帯状疱疹って。初めて聞いたぞ。聞けば赤いブツブツができて痛くなる
病気とのこと。そういや赤いブツブツが僅かだが最近腹の辺りにできてきたん
だよなぁ。……詳しいことは訊けずに、薬をもらって帰宅。
早速その帯状疱疹とやらを調べてみる。こういう時のためのネットです。
帯状疱疹
【概要】 以前に感染した水痘ウイルスが脊髄の中にある神経細胞の中に潜んで
いて、免疫が衰えるとそのウイルスが活動を始め、皮膚の片側に帯状の
みずぶくれを作るもの。非常に痛い！
【詳しく】 一種の日和見感染だが健常者でも時にみられることがあり、これだけ
ではエイズと診断されない。
……はぁ？！
な、何でいきなりエイズの話になるんだ？そもそも日和見感染って何だ？
日和見感染症
【概要】 免疫が正常な人では問題にならないような病原性の弱い微生物が
免疫力が衰えると害を及ぼすようになる。これを日和見感染と言う。
あぁ、びっくりした。単に免疫力が低下しただけじゃねぇか。エイズがどうの
こうのって書かれていたからびっくりしたじゃねぇか。で、何でまた抵抗力が
衰えたんだろう。いつも痛かったけど、三日くらい前からなんだよなぁ。
三日前……大酒を呑んでいた日か。ははぁ、きっといつもより過剰にアルコール
摂取したから肝機能の働きなどが衰え、体の働きが衰えた。だから免疫力低下
なんてことになったんだな。
って、結局呑み過ぎかよ！
（１） ファイル付き英語で書かれた謎な件名メール。
削除っと。えーっと、他にメールは無いな。さて、ラグナでもすっか……。
いや、もう本当にウィルス（？）メールは勘弁して下さい。これじゃもしもこの
サイトの過去日記を見た女の子（十八歳、ちょっとえっちに興味があるけれども
恥ずかしくてまだ経験は済んでいないけど、友達にはもうしちゃったなんて嘘
ついていて、夜中にはつい未だ見ぬ彼氏のことを考えてオナニーしてしまう娘）
から折角「そうかぁ、先生こういうのに興味あるんだぁ……そ、そしたら先生の
ために私、スクール水着着てオナニーしている画像送っちゃおうかな。最近の
先生、疲れているみたいだし……パシャ。うわぁ、している時はわかんなかった
けど、これってすっごく恥ずかしい。で、でも……えぇーい、送っちゃえ」なんて
勇気を無駄にしてしまうかもしれないんですよ。
許せねぇ、ウィルスメール。どこのバカがこんなもん作るんだよ。しかも巧妙に
件名変えてきやがって。だから昔『ＫＩＣＨＩＫＵ』って題名のメールに騙されて
ウィルスに感染しちゃったんだ。これがもし『濡れた私とスク水』なんて題名で
送られたら、もぉ……間違いなく開いちゃうってば。
話は変わり、昨日から左わき腹付近の肋骨辺りが痛いです。そう、リバーブロー
食らった感じです。胃とは思えない場所だし、まさか肝臓が痛いなんてことも
無いでしょう。肝臓痛かったら死んでるわ。うーん、何だろう。ぶつけた覚えも
アザも無いし……でも、すんごく痛い。
「病院行ってきたらどうですか、先生」
病院か。ふむ、確かに先日少々呑み過ぎた。その時から痛いからもしかしたら
内臓がやられてるのかもなぁ。しばらく病院行っていなかったから検査をして
もらいたいし。よーし、明日行ってくるか。
病院や検査が大好きな俺。血液検査なんかはもうたまりません。注射も点滴も
好き。しかし最近は風邪もひかなければ腹痛くても我慢していたので、とんと
お世話になってない。いかーん。こういうのはちょこちょこ検査して早期発見
した方がいいのだ。うふふ、楽しみだなぁ。
病院に行って何でもないですと言われると釈然としないのは俺だけなのかな？
そりゃ何事も無い方がいいのだが、痛くて苦しくて病院に行って何でもないと
言われると……俺は痛いからここに来てるんだよ、何でもないわけねぇだろ。
この痛みは何だよドクター？！ってな感じに。だが何らかの病名を言われれば
納得するんですよ。はーそっか、神経性胃炎（仮）かぁ。なら仕方ねぇかって。
ま、ともかく明日も痛かったら病院へＧＯ！
ただの呑み過ぎと言われそうだけど。
鍋は豪華な二種類のチゲ鍋。まぁ、２ｃｈでの知り合いの他にそこの家主の
知人も集まることに。まぁ、気にしない。鍋を食う、酒を呑む、酒を呑む……
っと、そろそろ時間だ。帰らないと。えっ、この枡くれるんですか？
帰宅途中、のりたまに電話をかける。酔っ払ったら電話をかけたくなるのだ。
電話をかけたら彼女さん（あだ名を考えてくれとのこと）も一緒にいるらしい。
けっ、ラブラブですか、そうですか。まぁ、人の幸せを妬むのはよくない。
帰宅し、もう一度電話をかける。やっぱりラブラブ。こらぁ〜、乳揉んだとか
いちいち報告するんじゃねぇ。俺にも揉ませろ、ちょっとでいいから。ダメ？
あっはっは、わかってますよダンナ。でもね、酔っ払いにはちょこっと優しく
してくれてもいいじゃないっすか。ほーら、ほーら、ちょっとでいいんです。
……ダメか。うぬぅ〜、なら、せめてあの台詞を艶っぽく言ってぇ〜！
「せんせっ、がんばって♪」
無理矢理ワガママを押し通して頼み、言ってもらう。満足！
……気付けば朝。どうやらあの後も記憶が無いまま大分呑んだみたいだ。新しい
酒瓶の封が開けられているし、チーズ食った痕跡がある。服も着たままだった。
うげぇ〜、気持ち悪い。頭痛いぃ〜。しかも今日はすげぇいい天気。暑くてもう
具合悪いの大爆発。吐く程じゃないんだが……寝ていよう。
昼頃、再び起床。気持ち悪いのだが、猛烈に腹が減る。メシを作ってもらおうと
思ったのだが、渚も二日酔いで唸ってる。母さん寝てる。婆さんいねぇ。妹も
当然いない。……ちくしょう、ラーメン作るか。あぁ、塩ラーメンは涙の味。
なんのこっちゃ、自分でもわからん。
食ったら食ったで再び気持ち悪くなる。寝よう。水分補給して寝るのが最良の
策である。あぁ〜、当分酒は見たくないなぁ。
夕方、三度目の起床。まだどこか具合が悪い。風呂に入り、メシを食う。あぁ
ようやく体調が戻りつつある。日記書かないと……。
そして現在に至る。足元には酒瓶。見たくもないと思っていた宿敵が今は妙に
愛しい。あぁ、俺にはやっぱりお前がいないとダメみたいだ。嫌っても憎んでも
いつも俺はお前を求める。たまに裏切られるが、それはいつも俺が悪いのさ。
さぁ、今日も酔わせておくれ。
そして冒頭へ。
本日はナチュラル２のヒロイン、鳥海千紗都と空の誕生日。
おめでとう、ちーちゃんくーちゃん！
「おい、駅にいるから迎えに来てくれ」
電話の相手は入院しているはずの親父。話を聞けば外泊許可を貰ったとのこと。
ふむ、仕方ない。迎えに行くか。って、数日運転していないと何だか緊張するなぁ。
えーっと、シートベルトして、エンジンかけてＧＯ！
走っている最中にバックミラー合わせていないことに気付く。うっはぁ〜、後ろ
見えない。怖い。慌てて見えるようにするが、所詮応急措置。多少見える程度で
はっきりとは見えない。が、がんばれ俺。人はひくな、車をぶつけるな。
何とか駅に到着。ミラーを直し、親父を乗せる。ここから帰宅までは慣れてるので
問題は無い。さーて、帰るかぁ〜。
「あ、酒買いたいからそこのコンビニに寄ってくれ」
実は車を運転してコンビニに寄るのは初体験。大型スーパーならば余裕だけど
コンビニは駐車場が狭い。うむぅ、しかしやってみようか。
サッと車を入れようとしたら、ロードヒーティングとそうでないところの結構大きな
段差にひっかかる。あわわ、がんばれ。アクセルＧＯ！って、踏みすぎないように
……ふぅ、成功。
俺は車で待機し、親父がコンビニへ。程なくすると親父が手ぶらで戻ってくる。
曰く酒が無い。そうか、まぁ、残念だったな。さぁ帰るか。
「そこにコンビニあるだろ。あそこへ行け」
ゲッ、あそこは反対車線じゃねぇか。行きたくねぇなぁと思うが、これも練習
なんて一言で済まされる。はいはい、行けばいいんでしょう。って、まずはここ
から出ないとな。えーっと、こっちにハンドル切って、バックっと。
ゆるゆると動き出す。方向はいい感じ。だが、先程の段差にひっかかる。くっ
ここはアクセル踏むしかないか。後ろに人は……いねぇ。よし、ＧＯ！
ギュオオオオオオオォン！
ぎゃああああああぁ〜、アクセル踏み過ぎたぁ。ブレーキ踏まなきゃ。
ギャオオオン！
まーちがったー！！スゴイ勢いでバックするぅ〜〜。ブレーキ！
やっとのことでブレーキを踏み、止まる。距離にしてみればそうでもないけど
もし後ろに人がいたら跳ね飛ばしていた。かなりの怪我を負わせたことだろう。
ひぃ〜、こえぇ〜。びっしょり冷や汗かきながらコンビニヘ。同じ過ちはもう
しないと、今度は安全に出入り。
あぁ、俺は本当に教習所で技能は問題無いと言われたのだろうか。あの教官の
言葉は幻だったのだろうか。本当に俺は免許を取ったのだろうか。手元にある
のは出来のいい学生証なのでは？ぬ〜ん、自信なくなってきたな。
で、ここまで書いていると電話が鳴った。誰だ……って、２ｃｈ酒板の人か。
はい、もしもし、なんすか？……えっ、明日急遽札幌でオフ会開催？！
明日は帰ってこれないかもしれません。
大体ペースとしては一日日本酒三合くらいなので、三日で一升瓶が空になる。
そんなわけで結構酒瓶が溜まります。我が部屋の前の廊下の突き当たりはゴミ
置き場なのですが、一ヶ月もすればボーリングできそうな程並んでいます。
本人としては壮観なのですが、家人には当然不評。こんなに呑んで体壊しても
知らないだとか言われ放題。うーむ、だがこれだけ呑めば結構税金払っている
はずだ。年間どのくらいになるかわからんけど、かなり払ってるぞ。
よくそんな呑むほど金があるなとも言われますが、俺は酒代とタバコ代以外は
ほぼまったくと言っていい程、金を使わない。ＣＤだって年間数枚、交遊費も
バカバカ使ってるわけでもないですから、大体収入の９５％は酒代タバコ代。
エンゲルもびっくりだ。
それでも時に臨時収入があれば、コツコツとある目的のために貯めてきました。
ふふ、貯蓄なんて偉いなぁ、俺。目的達成のために耐え忍ぶ。かっこいいなぁ。
ん、買うものは何かって？そりゃ決まっているでしょう。
メイド服ですよ！
前回購入したのはドンキホーテで売っている９０００円少々の品物。あの時は
初購入の喜びに打ち震えたものの、やはりしっくりこない。ここは一度納得の
いくものを買うべきだ。本物を。
でもネットで探していてもいまいちしっくりくるものがない。前に紹介したのも
実はコスプレっぽくて納得しかねていた。しかし、しかしついに俺は見つけた。
ここにあったのだ。
上記のリンクを見てもどれを買うのかわからんでしょう。ふふふ、安心しても
ＯＫ。俺が買うのはこれの黒Ｍサイズとこれとプレーンカチューシャ。しめて
４１０００円。送料等を含めれば４５０００円くらいにはなるでしょう。
はっきり言って馬鹿です。大馬鹿でしょう。だがな、ロマンとは凡人に馬鹿だと
思われていてもそれを信じ叶える力。理解されなくてもいいんです。ただ俺は
欲しいから買う。これだけだ。
無論前回のようにフリーサイズではない。女用に丈を合わせるから、間違って
また着ちゃった〜なんてこともない。ふふ、あと１５０００円か。ってことはおよそ
半月の酒代。半月我慢すれば買えるのか。
だが半月も我慢するなんて無理だ。不可能だ。以前一生酒呑まないと固く誓った
けど、五日間が限界だった。三日酒呑まないと部屋の中で飛ぶ鳥を見るような
人間がそこまで我慢できるはずはない。う〜ん、じゃあ何か削ろう。
今月は最低呑み会が一回あるし、まほろの新刊予約したし、来月は桑田佳祐の
ライブＤＶＤが発売されるし、卒業おめでとうとかで呑み会も割とあるだろうから
……う〜ん、う〜ん。
エロゲー買ったことに今、後悔。
久々に『エロ』ゲーを堪能していい気分。出来のいいエロ本って感じくらいが
俺にはいいなぁ。シュミュレーションだとかアドベンチャーってのもいいんだ
けど、クリックして３０秒後くらいにエロシーン突入てのもいいもんですわ。
シナリオとかゲーム性で遊びたいエロゲーもそりゃあるけど、俺は大体の場合
エロ本もエロビも飽きて、じゃあエロゲーで抜くかぁってのが多い。
なのにエロシーンまで五時間かかったり、あってもちょこっとしかなかったり
または無い方がいいのにぃってのも……まぁ、ともかくパッケージが黒い奴や
店の奥の方にあるやつが好きなのです。
人には色々な性趣向があると思うが、俺は明るいエッチなんてのはダメです。
いや、そりゃ好きですよ。いちゃいちゃしてギシギシアンアンってのもさぁ。
でもね、こう理想とするのはこういうの。
時は夕暮れ、逢魔ヶ刻。夏から秋へ移ろう時期。暗く、明かりが無いと相手の
表情がよく見えない。和室は畳の上で、蝋燭を灯しながら汗まみれで絡み合う
二人。朧に見える相手の悶えた表情、ぬらぬら光る体……。
っかぁ〜、いいなぁ、いいねぇ、もぉ。ロマンポルノって最高。ブルーフィルム
いいなぁ。やっぱり卑猥や淫猥なんてのは暗さと合わさる汗で構成されている
ものだ。む、理解できないだと？変態だと？まぁ、いいじゃないか。俺だって
明るいエッチにはあまり興味無いし。君たちがコンビニならば、俺は駄菓子屋。
否定も肯定もしない。いいだろぉ、好きなもん好きだって言っても。
更に言うなれば、京都かどっかの料亭を貸し切って、酒呑んで刺身食いながら
目の前で女同士を絡ませるってのも……う〜む、さすがにこんなことばっかり
言っていると爽やかモテ系とか思われなくなってくるな。
うーん、しかしそうは言っても俺は高い料理屋とか洒落た店ってのはすっげぇ
苦手なんですよ。もう、ホテルでメシ食って夜景見てなんてドラマであっても
そんなシーンを見ると虫唾が走る。君のために部屋を取ったなんて台詞なんて
聞いた日には、もぉ……。
ならば『いいひと』みたいにラーメン食いながらプロポーズってのがいいなぁ。
高級で酔わせないとそういうことできないってのは生理的にダメ。そうしないと
受け入れようと思えないって考えの女も全然ダメ。ムードねぇなぁ、俺。
何が言いたいかって言うと、さっきテレビ見ていたら叶姉妹が出ていたんです。
こいつら何やって金稼いでいるんだろう。どうやって６０００万のコートとか
買っているんだろう。疑問が渦巻く。そして次々と紹介される数百万クラスの
ピカピカした貴金属。ここまで飾った人達を見ると、もうね……。
ただの独り言なんで気にしないで。
昨日はサークルの人達との呑み会。先輩の家でメシを食い、酒を呑む。しかし
ただの雑談には終わらず、素晴らしい出会いがあった。と言っても昨日の面子は
男四人。リアルな出会いではない。何気無くテレビのチャンネルを回してたら
ＮＨＫになる。普段ならＮＨＫなど全く見ないのだが、その日は違った。
たまたま女性中国武術家の陳静（ちんせい）さんが出ていた。格闘技は好きだが
この人は知らない。全然全く知らない。初めて見た。でも、チャンネルを回す手を
止めたのは純粋に可愛かったからだ。酒の勢いもあって惚れかけた。
うーむ、アジア美人はいいなぁ。今日も晩飯食っている時に踊るさんま御殿を
見ていたら、ユンソナ可愛いなぁってマジで思っていたし。中国や韓国の美人
っていいねぇ。当然日本人も好きですよ。やはり俺は欧米の女性は合わないの
だろうなぁ……。
閑話休題。昨日呑み過ぎたせいで、今日は軽い二日酔い。う〜、ゴロゴロして
いたい。でも今日は昨日酔った勢いでチャットで知った人が同じ札幌に住んで
いることに気をよくしたので、会うことになってしまっている。普段なら面倒臭い
なんて一言でやめるが、俺の本が欲しいと言ってきたからには会うべきだろう。
あ、ちなみに本と言っても大学のサークルで作った本である。金を貰うなんて
大それた立場ではないため、無料。
しかしもう在庫が無い。う〜む、仕方ない、俺の分をあげるとしよう。
二時、札幌駅で待ち合わせる。しかしお互いに姿も顔もしらない。わかるのは
昨日酔っ払った勢いで教えた電話番号と、互いの特徴。でも、こう人が多いと
わからんなぁ……。
「あの、桐生さんですか？」
びびくぅ、いつの間に近くにいたんだろう。びっくりしたが、合流成功。まぁ
俺の名前が桐生ではなく、スケベイスとかだったら無視されていたんだろうな。
昨日行ったメイド喫茶店に連れていこうとしたが、今日は寒い。近くの適当な
喫茶店に入る。
席に着くと、とりあえず本を渡す。すぐに帰るのも失礼なので雑談をするけど
巧く話せない。知っているんだけど初対面、なんて妙な関係。それに初対面の
人は特に苦手である。唐突におっぱいなんて言えるわけもない。そもそも俺は
余程親しい人じゃない限り話さない。何を言って相手に失礼になるかわからん
からだ。だが、相手を沈黙させるのはもっと気まずい。あぁん。
話す→軽い沈黙→気マズイ雰囲気→焦る俺→何か話す→泥沼。
すみません、本当にすみませんと心の中で何度も謝って別れる。気の弱い俺。
本当にもうね、ダメなんですよ。例えば本屋なんかで目当ての本が見つからず
店員さんに尋ねる時も申し訳なさそうにペコペコしながら。教えてもらい案内
しますよなんて言われたらもう、申し訳無いを通り越して罪悪感。んで、その
目当ての本を見つけたらまたペコリと頭を下げる。店を出たら「ふぅ、さっきの
客ったら本一冊満足に見つけられないのかしら」なんて言われているような気が
して、もぅ……。
酒を呑んでいると平気なのだが、素面だとまともに話もできない。はっ、これは
きっと誰かが俺に毒電波を送っているに違いない。誰だぁ〜、もぉ、電波飛ばして
いる奴は！出て来い！そうして言ってやる。おぅ、お前か？こっちこい、ちょっと
こっちこーい！
勘弁して下さい、本当に。
気を取り直し、今日は外食に行く。前からどこか食いに行きたいと家人の間で
話が出ていたのだ。行くべき場所は近場の焼肉バイキングレストラン。最初の
食事が焼肉とはハードだが、焼肉なんてそう食う機会が無い。がんばろう。
焼肉屋まで運転し、俺を含めて六人で入店する。ここは以前来た事があるので
どんなシステムかは把握している。肉の他に寿司やらパスタやらポテトやらの
オードブルやデザートなんかも結構あるが、やはり焼肉屋に来たならば焼肉を
食ってこそであろう。そんなわけでひたすら肉とゴハンを食う。
当然すぐに飽きる。ぐっはぁ〜、胸焼けがぁ〜。胃がぁ〜。
やはり最初の食事に焼肉はハードだった。いや、だがここでやめるのは非常に
もったいない。ここは……そう、ウーロン茶だ。油を分解するウーロン茶を飲み
ながら食えば、まだまだ行けるはずだ。がんばれ俺、まだ元は取っていないぞ。
ここで止めれば焼肉屋の思う壺だ。
限界ギリギリまで食って、退店。あぁ、満足。買い物も済ませた。さて帰宅だ。
当然運転は俺。何事も無く帰宅し、練習も兼ねてバックで車庫入れをする。幾ら
教習所で習ったとは言え、バックの練習なんて二時間程度。そんなもんで習得
できるはずがない。とっととマスターして店の駐車場でもバックで入れたい。
っと、これじゃぶつかる。ハンドル切って……っと、逆だ。落ち着け俺。慌てず
ゆっくり……ぐぉ、これじゃ右側がぶつかる。一旦前に出して、右側のスペース
確保してっと……よしよし、いいぞ。
ガッ！
うん？何かにひかかった？右側は……大丈夫。後ろは……ＯＫ。ふむ、前にも
こんなことがあった。氷の段差のせいだ。ならば気にするな。アクセルＧＯ！
ガガガガガッ！
げげっ、これはヤバイのでは？！そう判断した俺は慌てて車を降りて左側を
見てみることに。
ぎゃあああぁ、左側のライトもげかかってる！
どうやら左側の注意を忘れていて、無理矢理下がったために、ウィンカーを出す
ライトがもげかかってしまった。あわわ、やっべー。って、いつの間にか家人が
鬼の形相で俺を見ている。ひいいいいぃ、すみません〜。
しょんぼりしながら透明強力テープで補強。幸いウィンカーは点くし、ボロ車
だったためか、修羅場にはならなかった。あぁん、だけどがっかり。教習所で
習う時はポールが立っているのでそれを目印にすればスムーズにできるの
だが、そういう覚え方をするとこういう目に遭う。はぁん。
その後飲んだビールの味ったら……。