狂人日記

トップページに戻る


 11月15日
昨日雪降る中を自転車こいでいたからでしょうか、はたまた疲れていたくせに
オナニーして体力消耗したからでしょうか、目覚めると喉がとんでもない痛さに
なっておりました。えぇ、きっと風邪でしょう

もしかして風邪ひいたのは六月にソープ行って風邪ひいた時以来かも……。
ずっとひいていなかったようにも思うし、こうしてみるとたかだか5ヶ月。まぁ
そんなに頑丈ってなわけじゃないので俺にしちゃあ持った方かも。

風邪ひいても熱はあまり出ないんですよね。大抵喉か腹に来る。そして頭痛や
倦怠感の末に熱。ま、熱まで出れば諦めもつくんですが、いかんせん喉が腫れる
だけってのが多いので、いまいち風邪ひいたってのは理解されません。

でも喉痛いとメシはおろか水も呑めないんですよね。タバコなんて気晴らしに
吸おうもんなら不味いの苦しいの。喉風邪の場合は一気に相性悪くなります。
メシだって水だって辛い辛い。うわーん、メシが美味くないよぉ。

でも酒はやめません。昨日も普通に呑んでいましたし。いやね、呑めないなんて
ことになったらそりゃ大変なことですよ。ある意味俺の健康バロメーターです。
呑めないなんてことになったら、そりゃアナタ、もう入院しちゃいますよ、俺。
呑めるのは元気な証拠。まぁ、まだ大丈夫ってことですかね。

ひき始めが肝心ってのは風邪薬のCMでお馴染みのフレーズ。ここは大事を
とって根治した方がいいでしょう。栄養のあるものを食う、トローチ舐めたり薬
呑んだり、布団に入って汗かいたり。……なんかイヤラシイなぁ。

「先生、雑炊できましたよ〜」

いいとこに来たな、渚。さぁ、こっちへおいで。

「せ、先生、何だか妙に危険な目をしてますけど……」

雑炊よりお前を食った方が栄養になるだろう。さぁ、脱げ。そしてトローチの
代わりに俺のモノ舐めれ、そして一度呑むんだ。その後は布団で汗かこう。

「何で私がそんな……それに全然風邪の治療と関係無いじゃないですか」

じゃあ口移しでトローチでも……。

「むぅ、熱あるんじゃないんですか?大人しくしてなきゃダメです!」

でも寝てるだけってつまらんもので、普段ゴロゴロしてぇなぁって考えていても
風邪ひいた時って何だか無性に動いたりゲームしたり何だりってしたくなるん
ですよねぇ。夜にはちょっと体調よくなったかなぁって油断していたら次の日に
またダウンしたりだとか。食うものもそんなに食えないしね。

あぁ、雑炊が美味い……。


 11月14日
天気のいい日、爽やかな目覚め。こんな日は家でゴロゴロしていたいと思うのは
出不精の俺だけなのでしょうか。まぁ、ともかく起きれば雪が積もっていたけど
晴々としていたんですよ。でも、どこかひっかかる天気だった。

メシを食いながらサイト巡回したりして、さて今日は免許取るために自動車学校
入校手続きでもしようかと考えていたんですよ。マジで。その時点でもしやと
思い、外を見てみることに。

ゆ〜きのふ〜るま〜ちよ〜♪

……あんなにも晴れていたのに、何故たった30分もしないうちにこんなに雪が
降るんだ。フザッケルナァ!絶対狙ってるだろ、この天気。どうして俺が外出を
決めたら降るんだよ、雨とか雪とか。前見えないんだよ。

しかし一度行くと決めてしまったので、行くことに。カバンの中には必要な書類
やら住民票やら金やら。31万円。何かのはずみで紛失したり、また魔が差して
その金持って酒呑みに行ったりソープに行ったり……。

そんなこと考えてる間に自動車学校に到着。すっかり雪塗れ。係員のオッサンに
ティッシュを渡される。無論オナニーなどはせず、素直に濡れた眼鏡や顔を拭く
だけにしておく。そして邪な考えがこれ以上膨らまないうちにとっとと手続きを
済ませることに。サヨナラ大金、こんにちは教習の日々。

あぁ、イヤだ。すっげぇイヤだ。天気ですら免許を取ろうとする俺の邪魔をする。
たかが書類もらったり手続きするだけでこんな感じだ。絶対事故起こすってば。
カンベンしてくれよ。でももう金払ったから後戻りできないしなぁ……。

帰宅途中に従姉妹の家に行き、面白いゲームは無いかと訊くとFF1がある
とのこと。おぉ、やったぞぉ。こんにちはFF、さよなら卒論。そんなわけで
ウキウキ気分(死語?)でゲームスタート。おぉ、プレステ版なだけにさすが
綺麗だなぁ……。さて、始めるとするかぁ。本当はプレステ1でやりたいが生憎
プレステ1のメモリーカードは全部貸しているんだよなぁ。仕方ない。ここは
エロDVD専用機となっていたプレステ2でやるとするかぁ。

メモリーカードが認識されませんでした。


 11月13日
えぇと、昨日更新できなかったのはやっぱり外で呑んできたからです。もう外
では呑まないとか前に宣言したんじゃなかったのかって?……君ぃ、そんなに
過去に拘っていちゃ大きくはなれないよ。

はい、俺の意思が弱いだけです。いやぁ、やっぱりどんなに失敗しようが結局
酒が好き。離れられないね。んでもって、昨日も割と呑んできたんです。だから
帰宅した頃には眠さ大爆発。すぐに布団をかぶって夢の中へ。

呑めば天国、覚めれば地獄。起きたのは朝の六時半。寒いのなんの。あげくに
気持ち悪いときたもんだ。最近疲れがたまっていたので二日酔い気味になったの
でしょう。軟弱なり。鍛え直さねば……でも今は酒はいらねぇや。

二日酔いのお供は水。酔ってるってのはアルコールが酸素と結びつき、酸欠に
なっている状態。だから呑み過ぎると呼吸困難になったりするのです。ヘタを
すれば死んでしまいます。だから血中アルコール濃度を下げるため、水が最も
効果的なのです。水呑めば血が綺麗になりますから。

当然水を呑めば排出します。呑み過ぎると吐きますが、適度に呑んでいれば
小便として出ます。この時アルコールの滓(老廃物)も出るので、水呑んで小便
して、ゆっくり寝ているのが二日酔いにはいいのです。

しかし水ばかり呑んでいれば飽きます。飽きるどころか吐きそうになりますし
小便ばかりしていりゃ体の栄養(ミネラルだとか塩分だとか)も出ていきます。
翌日になれば腹だって減ります。でも具合が悪いから食えない。食えないけど
腹が減るなんてものすごくワガママな状態になります。

そんな時に味噌汁。豆腐でも入れて呑めば水分や栄養は摂れますし、かつ腹も
膨れる。おまけに豆腐は消化にいいし、負担も少ない。本当に体が欲している
物を食った時に真の美味さがわかると思うんですが、二日酔いの時の味噌汁は
涙が出るくらい美味いです。

そんなわけで今日も朝から具合が悪かったので水飲んで味噌汁飲んでまた水って
繰り返しつつゴロゴロしていたおかげで回復。また呑めるようになりました。

いやぁ、たまには生活に役立つサイトとしても立ち回らないとねぇ。いつも煩悩
妄想失敗談ばかりじゃないんだと、ここでアピール。これぞ爽やかモテ系。英語で
言うなら……わかんない。

懲りるくらいなら呑んでません。


 11月11日
そりゃあいつものことなんですけれど、パソコンの前に日がな一日座っていれば
精力だって減退していくってもんです。昨日久々に「家本」ってエロゲーやった
ものの、一発しか抜けない。ファーストプレイだったのになぁ。悪いのはゲーム
なんだろうか、はたまた我が愚息なんだろうか……。

それもこれも卒論を書いているせいに違いない。割と真面目にほぼ毎日卒論を
書いているからなぁ。その上、今日は新作小説をアップしましたしねぇ。久々に
原稿用紙十枚程度の作品を書きましたよ。

まぁそれはどうでもいいとして、座りっぱなしだと色々体にも弊害が出てきます。
運動不足、筋力低下、体重増加、視力低下、パソコン障害、そして

痛いのよ、もぉ。単に下痢のし過ぎでケツの拭き過ぎなだけかもしれませんが
とにもかくにもケツの入り口が痛い。拭く度に「くぉっくうぅぅぅあったぁ!」
よくわからん声にならぬ叫びをしながら拭く俺。しかし拭かないと人としての
尊厳を失うことに。いかーん、がんばれぇ〜……でも痛い。

いやね、ウオッシュレットはあるんですよ、我が家にも。三ヶ所便所があって
そのどこにも設置されてるんですよ。十六年も前から。でもね、ダメなんです。
未だにあれは使えないんですよ。一種のトラウマです。

あれは、そう……我が家が建った十六年前、俺が六歳の頃のお話。

新居にはしゃぎ、家中を探検していた俺はふと便意を催して便所へ。そこには
妙な形の便器が。だが込みあがる便意に疑問は勝てず、用を足す。そしてケツを
拭きながらふと便座の横に妙なボタンを発見。洗浄、ビデ、温風と書かれており
丁寧に簡単な絵もついていた。

何となく意味はわかった。これはケツを洗うものなんだと。噴水のような絵の
おかげでケツに水をあてるものだと。だが、だが一つだけわからなかった。

……ビデってなんだ?

聞いたことの無い未知の言葉。何語なのかすらわからない。ただボタンの配置
ならびに人に水をあてているその絵から洗浄で肛門を直撃、ビデで周囲を洗い
仕上げに温風なのだと思った。んで、肛門はもう拭いたので、ビデを試してみる
ことに。スイッチはとりあえず強に。

ウィィィィン……シュバババババババババッ!!

うひゃああああああああああああぁ……。

睾丸に強水流直撃!しかも止め方わかんねぇときたもんだ。あまりの衝撃と
驚き、そして得も言えぬ嫌悪感。たまらず逃げる俺。下半身丸出し&濡れ濡れに
しながら情けない顔で逃走。放出し続けるビデの水。たぁすけてぇ〜。

それ以来、二度とウオッシュレットは使っていません。下血しようが痔がひどく
なろうが血を出し続けようが、一切使ってません。使えません。

そして今日も便所でうめく俺。


 11月10日
それは午前九時半頃の出来事。

寝たのが午前五時半くらいだったのと、ちと夜中に友人のギター(仮名)と久々に
電話していたり酒を呑み過ぎていたり……とにかく疲れていたんですよ。そう
オナニーもできないくらいに。

それでいつものように十二時頃まで寝ているつもりだったんですが、その事件は
何の予告も無しに襲いかかってきました。

寒い朝、布団にくるまりながら夢の中でエロビを見て興奮していたら……、

ギャリリリリリリリリリ……ガシャーン!

「どうしたの!」「何っ?!」

凄まじいタイヤのスリップ音、衝撃、そして家族の悲鳴。いかに鈍い俺ですら
さすがに起きました。えぇ、スリップ音の時点で。

最初は爺さんがまた何かやらかしたのかと思ったんですよ。気にしないように
寝ようと思ったのですが、何やら騒ぎがひどい。場所も俺の部屋の前っぽい。
我が部屋が二階にあるのですが、その外側に面した一階部分で起こった模様。
気になってブラインドの隙間から何事かと覗く。

……花壇にオヤジの車が咲いてる?!

外には雪がうっすらと積もっており、花壇にはオヤジの車が咲いており、家族は
そこに集ってはギャーギャー騒いでいる。うん、状況が掴めないなぁ?

麦茶を飲んで、布団で寝直しながら考えることに。

雪→オヤジの車がスリップ?→花壇に突入、家の門柱にぶつける→車半壊。

な〜んだ、そんなことかぁ。はぁ〜、眠い眠い。寒いなぁ、ったく。誰だよ玄関
開け放しているヤツは。何てロクに自体も把握せず、二度寝。

十二時頃に起床。オヤジが怪我して病院に行ったと聞き、結構な事故になったん
だなぁと人事のように思いつつ、壊れた車を見に行くことに。

フロントガラスは運転席のところが粉々に。車の前側は崩壊。うわぁ、これって
かなりやばいんじゃないの?玄関口の門柱も崩れているし……また入院か?

そんなことを考えていたらオヤジが帰宅。見た感じ擦り傷があるくらいで別に
平気そうに見える。検査してもどこも異常がなかったらしい。おいおい、アンタ
バトルサイボーグかよ。車あんだけ壊れてよく平気だったなぁ。

免許取る気、40%ダウンしました。


 11月9日
それは夕方。雪降る日の夕方。卒論をそこそこ進め、サイト巡回などにたっぷり
時間を使っていたら小腹が空いてきました。普段は腹が痛くなるためにあんまり
間食はしない俺。当然夜食も食いません。しかし腹が減った。

腹が痛くなったら薬を呑めばいい。この言葉を思い出した俺はカップうどんを
作る。空腹時の五分は長い。だがついつい「待ってる時間」を忘れるために少し
サイト巡回なんかをしていたら「食うこと」すら忘れてのびかけになる。

ずるずると食ってたら妹が我が部屋にやってくる。ベッドに寝転ぶなりテレビを
見始める。一体コイツはなんのために。テレビくらい自分の部屋で見てろと言い
かけたものの、意外にそのテレビが面白くてつい見入ってしまう。不覚。

うどんを食い終えると満腹。幸せいっぱい、腹いっぱい。すっかり熱くなった
ため、上着を脱ぐ。マッスルボディがアメリカンヒーローのようにババーンと
……なんてことはなく、妊婦のようなボテ腹が。いや、そりゃ妊婦に失礼だ。
う〜ん、まぁ典型的なオッサン腹。着痩せするねと言われ、パッと見そんなに
太っているようには見えない俺だが、脱ぐとすごいんです♪

いやまぁそんなことはどうでも……よくないか。ともかく妹の前でそんな腹を
晒していたら妹が一言、

「あのさ、スーツ着れるの?」

ば、バカにするなぁ!とは言えるわけもなく、自分でもちょっと不安になったり。
いや、スーツ買ったのが今から四年前。大学の入学式前に購入したんです。
その頃はちと太ってきていたとは言え、まだまだマラソンマンっぽい体型。

そんな自分に合わせて購入したスーツ。太るからと予想して少しウェスト周りに
余裕をもたせて購入したスーツ。あれから袖を通したことは一度もありません。
成人式は参加せず家で酒呑んで過ごしていましたしね。

四年ぶりにはいてみるズボン……おっ、結構大丈夫じゃ……う、ぬぅ。

キツイ!

はけるにははけたものの、かなりキツイ。メシ食ったばかりってのを差し引い
ても、これはやばいのでは。上は当然余裕で着れたが、ねぇ。気になってタグを
見てみるとウェスト82の文字が。うぁ、あの頃の予想した遥か上を俺はいって
しまっていたのか。あの頃はブカブカもいいとこだったのによぉ。

オナニーで痩せないかなぁ?


 11月8日
起きてみるといい天気、居間に行けば退院してきたオヤジ。帰ってきた途端に
ビールを呑むどこか嬉しそうなその姿を見て、入院はしたくねぇなぁと思って
みたりなんかして。酒呑めないってのは辛いよなぁ。

そんなことをぼんやりと考えつつ、今日こそは免許の書類を取りに行こうと少し
意気込んでみる。帰ってくるなりオヤジが「まだ書類すらもらってきてないのか」
なんて多少イライラしてたし……うむ、ここは安心させてやろう。

そんなわけで天気もいいし、二時になったら書類を取りに行こうと思い、メシを
食う。酒も今日の分は無いだろうから買ってこないとなぁ……。

メシを食い終え、着替えをしていたらパラ、パラッと不吉な音が聞こえ始める。
もしかして、いやそんなまさかと窓を見ると……雨だぁ!

またかよ。今日は昨日と違って調子いいのに、また雨かよ。しかも段々強くなり
始めているしよぉ。あ〜あ、今日も無理かぁ。仕方ない、オヤジに今日も無理と
伝えるか。お〜い、今日は雨降ってるから天気になったら行くわ。

「いや、行ってこい」

マジかよ。何でわざわざ雨降ってる日に行かなきゃならんのだ。仕方ないなぁ
傘さして行くか。幸いまだ行けない程の雨ではないしな。

てなわけで傘さして自転車に乗って外出。寒い。久々に吸う外の空気は冷たい。
だがちょっと気分よかったり。う〜む、出るまでが面倒なんだよなぁ。出れば
そんなに面倒には感じないんだけどね。

てなわけで自動車学校へ。やる気なさそうな事務員から書類をもらうと、次は
コンビニへ。酒を買いに行かなければ。ま、たまにはこうして体を動かすのも
いいねぇ。っと、コンビニ到着。酒買ってとっとと帰りますか。

……訂正。雨の日に外出するもんじゃねぇ。コンビニを出れば外は豪雨でした。
確かに家を出た時から強くはなっていたが、ここにきて本降り。ジャンバーは
多少水を弾いてくれるからいいとしても、ジーンズが冷たい。行き交う女子高生
などは傘を持ってきてない様子で、ズブ濡れになりながら自転車を走らせてる。
当然下着もベチャベチャだろう。

「もぉ、学校行く前は晴れていたのに急に降るんだもんなぁ。サイアクだよ。
雨は冷たいし、寒いし、風邪ひいちゃう。早く帰ってお風呂入らないとなぁ。
あ〜あ、家に帰っても一人。誰か一緒にいてくれないかなぁ。って、あの人
ちょっとかっこいいかも。傘さしてるヒゲがダンディーなメガネのあの人と
一緒にいたいなぁ。ついでにお風呂なんかも一緒に入ったりして、その後は
二人でえっちしたりして、またお風呂入って……って、ヤダ、私想像力逞しい
からなんか濡れてきちゃったかも。あ、雨だよね、うん」

濡れた女体は艶っぽいですなぁ。自転車ですれ違う女子高生を見てほんの少し
もう気持ちの気持ちくらい幽かなものですが、ちょっぴり雨が許せました。

でも天気のいい日に外出したい。


 11月7日
ん、どうしたのそんなにじっと見て。そんなに私が珍しいの?

どうしてこんなとこにいるのかって?

ふふふ、捨てられたのさ。今はこんな汚い身なりの私だけど、昔はそれなりの
女だった。愛されていた時もあった。それこそ一晩中。拒みなんかしなかった
わよ。だって私もそれで幸せを感じていたんだから。

他人と比べてそれほど優れているってわけじゃないけど、私だって自信はあった。
魅せる術はある程度ならわかっていたし、どこをどうしたら喜んでくれるのかって
のも、わかっていた。たまに満足してくれないこともあったけど、それでも大体は
喜んでくれたわ。そんな彼を見て、私も気持ちよくなっていたのかもね。

でもね、そういうのっていつまでも続かないものね。新鮮さってのを求めるから。
私は彼がいれば充分だったけど、彼は移り気。すぐ色々な女に手を出していた。
たまに私のところに帰ってくることがあっても、段々と少なくなっていった。

私もバカだったわ、そこで自分から終わらせておけばよかったのにさ。でもね
気付いた時にはもう遅かった。ついに私に飽きた彼はあろうことか友人に私を
好きにさせたの。

イヤだった。彼に抱かれていないのが。でも本当にイヤだったのは、もしかして
久しぶりに抱かれて昂ぶっていた私自身にだったかも。求められるのが嬉しくて
応えてあげるほどに存在意義を見出せて、私はいつしか彼を忘れていった。

前の彼を忘れかけ、今の生活にようやく満足行くところだったのに、彼は私を
捨てた。「飽きた」そう一言残して……。一人残された私は降り頻る雨の中で
ただ立ち尽くし、それから思い切り泣こうとした。でも、泣けなかった。

それから色んな男が私の上を跨いで行った。そうして段々私もすれていった。
仕舞いには汚いだの何だのと言われるザマ。たまに私を求める男がいるけれど
最近はそれもめっきり減った……。

私はもう昔の私じゃない。今はボロボロのゴミクズ同然。でもね、もし貴方が
私を拾ってくれるのなら私は精一杯優しくしてあげるわ。傷付いた分だけ私は
大きくなれたと思うから。

私はだれかに尽くさないと、生きていけないの……。

つまんないこと話しちゃったわね。何でも無い。ほら、貴方は好きな道を行けば
いいのよ。こんな私に目を奪われていちゃダメ……。

なんて道端に捨てられていて少し雨水を吸ったエロ本ってこういう感じだから
妙にエロく感じるのかなぁと思った昼下がり。腹痛地獄に七転八倒しながらも
こんなこと考えていた俺。立てないくらい痛かった。

でも昼から二回ほど抜いてたり……。


 11月6日
起きてみれば今日はいい天気。数日前は雪が降っていたのが嘘のように暖かい
一日の始まり。いやぁ、すがすがしい一日になりそうだ。

折角の天気。自動車学校にでも行って、免許取得のために入学書類でももらって
こようとメシを食いながらふと思う。いやぁ、先月に取るとか言っていたんです
けど、何だかあまり取る気にはなれないんですよね。事故を起こしそうな気が
これでもかってくらいありますし、出不精ですし、いつも酒呑んでますし、金は
かかるし、ラグナは課金されてもやりますし、目は悪いし、まぁ、色々。

だが早く取れと家族からせっつかれている日々。最近は天気が悪かったので晴れ
たら書類もらってくると言い訳して先延ばししていたんですが、今日はこれでも
かってくらい晴れてる。仕方ない、行かないと晴れてるのに何故行かなかったと
また晩飯の席で言われてしまう。

そんなわけでいそいそと外出の準備を始める。着替え、サイフを持ち、顔と髪を
洗って……ふぅ、すっきり。

……あれ?

……間違い探しじゃねぇよなぁ?

……これは現実だよなぁ、おい。

なんで大嵐になってるんだ??

もうね、マジでビックリしましたよ。だって顔洗う前は晴れていたんですよ。
顔洗い終わって外見たらすんごい土砂降りですよ。これでもかってくらい大雨。
なんだこりゃ。

まるでマンガのような出来事。しばし唖然呆然。これは免許を取るなっていう
神様からの啓示ですか?そういや前回も行こうとしたら天気が悪く、その前は
オヤジが入院。うむむ、恐ろしい。

やはり免許はいかん、取るなと世界が俺に訴えかけている。なんて家族に話して
みると自動車学校じゃなく病院へ行けと言われそうなので「雨が降ってたから」と
無難に今日行けなかったことを伝える。一同納得。うむ、これで万事解決、あとは
雪が降ったら来年取るとか言えば問題無いか。そう考えていたら渚が、

「でも、夕方にはやんでましたよね」

はっと気付く家人達。そしてついと向けられる俺への視線。痛い。

いつから俺のやる気は雨に繋がった?!


 11月5日
基本的に家にばかりいるので、食事なんかは単調になってしまいがちな毎日。
昼に起きて食うメシは基本的に俺が作ります。ん、何故渚が作らないのかって?
そりゃあ一応時間を決めて生活しているものの、起きてすぐにはメシを食べれ
ないために、しばらくしてから食うことがしばしば。そのため自分で用意する
ことが多いのです。

しかし調理するのが面倒な俺は味噌汁に卵かけゴハン、瓶のフルーツ牛乳という
組み合わせがほとんど。最近はキムチも食ったりしますが、あまり劇的な変化は
ありません。

人間質素なゴハンの方が飽きないと思いますが、さすがに同じ物ばかり食うと
飽きてきます。単調な生活には刺激が必要です。単調な食事でもそれは一緒。
夜は食事時間が家族と一緒のために変化に富んでいる、朝は寝ている、ならば
昼の食事に変化をつけてこそ人生を楽しむ自分になれる。

しかしとっても胃弱な上に吐きやすいために、あまり濃いものは食えません。
ラーメンなんかは大好きなんですが、そんなもん食ったら悶絶地獄に陥ること
必至。便所と結婚です。

しかし麺類大好きな俺。スパゲティなんかは週に二度は食います。カルボナーラ
だろうがパルメザンチーズかけまくり。さすがにペペロンチーノなんかにゃかけ
ませんけどね。まぁ、そんなわけでスパゲティは好物なので割と食います。

ただ、好きではあるがそこまで好物ではないくせによく食べるのがカレー

多いです、カレー。不思議なくらい多いです。別に注文しているわけでもない
のに多いです。だが嫌いなわけじゃないので、断ることなどしません。

そんなわけでこれも週に二回は食ってるのですが、この二回はスパゲティなど
とは比較にならないんですよ。数字のトリックですね。

何故か。それはカレーなんかは作り置きが可能なんですよ。だから昼用に作れば
夜も食う。夜に作れば昼も食う。作る回数は一回だが、二度は食う。カレーは
大抵大きい鍋で作るので、必然的にそうなってしまいます。スパゲティを作り
置きしても美味しくはないです。カレーは作り置きした方が美味しいです。

そんなわけで今日もカレー食ってたわけなんですが、ふとカレー粉の材料って
何だろうと気になったんですよ。いつも食ってる割には知らないことだらけ。
ミステリアスな女と一緒。てなわけでカレー粉のパッケージの裏を見る俺。

中辛バーモンントカレーの原材料名をじっくり見ていく。牛脂、小麦粉、豚脂
砂糖、食塩、でんぷん……なんだ、イメージ通りじゃないか。って、おや?

チーズ……そんなもん入ってたのか。あなどれん。

ココア……え、ココア?甘さは砂糖やフルーツペーストで充分なんじゃ??

わかった、カレーの色付けだ(違


 11月4日
近い将来どの職につくのかはわかりませんなんて言ってること自体職探しすら
していないダメ人間なのですが、まぁともかく仕事の展望なんてものは見えて
こないのが現状。それでもやりたいなぁと思う仕事はあるわけで、俺の場合は
小説家。だが果てしなく遠いので、もちょっと現実味を出してゲームのシナリオ
でも書きたいなぁと。応募しようかとも考えてますしね。

で、まぁそのゲーム業界、主にエロゲー業界に目を向けてみましょうか。

よくコンシューマ(家庭用ゲーム機)を古くからやってる人達は俺を含め、心の
どこかで昔のゲーム、いわゆるレトロゲーってのに郷愁を感じたりします。あの
頃の方が難しかった、表現する術が無いのにあそこまでみんな熱中できたのは
ひとえにアイデアと単純さ故の奥深さだ。今は一見豪華に装飾されていても所詮
昔の焼き直し。たかがゲームに芸術性などを持たせようとするからダメだ。とか
ちょっとした評論家気取りになってみたりね。

俺自身最新のゲームよりは過去の物の方が好きです。わかりやすい平面ドット絵、
単調ながらも耳に残る音楽、そして様々なアイデアによるゲーム性。操作方法の
単純さやストーリーのわかりやすさなども好印象を抱けます。

対して最新のゲームは3Dによる華麗だが一見してわかりにくい図、滑らかに
見えてどこか不自然なキャラの動き、操作方法やシナリオの複雑化、古いゲーム
ではバイエルのような音楽もオーケストラのようになり、圧倒されるが長時間
聞き続けていると疲れる音楽、そして無駄に長いムービー。

思い出は美化され、過去の方が比較しやすいから好印象を抱きがちです。だが
それでも俺は過去の作品を推します。だって今のゲームって容量がでかいから
色々できる反面、長くて。失敗すれば何度も見させられる強制ムービー、一回の
プレイ時間が長くて二度も三度もやれなく不完全燃焼(取れないアイテム、見れ
ない場面など)のまま終えたり、3D酔いしたり……。いつしかゲームは息抜き
ではなくストレスを溜める結果となってしまいました。

企業の方もレビューによって売上がかなり決められてきたところから意識が変化
していったのでしょう。一つ当たれば模倣に走りがちになるのは製作時間と資金が
増えたから。リアルを追求するが故にリアルをより強く意識するための違和感。
製作者もそういう意味では自由にならなくなったのかも。

エロゲーに話を移しましょう。コンシューマに比べるとエロゲーなどはそれほど
コストをかけずに作れます。同人で作れるくらいです。いや、あまり大きな会社
なんかを比較されたらきりがないから、比較的ってことね。そんなもんで参入
しやすく、また低コストで作れるので遊び心の幅が広いです。

でもやっぱり凝り過ぎによる疲れが否めなかったり、何度も何度もクリアしな
ければ結末がわからなかったりする強制があったり、エロじゃないエロゲーが
溢れていたり……。ゲーム業界は終末感すら漂います。しかしそれは新しい世代
からしてみれば、その世界こそが楽しめる場所なのかもしれません。

そう、それは先日先輩の家で後輩と呑んでいた時のお話。ネタで借りてきたと
意気揚々とビデオをセットする後輩。ビデオのラベルにはシスタープリンセス
なんて不吉な文字が。簡単に説明すると、ある日突然12人の妹ができた、妹は
一人の例外も無くお兄ちゃんにラブラブ。さぁ、どうしようってお話。

ゲームはやったことがあるし、ある程度の知識はあった。だが「お兄ちゃん、
大好きです」
なんて声を聞いた瞬間にその場の全員がぶっ倒れる。無論悶えた
とか萌えたわけじゃなく、これがメガヒットを飛ばしている現実に。

これが売れるとは世も末だよななんて話す俺と後輩の背中は煤けていたはず。
だがこれが今の王道なのかも。機を衒っては外しまくるエロゲー会社が多い中
これだけ現実味もクソも無く、何のメッセージ性も無いのが売れるんですから。
だがこれがストレスを感じない、息抜きのゲームの現代の本質なのかも……。
ん、となると俺もこういうの書かないとならんのかなぁ。

ずっとずっと、一緒だよ♪


 11月3日
それは今日の昼飯時のこと。妹とメシ食ってたんですよ。もちろん家でね。んで
適当に楽しく話ながら過ごしていたのですが、ふとこんな会話が出たんですよ。

俺「そういやさ、よく貧乏長屋だとかにいる身も心も荒んだようなオバハンいる
  だろ。痩せこけていて、ちょっと釣り目っぽくて、小豆色の服着たような」

妹「あぁ、ひっつめ髪のね。うんうん。それがどうしたの?」

俺「んで、そういうのって必ずちっちゃくて白い紙みたいなのが二枚貼ってる
  よな。あのいかにも貧しさを象徴するような。あれって何だ?

そう、アレです。イメージ掴めますか?1cm角程度に切られた紙吹雪の紙の
ようなもの。あれを何故か知らないが昭和初期の貧乏なオバサンみたいな人は
額の横に貼ってますよね。あれには一体何の意味があるんでしょうか?

ピップエレキバンにしてはおかしい。あんなところに貼っても効果はあまり無い
ように思えますし、何よりそんな昔からあるとは思えない。

民間療法の一種なのでしょうか。薬草か何かを塗ったものを固定させるために
ああしているのでしょうか。う〜む、それも何か違うように思う。

オシャレのようには到底思えない。スパイラルテープのようにも思えない。また
別の疑問ですが、どうやって貼りついているのだろうか。

気になってネットで調べようとしても、名称の欠片もわからないので検索不可。
あれは一体どんな名前で、どんな効果があるんだろうか……?

前に疑問を抱いていた女性のパンツのあて布の部分はステッチなのかクロッチ
なのかと言う疑問はネット検索の結果、クロッチだと判明したんですよ。いや
前に本読んでいて、同じあて布をステッチだのクロッチだのと言っていたので
どっちが誤植でどっちが正解なのか、ずっと疑問に思ってたんですよ。

んで、最近クロッチが生理帯と判明し、あぁこれがパンツのあて布の部分なんだ
なんて一人で納得。さすがにこんなことは他人には質問できませんしね。何と
言っても俺は爽やかモテ系なんですから。

だがこれは名称がある程度わかっていた(ステッチ?クロッチ?あて布)から
こうして正解を得られたのです。しかし今回の疑問である謎の額の張り紙は
まったくノーヒント。どうでもいいことかもしれませんが、答えが気になる。

そんなわけで答えを教えて下さい。メールでも掲示板でも何でもいいです。

日本で何人知ってるのだろうか。


 11月2日
まだ、あなたに会いたくはなかった。

あなたと最後に会ったのはいつだっただろうか。少し思い出すのに時間がかかる。
つい最近だったような気もするし、とても前のようにも思う。

お互いに出会うのは避けられないことなのかもしれない。そういう運命なのかも
しれない。

だけど僕はどこかで願っていた。

あなたと会うのが辛いから、もう少し待って欲しかったと。

あなたはいつも唐突に僕の心を乱すから……。

優しさも厳しさも、一瞬後には変わるから……。

安寧を求める僕には辛かった。

だけど、もうそうも言っていられないんだね。

ならば僕はあなたを受けとめよう。

仕方が無いとか、定めだからとかじゃないんだ。

あなたに会えないのが、少し寂しかったから……。

雪だぁぁぁぁぁぁぁ〜!

もうね、マジでビックリですよ。昨日執筆の合間にチャットしていたら同じく
札幌に住む友人が「雪降ってきた」と。妙に寒いけどまさか雪なんてと思い
窓を見てみたら、本当に雪が。ひぃ、本当に雪だ。もうそんな時期なのね。

んで、その時はどうせ明日には溶けているだろうと思ってさして気にせずに就寝
したんですよ。酒も呑んでたし、暖かい暖房もあったんでグッスリ。

起きたら積もっていました。


 11月1日
困りました、えぇ困りました。その問題をどうしようか数日前から考えており
まだはっきりとした答えを出せないままです。いやぁ、困ったなぁ。

ん、何をそんなに困っているのかって?

いやね、前に一万ヒット企画でエロSSを載せると言ったんですよ。で、それを
公言したところ、エロやなんかはこのホームページのサーバー主であるジオに
怒られてしまうぞ、と。怒られるだけならまだしも、数日間の停止やサイトの
消滅なんかもあるわけで……。

とりあえず一本書き終えたんですよ。20枚くらいかな。で、それをとりあえず
アップして挿絵は後に加えようとしたものの、エロ小説やエロ画像はマズイとの
こと。うむむ、だが折角書いたものを闇に葬るのはもったいない。ここは何とか
規約の間隙をついて出そうではないか。てなことでサイト開設して約九ヶ月目に
して、初めて利用規約を読みました。……作る時は師匠がバババッとスペースを
取ったりカウンター付けたり何だりしたために、読んでなかったんですよ。師匠
曰く「そんなもの読まなくても普通は大丈夫だから」と。

で、ドキドキしながら規約を読んでみる事に。えぇ〜と、エロについて書かれて
いる部分はっと……あ、これか。

第3項 ヌード、ポルノなど猥褻、猥雑な内容を含むコンテンツの表示の禁止

……よく、わからん。そもそもどの範囲がポルノでどの範囲が芸術なんだよ。
そこらへんの境目って微妙だよなぁ。そもそも猥雑だけで言ったらこの日記も
猥雑な範囲に入るだろうし、エロゲーレビューもマズイのでは?

じゃあ大本のヤフーの規約でも見るか……と、これね。

禁止事項第1項の3行目 〜猥褻・猥雑なもの、品性を欠くもの〜

……え、えぇ〜っと品性うんぬんは自分じゃ判断しづらいなぁ。そもそも高尚な
日記書いてもなぁ。オナニーとかいう単語出している時点で高尚とは言い難い。
だが下品だと認めるのはイヤ。俺の私生活はそこまで下品なんかじゃねぇ!

判断に迷ったところで友人に規約と我がサイトについて話してみると、

「今はいいかもしれないけど、有名になったらアウトじゃない?」

そうね。だが、この問題は避けては通れない道。別に今回のエロSSのみならず
日記や新しい小説なんかが検閲に引っかかったとしたら、お手上げです。例え
真面目な創作物だと言い張ったところでアウト。う〜ん、レンタルサーバーを
借りなきゃならなくなるのかなぁ。しかし年に7000円。別に払えない金では
ないが、たかだか一万ヒット&一日40人の来訪者規模なのにサーバー借りる
ってのはなぁ……。

とりあえずSSお披露目は待って下さい。