狂人日記

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 12月31日
さて、今年もいよいよ本日で終了となりました。みなさんは一体どんな一年に
なったんでしょうか。えっ、俺ですか?まぁまぁ、それを今から副管理人である
佐倉渚と一緒に進めていきましょうか。ほれ、渚、挨拶しなさい。

「えっと、改めまして、ここの副管理人を任されている佐倉渚です」

それじゃあ、まぁ一月から振り返ってみましょうかね。……あのさ、一月って
何してたっけ?もう一年も前の話だから覚えていねぇんだよ。

「も〜、さっそく私ですか?えっと、一月は先生元日からずっとお酒呑んでて
それがたたって体調崩したり、えっちなお店に行ったり……あ、仮免許合格を
達成していますね。教習所行ってましたもんね、この頃は」

うむ、まぁいつもと変わらないって目を向けるな。確かに振り返れば、妄想と
飲酒しかしていないけど、この頃は免許を取りに行ってたんだよなぁ。いやぁ
がんばっていたね、俺も。え〜っと、二月は何だっけ?

「また私ですか?えっと、二月は免許取得ですね。技能試験を一発合格したは
いいものの、学科試験で二点足りなくて再試。次の試験で合格……って、また
お酒呑みすぎたせいじゃないですか。試験の前日に深酒しないで下さいよ」

そ、そういう恥ずかしい歴史を言うな。ほら、二月にはこのサイトの一周年が
あったじゃないか。あとはギターとのりたまとその彼女と呑みに行ったなぁ。
ヤツの彼女はカワイイ……そういや、のりたまじゃなく別の名前にしてくれと
頼まれていたけど、忘れたからいいや。

「あと、車の車庫入れに失敗してライトを壊したり、メイド喫茶に初めて入店
してみたり……あ、桑田佳祐のピックをお父さんからいただきましたよね」

本物かどうか、確認しようが無いんだけどねぇ。三月は味噌汁に一味唐辛子を
入れることを覚えたね。いや、マジで美味いんだよ。あとは大学を卒業したり
研究生になったり、ADSLにしてみたり、まぁこの時期だから色々と変化が
生まれた月でもあるな。あ〜、そしてこの頃は肘に変な物ができたり、とある
場所で知り合ったマチルダさんに求婚されたりもしたなぁ。

「四月はその肘の手術をしたり、マチルダさん関係で色々ありましたね。でも
一番の大事件は、ADSLの工事の不備があってしばらくネット接続ができず
日記も更新できなかったんですよね」

あとは翌日にパソコン様が昇天して、買い換えたな。いやぁその顛末を書くと
長くなるので、詳細は当時の日記を参照してね。あとは優遇接待ってエロゲー
買ったらスクール水着がついてきて狂喜したなぁ。今でもメイド服と共に俺の
御神体の一つである。

「……いいですけどね、別に。五月はおトイレを改修したり、巫女を見学しに
行ったりと、いつも家にいるはずなのに、結構色々あるんですね。あと、謎の
左腕発疹とかありましたね。未だに原因不明みたいですし、何だったんでしょう
かね、あれは?」

さぁ、我が家には奇々怪々な現象がままあるからなぁ。さて、六月は夏らしく
スク水DVDを購入したり、なのにネット彼女ができたりもしたな。果たして
相手は未だにそう思ってくれているのか甚だ疑問ではあるがね。そうかと思う
間も無く、爺さんが脳梗塞でぶっ倒れて廃人になったりしたなぁ。

「でも、生きているんですから!他にはサザンのアロハを買ったり、横浜ライブ
チケットを入手したりしたので、旅費諸々のためにアルバイトを始めたりもした
じゃないですか。あとは、このサイトの二万ヒットですね♪」

七月からバイト生活だな。労働は素晴らしい。でもそんな間隙をついてケツに
ストロー刺して痔になったり、サイトのトップをリニューアルしたり、あとは……
渚の誕生日があったな。あとは実験でストローで味噌汁を飲んで火傷したりと
馬鹿なこともしているが、長編小説の愛露を完成させたりと、おバカと作家が
共存した爽やかモテ系っぷりを発揮していたな。

「八月は先生のお誕生日ですね。そんな八月は盛りだくさんでしたね。札幌で
サザンのライブを見たり、MSNを始めたり、阪神横浜戦を札幌ドームで観戦
したり……ギターさんとえっちなお店に行ったり。ダメですよ、そういうこと
教えちゃ。あと、サザンの横浜ライブのために東京にも行ったりして、多くの
人と知り合いになりましたね」

あれはギターが連れて行けと言ったから行ったんだよ。さて、九月は基地局から
8kmも離れているため腐れ回線となっていたADSLを解約して、新しく契約を
し直してリーチDSLとなった。あと、友人からDVD貰ったりもしたけれど、禍福は
あざなえる縄のごとし、エロゲー詰まっていたFドライブが全消去。

「……ついてませんね、先生も。あとは、阪神がリーグ優勝決めたり、先生が
大好きなナチュラルシリーズの最新作が出たり、テンピュール枕を買ったりも
しましたね」

うむ、テンピュールは素晴らしい。十月は爺さんのためにバリヤフリーに家を
改築したり、勝手にプリンタが作動したり、ラーメンにバターを入れることを
覚えたり、日本シリーズに一喜一憂したりもしたな。まぁ、何と言ってもこの
月は四ヶ月間のバイト生活が終わったってのが、一番でかかったな。

「十一月は鵡川にししゃもを食べに行ったり、お部屋の模様替えをしたりなど
こうして列挙すれば普通の事柄も、一つ一つが事件になっているんですよね。
飲み過ぎてひどい目に遭ったり、同じ本を二冊買ったり、歯医者に通い始めて
文句を言ったり……茂吉さんとえっちなお店に行ったり」

茂吉のおかげでくるみちゃんと言う姫に出会えたので感謝……まぁ、そんなに
怒るなよ、年の瀬に。十二月はOSを98からMeに変えたものの、エラーが
頻発して今なお悲惨な状態に。また、論文提出期限だと思っていたのに、誰も
締め切りを知らず、結局来年出すことになったり、クリスマスイヴに歯医者へ
行ったり、貰い物の酒を郵便局員に割られたり、三万ヒット達成したり、また
くるみちゃんに会いにギターと風俗行ったり、サザンのDVDを購入したりと
色々あったなぁ。

「そのギターさんですけど、先生の日記が長すぎて、寝ていますよ」

放置するが吉。まぁ、今年はこやつと年を越す羽目になったから、寝かしても
よかろう。さて、そんなのはさておき、今年最大のニュースは何かわかるかね
副管理人の渚よ。

「当然あれでしょう、昨日先生が禁酒したことですよ」

うむ、その通り。実に四百三十七日ぶりの禁酒である。いやね、親父が酒で
ぶっ倒れて入院したし、今晩からまたガンガン呑むので、たまにはいいかなぁ
なんて思ったんだ。ま、今後はたまにそういう日を作ろう。さて、渚も一緒に
今年最後の締めをやるぞ。いいか、せーのー。

来年もよろしくお願いします。


 12月30日
昨日更新しなかったのは、けこやなチャットでの忘年会があったからなんです。
参加者十名と、それなりに集まった飲み会で楽しい一時を過ごしました。けど
甘い物を食わされるのはもう勘弁だ!あぁ、カメラを向けられるとノリノリで
やってしまう、この中途半端な芸人根性が嫌いだ……。

そんなわけで楽しかったのも昨日の話、今日は打って変わって涙無くして語る
ことができない、それはそれは悲しい物語。

そう、アイツはいつも側にいてくれた。何というのだろう、空気のような存在
とでも言うのだろうか。そうした安心が俺には信頼や安心と言う、一つの愛の
形だと思っていた。

でも、アイツは違った気持ちを抱いていたんだろう。俺のそうした行為を逆に
気にかけていないとか、放置していると感じていたんだろう。確かに、俺にも
そうした気持ちが無かったわけではない。必要な時には求め、そうでない時は
気にもかけていなかったのは事実なのだ。

いっつもそうなんだ、俺が思う優しさは相手に伝わらないことが多く、相手は
離れていってしまう。また、時に過剰になりすぎる優しさが相手の重荷になる
ことも多く、応えられないと離れてしまうことも少なくない。

そうした果てに残るのは、寒い部屋。寒さが身に染みる生活。

そう、寒いんだ……特に今日は特に北海道は札幌の冷え込みが厳しくて、もう
朝から寒くてたまらないんだ。だから俺はアイツを頼りにしていたんだけども
ふとアイツは機嫌を損ねてしまった……頼む、俺はお前が必要なんだ。だから
頼むから、どうか、もう一度俺に君の愛をくれ……。

どうして冷風を送るんだ、暖房よ!

いやね、今日の昼は快適に稼働していたんですよ。起きた時から、かなり寒く
暖房を点けていてもまだ寒い。点けっぱなしで、なお寒い日。あまりにも寒い
ために、親父の見舞いに行くのをやめたくらいだ。家でぬくぬくとラグナして
のんびりメシ食って、またラグナやって……うぉ、停電だ!

最近、妙にブレーカーが落ちる我が家。特別電力を使っているわけでは無いと
思うのだが……まぁ、復旧させよう、パソコンはおろか暖房も止まってしまった
ために、寒くてたまらない。とっととブレーカーを復旧してくる。

パソコンより先に暖房を点ける。今日は寒いので、暖房優先。だが……なんて
ことだろうか、冷風しか出ない!それはこの日記を書いている夜十一時現在も
直らず、冷風しか出ないので暖房は使用不可。寒くてたまらない。

た、助けてヘルプミ〜(涙


 12月28日
あぁ〜、しまった。もう、すんごいガッカリだ。何で俺はこう、忘れっぽいの
かなぁ。ちゃんとしなきゃならないよなぁ……。

「どうしたんです、そんなに落ち込んで。私なら、相談に乗りますよ」

いやねぇ、昨日ギターとソープに行った時に、その店のポイントカードを出し
忘れちゃった
んだよ。あと二つでポイントが溜まるってのに、もったいない。
そんなに頻繁に行くもんでもないのに、くっそぅ〜。もう何も今日はやる気が
しねぇ。一日中ラグナでもやってようっと。

「……ダメです。屋根やお庭の除雪をしてください」

えぇ〜、面倒だし、寒いし、疲れているし……。

「えっちなお店だけでなく、除雪でも疲れて下さいね、せんせ♪」

('A`)……はい、やります。

そんなわけで今日は昼飯を食ってから、ジャンバー着て、長靴はいて、飲み物
持って、ベランダからスコップ持って外に出る。昨日結構降ったためか、割と
積もっている。うーん、手間だ。だが、凍っていないためにまだやりやすい。
バイト代は出ないけど、自分の家だ、やるしかない。

雪かきを面倒がると、家が倒壊する恐れがあるのが北国の厄介なところ。まぁ
何年もこうしたことをしているから慣れているものの、やっぱり面倒。最初は
いいけど、雪は重いので、すぐ疲れる。上はふわふわしているけど、下の方は
圧縮されて氷になっている。スコップ一杯に氷の塊を持つのは、しんどい。

おまけに屋根の雪を綺麗に取ると、濡れたようになる。これがすごく滑るので
危険。北海道は雪の国と言うが、屋根から落ちて平気なほど今年は積もって
いないし、散々氷を捨てた上に落下すると危険だ。毎年落ちそうになるけれど
落ちたのは一回だけ。いや、今年もスコップだけ落ちた。

屋根が終わると、玄関前を除雪。勘弁してくれ、体力の限界が近い。寒い外に
いるとは言え、かなり運動しているので暑い。手が熱くなってきたので戯れに
犬に雪玉を投げて遊ぶ。ぽ〜んと投げたら、ジャンプして食う。こんなことが
できたなんて……と少々感動していたら、コロが自分のクソを食い始めた。

興醒めしたところで、除雪再開。次は車庫の前。車を出せる範囲と言うけれど
疲れている体に、それなりの広さ。もうイヤだ。ぶつぶつ文句を言っていると
渚がムッとした顔でこう言ってきた。

「じゃあもう、しなくていいですよ」

普段温厚な人が怒ると、怖い。すごすごとスコップを持ち、除雪再開。日頃の
運動不足がここにきて祟る。親戚が来たけれど、疲れてロクな挨拶もできない
……いや、知らない親戚だったからとでも言った方が正しいか。うちは親戚が
非常に多いので、お互いに知らないことの方が多い。誰かが家に訪ねてきたり
法事などで顔を合わせても、誰だコイツ?となるのだ。

閑話休題。何とか除雪を終えた俺は、体を引きずるようにして家に入るとすぐ
汗まみれの服を着替え、冷蔵庫に行き、おもむろに500mlのビール缶を取り
出し、部屋に戻って、プルタブを手前にプシュと引けば……。

あぁ、幸せの極みなり。


 12月27日
昨日は呑んできたし、今日の日記を書き始めた現在、日付を超えて十二時半。
無論、夜中のね。いやぁ、今日も呑んできたんですよ。えっ、女かって?何を
おっしゃる旦那さん、そんなにモテたらこんな頻繁に更新しませんよ。呑みに
行った相手はギター、これでもかってくらい男であり、友人。

そんなギターが勤務先の浜松から帰ってきた。札幌在住二十三年の俺からして
みれば、うなぎしか印象に無い街。浜松在住の人、ごめん。不勉強なのだよ。
まぁそんなギターは精神的にも肉体的にも少したくましくなって帰ってきたが
やっぱり変わらないところもある。会えば、あぁギターなんだなぁと実感して
高校当時のテンションになる。けど、ヤツも大人になった。

「なぁ、ソープ連れて行ってくれないか?」

本当に、立派になったなぁギターよ!そんな彼にちょっと感動しつつも、まぁ
まだ三時少し過ぎだからカラオケにでも行こうかと、ススキノを歩いていたら
頭の悪い客引きが俺の肩に手を置いた。触るなクソが。あまりにもしつこいから
仕方無くカラオケにこれから行くと言えば、でかい声でキモイと言い出す始末。
腹が立ったものの、こんな寒い日に客引きして、相手にしてもらえず、羨ましい
けれど、やっぱり悔しいから人を罵倒する、そんなヤツに本気で怒ることなど
馬鹿馬鹿しい。犬に足を踏まれて本気で怒る人間はいない!

思い出すとこれから書くいい思い出に泥を塗るので、忘れるように先を書こう。
まぁ、ギターと俺はカラオケに到着。ギターは俺と違って、とんでもなく歌が
上手い。さすがは浜松の高周波である。じっくり二時間楽しんだ。ちなみに俺は
昨日大学のサークルの忘年会で歌ってきていたので、すでに喉が……。

熱唱して、日も暮れれば腹も減る。我々は飲み屋に行く。腹を膨らますことも
大事だが、これから戦場へ赴くのに景気をつけようとのこと。はっはっは、まぁ
経験の少ない君には酒も入らないと厳しかろう、なんて言ったが、実はギター
よりも初指名に挑戦する俺の方が緊張していたのは秘密だ。

メシは非常に美味かった。おかげで更に注文しようと思っていたんだが、これ
以上ここにいたら入浴料無料券が使えないぞとギターに怒られ、退店。う〜む
ギターは気合いが入っているな。さすが今日呑むことを決めた時に、真っ先に
ソープへ連れて行けと言い出した男では無いな。まぁ、カラオケと飲みを彼が
おごってくれたので、俺は何も言えないんだけどね。

今日のメインディッシュ、ソープランドに到着。入浴料無料券を使い、ちょい
ドキドキしながら指名をする。無論、前回いたく気に入ったあの娘だ。指名が
成功すると、待合室に入る。年末だし、多いかもしれ……俺達だけ?!

ちょっと拍子抜けしたが、まぁ待たなくていいのはラッキーである。特に待つ
ことも無く、俺からGO!

カーテンを抜けた先には、見覚えあるあの娘でした。『雪国の日』桐生涼。

再会を喜び合い、とっととシャワーのために服を脱ぐ二人。人にバカと言われ
慣れたので、何を言われても風俗に行ってえっちしたってのは、責められる事
ではないと思っている。いやね、若いし上手いしカワイイし、気持ちいいの。
ただ、彼女は皮膚が弱いと言うので指はアウトとのこと。な、なんてこった。
俺は……やめておこう、あまり細かく言うのは。ただまぁ、一つだけ言うなら
俺は本番より前戯が大好きな人間なのだ

ただし、そんな翼をもがれた悪魔みたいな俺だが、やることはやって楽しんだ。
名刺をもらい、うきうき。例えとして池脇千鶴は言い過ぎだったが、それでも
かなりカワイイのは事実。体型もいいしね。うひょう。

……あまりはしゃいでいると爽やかモテ系として損なわれそうなので、この辺
にて終わらせよう。まぁ、終わったギターと合流して呑みに行く。なぁギター
お前の姫はどうだった?おぉ、そうか、若いし可愛かったか。いやぁ、お互い
よかったなぁ……おい、メール着てるぞ。えっ、さっきの姫から?

('A`)……お前、何で携帯番号交換してるの?

こ、こいつ、何て抜け目ないヤツなんだ……そう経験が無いのに、番号交換し
あまつさえ姫からメールを送らせている。やるなぁ。でもここまで育てた覚え
無いんだけどなぁ……あぁ、そうか、これが巣立ちなんだね♪

ギターとしばし飲みながら話して、解散。帰宅して、一息つく。あぁ、やはり
我が家はいいなぁ、おーい渚、麦茶くれー。

「はい、先生……あれ、ジャンバーから何か落ちましたよ」

えっ、あっ、ちょっと待て、それを見るな……!

先生、是非また来年も来てね、くるみ♪……ねぇ、これ何ですか?」

今はこの視線を忘れたいです。


 12月25日
クリスマス、年末だと言うのにふとメリークリスマスなんて言葉を口にしては
いない現実を思い知る。こんな暮れも押し迫った時期に入院だの介護だの
そんなことで頭を悩ませなければならんのだろう……なーんて、どうもひがみ
根性が顔を出すこのクリスマスに、余計なことを考えなくて済むのは、一種の
幸せなのかなぁとも思ったり思わなかったり。

さて、クリスマスのことを愚痴ったり、どうにもならん現実に怨嗟したりして
湿っぽくなってはいけない。かと言って今日は一応ピザ食って、ラグナやって
ごろごろしていただけだからなぁ。

いや、そこまでごろごろしていたわけじゃない。今日はちょっと妹の送り迎え
などをしていた。送り迎えと言っても、最寄りの駅までなんですけどね。んで
普段あまり乗っていない親父の車を使っての運転なんですが、この車は怖い。
車幅はでかいし、ディアマンテなので馬力が違う。急発進、高加速、そのくせ
ブレーキの効きが悪い。ギュオオオオオン、ひいぇえぇ〜。

迎えに行くのは昼だったし、晴れていたのでよかったんですけど、送りの時が
もう大変。夜、雨降りの上に乗り慣れない車。怖いったりゃありゃしないわ。
人とか飛び出されても、わからない。むしろ、見えない。免許取得前だと車が
よけてくれるだろうとタカをくくっていたが、大間違いだった。

頭でわかっていても、実際体験しないとわからないことは多いです。やっぱり
自分で体験しないと、わからない。俺も高校の学校祭で女装したり、去年六月に
ドンキホーテで購入したメイド服を着たことがありますが、スカートってのは
恥ずかしいんですよね。スースーして、自然と脚が閉まる。

だが、一歩外に出れば女子高生のおねーちゃん達がクソ寒いこの時期にも何故
だか短いスカートで歩いている。行儀が悪ければ、足を開いてパンツが見える
格好でお喋りしている。これってどういうこと?

男性だと街中をトランクスで歩いて、見えそうにして話しているようなもので
あるだろう。女性のパンツは幾ら大股開こうが性器は見えないから、安心して
広げているのかもしれない。じゃあ、男はブリーフを見せているようなものと
思えばいいのか?!でも、ブリーフを思い切り見せている男は見たこと無い。
答えは明白、恥ずかしいから。

一般に男性の方が恥じらいがないと思われているが、最近は女性の方が男より
羞恥心が低下しているのかもしれない。一部の人達なんだろうが、その一部は
かなり目に付くものだ。男女同権、同じように平等になんて叫ばれているけど
そんなところまで一緒にして欲しくないもんだ。

ファッションで短くしていると反論されるが、あんなに短いのを俺はそうだととても
思わない。人間中身が大事だと言うけどね。先日、電車に乗っていたら今時の
女子高生がお喋りしていた。が、彼女達は他の乗客が落とした手袋を発見すると
急いで電車を降りて、手袋を持ち主に渡した。素晴らしい。

だけど、言葉遣いはあまりよくないし、スカートも見えそうだった。これでも外見で
判断するなと幾ら叫んだところで、損をしているのには変わりない。外見だけ
取り繕う人がいても、やっぱりそれなりの印象しか受けないの。どうも目先の
享楽を前にして、一般的な印象を忘れている人が多い。外見も気持ちも一つの
マナーなのだ。外と家を混同するな。

オッサン臭いなぁ、俺は。


 12月24日
寒さも、生活リズムも普段と何も変わらないのに、街に出れば明らかな勝者と
敗者を決定付ける聖なる夜、みなさまいかがお過ごしでしょうか。気分転換に
テレビを点ければクリスマス特集でカップル山盛り、雑誌を開けばクリスマス
お勧めデートコースなどがあり、外へ出れば普段より人が異様に接近している
姿がゴロゴロ見え、腹が減ったとメシ屋に行けばクリスマスメニュー、その上
普段いないような場所にまでつがいがいたり……。

あぁ、俺は何でイヴに日記なんて書いているのかだって?はっはっは、できる
男は用事をさっさと済ませる、おまけに俺は爽やかモテ系、軽やかにしてのける
ことが当たり前。ショッピング?ディナー?ははん、計画性がないね。そもそも
俺くらいになれば、向こうから寄ってくるものだ。

今朝、メールで初めてクリスマスカードをもらいました。

はっはっは、これが差だよ。人生で初めて貰ったってのは秘密だけど、いやぁ
びっくりしたよ。メールが着たってのを知ったとき、何だよまたスパムかよぉ
なんて思いつつ捨てようとしたけど、それにしては妙な感じがする。ちょっと
凝った感じのメールアドレス。ドキドキしながら開いてみた。

MerryChristmas♪
貴方様に今日と言う日の祝福があります様に…。

年末に、一片の天使が俺の前に現れた!いやぁ、もう今年のクリスマスは常に
微笑んでいられるね。親父が倒れて入院したが、そんなもんは些細なことだ。
メリークリスマス、ブラボー俺!

「先生、そろそろ歯医者の時間ですよ」

('A`)……行ってきます。

そう、今日は歯医者の日。クリスマスメールを貰った時には明らかに勝者だった
けれど、一歩外に出れば歯医者に通う敗者の姿に。……ほら、失笑でもいいから
笑ってくれよ。せつなくなるじゃないか!はい、すみません。

カップルだらけの街中を心中イライラ、表面無関心を装って歯医者に。今日は
前歯のひどいところを治療してくれると言う。あぁ、ようやく治療してくれるのか。
……でも怖い。ドキドキしながらベッドに寝て、麻酔をプスリ。良心的な処置だ。
今までは痛かろうが何だろうが、麻酔をすることは滅多になかった。当たり前
だけど、神経もガリガリ削った。

麻酔が効いたところで、治療開始。ガリガリ、バリバリと削っていく。う〜ん
見えないけど、すんごい削られようだ。どうなっているんだろう?……ちょい
話は変わって、俺は歯医者で削られている最中、舌を伸ばしてそこへ触ろうと
する癖がある。当たり前だが、その先にはドリル。必死にいつもその気持ちを
抑えているのでござる、にんにん。

一旦終了。削り終わったとのことなので、起き上がって鏡を見せてもらう俺。
どれどれ……うっわ、なんじゃこりゃ?!

例えるならば、穴あきチーズを半分に切った感じ。もしくはジグソーパズルの
ピースを並べた感じ。とにかくひでぇ。残っている歯は僅か。抜いてもいいん
ではなかろうか?なんつーか、危ない人の歯みたいだ。

ともかく、とっとと詰め物をしてもらう。しかし、歯が歯だけに、時間が結構
かかる。何をどうやって詰め物をするのかわからない。セロテープみたいなの
使っていたり、レーザーを使ったり……歯医者は謎だらけだ。

終わってびっくり、うひょう綺麗な歯だよ。おまけに重い。でもまぁ、治療が
終わって一安心。次は来年。うきうき気分で、札幌駅地下にあるたこ焼き屋に
寄る。腹減ったし、歯の具合を確かめたい。

カップルだらけの中、肩身狭く一人明石焼きのできあがりを待つ。ちくしょう
ここならいないと思ったのに……クリスマス効果、恐るべし。って、できたな。
おぉう、美味そう〜。ではさっそく……美味い。でも、噛めない。

長年歯が悪かった俺は、普通の噛み合わせを知らない。それまではしっかりと
口を閉じれば奥歯が両方ぴったり付いていたのだが、治療してからと言うもの
楽にしていても奥歯が噛み合わず、浮いた状態になっている。ノー!やっぱり
アゴがずれているからだ。

終わりまではまだ長い。


 12月23日(三万ヒット記念、渚日記)
こんばんは、ここの副管理人を一応任されている佐倉渚です。と言っても別に
管理することなんて無いんですけどね、先生が全部やってますし。それで今回
狂人の檻が三万ヒット記念と言うことで、私が日記を書くことになったんですが
一体何を書けばいいんでしょうね?特にこれといって何もない平凡な毎日ですし
先生みたいには書けませんし、先生と違って書けないことも私にはありますし
……う〜ん、難しいですね。

えっ、失敗談を書け?う〜ん、でも最近は気を付けていますから、特にこれと
言った失敗も少なくなってきてはいるんですよ。昔はお料理も苦手でしたんで
うわぁ〜、ってのも多かったですし、先生の原稿にコーヒーをこぼしてしまった
時はすっごく怒られたりもしたなぁ。あ、キーボードにお酒をこぼして怒られた
こともあった、それも二度。……こうしてみると、結構多いのかなぁ。

最近のことでしたら、あぁ、そうそう、こういうことがあったんですよ。えっと
あれは確か雪の降り始めだったかな、積もった時くらいだったかなぁ、えぇと
とにかくその頃に、犬の散歩をしていたんですよ。

先生のところで飼っている犬の名前はコロ、犬種はサモエドで、生後一年半の
子犬なんですが、う〜ん、子犬と言うにはあまりにも大きいんですよ。コロが
立ったら158cmの私より大きいですし、力もすごく強いんですよ。何でも
犬ぞりにも使われる犬種とのことですから。

それで、こういうのはあれなんですけど……すごくヤンチャなんですよ。少し
甘やかしすぎたみたいで、誰彼かまわず噛もうとしたり、飛びかかってきたり
……動物は大好きですけど、ちょっと怖いのも事実ですね。

お散歩に連れて行ったんですよ。と言っても遠出ではなく、家の周りですけど
それでもぐるっと回ったら、結構歩くんですよ。毎日していると言うわけでは
なく、二日に一度とかの割合なんです。お散歩と言っても、先程言ったように
すごくヤンチャなので、お散歩中も暴れたり、落ちているゴミなどを食べようと
したりするんですよ。草ならまだいいかなぁとも思うんですが、ガラスとかも
食べようとするんですよね〜。もぉ、道にゴミ捨てるの禁止!

長くなりましたね、はい、続きを言います。その日はゴミが雪で覆われていた
からか、それほど目立たなかったんですね。なので、コロも大人しくお散歩を
楽しんでいたんですけど、前方に空き缶が落ちていたんですよ。

その日はそれまで何事もなかったからか、欲求が溜まっていたんでしょうね。
見つけるなりコロは走り出したんですよ。急のことだったので、ぐいっと私は
引っ張られてしまい、つまづいて、あわわと思った瞬間……。

そんな今年の初転びでした♪

編集:桐生涼 文:佐倉渚 三万ヒット記念でした〜。


 12月22日
昨日三万ヒット記念のリクエストとして、いたちさんに渚日記が見たいと彼の
サイトで言われた。まぁ、三万ヒット紹介もしてくれたし、これはこれで俺が
何もやらなくてもいいという素晴らしい企画なので、うむ、これにしようか。
なわけで、明日は何もなければ渚日記。……あ、編集は俺か。

さて、今日の日記をば。今日は我が大学冬休み直前の日。即ち大学四年生なら
今日までに卒論を仕上げ、三年生以下なら今日で今学期の授業が終わりだぜ〜
なんて喜んでいる日に、研究生の俺は……いつも通り昼頃起床。

論文は、当然できていない。当たり前だ、最近ラグナばっかりやっていて完成
するわけがない。はっはっは、でも夢の中で、今日が締め切りだと宣告されて
うなされていたなんてのは、君と僕だけの秘密だぞ♪

まぁ、本当に今日が締め切りなのか、誰も知らない。本当に今日が締め切りと
言われたら、この時点でアウト。論文を書かないと追い出され、書いても卒業
するだけの一年契約。でも折角なら、気分良く出たい。

しかし、学校に行くのは寒いし面倒だし、折角の平日昼間はラグナも空いてて
心地良いプレーができる。なので、学校に電話して教授がいるかどうか訊く。
もし行っていなかったら、激しく無駄である。いたら……そりゃ論文を完成した
とこまで印刷して持って行くよ!

プルルルル、プルルルル……何度目かのコール音の後、事務員が出た。起きた
ばかりの俺の声はひどくガラガラだが、何とか普通に喋ろうとする。あのぉ〜
うちの教授は今日、学校に来ますかね?

「いえ、今日は体調が悪いとのことで、学校の方へは来られないそうです」

Σ('A`)……えっ、あの、論文の締め切り、結局不明?!

自分は研究生で、その教授に指導してもらっている、論文を書かねばならない
けれども、教授も事務員も、誰も締め切りをしらない。今日は四年生の卒論の
締め切りである。もしかして自分の締め切りも今日なのか、それは誰も知らず
とても困っている。教授は今日も来られないと貴方は言ったが、私は一体どう
すればいいのか?……なんて下手くそな日本語訳みたいにして言ったかどうか
真偽は不明だが、とにかくこんなことを伝えた。

「わかりました。では、教授の方へ確認を取ってから、電話を差し上げます」

電話終了。確認の電話はすぐに来るとのだが、どうせこれから昼休み。すぐは
来ないだろうとラグナを起動。今日もレベル上げ。いやぁ、この辺の敵は強い
なぁ、気を抜いていたらすぐやられて……プルルルル、プルルルル

えっ、嘘?!早っ!あああぁ、どうしよう、えーっと、まず避難して……って
違う違う、とっとと出なきゃ。あぁ、音楽は消しておくか。はい、もしもし。
冷静な対応で電話に出る俺、内心はハラハラしながら画面を見ている俺。

「先程の件ですが、来月十三日に持ってきてくれとのことです」

おおおおおおぉ、マジか!?てことは、今年はラグナ一辺倒というアホみたいな
生活も可能なのか。わーい、卒論は気が向いたらやろう。いやぁ、しかし何は
ともあれ、追い出されずに済んでよかった。ほっと安心。

社会的には堕落の一途だけどね。


 12月21日
OK、簡潔に行こうじゃないか諸君。

・割られたお酒が弁償として新しく届けられた。
・サザンのDVD購入、サヨナラ福沢君。

っと、しまった。簡潔に書いたらただでさえ何も無い日常、語ることなど何も
無くなってしまうじゃないか。じゃあ、そうだなぁ、たまにはエロ話でもして
みようかな。うふふ。

「最近ずっとえっちなお話してるじゃないですか」

うっ、そうかもしれない。うーん、じゃあ、こんな話はどうかな?

それは昨晩のお話、そう夜中の三時くらいかな。ちょっと短編のことで悩んで
いたんですよ。まぁ、ちょっとネタバレになりますけど、どんな辛い別れなら
傷付くのかと。渚に訊いたが、よくわからないと言われた。困った。

なので女の友人に電話してみることに。時間が時間だけに起きているのかちと
不安だったんですけど、酔っ払っていながらも起きていた。さっそくどうすりゃ
いいかと相談。ふむふむ、なるほど。参考になった。

「でも桐生さんなら、女心とかよくわかってるから、訊かなくてもいいんじゃ
なかったの?わからないことあるんだねぇ〜」

いやぁ、女心とか本当にわからんし、わかっていたらもっとモテモテだしねぇ。
そもそも現実は小説より複雑だ。俺は紙の上で、都合のいい展開にしかさせて
いないから、そう思うだけじゃないのか?

「何で才能あるのにそういうこと言うわけ!」

……才能、自信、何だねそれは?

いやぁ、本当にこれっぽっちってわけでもないけど、俺にはその二つが欠けて
いるように思いますね。決定的に無いのが、自信。こんなものどこで手に入れる
のだろう?わかった、実はみんなこっそりスーパーとかで売られているものを
買っているんだな。ちっくしょう、知らなかったぜ。

続いて才能。んなものあったら、もっといいもの書けているよ!もし他人から
見て、俺の作品が素晴らしい物と思ってくれたら、俺は喜ぶ。けれど、それが
あまりにも褒められ過ぎたら、首を傾げるだろう。

俺はナルシストなので、自分の作品が素晴らしいと思っている。が、その反面
まだまだだよなぁと思う。自信が無いことはいけないことだと思うが、自信が
無いから書ける物もあるわけで、まだまだだと思うから次はもっといいものを
書こうとも思える。

自信があれば、もっと違った自分がいたかもしれない。才能があるとはっきり
わかれば、また違った意識になるかもしれない。けれど、今の自分も悪く無い
なんて思っているわけで、特に憧れたり後悔してるわけじゃない。どんな道を
進んだって、悩んだりするしねぇ。過去に戻りたいと思ったことも無い。また
戻ったところで、結局いざとなったら出来そうにもないし、忘れているけれど
辛く苦しい時もあったしね。(ちょっと遠い目)

ほら、そろそろ惚れてもいいんですよ。


 12月20日
えっと、みなさんに伝えたいことがあります。あの、こういうことを言うのは
ちょっと恥ずかしく、嫌らしいかなぁとも思うんですけど、一応。

いやね、早起きは三文の得と言いますが、現代のお金にしたら六十円なんです。
だったら寝ている方が得だよね。朝の一分はダイヤモンドよりも価値がある。
一ヶ月だと千八百円、一年だと二万千九百円、十年で二十一万九千円ですけど
十年毎日早起きして二十二万、ならば俺は毎日の快眠を選ぶね!

「違うでしょ、先生」

うぉ、すまん。いや、これはほんのちょっとしたお茶目だよ。本当はこういう
ことなんですよ。今日は頼まれていた年賀状制作をしていたんです。バイト代
出すよと言われていたので、作り始めてみる。

しかしこれ、難しい。慣れれば簡単なんだけど、それを覚えるのにちょい苦戦
してしまった。とりあえず今年のはできそうだけど、更に難しい要求をもしも
されたら……来年のために覚えておくかぁ。

「それも違うでしょ、先生。も〜、もっと大切なのがあるじゃないですか」

何だと、お前は俺の日常を大したことがないと言うのか。そりゃ毎日俺は特に
予定もあるわけでもなくゴロゴロしているかもしれんけど、はぁ〜……。

「あぅ、そんなつもりじゃ……」

はっはっは、すまん冗談だ。そいじゃ、ちゃんと言おう。

祝、狂人の檻三万ヒット達成!

「おめでとうございます、先生」

いやぁ、あまり数字を気にするのはイヤらしくてみっともないことなんでしょう
けど、俺は結構気にしてしまってね。今月初めから今年中に三万行くかなぁと
思っていて、ドキドキしてたんですよ。本当に達成できたのはみなさま読者の
暖かい声援のおかげです、ありがとうございます

「そう言えば今回は三万ヒット記念とか、やるんですか?」

……やっべぇ、全然考えていなかった。一万ヒットの時はバナーの原案を作り
ねこさんに作ってもらった。二万の時はリクエストでエロ小説を書いた。さて
三万は何をしよう?う〜ん、またリクエスト小説?他に何かあるかな?

そんなわけで三万ヒット記念に何をするか募集。出来る限りは実行しますけど
金をかけまくるとか危険なこととかは、無理。でも掲示板かメールにでも応募
してください。がんばります!

これからもお願いします。


 12月19日
昨日は呑んできたため、更新できませんでした、すまん。いやぁ、昨日人生で
初めてちゃんこ鍋を食ったんですが、メチャクチャ美味いのなんの。こんなに
美味い物が世の中にあったとは……また食おう。寒い時は鍋だ!

そして今日、いつ寝たのか記憶に無いくらい帰ってから呑んだにもかかわらず
さしたる二日酔いは無し。しかし、動くのが面倒なので、とりあえずラグナを
起動する。……そう言えば教授の授業は今日が今学期最後のはず。行かなくて
いいのだろうか、俺?そんな疑問が湧き起こる。

しかしまぁ、月曜日までに仕上げればいいやと思い、学校のことはすぐ忘れた。
もし本当に何かあれば電話がかかるだろうと思っていたが、結局電話は鳴らず
俺は忘れられたのかもしれないと本気で思うも、それより重大な問題に気付く。
俺はふとパソコンの側に置いてある2リットルの紙パック日本酒を足でかる〜く
突っついた。

つん……コロリ。ぽこっ(蹴)……カラリ

('ー`) うん、空だ。何も入っていない。

面倒だが、外出せねばいけなくなった。学校には卒論がやばくても行かないが
酒が無くなるとすぐに決心が付く。いそいそと支度をする。まぁ、酒のみならず
他に諸々の用事もあったしね。

近所の大型スーパーに車で行く。そう言えば雪が積もってから初めて運転する
気が……おまけに乗り慣れていない親父の車。それでも近所だし、勝手知ったる
道なので事故もなく到着。

まずは金を下ろすことから始まる。サザンのDVDに一万、ギターが帰省する
とのことでソープへ連れて行けと言われたため二万、昨日の呑み会の金を渚に
借りていたので返すために一万。ぐぉ、大出費。他に諸々の飲み会があるけど
あまり一気に下ろすのも何なので、これだけに。

とりあえず、サザンのDVDを購入に向かうが、品切れと言われてがっかり。
じゃあエロDVDでも買おうと思ったけど、時間が時間だけに女子高生が結構
ウロウロしている。ちと恥ずかしい。俺はナイーブなので、人前でそこまで我を
捨ててエロDVDを探す気にはなれない。おまけに地元。いやん。

このまま帰るのも何だったので、ミスチルの新曲「掌/くるみ」を購入。これは
久々にミスチルの中で好きになれた。元々ミスチルは好きだ。

書店ではじめの一歩を立ち読みし、酒を買い、帰宅。すっかり真っ暗。うむむ
冬は危険だ。何が危険って、車庫に車を入れてから、鍵が抜けなかった。何故
だろうかと思って色々やったが、抜けない。ふとギアを触れば……。

('A`)ドライブのままだ。パーキングにしてなかった。

ちょっと恥ずかしくなり、そそくさと家に入る。

「おかえりなさい、先生。あのぉ、松波さんからお届け物がありました」

松波さんから贈り物って、酒しかない。何だか、何もしてねぇのに毎度贈って
非常に心苦しいが、ありがたくもらっておく。ちなみに俺は物を贈られたって
お返しするという概念が無い。もらったら、もらいっぱなし。入院とかの見舞い
時の金品や何やらがそうなのだけど、半額でも返すくらいならば貰わない方が
ありがたいと思う。うむ、駄目な人間である。

「ですが、運送会社の人が割ってしまったみたいで、すぐに弁償して同じ物を
用意するとのことです」

割れ物は大事に扱いましょう。


 12月17日
実は去年の今日、卒論を完成させていたらしい。信じられないな。あ、いやぁ
この場合の信じられないは、未だに完成していない現状に対してです。本当に
どうなることやら、あっはっは。

んで、今日の日記はおしまい。腹痛くて、作者急病のためにお休み。まったく
何が原因なのかさっぱりわからんが、昨日の晩からずっと腹は下すわ、痛いわ
ロクでもないな。

「なら今日、お酒は呑まない方がいいですよ」

渚君、君は僕を殺す気かね?お酒があるから、腹痛も治まるのだ。まぁ、この
日記を書いている最中は酒は飲まないな。なので腹は痛い。故にお前が日記を
続けるんだ。佐倉渚のドキドキ赤裸々えっち体験記、とか。

「な、なんでそんなこと?!それに私、えっちじゃないもん」

ふふん、知ってるんだぜ。お前、俺のふたりエッチ読んでいただろう。だから
その知識をふんだんに使って、この日記を、いや、夜の技術向上にも!

「……先生の日記なんですから、ご自分で書いて下さい」

あ、ちょっと、待って……あ〜ぁ、行ってしまった。うーむ、別に今日もこれと
言って何も無かったから、昔の思い出話でも。いや、だってラグナやっていて
腹痛に苛まれて寝てただけだしな。

そう、あれは中学生の頃のお話。当時は今よりも更に、比べ物にならない位に
性欲の強かった俺。人目が無く、ちょっとした時間と個室があれば、しばしば
一人えっちを繰り返していた俺。

そんな俺だったので、ムスコはすさまじい反抗期。言うことを全然聞かず俺を
よく困らせた。てめぇ、どこでも起立しやがって!体育の時とか困るんだよ!
バレるじゃねぇか!

体育もやばかったが、やはり思い出に残っているのは数学の時間。ふと居眠り
していたのを見つかって、先生に黒板の問題を解けと言われる。黒板を見ると
余裕で解ける問題。なんだ、楽勝じゃねぇか。

('A`)……寝起きなので、ムスコがう〜んと伸びをしてる。

制服のズボンなんて薄い、立ったらすぐバレる。しかし問題を解かないと先生に
怒られる。そもそも、クラスのみんなや先生は俺が解けると知っている。

「どうした桐生、早く前に出て答えろ」

もう前が出っ張ってます!


 12月16日
最近長編小説がクソも進まないので、ふと気晴らしに短編でも書こうかと思い
友人に許可を貰い、その人をモデルにした小説を書こうかと思い立つ。本人の
希望とのことでラブロマンス。いや〜、日々こんな日記を書いている人にそんな
もの書かせていいのだろうか。完成は年内を予定。卒論のことは話すな!

今日の日記。今日はラグナロク冬の代名詞、サンタポリンが参上。こいつから
レアをゲットしておかないと、後々辛くなるので必死に狩るけれど、レアはレア。
一向に出る気配がしません。これから更に卒論やらなさそうです。

……おしまい。

「いいんですか、先生、そんなので」

あまりよくない。しかし、書くこと無いからなぁ。そうだなぁ、ではつい先程話して
いたことでもネタにしてみるかな。

俺の友人で幼稚園に働いている人がいるんですよ。私立のね。いやぁ、俺にも
そんな時期があったなぁ。ちなみに俺は保育園にも行ってたらしいけど、非常に
体が弱かったので、すぐに辞めたのだ。

もう幼稚園なんて二十年くらい前のお話です。今はどんな風になっているのか
その人に聞いたら、文字の読み書き、お歌、鉄棒にマット、跳び箱、折り紙に
お遊戯にお昼寝、給食は週に二回。へ〜、俺の時とあまり変わってないなぁ。
やはり時代が変わっても教育ってのはさほど変わらないんだな。

「あ〜、あとね、英語も教えるよ」

……英語?

それが私立だからかどうかわかりませんが、どうやら最近の幼稚園では英語も
教えるところがあるみたいです。やはり俺みたいに中学生英語すらロクにできず
外国人の人が隣にくるとドキドキするような大人を育ててはいけないと、国や
自治体、または親御さんが考えたのでしょう。

でも、言語って単語だけ教えても意味無い気がするが。それとも今の幼稚園の
先生は英語が話せるのだろうか?謎は深まる。

しかし、幼い頃からの教育は実を結ぶでしょう。鉄は熱いうちに叩け。けれど
日本語もロクに使えない人が老若男女増えてる中で、外国語を熱心に教えても
いいのだろうか。これはちと昔から思っているところなのだ。日本人は自国の
文化や伝統などを軽視しがちです。外に目を向けることは大事、人付き合いは
大事、けれども自分を理解し、磨かなくてそれが何になろうか?

日本人が世界に誇れるものとして、エロがあります。諸外国において、日本の
エロは文化であり、例えばSMの緊縛術などはフランス国営放送で芸術として
紹介されていたり、多くの体位は諸外国に流通したりもしています。もう一度
言いましょう。日本人は自国の文化、伝統を大切にすべきだと思います。

僕は一生この文化を守ろう。