狂人日記

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 8月31日
ひたすら酒呑んではネットゲーム三昧の日々。執筆や小説公開を進めようと
意気込んでみるものの、どうもいまいちやる気が起こらない。まぁ、オナニー
すら最近はやる気が起こらないので、それも不自然なことではありません。

しかしこんな俺でもちらほら小説の感想などをいただき、早く新作が読みたいと
言われているものですから、何とかしないと思うんです。でも思うだけで終わり
がちなダメ人間……。

そんなことをぼんやりと考えながら晩メシを食っていたら、テレビで鳥人間
コンテストの模様が映し出されてるじゃないですか。実は昔からこの企画を
楽しみにしているんですよ。各々知恵と金銭を振り絞り、大空へ舞うその姿は
当事者でなくとも感動し、また羨ましくも思えます。

俺は空を飛びたいとか鳥になりたいなんて一度も思ったことが無いんですよ。
ですが一生懸命に飛ぶその姿、無論失敗してすぐに墜落してしまう者もいます
が、それでもみんなと何かを懸命にやり、その気持ちを共有できるってとても
素晴らしいと思います。

思えば最近はそんな体験が無いです。野球や陸上などを部活でやっていた頃は
限界ギリギリまで体を酷使していたからか、または周りに仲間がいたからか
やり遂げた後はすごく感動したものです。陸上の駅伝でアンカーを勤めきった
時なんてセックスよりも気持ちいいものを感じていました。

しかし最近何かをやり遂げると言ったら執筆くらいのもの。孤独に黙々と書き
続け、作品が完成しても何だかこう痺れるまではいかないんですよ、達成感が。
まだどこか悪いところがあるんじゃないか、自分ではいいと思っていてもまた
何か悪いことを言われるのではないか。書き終えたのは終了でなく、そこが
本当の始まりなので安心できないのかも。

しかし本当に一人では達成感を味わえないのでしょうか。いや、そんなことは
無いはずです。エロゲーのCG獲得をパーフェクトにして大声で叫んでしまう
くらいなんです。……そういやエロゲーもしばし遠ざかってるなぁ。でも最近の
エロゲーって萌えばかり追求されていてエロが少ないんだよなぁ。劇画タッチ
には苦手なんだが、なんつーか着色数が増えたために肌もツルツルに見え過ぎて
人形みたいなんだよな。肌の質感、汗などの生々しさを感じさせる液体、そして
何よりも最近のエッチは明るいからなぁ。俺としては暗くて少しジメッとした
和室の畳の上で肌重ねる方がエロく感じるのに……。

でも見えないとイヤなんだよなぁ。


 8月30日
何だかもう堪らないほど眠い日ってあるじゃないですか。ほら、春先の心地よい
陽気の日、冬の寒い日の布団の中とか。そういう時って何かをしよう、何かを
しなければならないと思っていても、ついつい眠気に勝てなくて何よりも布団が
愛しくなりますよね。

昨日呑み会があったんですが、帰宅してからも酒が呑めるほど平気。気持ちよく
就寝。起床も二日酔いなんてことはなく、割にいい目覚め。だが……。

眠い!

何でこんなに眠いのか。誰かが俺に睡眠電波を飛ばしているとしか思えない。
いや、ビールは呑んでましたよ。でも、それでも尋常じゃないくらいに眠い。
これは、そう……睡眠薬を呑んだ時に近い。

だが俺は金も貴重品も無い。眠らせたところで誰にも何もメリットが無い。
あぁ、そんな現実がちと悲しいが、今はそういう問題じゃない。いや、それは
それで問題にしないとイカンのだが……あぁ、もう、眠い!

ならば寝ればいいじゃないかと貴方は言うのでしょうが、起床して一時間半しか
活動せずにまた寝るなんて赤ん坊みたいじゃないですか。時間がもったいない
じゃないですか。えぇ、そりゃ起きていてもゲームやってビール呑んでサイト
巡回して、飽きた頃に小説公開の準備して、それが少し嫌になったらオナニー
しかしてませんよ。でも眠かったらオナニーもできないじゃないですか。

そんなわけでがんばって起きていようと考え、冷たいビールをおかわり。いや
これは……そう、刺激ですよ。冷たい炭酸で体を起こそうと、ね。言い訳じゃ
ないですよ。二日酔いには迎え酒なんて思ってやってませんよ。仕方なく呑んで
いるんですよ、そう、仕方な……あぁ、シーチキンが美味い。

しかしこの方法には大きな欠点が。そう、ビールが無くなったらミッション終了
なんですよ。がんばってアルコールパワーにすがっていたものの、ビールが空に
なった途端にすんごい眠気が俺を襲うんですよ。

堪えきれずに布団の中へ。のび太のように瞬間的に夢の中へ。

寝る前にまほろまてぃっくとエロ四コマ漫画を見ていたからでしょうか、夢の
中でまほろさんにあ〜んなことこ〜んなことを。あぁ、こら、そんなにして
何ていやらしいメイドなんだ。そういうやつにはお仕置きだ。一日中ローターを
挿れたまま過ごすんだぞ。接客中も、家事の時も、外出時もだ。なにぃ、無理
だって?ならば今日はもう止めだな。その火照った体のまんま過ごすんだな。
ん、すみませんだと。だったら最初からそう言うんだな。クックック。

夢だからいいじゃないですか。


 8月29日
金が無くて厳しい状態なのに、今日も呑み会でした。いやぁ、誘われるとなか
なか断れなくてねぇ。ほら、自分が誘って断られたら嫌じゃないですか。そんな
わけで(呑みに)誘われたらホイホイ行ってしまうんですよ。

今日は主にサークルの卒業生を集めての呑み会。久々に呑む人もいるので家に
いる時からちょっとドキドキ。あぁ、ビール呑んで落ち着こう。って、今から
呑んでもいいものなのだろうか……まぁ、白身魚のフライが美味いからいいと
するか。

女体の匂いを、目の保養を充分に楽しみつつ移動し、一次会がスタート。総計
七名。気心の知れた先輩後輩達です。社会に出て働いている人、自分の道を
進む人、単位がいっぱいいっぱいな人、暇で廃人な俺。しかし今日この場は
それを忘れ、以前のように思い思いの話題で周りを盛り上げ、楽しみつつも
酒をあおります。あぁ、美味い。楽しい酒だ。

楽しい気分は帰宅しようという意志を潰してしまうもので、とっとと一次会が
終わったら帰ろうかと思っていたんですが、楽しい気分と周りの雰囲気につい
流されてしまい、二次会へ。二次会はカラオケへゴー。

あぁ、でも何だか今日はあまり歌う気がしないんだけどなぁ。どーせ俺は音痴
ですから、みんなの様にはなかなか……っと、。便所にでも行ってくるかぁ。
って、くっそぉ、後輩が先に行きやがった。まぁ、仕方ない、待つと……え?

おい、お前。そこは女便所だ。止まれぇぇぇ〜!!

そんな声も酔った後輩には聞こえなかったのか、ずんずんと女便所へ。俺は俺で
それ以上の処置はできなかったので、隣の男便所で用を足すことに。

バタン、ガチャン。……ショボショボショボ…………「うわぁ」バタン!

バカだ、最大級のバカだ。ネタじゃなくて、エロ目的でもなくて、素だったのか。
先輩(女)に言われて初めて気付いて、出たら恥ずかしがって……。

今日のMVPは彼に奪われました。


 8月28日
最近は外で呑みに行くとひどい二日酔いになってばかり。昨日も帰宅してから
すぐに就寝。夜中に電話がかかってきて起こされた途端、気持ち悪くなり悶絶。
吐かないと誓って無理矢理寝て、起床時はフラフラ。

これは酒に弱くなったという証拠でしょう。去年くらいなら何ともなかった
酒量でも、最近だとすぐに吐きそうになってしまいます。あぁ、どうすれば
いいんだろう。俺から酒とエロと爽やかさを取ったら何も残らないってのに
……おっと、そういえば昨日買ったビールが冷えてるはず。

はぁ〜、美味いなぁ……って、今日は二日酔い気分。二日酔いの時には水分を
たくさん摂って、アルコールを体外に放出されるのが一番。ビール呑んだら結構
便所が近くなるんで、呑んでるんですよ。あぁ、これも体のため……。

だが酒ばかり呑んでいてはいけない。小説公開にも精を出さないと。っと、精と
言えば最近性欲が減退したように感じるんですよ。何だか萌えなくなってきたと
言いますか、こう燃え盛るような性欲が無いんですよ。

小学生や中学生、高校生の頃は趣味オナニーと言えるほどやってました。えぇ
もうサルのように。金がないものですから妄想で。んで、金が少し入ると本や
ビデオ、エロゲーなんかで発散。

しかし最近はエロ本一冊取ってみても、その使用頻度が落ちてきた様に思うん
ですよ。飽きるのが早くなったとでも言いましょうか。あぁ、もしかしてこれが
大人になるデメリットなんでしょうか。色々な世界を知ってしまったがために
今ある手頃な快楽では体が満足しなくなってきたんでしょうか。

エロを求める意欲も減退してきたように思えます。エロゲーがあってもなかなか
やらない。金があってもエログッズを買いに走らない。婦女子を見ても血眼に
なって妄想しない。……あぁ、もうダメかも。

だが無論まったく性欲が無くなったわけでもありません。昨日は久々に街中に
出ましたが、溢れ返る女子にダイブしようかとも考えましたし、ちょっと性を
匂わせる発言があったりすれば犬のように尻尾振って飛びつきます。

でもね、根本的な刺激が足りないの。夏に水着薄着でイヤンなパワーをもらおう
かと思っていたのに、冷夏。結局寒過ぎて海やプールになんざ行ってません。
くっそぅ、俺の夏を返せぇ〜!

生水着を見せてくれぇ〜(本気涙


 8月27日
気持ちよく、それでいて久々に天気がよくて暑さにうなされていた昼間の十一時
頃に、我が携帯が鳴りました(着メロ:可愛いミーナ)。誰だよ、こんな朝早くに
電話しやがって、このぉ!……なんて思いで出てみると、後輩から。

「桐生さん、呑みに行きましょう!」

はい?急に何を言ってるんだ君は?そもそも他に誰か来るのか?えっ、俺が
最初?あぁ、呑める人で誘いを断らないひきこもりだから……って、おいこの
野郎。うるせぇっての。えっ、行かないのかって?そりゃ行くよ。

てなわけで急遽呑み会が行われることに。んで、呑む場所は俺が何故か決める
ことに。まぁ、いいか。久々にサークルの人間と呑むなぁ。よぉし、外呑み
なんて久々だからガンガン呑むかぁ!!

そんなわけで今日は新しい小説公開を中止して飲み会へ。なんだかんだと言って
七人くらい集まりました。ところで七人と言ったらすぐに侍だの荒野だのと想像
してしまうのは俺だけでしょうかね?

各人の意見を聞いて、とりあえず軽くメシも食えるバーに。乾杯の音頭と共に
皆一斉に呑み始める。うーん、飢えていたのかなぁ。みんないい呑みっぷりだ!

話もバカ話からバカ話、ひいてはバカ話まで実に多種多様な話を繰り広げつつ
自分で呑みまくり、後輩に呑ませ、楽しい呑み会でした。カクテルばかりの店
だったんですが、何杯呑んだかなぁ?十杯以上は呑んだかなぁ?

まぁ、酒には弱い俺。二次会なんてものもなく、終電で帰れることにちょっと
安堵したりして、乗り過ごすこともなく帰宅。あぁん、普通の一日だ。あ、でも
あれですよ。

久々に大漁の女臭を嗅ぎました。


 8月26日
とりあえず報告として小説公開第一弾がこの度目出度く終了いたしました。
いやぁ、ちまちまとタグ打ちするのは非常に面倒だったとは言え、同じ文章を
二つも載せていて気付かなかったってのは疲れていたんでしょう。えぇ、もう
ゴメンナサイ。

とまぁ、いつもの俺だとこのタグ打ちの不毛さをつらつらと書き連ねるので
しょうが、今日の俺はちと違います。

それは今日の夕方の頃、IRCチャットでお喋りしていたんですよ。常連さんと
初めての人とを交えて楽しい会話。常連さんとは先日オフ会をしたので面が
割れています。初めての人は無論俺の顔を知りません。

ネットや掲示板などの出会いで仲良くなると、相手がどんな顔立ちなのかを
知りたいと思う人は多いはず。そうして一度顔を覚えれば更なる親近感が沸き
上がっていくのでしょう。オフ会などがその典型ですね。

それで、例によって初めての人が俺はどんな顔立ちをしているのかと興味を
持ったんですよ。ただ俺は芸能人をあまり知らない。誰に似てるのって質問
されても答えられない。大きいヒゲ眼鏡の男としか答えられません。うーん
どうやって答えようかなぁ……なんて考えていたら、常連さんが、

「桐生さんは大きくてカワイイよ」

……へ、カワイイだって?俺が??

風俗嬢や呑み屋のマスター、そしてそこの常連(見知らぬ人含む)に加えて
家族にまで歳より十歳近くは上に見えると言われた俺がカワイイ?

正直自分は渋くてダンディーだと思ってたのに、他人が見ればカワイイ?

そうか、俺は爽やか系じゃなくてカワイイ系だったのか!

昔から喋らなければ爽やかだのなんだのと言われてきました。酒豪オフの時も
意外に爽やかだったと言われました。仕草がセクシーだと言われたことだって
ありました。落ちついてるとか寡黙、頼りになるとも今まで生きてきた中で実に
様々な誉め言葉(?)をもらいました。が、カワイイってのは初めてです。

ならばその路線を突き進めばいいのでしょうか。カワイイのは女の子に人気が
あるってのは昔も今も変わりません。しかしいきなり路線変更なんてできるの
でしょうか?一体どうすれば可愛さが向上して行くのでしょうか?

根本的に優しさや努力など良い面はひけらかさず、コッソリ見せるのが美徳だと
……いや、その方がカッコイイと俺は思ってます。ならば可愛さもコッソリと
出すしかありません。

とりあえずキャラクター物のパンツをはくことから初めて見ようかとも思い
ましたが、そんなものは持ってません。第一見せる場面が全くと言ってもいい
程にありません。では仕草でカワイイところをアピールしましょう。

おっ、そうだ、これからアレを実践しよう。うん、これならさりげない。よぉし
これからは……、

コップを持つ時は小指を立てます。

でも、それって前からやってたような……。


 8月25日
思いがけず恥ずかしい事件が我が身に降りかかっても、なかなか対処できない
時ってあるじゃないですか。ど、どうしよう、こんなの誰かに見られたら。あぁ
でも、……どうすりゃいいんだ?ってのが。

そういう時にいかに冷静でいられるかって結構人間として重要なことだと思うん
ですよ。日常の危機を落ちついて対処できる、それは即ち危急の時での対応をも
できてしまうってことだと思うんです。

でも、なかなかそういう時って落ちついて行動できませんよね。頭ではわかって
いても、理論では把握できていても、体がちゃんと動かないってのが。普段から
そういった状況の克服のし方を覚えていないとなかなか実行には移せません。

そんなわけで人はしばしば見苦しいパニックを引き起こすのだと思います。

いやね、今日も何だか腹の調子がおかしかったんですよ。昨日もちょーっとだけ
呑み過ぎたからかなぁ。ん〜、腹痛かったり下したりするのはよくあることだと
言ってもやっぱり……アタタ、薬呑まないと。っと、ビールもついでに。

さてと、薬も呑んだしビールは美味いし。これで心おきなくラグナが……くそぉ
今日もできねぇのかよ。ちゃんと管理しろよなぁ。あ〜あ、サイト巡回でもして
から小説公開作業でもするか……ん、腹痛い。

ま、放っておけばその、う……ち……あぁ、腹痛い。ご、ごめんなさい、もう
悪いことしませんから……アタタタタ、こりゃ便所行かないと俺はロンリー
スカトロボーイ
として一生重い十字架を背負うことになってしまう。

慌てて便所に駆け込み、鍵を閉める。だが、今日は風が少し強かった。便所は
窓を開けているため、風の力でドアがなかなか閉まらない。力を込めれば重い
十字架を背負う羽目に。だが閉めないと恥ずかしい。

HP1で宿屋に着いたゲームの主人公の様にがんばってドアを閉め、ズボンを
下ろし……間に合ったぁ〜♪

用を足し終えても腹は依然痛い。それに何だかまだ出そうな気もする。仕方なく
もうちょいだけ居ようと持ち込んだ『かりあげ君23巻』を見て気を紛らわせる
ことにします。んー、ちと寒くなってきたなぁ。

バタン!

うぉ、ドアが開いた。ま、マズイ、ちゃんと鍵がかかっていなかったのか。あぁ
くっそぉ。いや、今は過去を悔やむよりも現実の問題を解決すべきだ。あー、でも
ドアノブは遠くて手が届かない。仕方ない、立って閉めると……。

ゴン!

ああああぁ、足が痺れて立てない。おかげで正面の壁に頭ぶつけちゃったじゃ
ないか。あぁ、恥ずかしい。だがこんな姿を見られたらもっと恥ずかしい。
ともかく何とかしないと。

立てないのなら、ドアノブに手が届かないのならばドアの端(蝶番の方)を
思いきり指で押せば……だ、ダメだ。風が強くて無理だ。握力100kgとか
無いと無理だ。あぁ〜、どうしよう、どうしよう。

完全にパニックです。本当はすぐにケツを拭いて出てしまえばいいものを何故か
あられもない姿で解決しようとする俺。そんな俺が取った苦肉の策は……。

痺れた足でドアの下に足を入れ、引き寄せる。コレです。

ああぁ、足が痺れていたーい。足もドアの角があたって痛い。ってか、こんな
姿を見られたらもうダメだ。誰も通りませんように、どうか誰も通りません
ように……。

幸い心は傷付きませんでした。


 8月24日
それは日記を更新し終えた昨晩のこと。ラグナをやろうにも繋がらない、だが
他に何かいいゲームは無い。仕方ないから少々早目に執筆でもしようかと思い
書く準備をしていたら、3月29日の日記で登場したほふく前進式オナニーを
開発したオナニー傭兵から久々に電話がかかってきました。

一年近く連絡も取り合っていなかったんですが、やはりそんな時間の差なんて
ものはすぐに消えて行きます。近況報告やら何やらと話すこと三十分ばかり。
割と近場に住んでいるのに合わないのもなんだから今度遊ぼう、その時は事前に
電話くれよと言って、通話終了。さて、書くか。

っと、書く前にサイト巡回でもしよ……ん、電話か。っと、傭兵からだ。はい
もしもし、どうした?

「なぁ、車どこに停めればいい?」

へ、まさか今日来たの?

慌てて外を見ると傭兵の車が。急いで誘導して彼を迎え入れてやります。時刻は
大体十二時頃。まぁ、酒を買ってきてくれたので全面的に許します。

電話で話すよりも、やはり直に話した方が何事も伝わります。疎遠になって
しまった友人の情報交換、バイトのこと、進路のこと……あぁ、こいつはあの
頃と変わらないなぁ。うん、俺が便所に行ってる間にこっそりエロ本読む
とこ
も、変わってないなぁ。

俺だけ酒も入り、和気藹々と話しているウチに何やら傭兵が携帯でメールを
チェックしては嘆いているじゃないですか。どうしたのかと訊くと、何やら
出会い系サイトなどを見ては一喜一憂しているとのこと。ははん、コイツは
本当に変わってない。まぁ、そんな出会い系サイトなんて頼るな。そんなの
なかなかひっかからないんだから。で、お前は未だにほふく前進式でやって
いるのか?ん、オナニーはあまりしてないって?傭兵が訓練を怠るとすぐさま
死に直結するんだぞ。

「いや、彼女いるからさぁ」

……ん、おぉ、そうなのか。で、彼女と言う名のエロ本は何だい?パピポか?
ジャンボか?キャンディータイムか?ん?

「いやぁ、付き合って一年近いんだけど、ほら」

……あ、あの、このカワイイ娘さんがそう、なの?

傭兵、お前もか……。

思わずプリクラが貼ってあったスケジュール帖を放り投げ、殺意の波動をもう
これでもかと発散する俺、なだめる傭兵。呑んで気分を何とか落ちつかせました
が、これはまた大問題です。

そもそも何故か我が友人達はカワイイ彼女ばかりを手に入れる。お世辞抜きで
見ればカワイイ。そんな友人達の過去を知ってる俺としては幸せになって欲しい
なぁと思いつつも、コイツ等がただでさえ少ない女性を、しかも上物の女性を
手に入れていると思うと……喝!

そんなこんなで朝方まで傭兵とお喋りしていたんですが……。

二日酔いになったのは何故だろう?


 8月23日
とりあえずこんなものを作ってみました。いやぁ、友人に教えてもらったんで
すが、面白いですね。ちとはまってしまいました。

んで、全然話は変わりますが、住基ネットをみなさんはご存知でしょうか?
詳細はよく知らないんですが、何でも住民に十一桁の番号を与え、国家がその
番号を管理することによって役所での手続き(住民票取得など)が自宅でも
できるだかってやつです。

ただ、政府がその案を強引に押し通してしまったがためにハッカーが来たら
どうするのか、今年はサービスが受けられるのか、そもそも個人情報が漏れて
しまわないという保証はあるのか、使い道がないだろ、ってか、国民総背番号
制度と何が違うのか、そんなことより俺は夏なのに痩せないなぁ……なんて
国民の不満タラタラなのも事実。俺を含め家族もいい顔をしていません。

だって住民票取ることなんてほとんどないですし、そんな役所での用事なんて
そもそもありません。年金の用事くらいのものでしょうが、それとて年に一度
くらいのもんです。それよりも個人情報がだだ漏れる方が遥かに怖いですよ。
防衛庁だってハッキングされたんです。地方の役所くらい簡単でしょう。

そんなことを考えていた我が家にも、先日住基ネットの個人コードが送られて
きました。はっきり言って十一桁なんて覚えられません。十一桁で覚えている
のは自分の携帯電話の番号くらいなもんです。こんなのいりません。でも一体
どうすればいいのか……。

ここで立ち上がったのは我がオヤジ。いつものように酒を買いに今日も外出
したものの、なかなか帰ってこない。まぁ、どこか寄り道でもしているんだ
と思い、俺は自室でゴロゴロ。小説の公開作業でもしていようとカタカタ。
しばらくしてオヤジが帰ってくるなり、我が部屋にやってきて、

「住基ネットのヤツ、ウチはサービス停止にしてもらったから」

……はぁ?!

サービス停止にしてもらった?!

話を聞くとそんな意味も無いものに従う気は無い、法的な強制力だって無い。
そんなもののために個人情報の漏洩の可能性を持たせるのは危険だと役所で
話し合った結果、何と住基ネットから外してくれたとのこと。まぁ、本当は
外していないのかもしれませんが、そうなったら裁判物です。詐称罪(?)に
でもあたるのでしょうか。

でも、俺にはそんなことはある種どうでもいいことです。本当に大切な、現在
より切実な問題はアレなんですよ。

酒税を安くして欲しいんですよ。


 8月22日
徐々に小説を公開し始めて早一ヶ月弱。他の人のところは何とか創意工夫して
見やすい一方、我がサイトのやつは読みにくいなぁ。どうやったら読みやすく
できるのかなぁ。……いや、我がサイトは内容で勝負だというのが初志だった
はずじゃないか。そうだよ。……でも、意見が俺の耳には届かないなぁ。

なんて更新する度に考えていたんですよ。折角書いたものです。誰かの目に
触れてもらい、あわよくば意見を聞きたいじゃないですか。誰にも見せずに
何かを書いてはそのままなんて、オナニーと一緒ですよ。

あれほど「読みたいなぁ」と言われていたのに、徐々に公開しても誰も何も
言ってこない。うむむ、やはり長いからだろうな。いや、全部公開してない
から何も言えないだけかも。でも、あぁ、何か意見を聞きたいなぁ。

なんて考えていたら、言われましたよ。そう、日記を書き終わったあと友人の
チャットで。おぉ、どんなこと言われるんだろう。ドキドキするなぁ。こんなに
緊張するのは久々だなぁ。お、面白いと思われてるのかなぁ。それともやはり
苦言なのかなぁ……。

『副詞、反語や逆接が多く、一人称と三人称の区別がつきにくく読みにくい』

ぐはぁ、苦言の方だったかぁ。

久々に貴重な意見をもらって嬉しい反面、へこみました。まぁ、俺はプロでも
なんでもない、ただの暇潰しに文章書いてる人間なもんですからそういう苦言の
方が多くなるのは仕方ありません。ってか、面白いよと言われても素直にその
意見を受け入れられずに勘ぐってしまう癖があるので……あぁ、矛盾した我が
気持ち。困ったもんです。

しかしこれはある種いい機会かもしれません。俺だって来年再来年は働かなく
てはいけません。好きなことばかりやってるわけにもいきません。今書いている
作品を完成させたらやめるのもいいかもしれません。

かのゴッホは生きている間に売れなくても売れなくても作品を作り出し続けて
いました。死後はみなさん承知の通り偉大な画家となりました。が、俺はそんな
ことは無理です。書けばそりゃ誉めてもらいたいですし、つまらねぇとかお前は
ダメだよなんて言われてなお書き続けることは厳しいです。百の誉め言葉より
一の批判が刺さります。

まぁ、現在公開されている作品の他に過去の作品と現在の作品を合わせてあと
四作くらいは公開するつもりです。

そんな曇り空の一日。


 8月21日
それはこの日記を書き始めるほんの数分前、午後十時半頃のこと。

いつものように日中はゲーム三昧、あぁ俺は今日もまた同じ様な一日を無駄に
過ごしてしまった。小説公開の更新をしようと思ったものの、何だか今日は妙に
眠かったから、それもできなかった。はぁ〜、日記に何を書こうかなぁ〜。
小学生の時分のように『昼まで寝てました。昼からゲームをずっとずっとやって
いました。晩御飯は昨日のカレーの残りでしたが美味しかったです。』なんて
ので済んでしまう一日をどう書こうかなぁ……なんてこと考えながらコーヒーの
お湯を沸かしていたんですよ。

で、お湯が沸くまでの間に二階に置いてあったコーヒーカップを一階に持って
行ったり、一階に置いてあった一升瓶を二階の自分の部屋に持って行ったりと
ちょこちょこ往復している間にお湯が沸き、淹れることに。うむ、いい匂い。

コーヒーも淹れ終わり、さて日記でも書こうかとコーヒーカップを持ちながら
ゆっくりゆっくり階段を上っていると……、

モワァ〜〜

うぉ、何だ??妙に右足が生暖かい??ってか、ちょっと湿ってる??

その一段、たった一段、真ん中(中腹)よりすこし下側のある一段だけが妙に
生暖かかったんですよ。その他の段は何とも無し。驚きはしたもののコーヒーを
こぼすと大変なので、そのまま何事もなかったかのように自室へ。そして一息
つくと、さっそく確認に戻ります。

見た感じ、どこも濡れてはいません。そして、先程の段と思しき場所に立って
みても、他と何の変化もありません。では、もしかしてコロ(愛犬)がそこに
小便でもしたのでしょうか?

今日コロは諸事情により、我が家にはいませんでした。したがってコロの小便
ではありません。そもそも、まだコロが上れるような高さではない場所なのです
から、これはありえません。では、誰かがお湯でもこぼしたのでしょうか?

オヤジは体が悪く、歩行も辛いので意味も無く階段を降りることはしません。
今日は夕方からずっと二階の居間で酒呑んでました。母親は九時頃から仮眠を
していましたし、爺さん婆さんはそもそも階段を上ってくることはありません。
ってか、老人は早寝です。八時には就寝していました。渚も居間で洗濯物を
畳んでいましたし、三十分以前には一階に行ってないとのこと。

つまり、俺以外は少なくとも三十分は階段を上り下りしてはいないのです。
そもそも三十分前に事が起こってたら(例えばお湯でもこぼした)それなりの
処置(拭くとか、自然乾燥)が行われているはずですし、また思い出してみて
下さい。俺はコーヒーのお湯が沸くまで、階段を往復しているのです。その
時は何とも無かったのです。

コーヒーをこぼした?それはありません。こぼしたら足元にかかるのですぐに
わかりますし、それに濡れている形跡はなかったのです。

例えるならば、生き物がついさっきまでそこにいたのを踏んだような、生き物の
残り暖かさ(電車などで座ると前の人のケツ熱が伝わるみたいなやつ)を踏んだ
ような感触。あれです。

……季節外れの幽霊かなぁ?

何回か日記にも書きましたが、我が家はそういう霊の仕業にしか思えない謎の
現象がしばしば起きます。トイレのドアノブがまったく回らなかったり、誰も
いないのに物音がする、テレビのスイッチを切ってるのに血塗れの生首が映って
いたり、触れてもいないのに勝手に電化製品が作動したり、白い人がすぅっと
部屋を横切って行ったり……実に様々です。

守護霊じゃないのか、ご先祖様の霊だ、はたまた墓地に割と近いと言えば近い
ので居着いてるだとかってのはあります。でも、でもね……。

もっと大人しく見守っててくれぇ(涙


 8月20日
本日の最高気温が20℃以下なんて馬鹿げた寒さの札幌の夏。みなさまいかが
お過ごしでしょうか。とりあえず俺は日々ラグナ三昧です。

しかしこれではイカンと思うわけで、たまにはコロ(我が家の犬、サモエド)と
遊ぼうと思い立ち、早朝に遊んであげました。

我が家の犬も生後一ヶ月をオーバーしたくらいです。が、かなりデカイです。
噛まれたり引っ掻かれたりすると血が出ます。そんなわけで気をつけて相手を
しようと思うのですが、ヤツはやたらと飛びかかってきます。そうして足に
しがみついたまま。座れば虎の敷物みたいに、ぺたぁ〜となります。

基本的に俺は一日中パジャマ。夏なので半袖半ズボン仕様です。ですから露出が
激しいために……痛いんですよ。もうね、爪とかひっかかるとミミズ腫れなんて
当たり前。下手すりゃ流血ものです。あぁ、足が傷だらけ……。

やはり大人しく部屋にいるのが一番です。昼間にやっていたベストキッド4を
見ながらビール呑んで、ラグナをやって……って、それがダメだとさっき自覚
したばかりじゃないか。

よぉし、ここは小説公開を進めるために作業しよう。てなわけで黙々と更新
作業。加筆修正をしながら、サイト巡回したり、気晴らしにエロ本読んでたり
あぁ、夏だってのに俺は暗い部屋にひきこもってパソコンいじって。これじゃ
爽やかから程遠いように見られてしまう。大体若いエネルギーをオナニーで
ばかり発散するなんて勿体ないよなぁ。しかしオナニーしてカロリー消費して
いるはずなのに一向に痩せないなぁ。ananでオナニーで痩せる夏なんて
特集くまないもんかな。だったらそれに感化された婦女子がこういう雨の日に
同じ様にひきこもって「あぁ、今日も雨かぁ。まったく、これじゃ全然夏って
感じがしないよぉ。折角買った水着も着れないまま終わるのかなぁ。……そうだ
ちょっと着てみよう。着ないままってのはもったいないし。……あ、あれ?
私ちょっと太ったかも。あぁん、これじゃ別の意味で着れなくなっちゃうよぉ。
あ、そうだ、こういう時こそオナニーダイエットしよう。えぇと、最初は弧を
描くようにおっぱいをゆっくりと揉んでから……んっ、徐々に下へ手を滑らせ
股間の辺りを撫で、て……」
なんてことしてるかもしれないのに。そうしたら
くどき文句は「君と同じ星を見てる」から「君と同じ時間にオナニーしてる」
変わるのかなぁ。

なんてこと考えながらとりあえず今日分の小説公開作業は終了。あぁ、たまには
こういう健全な一日を送らないと心身が腐ってしまう。

オナニーばかりだと腐りそうです。


 8月19日
昨日友人の助力があって、復旧した我がパソコン。友人達が帰ったあとに日記を
更新して、さーてラグナのパッチを落し直すかと思い、再接続。もう怖いものは
ありません。本でも読んで待っていることにします。

……20分後。

あれ、さっきからまったく進んでいない?

……ま、まさか、嘘だろぉ?!

えぇ、ご想像の通りまたもフリーズです。そしてイヤな予感はことごとく的中
するものでして、やはり再起動したらパーティションが見つからないぞ
我がパソコン様が怒っていらっしゃるじゃありませんか。

だが、慌てることはありません。友人がBIOSをいじって何かしていたのは
覚えているんです。さっそくBIOS画面を開くものの、肝心の何をしていた
のかがわからない
ので、開くことしかできません。泣く泣く友人に電話。

夜中の一時近くに友人二人に来てもらい、さっそく直してもらうことに。ほぉ
ここをこういじるのか。なるほどねぇ。なんて感心することしかできません。
完全にボンクラっぷりを発揮した俺。やはり次に頼むことはラグナのパッチを
どうやってフリーズさせずに落すか。これです。

友人立会いの下、起動。やはりフリーズ。何度やってもフリーズ。イヤになる
くらい、あと10%ってとこでフリーズ。クライアントを再インストールしてみた
ものの、やっぱりフリーズ。

「あ〜、こりゃウィルスかなぁ。パソコン自体がいかれてるんだわ」

えぇ〜、だったらラグナできないの?折角久々にやって楽しいと思えた矢先に
これかよぉ。……って、おい、今度は何をやってるんですか、カタカタと??

「ほぃ、桐生さん。どう?」

あ、あぁ、ラグナのIDとパスワード入力画面だ。普通ならパッチをちゃんと
落さないと入れないはずなのに、まさか……パッチ飛ばした?!

解説しよう。パッチ飛ばしとはそのデータを受け取らずに無理矢理ラグナの
世界に入ってしまうウラワザである。様々な変更点は本部で直し、そのバグ
修正データをパッチとして配り、傍目からバグが無くなったようにするので
ある。だからパッチを飛ばして入ったら、データは本部にあって正確だけど
修正部分がデータとして我がパソコンまで届かないので、例えば日本語表示が
おかしかったのがパッチによって直ったしても、我がパソコンで表示すると
バグのままなのである。

まぁ、できないよりは、少々不具合があってもできる方がいいです。本当は
あまりいいことではないんですけどねぇ。ともかくできるようにはなったと
言うわけです。嬉しいので友人が帰ったあとに渚にキャラを作らせたりして
遊んだり(ロキサーバー、ピンクのロング髪の佐倉渚)、自分のレベルを
上げてみたり、あぁ楽しいなぁ。

今日も起きたら一日中やりっぱなし。夕寝の夢の中でもやってました。

昨日の約束はもう忘れていました。


 8月18日
それは久々に陽気のいい日の昼下がりでした。いや、五時も越えていたので
夕暮れってとこでしょうか。

ラグナばかりやってはいかん、小説を少しでもアップしますと友人のチャットで
昨晩公言してしまった手前、ちくちくとアップのための作業をしていたんですよ。
あぁ、ゲームやりたいなぁ。誰が我が小説読んでいるのかわからんのに、こんな
ことしても無意味なんじゃないかなぁ……なんて思いつつも、自画自賛しながら
黙々と。

何とかアップし終えると、ご褒美を与えられた子供のようにラグナを起動させ
ます。あー、ようやくできるんだー……ん、新しいパッチ(バグ補修だとか諸々の
データ配布。たまにそれ自体にバグがあって泣ける)がきてる。お、おぉ、随分
たくさんくるなぁ……。

っと、ようやく終わったか。さーて……ん、何かフォルダが自動作成されてる
けど、これはなんだろう。まぁ、いいか、これもきっと仕様だろうし。

なんて呑気に逃亡者の歩き方なんてのを読んでいたら……フリーズ!

ま、まぁフリーズすることなんてネット生活ではよくあること。慌てることは
ありません。落ちついてキーボードからの強制終了……できない?!

し、仕方ありません。ここはパソコンに負担がかかりますが、電源オフの終了
しかありません。そぉら、ポチっとな。で、すぐにまた電源オン。

……

…………

………………あれ、Windowsの画面にならない?

おかしいんですよ、今まで一度もなかったんですよ。フリーズして電源をオフに
しても、パソコン様からちゃんと終了しなかったからエラーチェックするぞ
怒られてたくらいなのに、今回に限ってパーティションが見つからないぞとか
言うんですよ。ところでパーティションって何だろう?

ともかく起動できません。これは本気で困った。とりあえずは自力で何とか
しようと起動ディスクを使ったりしますが、何をやっても反応しません。いや
DOSの使えない俺がそもそも何かできることなんてありません。

困った時は友人頼み。最近こんなことばかりで呼び出していますが、決して
俺が悪いわけでは……ないと信じたいです。ともかく来てくれるとのことで
俺は待つのみ。待てば海路の日和ありです。果報は寝て待て。

夜八時半頃に友人三名が到着。さっそくチェックしてもらいます。ん〜、何を
しているのかサッパリわからないが、ともかく俺よりは遥かに起動ディスクを
使ってなにかをしています。

「あ〜、桐生さん。これハードディスク認識してないわ。ダメだわ」

ど、どういうことですか?

「ん〜、要は壊れたってこと」

……なにぃ!俺が何をしたぁ!最近こういうこと多いけど、今回はマジで崩壊
したんですか?そうなんですか?!

愕然とうなだれる俺。憐れみながらぽかんとしている友人二人。依然パソコンの
前で何かをしている友人。あぁ、金が無いからハードディスク買えないよぉ。
ってか、大切なデータがサイトだけと言ってもツライなぁ。こうなりゃ素直に
バックアップ取っていればよかった……。

打ちひしがれ、どうしようかと思い、このまま友人達と歌って気晴らしでも
しようかと思った矢先……あっ、復旧している!

何でもリソースがいっぱいの状態(フリーズ)した時に電源による強制終了を
したためにBIOSがハードディスクを認識しないまま切れたため、次回から
ハードディスクが認識されないまま起動されてしまったとのこと。

なるほど、BIOSかぁ……俺には使えねぇや。

BIOSもDOSもわからない俺は、今度またこういうことになったら一体
どうすればいいのでしょうか?勉強するのが一番なんでしょうが、はっきり
言ってパソコン関連は入門の壁が高過ぎます。となると、俺にできることは
なるべくパソコンに負担をかけないことです。

一日中ゲームやるのはやめます。


 8月17日
さて、首尾よく昨日はラグナのクライアントを手に入れることができた俺です。
当然ながらやらないわけはありません。ありえません。過去(3月頃)に猛然と
やっていた俺です。ネットゲー廃人になりかかった俺です。さぁ、いざ……あれ?
何故にやる気がドバッと湧いてこないのだろうか……。

とりあえず思い出されるのは黙々と不毛なレベル上げの記憶。一方なかなか
思い出せないのがパスワード。こ、これは困った。やる気以前の問題だ。
う、う〜んと、なんだったかなぁ……。

30分程考えてようやく思い出しました。なーんだ、アレと一緒だったんだった
なぁ(無論秘密♪)。さて、とりあえずやってみようか。

……接続者数9600人?!

な、なんだこの数は。以前は3000人程度でも動かなくなっていたのに、一体
大丈夫なのだろうか……。幾ら日本にサーバーが置かれたからといっても限界が
あると思うぞ。何と言ってもあの重力社だからなぁ……。

なんてのは杞憂でした。おや、意外に軽いじゃないか。それに経験値が増えた
からなのだろうが、サクサクレベルが上がって行く。ただ、敵がとんでもなく
強くなっている……俺、こんなに弱かったかなぁ?

ともかく格段にアップグレードされたので、当面こればかりやっていそうです。
また、こんな生活に逆戻りです。

起床と共にラグナスタート。(午前十一時)
 ↓
ラグナやりながら昼メシ。(午後一時)
 ↓
ラグナやりながらビールタイム。(午後三時〜四時開始)
 ↓
昼寝、もしくは風呂&夕食のため、一旦切断。(午後五時半〜九時)
 ↓
とりあえず食後のラグナ。(午後九時)
 ↓
日記の執筆と定期サイト巡回。(午後十時)
 ↓
ラグナやりながら飲酒。(午後十一時)
 ↓
時折ピンクタ〜イム。(???)
 ↓
呑み潰れて就寝。(午前六時)

……こんな生活ではモテ系から遠ざかってしまいそうです。他人と会話する時の
ネタにもなりません。むしろ引かれます。こ、これはいけません。何とか従来の
爽やかモテ系に戻さないと……。

ただ、一旦執着してしまうとなかなか他に目が向かないのは俺の悪い癖です。
マルチにはまっていた頃は一万数千円も出してフィギュアも買いました。また
ナチュラルシリーズにはまっていた頃は人生をそのためだけに費やしていました。
何かにとんでもない集中力を生み出せると言えば聞こえがいいのですが、これが
一歩間違って人間に向いてしまうとストーカーになるかも?

ただ、人にはあまり執着しないんだよなぁ。まぁ、爽やかモテ系管理人たるもの
常識人でなければいけません。当然です。俺は(多分)ジョースター家の血統なの
ですから。

しかし、常識人とはいえども、夜の生活は何が常識なのかわかりません。当然と
言えば当然です。前でばかりやってたら飽きられます。後ろでやったら嫌がる
人もいます。千差万別です。ちなみに俺は……、

縛られている女体に興奮します。

ロキサーバーでkiryu-kという赤髪白ひげ剣士がいても石を投げないで下さい。


 8月16日
昨日は具合が悪くて早々に寝たために、今日は朝の十時頃に起きるなんていう
健康極まりない一日の目覚めから始まりました。

だが、とりたてて何もやることがない。いや、ここ数日何だか忙しかったので
執筆も小説公開も進んでいない、果ては卒論なんてのもそういえばあったなぁ
なんて思いつつも、依然具合が悪いために無理はできません。

ただ、それでも何かしよう、せめて小説のアップだけでもしようとパソコンに
向かう俺。とりあえずいつものIRCチャット(#kyoujinではない)を開いて
おきます。これはもう日課なので。よし、さぁ公開に向けてがんばろうかな!

「桐生さん、ラグナロクのβ2面白いぞ」

ぬ、俺を惑わす悪の声がチャットから聞こえてくる。無視しておくか……と
思ったら何か送られてきた。ん、画像?何だろう、エロかなぁ……。

開いてみたらラグナロクβ2の画面。綺麗です、カッコイイです、萌えです!
特にソフィーというモンスターがカワイイ。俺の中でラグナロクアイドルの
ムナックを越える勢いだ。あぁ、こんなの見せられたら……公開やめた。

数枚送られてきた画像を見ていると、今日は作業する気が失せて行きました。
明らかに画像配布の友人は確信犯です。ちくしょう、でも俺はラグナロクが
できないんだよぉ。だって公式サイトのFTPダウンロードが落ちているから
クライアント(ゲーム起動に必要なプログラムみたいなの)を新しく落として
ゲームできないんだよぉ。

いいなぁ、羨ましいなぁ、画像をポンポン送りやがって、自慢かコノヤロウと
恨み節をチャットでのたまっていたら神の声が。

「俺がクライアント送ってやろうか?」

おぉ、素晴らしいアイデアだ。公式から落せなかったら友人からもらえばいい。
とりあえずラグナロクはまだ課金されていないので非合法でもなんでもないです。
さっそく回線からデータを送ってもらうことに。

だが我がISDNで380Mを受け取るのに約18時間かかります。マジで洒落に
ならないほど時間がかかります。それを見ていた割と近所に住んでいるチャット
友人がデータをCD−Rに焼くから取りに来いと言いましたが、外に出るのが
極度に面倒な俺はパス。じっくり受け取る方を選択しました。

メシを食ったり、ファミコンをしたり、ネットサーフィンをしたり、風呂に
入ったりしながらじっくりと待ちます。あぁ、それにしても長いなぁ。まぁ
送り終わるのが夜中の三時だから仕方ないんだけどな。晩飯でも
食ってくるとするかぁ。

阪神が負けてちと不機嫌になりながらメシを食い終えて部屋に戻り、パソコンを
見てみると、何と回線が切断されましたの文字が。慌てて友人に再度送って
くれと頼んだが、友人の方も何やら再送信をミスした模様。

ああああああああぁ、マジでショックです。100Mショーック!

もはや茫然自失です。今日一日は一体何だったのでしょうか。あぁ、今日も
また無駄な時間を過ごしてしまったのか。何かを期待していただけに衝撃が
凄まじいです。三途リバーをゆらゆらと渡りかけそうです。

「あのさ、今から焼いてやるから取りに来なさい」

とは札幌にいる友人からの声。面倒ですし、しかも夜も十時半です。これから
日記を書かなければいけないというのに……。断ろうとしたら、チャットのログ
画面に「いってきまーす」との文字が。あぁ、仕方ない、俺も行くか。

行く途中にファンキーな海帰りと思しき兄チャンから「どぉらぁ」なんて声を
いただきながらも、気にせず目的地へ。ヘロヘロになりながらCD−Rを受け
取ると、エロ本を買って帰宅。

よぉーし、さっそく日記書いたらラグナでもやるぞぉ……。

「桐生さん、これからシャットダウンだってさ。残念だったな」

エロ本見て再開を待ってるさ!