しかし一体何をして気分転換しようか。ラグナはクソ重いし、友人はどうせ
休日なんで彼女とイチャイチャしているだろうし、腹痛くてオナニーもする
気になれないし……そうだ、髪を切りに行こう！
なんて旅行のＣＭみたいな感じになってしまいましたが、いやね、明日新しい
眼鏡ができるんですよ。それに合わせて髪もかなり伸びたので切ろうかと。んで
明日は祭日だからやってなさそう、火曜日は床屋が休み、それ以降になるともう
この髪のモサモサ感には耐えられ無さそう。だから、行こうと。
しかし今日は日曜日。当然混んでいる筈です。予約もしていないのに大丈夫なの
だろうかと心配しつつ、行き付けの床屋へ。
行ってみれば店内は客が一人だけでガラガラ。なーんだ、何も心配することは
なかったんだなぁ。少し待たされたものの、すぐに俺の番に。するとマスターが
おもむろに「桐生君、ついてたねぇ」と。え、何がついてたんですか？
「いやぁ、今日は予約が朝からびっちりなんだよ」
予約も何も、今は俺しかいないじゃないですか。
「今日、予約が入っていないのはこの一時間半だけなんだよ」
うぉ、すげぇ運がいいじゃないか、俺。え、今日はどんな髪型にするのって？
どんなって言われてこうして下さいって言える人って多いのかねぇ。えぇっと
とりあえず適当に短めに切って下さい。えぇ、カリアゲないで。
かくして散髪が始まるわけですが、後ろ、左、右、上、前、仕上げと切るので
切ってる最中は前衛的な頭になってしまいます。バサバサと切られては落ちる
髪。覇気のないベッカムみたいな俺の頭（両サイドを優先に切るから）。そして
就職はどうするのと非常に痛い質問。おいおい、本当にちゃんとなるのかよ。
当たり前ですが散髪の時は眼鏡を外します。眼鏡を取ると何も見えません。
少しでも暗かったり、２０ｃｍくらい離れたらもうボンヤリするので風俗でも
外さないくらい目が悪いです。そんなわけですから、ボンヤリとした全体像
しか見えず、細部は見えません。マスターに全てをまかせます。まかせるしか
ないんです。途中の失敗なんてわからないのですから。
そんなこんなでドキドキしていたら中間地点まできたようです。言わば仕上げの
前段階です。で、眼鏡を渡されてようやくどんな髪型かわかる。
おぉ、マトモな髪型だ……。
前衛芸術の影なんてどこにもありません。ヒゲも髪も伸ばしていた時から見て
間違い無く十歳は若返った感じがします。さっすがマスター。始めから全然
疑ったりなんかしてねぇよ。
すっきりして帰宅。家族の評判は上々です。あぁ、切ってよかった。でもね
金をケチってシャンプーしてもらわなかったから、昼寝した時に、
布団がチクチクしたんですよ。
あとで怒られながら髪洗いましたけどね。
しかしただ呑んでばかりだとさすがに気が引けるので、ちょいと小説公開作業を
することに。い、いや、決してラグナが繋がらなくて暇だなぁ。他にすることも
無いし、早く続きを公開しろって声も聞こえるからなぁ……なんて思ってません。
えぇ、もうはりきって公開作業に打ち込みました。
しかし……過去の自分の作品を読み返すのって恥ずかしいですなぁ。いやね
自分の作品はどの作家よりも好きですよ。過去の自作を読み返して自画自賛
することもしばしば。過去の自分に時たま「やられたぁ〜」なんて思うことも
ありますよ、ありますけど……やっぱり恥ずかしいですわ。
物を書く時にやってはいけないことは多々ありますが、夜中に書いたものと
酒を呑んで書いたものは総じてダメだと言われています。それは朝になって
冷静に読み返したら恥ずかしいこと満載だからです。えぇ、俺だってその昔
夜中にラブレター書いて、朝起きたと同時に破り捨てたこともあります。
だが俺が書く時は夜中に酒呑んで音楽聴いて歌った後に朝まで書いています。
これは先に述べたようなやってはいけないことに抵触しまくりです。でもね
呑まなきゃ頭が閃かないってのもあるんですが、酔わないと愛だの恋だの涙
だの濡れ場だの、恥ずかしくて書けません！
書いている（集中している）時はノリノリで書いていますよ。一人でいいセリフ
またはシーンを思いついたらゲラゲラ笑っていますし。でも、これを言っても
誰も信じないでしょうが、俺は濡れ場を書くのがすごく恥ずかしいんですよ。
いや、マジで。
そりゃエロは大好きですよ。でも自分で書いていると耐えがたいほど虚しいん
ですよ。虚しさを堪えて書いたら、今度は変態プレイの文句しか出てこない。
ブルーフィルムのようなエロを書きたいものの、そういうシーンでのセリフは
ひどく野暮に思える。ってか、濡れ場を書くと自分のえっちの方法を書いている
みたいなのが、すごくイヤ。
ただ、書かないと何だか物足りない。そんなジレンマ。んで、そんなこんなで
完成させたものは宝物。しかしその宝も時間をおいて振り返ってみれば、何で
こんな出来なんだって言う恥ずかしさと、照れと、懐かしさが入り混じる。
いやね、何でこんなことを長々と述べたかといいますと、公開作業をビール
呑みながら進めていたら尿意が催されたので便所に行ったんですよ。すっきり
して帰ってきたらオヤジが俺の部屋にいるじゃないですか。何事かと訊いたら
ホタテのバター焼きを作ったから食わないかと。ふむ、腹も減っていたので
じゃあ食うかと思って保存しようと思っていたら……あー！
画面切り替えるの忘れていたぁ（恥
「うさぎさ〜ん」なんて俺が見ても恥ずかしいのに……。
起きると夕方。ぼんやりとした頭で小説公開作業をしていると喉が乾いたので
居間に麦茶を取りに行く。あ〜、まだ頭がぼんやりしている。
「先生、あの、お部屋のドアは閉めておいた方がいいかもしれませんよ」
ん、渚か。何で？あまり締め切っていたら空気がこもるし、暑いじゃないか。
それにいつもは換気のためと言って開けろって言うくせに……どうしたの？
「えっと、カマドウマが出たんです」
……え、マジで？！捕まえたか？！もちろん追放したよな！？
「それが……捕まえようとしたらもう逃げられちゃって……」
それ、いつ見かけたの？
「えっと、昨日の夜中です。先生が寝た後ですね」
……なんてこった。ってことは昨日寝た時からドアを開けっぱなしにしておいた
から、もう我がテリトリーに侵入しているかもしれないってのか。それなのに
俺はグーグー寝て……あぁ、恐ろしい！
カマドウマを知らない方に説明すると、いわゆる便所コオロギです。詳しい
説明のＵＲＬもあるんですが、そんなもん探したくも載せたくありません！
一応言うならば外見はコオロギにクモを足したような斑模様の悪魔。高々と
ジャンプしたり、どこでもへばりついたり、動きが素早かったり、暗がりに
生息していたり……うげぇ、気持ち悪くなってきた。
今回の悪魔は推定体長５ｃｍ程度とのこと。俺にしちゃ充分でかいです。だが
渚を除いた我が家人は誰もカマドウマを怖がりません。爺さんに至っては何を
とち狂ったのか「カワイイもんじゃないか」と言う始末。だけどクモには滅法
弱い我が家人。クモの方が平気なのにねぇ。
ともかくそれを聞いた時から妙にキョロキョロしたり、足を伸ばすのが怖く
なったり、恐怖感と圧迫感を感じています。あぁ、やだなぁ。大体カマドウマ
って未だに生態不明の生物なんですよ。あぁ、解明されないってのは恐ろしい。
いや、解明されていてもやっぱり恐ろしい。
オナニーしてる時に現れるなよ！
だがまぁ、外に出て刺激をもらいつつ焼き鳥を堪能するのも悪くは無いだろう
なんて思い、参加。割とドキドキしながら待ち合わせ場所に。総計九人です。
本当にこの人数で一人暮しをしている友人の家に泊まれるのだろうかと心配を
しながらも、車二台で札幌を出発。少し長旅になるだろうからジュースでも
買っておいた方がいいよな……あれ、後ろからもう一台が来てないぞ。心配した
我々が電話をかけると、向こうのドライバーが、
「あー、駐車場出るときに相手の車にぶつけちゃった」
……ぶつけた？
騒然とする我々。車をぶつけたというのもそうなのだが、ジュースを買おうと
した店が潰れていた悲しい事実を目の当たりにし、今回の企画は成功するのか
なんて結構マジで考えてしまったのは内緒である。
何とか事は穏便に済んだらしく、気を取り直して出発。一応合流ポイントを
ところどころ決めて進もうと思ったものの、これが何故だか全く合流しない。
合流できないもんだから室蘭に着くまでにメシも食えない。刻々と空は暗く
なっていく。ようやく中間ポイントの苫小牧で合流できたものの、すっかり
暗くなっていたので、メシは当初の目的である居酒屋で食うことに。だが我々
九人はすっかり腹が減っていた。どうする？
答え：車中で難民のように、子供の様におかしを目的地まで食い繋ぐ。
出会い、出発時にはあんなに元気だったのに、徐々に疲弊する体力、増す空腹。
騒ぎ→少し大人しくなり→静かになり→ナチュラルハイorどーでもいいや状態。
前の車がフラフラしていたらゲラゲラ笑ったり、途中でもう一方の車から小便を
したいためにセブンイレブンに寄ると言ったきり他のコンビニには目も向けずに
目的地へ進んで行ったので気になって電話したら「あー、もう着くからいいや」
って、おいヤバかったんじゃないのかよなんてツッコミが入ったり、そうこう
しているうちに目的地到着。友人の家にあった腐ったニンジンは放置することに
して、さっそく居酒屋へ。
その居酒屋は友人の行き付けらしく、結構顔が利いていた。値段も安く、美味い。
メシが食え、酒も呑めたのでみんなご機嫌モードにシフトチェンジ。あっはっは
今日は来てよかったよ。
ここで問題発生。メインドライバーが酒を飲んでしまったために、運転はサブ
ドライバーがすることに。だがこのサブ二人はペーパードライバー。エンストが
起こったりする度にこっそり祈る我々、覚めて行く酔い。俺達は本当に無事に
友人の家に辿りつけるのだろうか。誰もがそう思っていた……。
友人の家の前に着いて外に出た時、心の底から安堵の溜息が出た。生きている
って素晴らしい〜。そんな気分で友人の家でまた俺は酒を呑み始める。しかし
我等九人今日は焼き鳥を食うためにここ室蘭に来たためにやることが無い。
どうしよう、どうすればいい。寝るにはもったいないぞ。なんて考えていたら
Ｘ−ＢＯＸを発見。みんなでデッド・オア・アライブをやることに。
久々の格闘ゲーム。久々の対戦。徐々に上達していくみんな。襲いかかる睡魔。
でも、寝る場所が無い。寝るのは交代制だ。がんばって起きて……あ、朝だ。
夜通しゲーム三昧だったためにデリケートな俺の手首は軽い腱鞘炎に、親指には
血豆が。しかし何故かほんのり心地よいものが心に広がってもいた。
昼過ぎに室蘭を出発。帰宅前にメシを食おうと苫小牧で休憩。非常に腹が減って
いたので飛び込んだラーメン屋で大盛り醤油ラーメンを注文。あー、ようやく
メシが食えるねぇ、なんて話していたら出来上がった模様。さて、食う……。
なんじゃ、この大きさは！
どこに売っているのかわからないくらい異様にでかい器。ゆうに二人前はある
ラーメン。これで６００円。こいつはびっくりラーメンだ。残さずに食って
みせる！
俺が甘かった。食っても食っても減らないラーメンは賽の河原積みか円周率か。
なんとかスープ含めて完食したものの、最後の方は自分を励ましながら食って
いました。だって本当に多いんだもん。
食後の散歩にとパソコンショップに入ったら同人ゲーム作りましょう。求む絵師
以外の方。気軽に店員に声をかけて下さい。……思わず俺はシナリオを書いて
いるんですよと言いそうになったものの、断念。ラーメン食ってで喉が乾いた
のでジュースを買ったらそれが異様に不味いのなんの……。
ともかく帰宅した後に残ったものは、幾つかの思い出と血豆とラーメン屋で
もらった割引券。思い出作りにと帰る途中にエロゲーを買おうとしたものの
あまりいいのが無くて今度何か買うことに。
仕方ない、パティでも見るか。
そんなこともあって今日の日記はここまで。でも、こうして出立の準備をする
というのは大人の証明。
無論、その準備は昨日のうちに済ませましたよ。
オナニーはちゃんと二回しました。
ですが、今日からは違います。生まれかわりました。
ヒゲ、剃りました（７ヶ月ぶりに）！
これで堂々と爽やかモテ系を自負できます。今までは爽やかダンディー系。
お髭がイカス知的なガイでした。だが、今日からはもうツルツル卵肌。まるで
生まれたてのベイビーとなんら変わりありません。
いやぁ、今日眼鏡を作りに行ったんですよ。視力が落ちてきたので、このまま
では免許が取れない。じゃあ、いっちょ作りに行こうかと眼鏡屋へ。ついでに
破けた財布の替えの買い物と、病院も行ってしまえと。
で、顔を洗っていたのですが、ふと免許を取った時には写真を撮るから、この
機会にヒゲ剃って、その上で似合う眼鏡を探そうと思い立ち、ジョリジョリと。
その剃っている様子たるや修行僧か剃毛プレイか。あぁ、もったいない……。
剃り終えたら何だか物足りない。しかもスースーする。おまけに自分の顔なのに
全然自分に見えない。挙句の果てには「太ってみえるね」なんて言われる始末。
確かにヒゲがあった時は面長に見えたものの、ヒゲが無くなったらすっきりを
通り越してのっぺらとしてるじゃないですか。あっれ〜、俺ってこんなに太って
いたのかなぁ……。
気を取り直して眼鏡屋ヘ。視力検査をやってみたものの、乱視の進み具合が
ひどい様子。おまけに左目は視力の出力が弱い（何だか焦点を合わせるのが
遅いらしい。弱視？）ので、当たり前だが作り変えた方がいいとのこと。んで
フレームを選ぶわけですが、今流行りのタイプはレンズが小さ目のオシャレな
やつ。ってか、それくらいしかいいのがない。仕方ないのでかけてみたんです
が、どうも眼鏡が小さいために顔の大きさを際立たせている模様。おいおい
トミーズ雅じゃねぇんだぞ、俺は。
とりあえず眼鏡は一週間後にできあがるとのこと。財布も買って、お次は病院。
謎の左わき腹のぽこんとしたものの正体を判別しなければいけません。先生〜
痛いんですけど、これはどんな具合なんですか？
診断結果：何ともなし。
え、嘘でしょ。痛いんですよ。マジで。お、おいおい、何ともないって本当？
え、胃薬は出しましょうだって。俺の家には胃薬が山ほどあるんだよ。くそぅ
痛いのに何ともないってのは何だか納得いかない。こうなったら、
Ｄｒ.キニスキーを呼ぼう。
ハロー、ハロー、Ｄｒ．キニスキー？……プツッ、ツーツーツー……
いいさ、テストなんて。どうせ卒業できるんだ。あはは、関係無いさ。そうでも
いいさ。それより今日はちょっとした事件があったんですよ。聞いて下さいよ。
テストが文字通り終わってから、後輩を連れて発泡酒を買いに行ったんですよ。
あー、テストも予想通りできなかったなぁってのと、あー、喉乾いたからちと
呑もうかって。それで、近くのコンビニへ買い出しに。あ、一応言っておきます
けど、学校内の飲酒はダメです。
まぁ、でも欲求には勝てない悲しい我々。発泡酒を選び、会計に。高校も近くに
あってか、学校帰りの高校生が結構います。だが我々はそんなこと意に介さずに
会計を。えぇと、５０円どこにいったかなぁ……ごそごそ、ごそごそ……。
バリィ……チャリン、チャリチャリ……。
あー、財布破けたー！
辺りに散らばる小銭。慌てる後輩と店員さん。うろたえる俺。何事かと視線を
向ける高校生。小銭入れのところが破けてプランプランしている我が財布。
あぁ、もう恥ずかしい！
何とか小銭を回収して、部室で酒を煽る。ったく、たまに外に出たらこうだ。
あー、もう、今日は呑みに行こう。呑んで忘れよう。たまに焼き鳥も食いたい
からなぁ。
てなわけで、行き付けの呑み屋へ先輩と二人で。金を少し貸してあげ、呑む。
あぁ、美味い。久々に食う焼き鳥は実に美味い。でも酒は不味い。それに酒が
呑めなくなっている。う〜ん、すい臓が腫れてるっぽいからかなぁ。
適度に呑んで帰宅。そのまま寝ようかと思ったものの、日記を書かねばならんと
こうして現在執筆中。さてこれが終わったら寝る……っと、いかん。まだ俺には
やることがあったんだ。
後輩から変身女子校生パティと、その続編のパティーズを借りたんだった。
こりゃ見ないとイカン。あぁ、タイトルからバカバカしさ満点だ。そうそう、これ
一応ノーマルとアダルトの両バージョンあるんですが……、
アダルトバージョンだけ借りました。
いい点取ったら褒美をやると言われてがんばった小学校時代。その褒美とやらが
総じて温泉饅頭三個程度でも、当時甘党の俺は嬉しかった。まぁ、小学校はやたら
テストが多いので仕方ありません。饅頭でも貰えればラッキー、大抵貰えないのが
当たり前。
塾なんかに通っていた中学校時代。学校の授業なんかよりも塾での方がずっと
楽しかった。そんなわけで学校のテストは比較的楽勝モード。開始十分程度で
答案を書き終え、残った時間が暇だから寝ていたら教師に「真面目にやれ」と
怒られたものです。この頃がもしかしたら一番頭がよかったかも。
いきなり赤点地獄にはまった高校時代。文法ばかりで面白くない英語、数字より
英語の方が多いと思える数学の二つには異様に苦労しました。勉強してもしても
赤点。まぁ、テストの前に教室に残ったみんなで勉強会をしていたのが楽しいと
マジで思えました。……テスト前に将棋にはまって勉強会から将棋会になったら
先生に怒られたりもしましたけど。
大学受験。いや、もう本当の話、この時期が一番勉強が楽しかった。みんなで
あの参考書がいい、この単語帳がいいだの話しては自宅で問題集なんかを開き
コツコツやってたあの時期。何をトチ狂ったのか「あ〜、もっとこうして勉強
できればいいなぁ」と思ってました。まぁ、一日三十分程度しかやってなかった
ためにそう思えたのでしょうが。
余談だが、受験日前日まで友人の家で勉強する友人の横で酒呑んでいたら友人の
母親に禁酒令を出されたりもしたものです。この時期はもう勉強なんてせずに
小説に没頭し始めていた。
大学時代。正直なーんの役にも立たないであろう勉強に精を出せるはずも無く
テスト数日前にノートを借り、はったりで論述を書き上げて単位を貰う。だが
ノートがあったくらいじゃ全然歯が立たないようなものもある。
それでも、それでもあと一つだけになった。そしてそれが明日。よーし、最後
くらいサクッっと単位取るために勉強しようか。さて、教科書を開いて……。
……テスト範囲どこだっけ？
ま、まぁ範囲がわからなければ教科書を一通り見ればいいだけです。前期後期と
授業があるんです。半分も読めば大丈夫でしょう。えぇと……、えぇと……。
……パタンッ。バサッ！
ふー、やめたやめた。大体前日やってもダメだ。テストに対する冒涜だ。さて
ラグナでもやろうか……って、チート（ユーザーの不正処理）の嵐じゃねぇか。
こんなもんやってられっか。
エロゲーやって寝るか。
いつもやってるものをやらないと言うのは、その分空白の時間ができてしまい
ます。そんなわけで暇です。暇なので小説公開の作業をしたり、寝たり、酒を
呑んだり、寝たりと割と充実した生活を過ごすものの、やはり寂しい。
だが、夜になればそれも気になりません。土曜日の夜十一時からは桑田佳祐の
ラジオがあるからです。まぁ、これは毎週聞いているのでラグナとはそんなに
関係ないと思われるでしょう。が、最近は違うんですよ。
９月２６日：桑田佳祐の新アルバム『ＲＯＣＫ ＡＮＤ ＲＯＬＬ ＨＥＲＯ』発売！
発売に先駆けてラジオでアルバムの新曲を公開してくれるんですよ。大体毎週
三曲から四曲程流してくれます。何度か言っているように俺は大のサザンファン。
桑田の世界から多くのものを学んでいます。そんな彼の新曲を聴く時はラジオの
前で清聴モード。故にラグナなんてどーでもいいのです。
今回はまだ全部聞いたわけではありませんが、バンドサウンドを重視している
ために波乗りジョニーや白い恋人達、また東京のカップリングである可愛い
ミーナは入っていません。そんなところからも万人が抱く桑田佳祐のイメージ
として大きいポップテイストのラブソング系統は今回無さそうです。
正直な話としては新曲が出されるのはすごく嬉しいものの、ポップテイストは
ちと食傷気味。アルバムだってしばらく出てませんですた。オリジナルアルバム
なんてサザンが１９９８年に出した『さくら』以来でしょうか。そんなことも
あって今回のアルバムにはかなり期待しています。
そんなわけで土曜日の夜十一時から十二時の間はエロもゲームもどうでもよく
なります。電話がかかろうものなら不機嫌モード爆発です。でも、でもね……。
それからがまた暇なのよ。
今日は昼頃母が聴いていたＳＭＡＰのアルバムの大音量によって起床。メシは
何だろうかなと訊いたところ、今日は久々にピザが食いたくなったのでピザを
取ろうと母の決断により、ピザに。ヒゲにチーズがつかないようにしながら皆で
ピザを堪能。あぁ、食った食った。また腹が出そうだなぁ。
美味いもの食った後には必ず訪れる七転八倒の腹痛地獄。あぁ、美味いものを
食ったらダメなのかよぉ……おぉう、便所便所。
痛い痛いと腹をさすれば……あれ？き、気のせいだよなぁ。あはは、そうだよ
気のせいだよ。ふ〜、用も足したしラグナでもやろ……ぐはぁ、痛い〜、また
便所に軟禁かよぉ。
うが〜、痛い……あ、あれ、やっぱり気のせいじゃない？
なに、この左わき腹の妙にぽこんと出たものは？？
いや、左右の腹ぽこんとなってますよ。でもね、妙に左側だけが出てるんです。
何と例えれば……そう、野球ボールが入ってるみたいな大きさで。固くは無い
ものの、押しても痛い、体を曲げて圧迫しても痛い、何もしなくても痛い。
食い過ぎなのかと思って、一眠り。腹も痛いですし、眠かったので丁度いい。
起きたら治っていればいいなぁ……。
うはぁ、治ってないし（涙
食い過ぎが原因ではない模様です。腹減っていても出てます。依然痛いのが
困りもの。家族に見せてみても、やっぱり出てるとのこと。
飲み過ぎ、不摂生、運動不足……なんて原因をずかずか言われて反論ができない
のは、ちょーっと悲しい。だってここ、肝臓か胃の辺りですからねぇ。内臓脂肪
ってのが濃厚でしょう。まさか腹水なわけないですしねぇ、あはは。
酒呑んだら治るんだよなぁ。
卒論？……そういやそんなものもあったなぁ。夏休みに完成させる予定だった
のに、一枚も書いてないやぁ。
テスト？……そういや一つだけあるものの、勉強してねぇや。落しても卒業は
できるけど、取ったら資格もらえるんだよなぁ。
執筆？……そういや詰まって全然先に進まないなぁ。なんだかもう泥沼状態で
終わる見通しすらついてねぇやぁ。
小説公開？……あっはっは、眠気には敵わないからなぁ。昼にビール呑んでたら
ついつい作業するの忘れちゃったよ。まいったなぁ。
エロゲー？……インストールして、攻略記事もプリントアウトしたもののまだ
やってねぇなぁ。誰を調教しようか迷ってねぇ。
オナニー？……昼間はいまいちやる気になれないし、夜は酒呑んで色々するから
つい面倒臭くなるんだよなぁ。ムスコは元気なのに。
ラグナ？……そりゃもう毎日サルの様にやってるさ！
いや、そんなわけでゲーム三昧なんですよ。テスト勉強と卒論はマジで忘れて
いたものの、一応他はやってますよ。気が向いたら。でも何だか最近その気が
向かないんですよ。きっと刺激がないからなんでしょう。
刺激……思えばあれだけ夏に備えて水着が欲しいとひそやかに訴えてきたのに
誰も何も言ってこなかった。逆に友人に「そんなもん貰えたら、逆に怖いだろ」
とか「いい歳して何を言ってるんだ、アホ」と言われる始末。うーん、いい歳
だからこそ欲しがると思うんですけどねぇ。
結果として今年の夏は俺に何ももたらさなかった。青空だって一銭の銅貨すら
くれないと太宰が言ってたくらいです。年に一度しかない夏なんてひきこもり
にはロマンスすらくれないのでしょう。くっそぉ。
なんて考えながら便所に入って用を足していたら……俺にもあったよ、夏からの
贈り物が。今年は手に入らないと思っていたのに、あったよ。
蚊に刺された痕が。
……いつ刺されたんだろう、これ。
ヤツの名は……口内炎。
痛いんだよ、もぉ。右下唇の裏に仲良さそうに二箇所寄り添って。間違って
噛んでしまった時なんて、もうマジ涙ものです。蚊に刺された時のように
潰してしまおうものなら傷口が広がるだけ。
おかげで麻婆豆腐みたいに刺激のあるものや酢の物を食った時は口の中がもう
阿鼻叫喚の地獄絵図状態。楽しい食卓。テレビではバラエティ番組。それを見て
笑う家人。一人悶える俺……。
口内炎はビタミンＢの欠乏から起こるそうです。そういえば最近は果物なんて
甘いからといってまったく食べていませんでしたし、野菜も不足気味。これじゃ
当然体内バランスが崩れます。食生活の改善です。といっても出された野菜を
あまり食わない俺が悪いんですが……。
爽やかモテ系サイト管理人が野菜を食わないで口内炎で苦しんでいるなんて
カッコ悪いです。大体野菜食わないで病気なんて子供じゃないんですから。
しかし不足したビタミンを補うだけの野菜はあまり食べる気になれない。
そんなわけで考えた末の方法、それはチョコラＢＢを呑む。
これなら大丈夫。むしろ毎日呑んでる錠剤に一粒加わる程度なんて歓迎ムード。
最近はそういうのも結構発達しているみたいです。さすがにレモン５００個分
なんてのは信用してませんが、口内炎が錠剤数錠程度で治るのならば、信用
しても損ではないでしょう。
そんなわけで数日前から呑んでるんですが、一向に効きません。数日で結果を
求めるのは少々気が早いのかもしれませんが、気長に待てるのならば錠剤なぞ
頼りません。あ、もしかしたら効かないのはアレが原因なのかも。
二年前のやつだからかも。
そんなわけでやはり昼間はラグナ三昧。がんばって小説公開作業をしようと
決めていたのに何とも意志が弱い限りです。しかし、いいのだろうか。大切な
時間をひたすらネゲーに費やし、気分転換にエロゲーインストールして……。
なんてことは微塵も考えません。いいんだ、明日事故って死ぬかもしれない。
今を精一杯（？）満喫しているのだから。あぁ、もぉレベル上がらんなぁ。
「桐生さんの小説、まだかなぁ〜」
……むっ、天からの声が。そういえば方々から早く続きを公開しろって言われて
いるんだよなぁ。うーん、ならばがんばるか。っと、何だか小腹が空いたなぁ。
なーにかないかなぁ……おっ、寿司があるじゃないか。
聞けばその寿司は婆さんが会合で食った残りを持ってきたとのこと。まぁ多少
乾燥して見えるものの、腹が減っている時はそんな些細なことは気にしません。
ありがたくいただくことにします。
……これ、寿司か？
いや、確かに寿司なんですよ。でもね、触感がパサパサしてるんですよ。口の
中はもうプリッとしたネタを期待していたんですが、いざ食ったら半分干物
なんですよ。水気がほとんど無いんですよ。あぁ、ガッカリ。やっぱり鮮度は
大切なんですよ。
そう、女性なんかは特にそうなんです。かの水田恐竜（エロ４コマ漫画家）も
こう言っていました。煮て（風呂に入る）よし、焼いて（日焼け）よし、生でも
よしな美味しいもの、それは女性の足だと。まぁ、足に限らず女体はすべからく
そうでしょう。無論干してはいけないのです。
華の命は短いのです。二十一歳くらいのおっぱいが最も形がよく、二十六歳
くらいのおっぱいが最も柔らかいのに、二十八歳前後でお肌の曲がり角（だと
思った）なのです。最近は食生活だの環境だの化粧だのを考慮して三歳程度
下方修正したとしても、それでも柔らかくて形のいいおっぱいが存在するのは
数年程度。
仮に１８の彼女がいたとしたら残り１０年ですよ。あ、そういったら失礼か。
でも、あんなにプリンプリンしたものが……干しちゃダメだぁ〜！！
だがこれは男性だってあてはまります。大体男性の方が若い時はえっちな人の
割合が大きいものの、女性だって加齢と共に女性ホルモンが薄れるために徐々に
えっちになるというのを前に本で読みました。ってことは、早々に役立たずに
なってしまうと中年期の夫婦間は冷めてしまうんですよ。要努力です。
しかし努力って一体何をすればいいんでしょうか。とりあえずタンパク質を
多めに摂ればいいのでしょうか。よーし、たくさん卵食べよう。あ、でも俺は
医者にコレステロール高いねって言われたんだった。
……プロテインはヤダなぁ。
打ち始めて幾らもしないうちに、それはやってきました。あ、もしかしてと思うが
早いか、凄まじい突風大波大地震となって。
腹痛いぃ〜（冷汗
別に腹痛や腹下しなんざ日常茶飯事なんですが、今日のはもう思わず誰にとも
なしに「ゴメン、俺が悪かった〜」と言う始末。薬を呑んでも治まりません。
万能薬である酒を呑もうにも酒が無い。しまった、夜に買いに行こうと思った
のが失敗だったのか。あぁ、それよりもマジで腹痛い……。
仕方ないので寝ることに。しかし一向に寝れない。あぁ、冷蔵庫に二つあった
コンビニのサンドイッチを食ったからだろうか。それとも一昨日の夜に羽虫が
一匹だけ入ってしまった酒をもったいないからと呑んでしまったからだろうか。
もしかして昼間のビールを呑んでないからかぁ？
アイタタタタタ、痛い。こんなこと考えても何にもならん。もっと別なことを考えて
気を紛らわそう。そうだな……たまには妄想力でおっぱいの感触でも楽しむか。
直に触ったら怒られるし、触らせてくれる相手もいないし。
全ての神経を右手に集め、脳内で形、肌のツヤ、乳首と乳輪の大きさを作って
から右手をそこに乗せ、伝わる触感や熱、相手の反応などをイメージするのが
脳内タッチプレイの概要。よぉし、えっちなこと考えて忘れ……、
……忘れ、よ……。
わす、れ…………。
痛くて考えられねぇ〜！
びっくりするほど何も無かった夏！
いや、もうここまで何もなかった夏ってのは珍しいです。まぁ、ひきこもって
いるから当然なのかもしれませんが、ドキドキいやんなアバンチュールも無け
れば海に行ってケツに花火を刺して遊ぶこともせず、実に、実にしょうもない
８月を過ごしてしまいました。
ビール腹にヒゲ眼鏡ととっても歳相応には思われませんが、これでも二十二歳の
ヤングマン。まだ青春まっさかりだと信じています。なのに風俗やオナニーで
遊びたい盛りのムスコを我慢させるなんて……。
望んだ未来なんて手に入れることはできませんが、夢見ることはできたはず。
幼い頃に思い描いた自分の漠然とした将来。そう、俺も思い描いてましたよ。
小学二年生の時、初めてオナニーを覚えた俺はセックスってどういうものか
どのくらい気持ちいいものなのか想像もつきませんでした。あぁ、俺が大人に
なったら一体どんな女とやっているのか……そんなこと考えていました。
中学三年生の時、周りのヤツらが彼氏彼女を作っていく中、男からラブレター
もらって沈んでた俺は「今、一緒になってもどうせ高校になったら別々さ」と
しょうもない言い訳をしながらも失恋を繰り返してはオナニー三昧。俺があと
少ししたらこんな自分からはおさらばさ、と考えていました。
高校二年生の時、目的は無かったがとりあえず大学に行こうと考え始めた頃に
思い描いたキャンパスライフ。彼女がいて、一人暮ししてて、仲間と酒を呑み
明かしながらバカ騒ぎ。無論サークルで女の知り合いたくさん。彼女がいない
自分とはこれきりだ。そんなこと考えていました。
大学四年生の時（現在）、現実を知りました。
モテモテな自分から彼女がいればいいなと思い、最近では女友達でもいればいい
なんて思いつつも、それすら叶わぬ現実。あぁ、そうか、こうして人は己の器を
思い知り生きていくのか……。
でも嘆いてばかりでは何も変わりません。祈っていて彼女ができるのならば俺は
今頃モテまくりです。だが何も変わっていないのが現実。そう、何か行動をしな
ければ変わらない！
行動は早い方がいい。とりあえず明日、気分がよければ……、
髪切って爽やかになろう。