狂人日記

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 11月30日
えぇ、昨日更新しなかったのは飲んできたからですわ。関東で働く高校時代の
友人である茂吉が、帰省したから呑もうと言ってきたのだ。長い付き合いだし
何よりこいつは金を持っている。いや、別に金が無いと付き合わないとかでは
ないが、おごられ率が驚異的に高い。やはり、おごられると嬉しいものである。
先輩だろうが友人だろうが、ねぇ。

そんなわけで夕方に会う予定でいたのだが、何故かけこさんが会おうとか言って
きた。待て、今日は茂吉が来るのだ……えっ、一緒?なら、かまわんけどね。
ちなみに、けこさんと茂吉と俺は高校からの知り合いである。

二人が我が家に到着。別に何するわけでもなく雑談していると、時間になる。
外は雨。地元で呑もうと思ったが、茂吉の提案でススキノで呑もうということに
なった。けこさんとは、ここでお別れ。二人で雨のススキノへ。

さすがに土曜日だけに、混んでいた。それでも二人だったので座ることが出来
さっそく飲み始める。近況報告、世間話、思い出話……おっと酔ってきたぞ。
メシも酒も美味いからだな……さて、次はどこに行こうか?

ゲーセンに行きたいと言うので、我々は近くのゲーセンに行く。あーぁ、雨で
メガネが濡れちゃったよ。おや、茂吉よ、お前のメガネはどうした?

「拭いてたら、フレームが……折れた

おぉう、見るとフレームがポッキリと折れて、メガネが真っ二つ。これじゃあ
遊べない。おまけに動けない。てなわけで、しばしゲーセンにてこれからどう
するか話し合う。ちなみに今日の行動権は茂吉にあり。

「うーん、どうしよう。呑むのはさっきやったし、カラオケもなぁ……ましてや
ボーリングやビリヤードもちょっと……えっちなお店に行きたい?あぁ、金は
心配しなくていいよ。あ〜、でもどうしようかなぁ、怖いなぁ」

過去こいつとは二回えっちな店に行ってるが、未だに怖がる。そのくせ選択肢
から外さないのが不思議である。さすがに俺も金がそこまで持っていなかった
ので行こうとは強く言えぬ。けれど、頻りに金は心配するなと言う。

なら、行きたいのだろうと茂吉の意向を汲み取り、えっちなお店にGO!無論
ヘルスやキャバクラではなく、風呂だ。金を渡され、入店。

やはり茂吉は待合室にて散々怖いと言う。別に刺されたりするわけじゃないのに
何をそんなに怖がるのだろうか?刺すのは我々なのにねぇ。順番が来ると先に
行ってくれと言われたので、俺が先に行かせてもらう。指名などしないために
いつもどんな女が相手なのか、カーテンをくぐるまでわからぬ。

「いらっしゃいませ」

ヽ(´▽`)ノ 大当たり〜♪

いや、マジでカワイイ。びっくりした。今まで出会った風俗嬢の中で間違い無く
トップである。釣り目がちな池脇千鶴みたいな女。しかーし、あまりはしゃぐ
のは、ちと格好悪い。部屋に入り、挨拶してからじっと見詰められる。

「あの〜、何てお呼びしたらよろしいでしょうか?」

……先生と呼んでくれ。ちなみに教員ではないと言っておく。医者と勘違いを
されたが、まだその方が俺の中で安心である。そのままシャワーに……。

顔立ちもさることながら、若いためにいい体である。わぁ〜お、先に順番譲って
くれて、ありがとう茂吉よ!洗ってもらいながら、世間話。おや、何と同い年
じゃないか。相手は俺のことを二十八歳くらいと言っていた。風俗ではよーく
そのくらいの年に見られる俺、慣れたものだ。落ち着いているかららしい。

風呂に入り、マットで色々していると、ムスコがSOS出してきた。このままでは
いかーん、ヤバイ、マジヤバイ。彼女にストップをかけたが、何だか成り行きで
そのままムスコは泣き疲れてしまった。くそぅ、マットの時点で出すとは俺も
初めてであり、ちと悔しい。また風呂に入り、次はベッドにGO!

勃て、勃つんだムスコよ!と奮起を促し、促され、色々していると時間終了。
何だってー?!まだ第二ラウンド途中ですよ。互いに火が点いていたので
延長しないかとの話になったが、フロントがダメと。仕方ない。

次は指名でリベンジだ!


 11月28日
私はラーメンが大好きです。外食では常にラーメン屋が候補に入っていますし
お気に入りの店も何軒かある。ラーメンのことを話せば盛り上がるし、一日に
一度、毎週続けてもいいくらい好き。ちなみに大抵醤油。後はその店でお勧め
でも無い限り、他のは食わない。その中でも味噌は限りなく食わないことの方が
多い。味噌自体は好きだが、うむむ。まぁ、全部好きな中での話さ。

話は変わり、今日は学校に行ったんですよ。もう二週間会っていないので、ちと
ヤバイかなぁと。卒論はさほど進んでいないが、白紙ってわけじゃない。なので
出来上がったところだけでも見せておこうと。そして指導して〜。

学校に到着。教授はいるかなと出欠確認のネームプレートを見てみれば、おぉ
今日はいるらしい。急いで教授の研究室に行ってみる。何言われるのかなぁ?
やっぱり何で顔を見せなかったとか言われるだろうか。そう言われたら会いに
行っても先生いなかったじゃないかと反論……えっ?!

行動表に授業中の文字がありました。

おいおい、先生よ、あんたこの時間は俺を指導すると約束していたのに、何で
授業あるんだよ?何で鍵がかかっているんだよ?またか、またいねぇのかよ!
もぉ〜、学校来る意味あるのかよ、俺。

しょぼくれて部室へ行き、後輩と遊ぶ。ちょびっツと言うものを初めて知る。
ふむ、美少女型パソコン(?)かぁ。我が家のもそうならないかなぁ。でももし
導入したら「ご主人様、ちぃの87%がえっちなゲームやデータです……」など
改めて言われてふと悲しくなったりするかもしれぬ。またはデータミスにより
ジョジョ3部に出てきたアヌビス神みたく「ちぃ、一度覚えたことは絶対に……
絶対に……絶っ〜〜〜〜〜〜〜対に!忘れなああああああああィィィ」
とか
言われたら、物理フォーマットとか言ってハンマーで叩き壊すかもしれん。

そんなことを話していたら、腹が減ってきた。あ〜、大学生協で何か買うか。
カップラーメンも捨てがたいが、そこまで腹が減ってるわけじゃない。やはり
ここはこの時期、俺の小腹と心を満たしてくれるピザマンでも……な、何だ?
一体これは何なんだー!?

俺が眼にした物は、プリッツの味噌バターラーメン味とんこつ辛子高菜味

ラーメン味のプリッツ……。その昔、醤油ラーメン味のガムって売れないかと
考えたものだが、まさか本当にラーメンスナック以外でラーメンを味わえると
思っていなかった。まぁ、これもラーメンスナックと言えばそうかもしれんが
また微妙なものを作ったなぁ。

とりあえず味噌バター味とピザマンを購入。部室に戻り、部員にも与え、食って
みる。部員の反応はいまいち……だが、これ、結構美味いじゃないか。しかし
最近お菓子など食っていなかったが、随分美味くなったものだ。また食うか。
……いや、俺には使命がある!

次は辛子高菜とんこつ味だ。


 11月27日
うん、まぁ、あれだ、今日も嫌なことがあったが、さすがに二日続けて書く気
にはなれないので、割愛……しようかとも思ったが、さらっと書いて、別の話
でもしよう。うん、そうしよう。

俺が寝たのは今朝六時半。今日は何も無かったので、この時間からゆっくりと
寝られる。などと思ったのが大間違いだ。何と八時半に突然起こされ、親父を
病院に連れて行ってくれと頼まれる。うぬぅ、しゃーない。例え二時間しか寝て
いなかろうが、放ってはおけぬ。何やら脳かもしれんとのことだし。

メシも食わずに病院へ。半日そこに監禁された結果、何も無し。まぁ、何事も
無くてよかったねぇ。でも何で左手と左足が痺れているんだろう?腰か?

帰宅し、寝る。さすがに二時間睡眠では体が持たない。まぁ、夜までゆっくり
寝るか、もし起きたら卒論書こう……なんて安楽は無かった。夕方に起こされ
親父を街中の病院まで運べと言う。二度も起こされ腹が立ったが、仕方ない。
どうやら上手く左半身が動かないとのこと。面倒と思っていながらも、出発の
準備を終えた俺に一言。

「あー、やっぱりタクシーで行くわ。夜は危ないしな」

考えてから人を動かせ!

まぁ、家族だろうが病人だろうが友人だろうが恋人だろうが、困った時に何も
言ってくれないのは困るが、困った状況においても人に用事を言う時には一応
考えて欲しいってこと。幾ら大切な人だろうが、頭にはくるのだよ。

ん、結局何だったのかって?知るか!検査だけ受けて帰ってきたらしいしな。
一泊入院するかと聞かれたが、帰ってきたとのこと。具合悪くて病院行ったの
なら、結果わかるまでいろよ!ムキー。考え無しは嫌いだ。

まぁ、この話はここまで。別にこれが女でも同じこと書いたけどね。

話は変わり、最近ドラクエVにはまっております。ここ一週間でのことだけど
もうこの日記書いている二十二時の時点でメルキド到着。バラモスだってすぐ
倒したぜ、ひゃっほー。

でもよく考えてみれば、いい年した男がはぐれメタルに一喜一憂している姿は
滑稽なものです。こりゃいかん、卒業すべきだ……ぬぁー、また逃げられた!
はっ、だからダメだー、ダメダメ、こういうのは!

でもね、やっぱりファミコンやってると懐かしいんですよ。幼稚園や小学生の
時の感動が思い起こされると同時に、あの頃は知らなかったことを知る喜びが
あって、何ともグレート。あぁ、そういえばパーティーの女に好きな女の名前
入れては、妄想を色々繰り広げていたなぁ。

そう、大人になるにつれて想像力が薄れてきているんだと思います。ドラクエ
一本取ってみても、昔ほど妄想を働かせられません。あの当時は冒険しながら
一回一回の戦闘で燃えたり、恋愛話考え、様々な物語を構築していきましたが
今は楽しんでいる物の、そこまでのめりこめません。

エロゲーにしてもそうです。今はもう声が無いと物足りない。絵は昔のでも別に
問題は無い。つかむしろ、マネキンみたいにあまりツルツルした塗りがダメ。
それはさておき、昔は声無しでも色々想像できた。今もそれはできる。けれど
昔ほどエロく感じない。俺の中でもう声無しエロゲーは廃れたのだ。

悲しいことである。勉強しなさい、知識を吸収しなさいと言われて育った結果
世の中がつまらなくなっていく。美味しい食事はいつの間にか普通の食事へと
なり下がり、いつしか不味いとすら思うようになる。このままでは何も楽しみが
なくなってしまう。どうすればいい?!

夢も恋も見てるうちが楽しいのか?!


 11月26日
諸君、私は歯医者が嫌いだ。諸君、私は歯医者が嫌いだ。諸君、私は歯医者が
大嫌いだ。世の中に色々な種類の医者はいれども、歯医者は苦手な医者ランク
トップ3に入るのではないだろうか?好きな人などいなかろう。まず院内中に
立ちこめる薬品の匂い、脳髄をかき乱す機械音、泣き叫ぶ子供達、苦痛に顔を
歪める大人達、何故か高確率で置かれてあるサザエさん……恐ろしい。

そもそも俺は子供の頃から歯医者が嫌いだった。まぁ、これは当たり前の反応
だろう。注射と歯医者が全然平気な子供ってのは、少ないのではなかろうか。
俺も三歳の頃、歯医者に行けば泣き叫んでいた。泣き叫ぶだけなら全国どこの
子供もしていることだろう。だが俺は違う。脱走を試みた。

しかし、三歳児の脱走などあっけなく捕獲されてしまうもの。すぐに捕まった
俺はゴムホースで体を縛られ、猿ぐつわ噛まされ、目隠しされ、頭を押さえ
つけられての治療
となった。恐怖なんてもんじゃない。未だにトラウマだ。

そう、俺にとって歯医者とはどんなにニコニコ対応しようが、レクター博士の
住んでいる場所と言うイメージが強い。そもそも奴らは嘘吐きだ。痛かったら
手を挙げてくださいねと言ったので手を挙げれば、邪魔と言いやがる。その上
金属製の細い棒で虫歯をコツコツ叩いたり削ったりして、被害を拡大してくる。
また削って削って、あぁ〜こんなに大きくなっちゃった、こりゃもうダメだね
抜く方がいいね〜……って、手前が大きくしたんじゃねぇか!

そんな風に常日頃から歯医者に不信感を抱いている俺が行くなんて時は、余程
悪くなった状態である。今回は前歯が崩壊してきたのだ。前歯の裏にごはん粒
一粒丸々入るくらいの大穴。おまけに裏だけではなく、前の方もボロボロ崩れ
目に見えてでかい穴だらけ。さほど痛くは無いけど、焼き立てのふかふかサンマ
崩れてきやがる。これはヤバイかも。なわけでイヤイヤながらGO!

今までは近所の歯医者だったが、うちの婆さんの強い勧めで札幌中心部のとこへ
行くことになりました。曰く名医らしいが、歯医者は信用なりません。ビルを
登り、狭い診療所に入る俺。解放しているので薬臭くは無いが、怖い。今なら
まだ逃げ出せる、腹が痛かったとでも言おうか……受付の人と眼が合った!

受付を済ませ、問診票を書く俺。その中に歯医者は怖いかとの質問があった。
これは俺に対する挑戦だろうか。すごく怖いに○を付けるべきなんだろうか?
いや、俺も二十三。これは子供用の質問だ、そうに違いない!

・すごく怖い  ○少し怖い  ・問題無し

やっぱり怖いしねぇ。そうこうして問診票が完成すると、すぐ中へ案内されて
あの悪魔の安楽椅子に座らされた。もう死刑囚の気分。手を組みながら祈る俺。
まず最初は口の中チェック。はい、あ〜ん。

「問診票では前歯だけ治してとあるが、全部治さないかい?」

いいえ、結構です。前歯だけでいいですから。

「だけど、二十本以上が虫歯なんだよ。歯茎も少し歯槽膿漏気味だし」

はぁ……でも痛くないですから、いいですよ。

「痛くないとか問題じゃない。ひどくなるぞ、やらなくていいのか!?」

何だか歯医者は怒っています。何故怒るのか俺にはサッパリわからん。つーか
いいか、言わせてくれ……。

二十本も悪い歯があるのは俺の責任だ。しかし、それ全部治すのに幾らかかると思ってるんだ?!お前が出すのか?違うだろ!そもそも痛くなかったらこんなとこに来ねぇんだよ!そういうのが問題じゃないとか言ったが、痛くない歯を削るなバカ!一本治すのに一万かかったとしても二十万だ。ふざけんなこのジジイ!歯は見えても患者の財布は見えてねぇんだろ!

とまぁ、思っても心の中にしまっておき、対応は平然といやいいですを貫く。
勝手にしやがれとでも言いたげな医者はすっかりふて腐れた。もう俺の中では
大暴落。だから歯医者は信用ならん。

歯のレントゲンを撮影し、石膏みたいので歯の型を取って、さぁ治療なのかと
思ったら歯磨きの仕方を教わる。……おい、俺は治してもらいに来たんだぞ。
今更そんなこと聞きたいんじゃないんだ!

「歯茎もボロボロだから、今はこれを治さないと治療できないの」

確かに俺の歯茎はすぐ血が出る。柔らかい歯ブラシで軽くこすっただけでもう
出血。朝の歯磨きは力まかせに磨くから血だらけ。そんな歯茎ではいけない。
改善しましょう。まず歯磨きは一回十分かけなさいと言われた。

だが、歯磨きは一日の中で苦痛の時間。歯を磨けば100%オエッとなる上に
体調悪いとそのまま吐く。十分もそんな苦しみを味わいたくない。まぁ、もう
少し丁寧に磨くようにはしよう。

「唇の横とかも切れてるね。お酒毎日飲むんだ……長生きしないよ」

ビッグなお世話である。段々不機嫌になってきたところで、一応応急処置として
穴の空いた部分を軽く埋めてくれた。これはまぁ痛くなかったからよし。けど
やはり歯医者は信用ならぬと思った。

歯医者を終え、俺は折角なのでと本屋へ向かった。購入したのは三冊である。
・両性具有アンドロギュノス(ふたなりコミックアンソロジー)
・大丈夫(師走の翁)
・玄人のひとりごと〜倍南のお墓参り〜(中島徹)

えーっと、感想から言わせてもらえば、師走の翁はやはりいい作家であった。
エロカワイイので当り。まぁこれは安牌なので、当然だ。んで、ふたなりの方は
……作家の質が低すぎ。おまけに氏賀Y太がいる。何でコイツは内臓ぶち撒け
女を殺すんだ……きもいよー。他も絵が悪かったり……。

ん、玄人のひとりごとはどうしたって。あっはっは、いやぁ、まぁ、その何と
言うか、あれだ、若年性健忘症って怖いね。ボケてるかもしれん。あっはっは
笑えるなぁ、まったく……同じの家にあったよ

_| ̄|○ だぼぅれっぷ〜けん。


 11月25日
('A`)……更新しなかったのは飲んできたからです。飲み過ぎました。

いや、昨日は大学の友人と飲みに行ってたんですよ。飲みに行く人にも色んな
タイプがいて、こいつらと行くと飲み過ぎる傾向にある。だが、断ってただで
さえ少ない人付き合いを切るのもイカン。それに、こいつら断っても何度でも
誘ってくるしねぇ。

ただ、昨日は腹痛の上に下痢と、あまりよくない体調。おまけに七時にと約束
していたのに、六時に変更になったことを五時五十分に知ったりと、トラブル
続き。うむむ、よくないことの前触れか?……考え過ぎだよな。

飲み屋に三十分遅れで到着。馴染みの店なので、何も言わなくても店員さんが
ビールを持ってきてくれた。待っていたのは男友達二人。色気も何も無いけど
まぁいい。女はいたらいたで、まごまごしてしまうだろう。

友人二人は旅行に行ってたらしく、お土産をくれた。共に阪神グッズ。湯飲みに
メガホン、あとグリコから出ている阪神生実況CDなるものをくれた。グリコ
なので、当然申し訳程度にお菓子もついている。全部で十種類あるらしいけど
俺がもらったのは「赤星、飛んでつかんだ逆転星!!」とか言う奴。

近況報告がてら酒を飲む。来る前は面倒だと思っていても、いざ飲めば楽しい
もので、くいくい酒が進む。あ〜、美味いなぁ、楽しいなぁ。

「ごめ〜ん、遅れちゃった〜」

見覚えのある女性参上、でも名前は知らない。女性は空いていた俺の前に座り
コートを脱いで、お酒頼んで、楽しく会話に……。

えっ、女?!

待て、待つんだ。今日来るって一言も知らされていないんですけど。もしかして
最初から登場予定だったのかもしれないが、もう俺はビックリ。鳩が豆鉄砲を
食らったような顔をしたに違いない。何でもない振りをしつつ、内心滅茶苦茶
焦りまくり。もう、ロクに話せない。ひぃ〜。

まぁ、でも、飲んで酔ってくれば会話も弾むと言う物よ。打ち解けて、楽しく
酔っ払い、よっしゃ二軒目行こう。あ、金ねぇや。えっ、貸してくれるのか?
おぉ、サンキュー。じゃあ行こうじゃないか。

居酒屋からバーへ我々は行く。そこでも飲んで、飲んで、飲んで……。

気付けば地下鉄の終点にいました。あっ、札幌駅だ降りなきゃーと思ったのに
降りたら見知らぬ駅に。いや、この駅は見覚えがある。酔い潰れたらいつの間
にか運ばれる駅だ。あぁ、果たして俺は帰れるのだろう、か……。

気付けば自宅。でも暗い。あれ〜、どうやって俺、帰ってきたんだろうかな?
おぼろげに駅で頻りに唾吐いていたり、倒れたりしたのは覚えているんだけど
なぁ……って、みっともねぇな。何やって……。

_| ̄|○ おええええええぇ〜。

ゴミ箱あってよかった〜。うげぇ、しかし飲み過ぎたな。時計時計……ぬあぁ
まだ五時。うーん、具合悪い。もう酒は……。

_| ̄|○ おええええええぇ〜。

うげぇ〜、もう胃の中が空っぽだ。どうしてこんなに飲んでしまうんだろうね。
何百回と体験してきているのに……あぁ、具合悪い。そう言えば妹が二日酔い
には100%果汁ジュースがいいとか言ってたな。本当は味噌汁がいいけれど
まだ出来ていないっぽいし、インスタントでも作る気になれぬ。

冷蔵庫にて100%パインジュース発見。飲んでみる。美味い。確かにスルスル
飲める気がする。でも、あまり一気に飲んだらヤバイか……。

_| ̄|○ おええええええぇ〜。

妹の嘘吐きー、いきなり吐いたじゃねぇか。つか、もう水とパインジュースと
血しか出てこない。ううぅ、今日は教授に会う日だけど、無理……。大人しく
寝ていよう。うぅ、何も無いのに吐きそう……おえっぷ。

でもって一日中ドラクエV。


 11月23日
現在インターネットは一昔前に比べて格段に普及し、庶民にもかなり身近な物
として存在しています。パソコンを始め、携帯やドリームキャストやプレステ
などのゲーム機もネットに接続できます。もう無くてはならない物。サイトの
閲覧はもちろんのこと、メールだってできやしない。もし無くなってしまえば
ネットジャンキーはおろか、女子中高生などは発狂するかもしれませんね。

そのくらい普及しているからこそ、様々な落とし穴もあるわけです。ウィルス
だのスパイウェアだの、いつの間にか侵入しては悪さしやがる。知識ある人々
ならば苦も無く撃退殲滅できるでしょうが、俺のような無能な使い手はもしも
一度パソコンが不調になればお手上げです。

どれがどのファイルかわからなーい、DOSコマンドなんか知らなーいなんて
言う人々は結構いるはず。そういう人達のために、様々な企業がウィルス撃退
ソフトだのパソコン修復ソフトだの、素人でもよくわからないけどクリックを
すれば、あ〜ら簡単。何か問題が解決されましたとか言ってるじゃないの♪

しかーし、更に愚かな俺はそうしたことすらしていなかった。何だか不調だが
きっと何ともならんだろうさ、なんて危機意識の低い典型的な日本人丸出し。
動くからいいやーと思ってパソコン使っている人だっているはず。少々処理が
重くなっても、いじったら悪くなりそうだから触らないとか、ソフト入手する
のは面倒だとかって人、多いですよね?

我がパソコンも一応これでも入れておけと言われて、もう何年も前のノートン
先生を入れたけど、古過ぎて使えない。まず更新ファイルを入手しろとか毎度
言われるのだが、更新できないのだ。そして診断もままならぬ。あっても意味
無いようなノートン先生。そもそもWindows3.1バージョンとか書いている
時点でもうアウトなんだ。老いぼれがぁ〜、貴様は引退だ!

しかし追放したらしたでノーガードになり困るのも、我がパソコン。そもそも
先日やけにメモリ減るなぁと思ってスパイボット起動して我がパソコンの中に
潜んでいるであろうスパイウェアを検索したら、100を超えてしまったのには
驚いた。ヤバイ、老いぼれでも多少の役に立っている。けれど、それ以上には
ならないんだよなぁ……。

そんなことを先日友人に話したら、ノートン先生2003を授かりました。

おぉ、最新型のノートン先生光臨。えぇい、出て行け老いぼれ、アンインスコ!
そして新型ノートン先生インスコ!あっはっは、これで我がパソコンは安泰で
あろう。どれがどの機能かよくわからんから、入れられるものは全てインスコ
しちまえ。そして診断!

('A`)……赤文字ばっかり。

ヤバイよ、マジでヤバイよ、マジヤバイ。何だか緊急に対処して下さいとか
そんな文字がいっぱいあるの。急いで診断したら、ボロボロエラーが出てくる。
あきゃー、大変だ。とりあえず全修復のボタンをポチッとな。それでもまだだ
まだ終わらんよとノートン先生は仰る。何でもドライブの断片化がひどいから
とっとと最適化しやがれコンチクショーと。慌てて最適化スタート。

最適化って時間かかるんだよね。容量が2GのCドライブですら結構かかるのに
40GもあるFドライブとか考えると恐ろしい。まぁでも、一番不安定なのが容量の
でかいドライブなので、この機会にやってやるかぁ。

カリカリカリカリカリカリ……【処理中です、しばらくお待ち下さい】

(さて、時間かかるからドラクエVでもやってようっと。昨日から始めたんだ)

カリカリカリカリカリカリ……【処理中です、しばらくお待ち下さい】

(シャンパーニの塔でカンダタ倒したぜ。次はノアニールっと)

カリカリカリカリカリカリ……【処理中です、しばらくお待ち下さい】

(次はアッサラーム、そしてイシスっと。女王様〜♪)

カリカリカリカリカリカリ……【処理中です、しばらくお待ち下さい】

(やけに長いな……まさか!)

途中からビジー状態だったのかよ!


 11月22日
今日は北日本大荒れの天気でして、まぁ言ってしまえば吹雪の一日。起きたら
もう外はうっすら白く、大気中は白いものが凶暴に暴れている始末。今年は雪
積もるのが例年より遅いので、異常だな〜と思っていたのだが、降ればやはり
イヤなもの。僅かな安堵、大きな暗鬱が胸を締める。ぬぁ〜にがロマンチック
だよ、ぬぁ〜にがホワイトクリスマスだよイルミネーションだよ、寒いだけ。
夏がいい〜。冬きらーい。

そんなわけで今日は我が部屋も寒かった。寒いくせに冷たい稲庭うどん食って
体を冷やしてしまう。ひぃ〜、ラーメンにしておけばよかった〜。暖房入れたら
暖まるまで時間がかかる。おし、お茶を飲もう。

本日のお茶は梅昆布茶。一杯分がスティックで用意されていると言うすぐれ物
である。最近はとんと便利になった。美味いに超したことは無いが、海原雄山
みたいに新芽の摘み立てを注がなきゃイカーンとか、そこまで通でも無いので
インスタントで充分。

用いる器はいつも使ってるコーヒーカップ。カップと言ってもマグカップとか
言えばいいのだろうか。まぁ、何だ、鉛筆立てみたいな大きい奴です。普通の
喫茶店とかで出てくるコーヒーカップの二倍くらい入る優れもの。これに一杯
だけだと寂しいので、二杯分入れて、お湯入れて完成。

(*´▽)◇ うめぇ〜♪

だが、ふと考えればコーヒーカップを湯飲みとして使うのは違和感を覚える。
使っていない湯飲みとかあるんだから、それを使えばいいのに。几帳面なのか
普段と違う使い方をしたなら、違和感を覚えてしまうのだ。う〜む、湯飲みを
探すかなぁ。

例えるなら、イギリス人女性が着物やサリーを着るようなものです。別にそう
変なことではないだろうと思っていても、やっぱり違和感を感じる。アメリカ
人が忍者ルックになるのもそう。あまりギャップとか好きじゃないんですよ。
清楚な女性を脱がして黒下着とかだと、ちょっとイヤン。

紅茶も緑茶も同じお茶のカテゴリ、イギリス人がティータイムとしてどちらを
嗜もうがいいじゃないか。雨合羽だってオランダ語だぞ。そんな些細なことで
一々考えることもないだろうと仰る人もいるでしょう。多分その通り。だけど
こだわりってのは大事じゃないかね?

我が友人に彼女が変わる度にバイブやローターを変えている人がいる。彼曰く
今の彼女に前の彼女のものを使わせられないとのことだ。気持ちはわかるけど
俺ならよく洗えばいいだけじゃないかと思う。しかしこれがこだわりなのだ。
ん、俺はどうかって?俺はそんなもの持っていない。

やっぱりねぇ、こう、それを使って女が悶える姿を見るのは好きだけど、何か
負けた気分になるんだよねぇ。あんなに俺のムスコはうねうねと動かない上に
下や指もあのツノの先端みたいに高速回転しないし、振動しねぇ。しかも我が
ムスコより相手が大きいの使っていたら、ショックだよ。がびーん、俺のだと
ダメなんですかー?!あれはほら、俺の中で最終兵器。使ってもローターとか
そんなのだ。やはりまだ元気な自分の体を使いたい。使う相手?聞くな!

何の話をしていたんだっけ……あぁ、コーヒーカップの話ね。コーヒーカップ
一つにこだわりを持ってる……わけないじゃないか。いや、飲めれば何だって
いいんですよ。ただ、たまに洗い忘れて、コーヒー飲もうとした時に困るの。
こればかりは、いつもの分量をカップで覚えているだけに、これじゃないとちと
困る。困ったら面倒なので飲まない。いや〜ん。

さて、コーヒーでも作ってこようっと。


 11月21日
本日は週に二度の学校へ行く日。教授と会って論文のことを話し合わなければ
イカン……のだが、二度もすっぽかされたので、今日行っていなかったらもう
本当に怒りそうなので、今日は休むことに。いや、眠かったし、言ってしまえば
教授いなくても論文書けるしね。

そんなわけで今日は家で卒論……の前に、ハードディスクいっぱいだから少し
CD−Rに焼いてっと。おや、三枚目でエラーが。もういいや、また明日にでも
やろう。さぁって、そろそろ卒論でも……。

「せんせー、お電話ですよー。NTTの人からです」

知らない人から電話があると「旅行とか興味ありますか〜?」とかとしか思わず
こういう知ってる会社からかかってくると、何か悪いことしたかと思う。別に
心当たりは何も無いんだけどね、詐欺に遭いそうな性格じゃ。……って、今は
そんなことどうでもいいや。はい、もしもし?

「NTTですが、光にしませんか?今なら工事費無料でお得ですよ」

光は確かに魅力的だが、いかんせん基本料が高い。もうちょっと基本料金安く
ならないと契約できぬ、がんばって値下げしてと丁寧に言うと、先方もとても
丁寧にがんばりますと言って、電話を切った。こういう対応をしてくれるなら
いいのだが、たまにろくでもない話し方の会社が相手だと、つい怒ってしまう。
もっと俺もみんなも、相手を快くする会話を公ではすべきだ。

「せんせー、今度は携帯が鳴ってますよー」

むっ、普段あまり電話などかかってこねぇのに、妙に今日は集中するな、など
考えつつ部屋に急ぐも、寸前のところで電話が切れた。くそぅ、かけなおすか。
そもそも一体誰なんだよ……ゲゲーッ、前の職場からだ!

急いでかけ直したが、ファックス音のピーゴゴゴゴッピーって音しかしない。
ここはいつもそうだ、働いていた時も電話したら同じようなことがあったから
一向に改善しねぇ。かけれないんじゃ、またかかってくるのを待つしかない。
大事な用件なら、またかかってくるだろう。

しかし、電話は日記書いている今(夜の十一時)になっても来なかった。一体
何だったんだろうか?

閑話休題。ともかく電話騒動も一段落したので卒論でも……と思ったが、ふと
ファミコンをしたくなる。突然のノスタルジー。どれ、ちょっとやるか。だが
ソフトはもうドラクエV、ファミリーベーシック、ブロック、エキサイトバイク
F1レース、サンサーラナーガ、マリオブラザースしかない。微妙なのばかり。
あ、ウィザードリィUもあったな。仕方ない、マリオブラザーズでもやるか。
……あれ?

ファミコンのアダプタってどれだっけ?

我が家にはファミコンの他にスーファミ、サターン、ゲームボーイ、プレステ
プレステ2、そして初期ファミコンがある。最初に述べたファミコンは厳密に
言えばニューファミコン、去年買った物だ。

これだけハードがあれば、アダプタも多い。迷う。どれがどれだろう?これか?
いや違う。これかな?また違う。三回目でようやく発見。おっし、これでできる
……でも一人は虚しい。おーい渚、やろうぜー。

「いいですけど、敵にぶつけないでくださいよ」

マリオブラザーズの醍醐味は、仲間割れしつつ面クリアだと思っているのだが
まぁ仕方ない、普通に協力するかと、一時間ほどやる。飽きる。しかし、今更
これでこんなに遊べるとは思わなかった。

明日何か中古屋で買ってこよう。


 11月20日
昨日、大学のサークルに提出する原稿を書き上げました。しかし、ここに公開
しません。と言うのは、テーマに沿って短編を書くのですが、今回のテーマが
パロディなのです。いや、パロディ作品では色々楽しませてもらっていますが
自分で書くのは大嫌い。何だかその元ネタの作者に、おんぶだっこされている
みたいでねぇ、かなり虚しい。

でも、一応書いてしまった。出さなきゃいけないからね。って、書いたと言った
手前、もし見たい人もいるでしょう。内容がこれまでになく、グダグダなので
あまりお勧めしないが、もし見たい人はこちらまで

まぁ、打ち込み作業はこれからなので、明日明後日以降に配布だけどね。

さて今日の日記なんですが、その作品を朝まで書いていたので、昼頃起きた時
には結構ヘロヘロ。あぁ、飲み過ぎたな。今日は大人しくしていようか。そう
思ってゆっくりメシ食い、ごろごろしていたら後輩から電話が。もしもし?

「桐生さん、先日貸したハードディスク返してもらえますか?」

そう、先日後輩のデータをもらうためにハードディスクを借りたのだ。色々と
あったので、CD−Rに焼くのは面倒と言うことになり、ハードディスクごと
借りたのだ。ウィンウィン転送、さんきゅう後輩。

昼過ぎに、待ち合わせ場所に向かう。自転車はもう壊れているので、車でだ。
あぁ、免許取ってよかった。免許取る前はイヤでイヤで溜まらなかったのだ。
人轢きそうだし、金はかかるし、と。だがいざ取ればやはり便利なものであり
今では割と使っている。まぁ、未だにバックとか苦手なんであまりやらないん
だけどね。困ったなぁ。

……どうでもいいが、この時期は道路工事多過ぎ。予算使い切らないと新しい
予算をもらえないからだろうけど、八割くらいは無駄な工事なんじゃないの?
こういうのが無駄だよねぇ。何とかならんのか?いつもそう思いながら、ちと
イライラドキドキしつつ道路工事を抜け、目的地へ。

後輩にハードディスクを返す。これにて終了。あれ、書くことねぇや。えぇっと
目的達成の後は、ゲーセンでメダルゲームなどをして遊ぶ。普段あまりゲーセン
などには行かないし、行ってもすることが無い。脱衣麻雀くらいかも。いやね
格ゲーや音ゲー、シューティングとか難し過ぎるんですよ。もう素人が入り込む
隙なんてどこにも無い。見てるだけ。

そう、こういう俺の性格が困るのだ。あまり服に頓着しないし、物欲も普段は
そんなに無い。すさまじく欲しい物は何が何でも買おうとするが、別に今何が
欲しいかと訊かれても、何も無いと言う。おまけに無趣味。なので趣味の為に
買い物とか行かない、行く場所が無い。遊園地とか、恥ずかしくてダメだね。
どうも色々と照れによる抵抗を感じる。アウトドアレジャーとかも、やってる
最中はハマるだろうが、やる気になれん。かと言って、別に家でゲーム三昧と
言うことも無い。最近のゲームに興味無し。恋愛ゲームなど、やらん。もしも
ルービックキューブ一つあれば、それで一日遊べる。

何を長々と書いたかと言えば、俺には気分転換で何かする場所ってのが無い。
そういう場所が無いってことは、必然的に行動意欲が削がれる。そう、これで
困るのはデート。どこにも行けない。映画すら興味無い。

意欲のほとんどが性欲と酒。


 11月19日
えぇ、昨日は呑んできたために更新できませんでした。呑んできても毎日更新
している人とかいるだろう、とか言われそうですが、呑んでいる間は平気だが
家に帰ると眠くなるんですよ。すぐ寝ないまでも、また飲み直したりするので
結局酔っ払う。酔った状態で日記などまともに書けないからねぇ。え、お前は
酒呑んで小説や論文など書いているだろうって?うむむ、その通り。しかーし
書く時はそんなに呑まないので、大丈夫なのだよ。

まぁ、そんな酔っ払いの言い訳なんかどうでもいいので、本題へ。

とにかくまぁ、昨日は家に帰ってから酔っ払っていたんですよ。学校へ行ったが
教授がいなかった。にゃろう、論文書いてこいって言ってたのに、書いたら休み
かよコンチクショー、これで二連続だと、ちとイライラ。首と肩の痛みが全然
よくならないまま。うむむ、呑みに行くか。

しかし、後輩の一人が姿を見せない。おや、六時に学校行けるかもしれません
とか言っていたのに、おかしいな。電話かけてみるか。もしもし、俺だ。お前
今どこにいるんだ?

「今は家ですよ。え、学校に?行くとは言ってなかったでしょう」

普通、行けるかも知れませんったら、行きますよと同じじゃないか。空気読め
コンチクショー。怒りゲージ50%くらいまで上がったが、来るとのことなので
まぁよしとする。

それから呑んで歌って、満足して帰宅する。帰ってからネットしつつ酒を飲み
うつらうつらしながら更に呑み、何事もなく平穏に過ごした後、三時くらいに
床につく。あぁ〜、ちと帰ってから飲み過ぎたかなぁ……Zzz……。

昼頃起床。ちょっと酒が残っているが、まぁ平気なレベル。気怠いだけで吐く
とか点滴とか、そんなレベルではない。胃に優しいものでも食うか〜とか思い
ながら居間へ行くと、親父がいた。よぅ、おはよう。

「お前よぉ、力強くなったな」

ん、そう?でもまた、どうしたんだ、突然?

「いやな、昨日酔ったお前に胸ぐら掴まれてな」

……えっ?!胸ぐら掴んだ?!

「いやぁ、二時頃お前の部屋に行ったら、泥酔してるお前が酔って怒ってよぉ
胸ぐら掴むものだから、俺も腹が立ってケンカになる寸前だったんだよ。でも
母さんと渚ちゃんが止めに入って、結局何もならなかったんだ」

そんなこと言われても、全く記憶にありません。あれぇ、確か俺は昨日帰って
きてからチャットしつつ酒呑んで……う〜ん、確かに二時頃はうつらうつらと
していたから記憶無いかも。でも、欠片も覚えてないってのは、おかしい。

しかし、自慢じゃ無いが、泥酔したらよく記憶を失ってしまう。無意識のまま
帰ってくることも多いし、酒での失敗もかなりある。なので、完全にやっては
いないなんて言えないのが、情けないところだ。

とりあえず親父に謝ってから、渚と母親に確認しに行く。すると二人共そんな
ことはまったく無い、親父の記憶違いだと言う。確かに少々ボケかかっている
から、親父の記憶違いってのが、可能性として一番でかい。事実、この事件は
親父の記憶違いであり、寝惚けていたってことに落ち着いた。

だが、問題は別のところにある。それは俺が自信を持ってやってないと言え
なかった
ことだ。最近は無茶な飲み方をしなくなったが、いつ記憶を飛ばして
何かしでかすか、わからん。酔っ払って殴ったりなどしたことないが、気分に
よってそんなものは変動する。不機嫌な時には喧嘩腰になるし、落ち込んでる
時には鬱病モードにもなる。困ったもんだ。

しかし、酔ったときの感情で未だにわからないのが、エロくなるってことだ。
一体なんだろう、それは?酒呑んだら股間にエクスカリバーが誕生したり濡れ
たりするのだろうか?しかし、飲み過ぎたらムスコも眠る。揉みたいとか揉まれ
たいとか、エッチしたいされたいとかって思うのだろうか?そんなのいつもの
ことじゃないのか?

「先生は普段からえっちだから、あまり思わないんじゃ……」

あぁ、納得。


 11月17日
昨日は久々に本調子のペースで小説が進み、今日は昼から論文の序論を書いて
しまうなど、割と充実した過ごし方をしている俺。順風満帆、できる男はもう何かが
違う。HAHAHA、今日もバリバリ書くぞ〜。

だが、異変は今朝の起床時から始まっていた……。

思えば今朝起きたときから、違和感はあったんですよ。あぁ、寝違えたかな?
久々になったかも……でも、そんなに痛くないから、いいかぁって。疲れてた
からかも、昨日ってか今朝方まで執筆していたからね。

明日は教授に論文を見せる約束をしてしまっている。うむむ、本論は無理だが
せめて序論ぐらい書いておかないとなぁ。俺も不味い。さて、やるかぁ……ぬぅ
やけに首と右肩が痛いな。おーい渚、湿布貼って〜。

湿布を貼って、カタカタとパソコンに打ち始める。資料はノート三枚分、論文は
原稿用紙五十枚以上が必須。できるのだろうか、いや、やらねばいかんのだと
自分を励ますが、すぐ飽きる。いかんなぁ。あと……あぁ〜、首痛い。

これは余程疲れが溜まっているに違いない。よく起きたら首とか肩が痛いって
ことは多いし、指先などがそれにより、針を刺されたり、痺れるような痛みに
襲われることも少なくはない。まぁ、でも寝れば治る。腹やケツの痛みの方が
深刻である。まぁ、序論書き終えたことだし、一眠りするか。

「せんせ〜、お風呂ですよ。起きて下さい」

一時間半くらい寝てから、渚に起こされる。ふーむ、さて風呂にでも……あれ
まだ首と右肩が痛い。てか、さっきより痛い。うーん、再度寝違えでもしたの
かなぁ。まぁ、風呂入って揉んでいれば治るだろう。

かぽーん……もみもみ、もみもみ。ぐるんぐるん、もみもみ……。

うーむ、やはりすぐにはよくならないなぁ。よぅし、骨でも鳴らすかと、体を
左へ捻ってゴキボキゴキ、今度は右へ捻ってグキグシャパキャ、最後にぐっと
胸を突き出して、ペキパキポキ。ふぅ、かなり楽になったぞ。さぁてと、髪と
体でも洗って、さっぱりするかぁ〜、フフフ〜ン♪

風呂上がりはすぐ食事。うむっ、美味い。たけしの世界丸見えテレビ見ながら
のんびり食事。また首と肩の痛みが再発。ぐぁ、今度は更に痛い。痛みを我慢
してメシを食うなどしたくないので、バンテリンを塗ってもらってから食事再開。
あっはっは、やっぱ面白いなぁ、たけしは。

メシを終えると、日記でも書こうかと自室へ。だがもうその頃には、痛いとか
言ってられなくなってきた。もう声すら出すのも痛くてイヤになってきたのだ。
それでも何とか座り、パソコンを起動。痛みは加速度的に膨れ上がって、下を
向くことすらできず、右肩は腕や肘まで痛み出し、左肩にも痛みが……。

〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!(バキ風)

もう湿布貼りまくり、でも収まらない。マッサージなんてもうできないくらい
痛くてどうしようもない。あまりにもひどい時には病院で注射を打つらしいが
わざわざ明日行くのはバカバカしい。でも今なら迷わず打ってくれと頼むね。
ちくしょう、俺が何をしたってんだ!

これじゃあエロゲーもできん!


 11月16日
う〜ん、う〜ん……どうぁ、暑い!!

いや、もう、おかしいよ今年の冬は。今日なんて暑くて起きたよ。何でも朝方
雪が降っていたとか言うけど、昼頃にはすさまじく天気が良くなり、その痕跡
などは跡形も無くなっていた。う〜ん、去年の今頃は雪がかなり積もっていた
ものだが、今年は全然……雪が無いのはいいことだけど、こう季節感が無いと
どうも調子が狂うねぇ。

のんびりメシを食っていると、ふと酒が残り少ないことに気付いた。コップで
換算すれば二杯か三杯ってとこだろう。ダメだ、足りない。このままでは夜中
いい気分になったところで酒が無くなり、転々と身悶えするに決まっている。
そうなったらもうイライラするわ、落ち着かないわ……むっ、こう書くと俺が
アル中みたいだな。多分そんなことはない、安心しなさい。

出不精であることは、過去何度も言っている。酒を飲みたいが、外に出るのは
面倒と、どうしようもない俺。こういう時にやることと言えば、買い物などで外出
する住人に金を渡して買ってきてもらうってことだ。

再起不能寸前の爺さんと不在の妹を除けば、親父に母、婆さんに渚がいるので
誰か一人くらい外出するだろう。実際、誰か一人は必ず外出する。別に今夜の
酒はそう焦らない、夕方、いや呑む時間であろう十時くらいには間に合うなら
それでいいのだ。

……親父は呑んでいた。おまけにスポーツ新聞買ってきてと頼まれる。母親も
出る用事が無いと言う。おまけに酢を買ってきてくれと頼まれた。ちっくしょう
頼むどころか頼まれっぱなしだ。婆さんは爺さんの世話してる。一応訊いたが
無いと言う。他のまれはしなかったが、どうにもならぬ。残るは渚。おーい渚
今日外に出る用事無い?

「無いですけど……お酒ですか?」

そうだよ……って、何で布団入ってるんだよ!

「今日は日曜日じゃないですか。これからお昼寝なんですよ。気を付けて行って
きて下さいね。小雨降ってきましたから」

仕方なく、お使いも兼ねて俺が行くことに。あんなに家の中は暑いのに、外は
やはり十一月、ちと寒い。おまけに小雨が降っているが、これは大したことは
無い。気にせず車でスーパーまでGO!

スーパーに着いて、ふとメガネのことを思い出した。そう言えば去年買った時
レンズを支えるワイヤーが徐々に弱まるので、半年か一年後に交換して下さい
とか言われたんだった。確か無料で交換のはず。

スーパーの中にある眼鏡屋に行き、ワイヤーを交換してもらう。どんなことを
されるのかと思ってちょっとドキドキしたが、別に特筆すべきことは何も無い
ので割愛。作業の間、俺はサラリーマン金太郎を読んでいただけだ。ところで
眼鏡屋の店員ってみんなメガネかけているのは何でだろうね?イメージから?
伊達眼鏡って人もいるんだろうなぁ。

酢と今晩の酒と帰宅後のビールとスポーツ新聞を購入。何事もなく帰宅すると
買ってきたビールをグイッと。あぁ〜、やっぱり美味い。胃や肝臓には悪いと
わかっていても、どうしても呑んでしまう。ただ、そんな俺でも、これだけは
やらないと決めているのがある。

それは昼からの日本酒飲酒。酒は色々好きである。嫌いな酒はと訊かれれば
ジンロや焼酎、テキーラなどあるが、他はそこそこ呑める。ビールもそんなに
強くないので中瓶六本くらいで結構酔うが、やはり最初の一杯で呑むとすれば
これが一番だ。ウオッカやズブロッカ、バーボンなども好きだ。たまに呑むと
新鮮であるが、度数が強いのであまり呑めない。大抵はロックだ。カクテルは
色々種類がありすぎてわからないが、ジンやウォッカベースが好き。

その中でも飛び抜けて好きなのが、日本酒。はっきり言って、これはもう際限
無く飲み続ける。夜中に執筆してる時など、必ず呑む。水代わりに呑んでいる
ので、長時間結構な量を呑む。外で呑めば、一升くらい呑む。なので、昼から
呑むわけにはいかない。金と体がもたない。やっていいのは年末年始。

昼酒は格別なんだけどね。